しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2010年12月19日日曜日

テスト

 今日は妻が実家にお歳暮を届けに行くというので、朝食後ちょっと待たせておいて蕎麦を打った。妻の実家は人口がわが家の2倍なので二八で1kgを打った。通常は500gから700gくらいで打つことがほとんどなので、少し緊張した。やはり、こねて延すのは良かったが、切るのにもたついてきれいに切れなかった。2枚に分けて切れば良かった。
 道具を出したついでなので、従姉のW家にも700gを打ち、3回目に自分用にも700gを打った。これを4人前に分けて3人前は真空パック袋に入れて冷凍庫に入れ、冷凍保存実験。残る一人前は冷蔵庫に入れて明後日に試食してみる。なぜ明後日か? 宅配便で翌日配達になる東京へはすでに或る女性詩人にクール宅急便で送ってゆでて食べていただいてOKが出ているので、宅配便で翌々日配達の地域へも大丈夫かどうかというテストをするため。

2010年12月11日土曜日

三軒分

 本日は、わが家かかりつけの歯科医院、先日長いもをたくさん頂戴したYさん、など三軒分の蕎麦を外二八の600gで3回に分けて打った。蕎麦を打つことより、道具を出したり片付けたりが面倒なので、いっそ三軒分を一気にということで、午前9時頃から11時半ころまで楽しく蕎麦打ち。
 今月初めに製粉した粉を使用したところ、それ以前のものより水回しの際に立ち上がってくる香りが強く感じられるようになった。ということは、玄ソバの問題ではなく、粉の碾き方に問題があったのだったと納得。
 同じ玄ソバでも碾き方で風味が変わる!!

2010年12月9日木曜日

小細工終了

101209sobakirihoutyo.jpg 蕎麦切り包丁の鞘と柄がほぼ形になった。鞘はもう少しカンナとやすりをかける必要があるし、柄も白木のままでは汚れがしみこむので塗装をしなければならないが、以前こね鉢の塗装に使ったカシューが残っていたので塗ってみた。色が薄いので、最低でも3回くらいは重ね塗りしないと色合いも艶も良くならない。
 ちらちら雪も舞い始め、厳寒の地では家庭菜園も3月まで用はないので、この冬は工作でもして過ごそう。

2010年12月8日水曜日

信じられないほど上手になった

 蕎麦切り包丁の鞘を作ったら、取っ手にただ紐を巻いてあるだけの包丁なので木の柄を付けたくなった。紐が巻いてあるだけだと、蕎麦を伸ばしてから切りに入る時に丁寧に手を洗わないと紐にソバ粉がくっついて忽ち汚れてしまう。
 それが気に入らないので木で柄を付けたい。
 夕方、ホームセンターへ走って、今度は朴を買って来た。一本の材に包丁の柄の部分が入る溝を彫る道具など持ち合わせていないので、二枚の朴を貼り合せることにし、夕食後に二枚を柄のサイズに合わせて切り出し、それから柄の中に入る包丁の柄の部分が納まる3ミリの凹を二枚で1,5ミリずつ、彫刻刀で彫り始めた。手彫りで3ミリというのはそう簡単には彫れない。9時半頃まで彫っていて、ようやくもうちょっとでピタッと2枚の朴が包丁の柄の部分を挟み込んで見えなくなくくらいになったので、後は明日と思ってひょいと鞘から出した包丁を動かしたら、左手の親指に触れた、と思ったらまた切れました......。この頃、包丁の研ぎ方が信じられないほど上手になった。(ーー;)

2010年12月7日火曜日

工作続き

 昨日と今日、時間をやりくりしてTさんの玄ソバ20kgと自分の最後の20kgを製粉したので、ジグソーを取り外した電動ふるい機をダンボール紙で包んで物置の棚に保管した。製粉機をエア・コンプレッサーで掃除するのは明日にする。
 夜になって、電動ふるい機から解放されたジグソーに木工用の刃を装着し、その予定で購入してあった桐の集成材の6mm厚の板をL型に切断。ボンドで接着して蕎麦切り包丁の鞘を作った。切り口などはまだそのままなので、明晩、仕上げのカンナとやすりをかけることにしよう。本当は朴の木で作りたかったが、朴は3mm、5mmといった薄い板材は販売されていなくて、1cm以上のものばかりだった、残念。

2010年12月5日日曜日

終日タデ科

 仕事も休み、菜園もすでに片付いてすること無し。昨日の続きで、電動ふるいの外箱の手前と向こう側に3cm、4cmの角材をボルトで固定し、その角材の部分にクランプという上下から挟んで固定する道具を使って、作業台としている横長の会議机に2ヶ所ずつ4個取り付けて固定した。これで、電動篩い機自体は会議机に固定されて、両手が使える。会議机自体の振動は、左右の端に20kgくらいの荷物を置くことでだいぶ改善された。
 昨日は机の上に置いたものが振動で踊って、そのうちに落下してしまった。
 専用の台を作って固定してしまえばいいのだが、収納場所を考えると使う時だけ固定する方式の方がこじんまりしていていい。
 そうこうしているうちにTさんが今年の玄ソバを製粉してほしいというので、Tさんの家まで持ちに行き、時間に余裕があったので循環式精米機で玄ソバの「磨き」をしておいた。といっても、精米機のホッパーに玄ソバを入れ、抵抗ゼロにして20分ほど回しているだけだが、土埃やら萼やらのゴミが両手で持ちきれないほど出る。玄ソバがピカピカ光るようになった。

 午後、妻の買い物に同道。評判のいい地元スーパーに行ったら、さすが、他の安売りスーパーには無かった「スター・アニス」のミニ袋(スター・アニス2個で、レシピの必要量にぴったり)があったのでひと袋購入。レシピに書かれたシェリー・ビネガーが見つからなかったので、適当にワイン・ビネガーとリンゴ酢のどちらかにしようと自己判断したが、結局、前者の小瓶を購入。米酢は家にあるもので済ませられるから買わなかった。
 帰宅後、細めの赤茎rhubarbだけを選んで3cmの長さに切り、酢、砂糖などの材料を鍋に入れて沸騰させ、それをrhubarbの茎を入れた別の鍋に注いだ。
 レシピに書かれているpourという言葉が、翻訳ソフトやweb翻訳で「大移動」と訳されていて、何を大移動させるかチンプンカンプンだったが、どうやら、「注ぐ」が正解らしい。(もっとまじめに英語を勉強しておくべきだった)
101205rhubarbpickles.jpg ピクルスというものは、生の素材を漬け込むものと思っていたので、熱した酢主体の液体を注ぐというのがイメージできなかったのが混乱の元だった。だいたい、キュウリやトマトのピクルスくらいしか口にしたことがないので分らない。ラッキョウの酢漬けだって、生のラッキョウを漬けるのだろうし。ま、おじさんが妙なことに首を突っ込んでいるのだから仕方ないが、適当に空いていたガラスビンに入れたら、何となくピクルスっぽくは見える。作業中にこれまで嗅いだことのないような匂いが漂ってきたが、これがスター・アニスの匂いか、ふうむ。
 これでしばらく冷蔵庫に入れておけばいいのだろう、やれやれ。



 夕食時に、昨日製粉したソバ粉でつなぎを使わず十割で打ってみた。予測通り、60メッシュ以上にしたら、ちゃんとつながった。「私は十割蕎麦を打っています」などと自慢げに言うことも無い。やはり、粒子が細かいソバ粉を使えばだれでも十割蕎麦は打てるのだ。
 しかし、どうも食感は二八の方がいいような気がするので、次回からはまた二八に戻す予定。
 今年の蕎麦は昨年のものに比べて風味が劣るような気がするが、気のせい? 
  昨年は新蕎麦の時には水回しの時には緑がかった色をしていたのだが、今年はそれが無い。風味といえば味と香りをふくめた感覚であろうが、今年の蕎麦は、味はともかく香りが弱い。香りの無い蕎麦は貧弱である。
 雨に祟られて、刈り取りから脱穀まで2週間もかかってしまったせいかもしれない。八月、九月の異常高温のせいかもしれないし、原因は判らない。むずかしい。

2010年12月4日土曜日

怪しく笑える電動篩い機

 12月に入ったので、朝のうちに妻の車のタイヤをスタッドレスに交換してから、玄ソバ20kgの製粉にかかる。「スピードコントローラ」が午前中に代引きで配達されるはずだが、製粉機に一回かけて、そば殻だけは手で篩い出しておこうと考え、先に作業を始めたが、ちょどそば殻を篩い終わった頃に「スピードコントローラ」が到着。早速電源に接続し、その「スピードコントローラー」にジグソーのコンセントを差し込む。そしてジグソーの無段変速の方は最高にしておき、「スピードコントローラー」のダイヤルを3にして電源をON。ちょっとまだストロークが激しいので目盛り3より更に下げると、だいたい良さそうな感じですが、それにしても振動が激しいのでこんな事務机の上に置いただけでは落ちてしまいそうで、専用の台を作り、しかも何か重りをつけないとダメです。
 しかし、この振動の仕方、じっと見ているとぷっと吹き出してしてしまいそう。
 妻が今年になって購入したデジカメがHD動画まで撮影できるので、ちょっと借りて撮った動画をアップしてみました。
 とうとう、YouTubeデビューまでしてしまいました、(ーー;) 何とも粗忽な......





 蕎麦粉の方は、玄ソバ20kgからソバ粉が1kgで14袋出来ました。
 ソバ粉は、粒子が細かい方が蕎麦が打ちやすく、つながりやすい。
 他方、風味を感じるのは粒子が細かいソバ粉より粗いソバ粉の方だと言われています。つまり、打ちやすく風味のある蕎麦というのはなかなか成立しにくい。矛盾してしまうのです。打ちやすいようにソバ粉の粒子を細かくすれば、風味が失われる。風味を重視して粗碾きの粉にすればつながりにくくなって、短く切れてしまう。
 打ちやすく、しかも風味を感じさせる蕎麦が打てるソバ粉。
 篩いの電動化で何となくそういうソバ粉のイメージが湧いてきました。
 今日のソバ粉で、明日、十割蕎麦に挑戦してみよう。多分、うまく行くはず。

2010年12月3日金曜日

お金をどぶに捨てる

 先週、従姉から、便秘解消にいいらしいのでにRhubarbを採らせてほしいと電話があったが、その後忙しくて採りに来たのか、来ないのか、不明。
 庭先に野菜クズなどが大量にビニール袋に入っていたので、夕方、菜園の隅に掘った穴に捨てに行って、Rhubarbがある一角に行ってみた。もうほとんど凍みてしまっているが、下部の中央でまだピンとしている若い茎もあり、赤くて細めのものを採取してレジ袋に入れ、帰宅、計量したらちょうど1kgあった。これでRhubarb Picklesを作ってみようと思ったのだが、滑り込みセーフか、それとも、もう繊維がふにゃふにゃしていてダメなのか、とにかく試行。
 といってもPicklesの作り方など知らないからネットで検索。日本語ではなく英語で検索するとレシピが見つかった。
 「シェリー酒の酢」とか、見つけるのが面倒なのでリンゴ酢とかで代用しておこうと思うが、star aniseというのが分らないので調べたら大茴香(だいういきよう)の果実を乾燥させたものだという。ほんとに星の形をしている。こんなものが、田舎のスーパーマーケットの棚にあるかどうか、明日、のぞいてみよう。この頃は結構、都会も田舎も同じ品揃えで置いてあるのである。





 電動ふるいシステム(というほど大袈裟なものではないが)はほとんど完成に近いが、どうも購入した電動ジグソーの無段変速がほとんどあてにならないことが判明。ジグソーの往復運動が0~3200回(1分あたり)と表示されているものの、そんなに回数が落ちない。動きが激しすぎてジグソーに取り付けたブレードの形に似せた金具が破壊されそうで、慌てて停止させた。
 やはり、スピードコントローラーが必要か。
 スピードコントローラーは電動工具の回転を無段階にコントロールできるらしい。
 ただし調べてみるとブラシ・モーター以外には使えませんと断り書きがしてある。ジグソーの仕様書をみると「単相直巻整流子モーター」と書かれている。整流子はブラシとセットであろうから、使えそうであるけど、使い物にならない無段変速が邪魔にならないかと調べてみたら、無段変速ダイヤルを最高の回転のところにもっていっておけば大丈夫らしい。
 ということで、さっそく注文。三十分後に代引きで発送したというメール着信(速い!)
 しかしこのコントローラーも使いものにならなかったらどうしよう。そういう状況を、「お金をどぶに捨てる」といいます。

2010年12月2日木曜日

結構重宝な電動工具

 自宅の野沢菜はすでに一週間ほど前に漬けてしまい、菜園もすでに管理機ですべて耕してしまったのだが、母親が友だちの家で野沢菜の醤油漬けをご馳走になったらおいしかったので私も漬けたい、どこかに野沢菜がないかと言う。仕方なくTさんの携帯に電話すると自分は昨日採って今漬けているところだが、まだ畑に沢山残っているので、必要なだけどうぞという。昼食後、母親を連れてTさんの畑へ行き、30分ほど野沢菜採りをした。醤油漬けだが酢が入るので、これはこれで結構おいしい。
 それから仕事に出て、夕方、帰宅前にホームセンターに寄り、L型金具や厚さ1mm幅18mm長さ120mmの鉄のプレート、ボルト、ナットなどを購入。
 夕食後、既に買ってあった杉の板材をジグソーで切断し、内箱と外箱の底板以外の4枚の枠板を金具と木ネジでとめて箱の形にする。

101202uchibakosotobako.jpg

 それからさらにジグソーと篩が載る内箱を連結する部品の製作。
 買って来たL型金具と厚さ1mmの鉄製のプレートをネジで連結し、その反対側、四角で囲んだ部分を、下のジグソーの刃の丸で囲んだ部分の形にするために、黒く塗りつぶした部分を切断し取り除く必要がある。この先端部分をジグソーに取り付けるので、出来るだけジグソーの刃にそっくりにしなければならない。

101202rennketsukanagu.jpg
 電気ドリルに金属切断用のディスクをつけてそれで切断するつもりでいたが、よく考えてみたらジグソーが木工50mm、鉄工3mmまで切断できることになっている。プレートは1mmだから間違いなく切れるだろう。細かい作業なので、切断は明日に明るい場所で行なうことにする。

101202jigsaw.jpg

 それにしてもこのジグソー、篩い作業を電動化するために2500円で購入した新古品だが、篩い機の動力源として使わない時は外して、木の板や鉄板、プラスティック板などを切断したり、結構重宝な電動工具ではあります。

2010年12月1日水曜日

へぎ蕎麦

 同級生3人で十日町へへぎ蕎麦を食べに行きました。高速で飯山まで行き、それから飯山線に沿ってのドライブでした。

101201hegisoba.jpg
 
 お店の選択はかつて商社勤務時代に新潟に駐在していたことのあるO君にお任せでした。
 五人前注文し、三人で三通りずつ食べて、結構満腹。
 味については、自家栽培・自家製粉のソバ粉100%と比べること自体が無理なので、ここでは書きませんが、ふのりが使われているだけにのど越しは確かによかったです。

 帰路は往路とは別のルートをとって上越方面から帰り、途中の鮮魚センターで「ふのり」を胆石持ちの家人のために、自分のために「かんずり」を買う。「かんずり」は雪で晒した唐辛子に麹と塩、柚子を混ぜて醗酵させ、更に寝かせたもので、辛味調味料。
 昼食時以外、ほとんど車に乗っていたので疲れました。
 
 秋山郷は途中の津南町からさらに東へ10kmほど入った場所にあり、ついでに立ち寄る場所ではありませんでした。
 でも、飯山線沿線でも結構農村の原風景を思わせる家々がそこかしこに広がっていて、いい光景でした。





 帰宅したら、無段変速ジグソーが届いていた。いよいよ、明日から少しずつ電動ふるいシステムの製作にかかる。早く製作しないと、前回製粉したソバ粉があちこちにあげてしまってだいぶ減ってしまったので、2回目の製粉に間に合わない。

2010年11月30日火曜日

どうか、秋山郷で

 夕方、ホームセンターに寄り、外箱、内箱を製作するための板材や戸車とレール、ネジ、ボルト、ナット、鬼目ナットなどを購入。板材が案外高くて合計で4000円を越えた。内箱の下に丸棒でコロを作って内箱を支える予定だったが、単純な往復運動なので戸車とレールで対応させることにした。ただし、ジグソーの動きが激しいと脱線するかもしれず、その場合はより原始的なコロの方が良いのかもしれないので、丸棒でコロを作成する準備はしておく。
 昨夜落札したジグソーを今日発送したというメールが着信。
 ということは、明日、代引きで配達になる。
 速い!

 そうだった、明日は越後の十日町へ「へぎ蕎麦」を食べに行く日だった。「へぎ蕎麦」が喉越しが良いのはつなぎの「フノリ」の効果であるし、オヤマボクチ蕎麦にコシがあるのはオヤマボクチの効果である。オヤマボクチ蕎麦の喉越しが良いのは打ち粉に片栗粉を使っているからだという噂を聞いたことがあるが、ほんとうかな。

 ルートは飯山から秋山郷を越えて行くのだったらいいのだが、どうだろう。
 へぎ蕎麦もだが、秋山郷や飯山のオヤマボクチ蕎麦にも未練がある。同行者たちは昨年私を誘わずにオヤマボクチ蕎麦を食べに行っているので(!!!)今回はパスであろうけど。オヤマボクチ蕎麦は要りませんから、どうか、秋山郷で時間を下さい。
 (念のため、持っているデジカメ2台、持って行こう。それにしても、30倍ズームのデジカメ、欲しかったなぁ)

2010年11月29日月曜日

無段変速ジグソー

 ホームセンターへ行って電動工具売場でジグソーを見てみたが、安いものでも1万円前後なので、ネットのオークションで買うことにして帰宅し、夕食後に検索。
 ジグソーであれば何でもいいのではなく、無段変速という機能がついている機種を選んだ方が良さそう。無段変速だとたとえば1分間に0から3200回という風にそのストローク(往復運動)回数をダイヤルで調整出来るらしい。無駄変速でない機種は1分間に3000回とか固定されているのである。
 それでは少し都合が悪い。
 ストローク(往復運動)があまり激しすぎてもいけないので、やはりふるいに適したストローク数に微調整出来るに越したことはない。
 ということで、未使用だが現在販売中ではない旧型、いわゆる新古品を2500円で落札。
 あとはジグソーの刃を取り付ける部分に合うように鉄の板をいかに加工し、ふるいを収める箱に固定するか。金属を加工する工具があまり無いので、自力でダメな場合は従姉の夫で金属化工業を営むSさんの工場へ行こう。
 それ以外の木枠などはサイズなど大体決まった。次にすべきは、木材や金具の買出しである。

2010年11月28日日曜日

文系頭の怪しい工作

 午後、Tさんの2009年産玄ソバを製粉してみた。暑い夏を経験した玄ソバなので、虫の食害やカビ、異臭など無いか心配だったが、十分に磨きをかけてから観察、匂いを嗅いでみたが先ず大丈夫らしいので製粉してみた。
 正確に計るのを忘れたが玄ソバ18kgくらいで、12,2kgのソバ粉と1,4kgの甘皮粉が取れた。1kgずつ脱酸素剤を入れてガゼット袋に封入。
 しかし、先日自家用だけでは余ってしまうので玄ソバを60kg、Tさんのも60kg、製粉会社に売りに行った時に売店の陳列台を見たら、2009年産ソバ粉が1500円のものが750円と半値で売られていました(泣)。
 江戸流の白いソバ粉に物足りなさを感じているので、もう少し丁寧に製粉しているせいもあるけれど、それにしても自家製粉は時間がかかりすぎる。
 それも、尺二寸の丸い篩で手で篩うのでは腕は疲れる、粉が舞って自分が被ってしまう、篩う時間も結構かかると、三拍子そろって最悪なのである。市販の電動ふるい機もあるが、12万円台で個人の道楽としては手も足も出ない。
 そこで、何とか電動化出来ないものかと考えはじめた。
 当初はモーターの回転を往復運動に変える方法を検索していたが、そんな面倒なことをしなくても電動工具のジグソーが最初から往復運動をする仕組みになっているので、あれを使えば電動で篩を揺動できるではないかと気がついた。
 そう思って、電動ふるい機・ジグソーで検索したら、もうジグソーを動力にして電動ふるい機を製作している方がおられました。
  音が騒々しいのとその往復運動がいかにもせわしなくて笑ってしまうのはいたし方ありません。
 同じジグソーでも無段階でスピードをコントロールできるジグソーもあるらしいので、それを使えば篩いの動きもある程度コントロールできそうなので、是非とも電動化をしたいと考えています。ただし、新たに四角い網を作るのは面倒なので、あくまでも現在使用している直系が尺二寸の丸いふるいをセットして篩えるような仕組みにしたいと考えています。外側の枠の下部にはベルトコンベアのような丸棒を五本くらい並べて、その上で、内側のふるいと粉受け容器をセットした箱を前後に揺動するようにしてみよう。
 手書きで簡単な図面を書いてみた。電気、機械に弱い文系頭なのであまり精密ではありませんが。

2010年11月26日金曜日

秋も終わり

 ようやくいろいろな仕事が片付いて来た。人参、総太り大根、ねずみ大根、野沢菜につづいて下仁田ネギ、長ネギの収穫を最後に、家庭菜園、蕎麦栽培地も耕せばいいだけになった。
 そういえば、先日大根やネギを採りに来た従姉が、便秘対策にとすでに霜でグニャリとなっているルバーブ(ネイティブな発音ではルーバーブ)のなかからまだピンとしている茎を少し採っていったらしいが、砂糖漬けにするつもりが少し火にかけたら溶けてジャムになってしまったけど、とてもおいしかったので、もう少し採らせてもらっていいかという電話。
 薬用ダイオウもだが、食用ダイオウであるルーバーブにもその豊富な繊維のせいか、あるいは蓚酸などの他の成分に拠るものなのか、便秘の解消=健康=美容となるらしい。ただし、だからといってルーバーブ・ジャムなどでは毎日接種しては含まれる糖分でもって糖尿病になってしまう懼れがある。この酸っぱい繊維だらけの植物を、どうしたらそういう弊害無しに摂取出来るかと考えていて、ふと「ピクルス」を想起していた。そこで「ルバーブ・ピクルス」で日本語検索したら一件ヒットし、さらに英語で検索したらぞろぞろヒット。そうでした、ピクルスだとジャム同様にビンに保存できるのでした(アイデア、閃き)。
 その後まもなくT屋さんからも電話があり、何と物置から昨年の玄ソバが一袋20kg出て来たけど製粉できない? って。え? む、虫が食っていません? (ーー;)
 とりあえず磨きをかけてみることにして、T屋さんの物置からその紙袋を持ち出して来て、循環式精米機で磨きをかけてみた。そして、殻がむけた蕎麦の実を噛んでみたが蕎麦の味も風味も感じられなかったのでこれはダメかと思ったが、殻がむけた蕎麦の実を3個まとめて噛んでみたら蕎麦の味も風味も感得出来たので、暇を見て製粉してみよう。 

2010年11月24日水曜日

ファインダーが無い

101124asamakansetsu.jpg

 知らないで車を走らせていたら、浅間山の頂上付近が雪で白くなっていた。
 朝出かける時にはカメラを持っていなかったので昼食後の撮影で、少し霞んでいます。朝だったらもうちょっときれいに撮れたはず。
 そういえば、このカメラの後継機種で光学30倍ズームが出ているのだけど、液晶モニターだけでファインダーが無くなってしまったので購買意欲が失せた。太陽を背にして撮影するのに、明るい場所では液晶モニターでは被写体がよく確認できないし、液晶モニターは保護シールを貼っていても結構擦り傷が付いて見にくくなる。また携帯カメラのアウトカメラの透明なプラスチック・カバーにも擦り傷がついて、写真を撮るとなんだか紗をかけたようにぼんやりと白っぽくなり、最近は携帯カメラでは写真を撮らなくなった。24回払いの分割払いが終了したが、その頃にはこういう不都合が生じて来る。
 そういえば妻が買ったデジカメにもファインダーはない。普通のデジカメにファインダーが無いのは今はあたりまえかもしれないが、30倍ズームのカメラにファインダーがないなんて、ちょっと不都合。光学30倍にデジタル5倍、合計150倍で月を撮るとクレーターまではっきり写ってすごいのだけど、そんなカメラにファインダーが無い!?!
 来春のモデルチェンジでファインダーが付けばいいのだけど。

2010年11月23日火曜日

要注意

 ネット・オークションで「石抜き機」と「穀物水分測定器」が出品されていて、どちらも玄ソバの加工にあれば便利なものなのでウォッチングしていたが、前者は4万円台、後者も1万円を越えてしまったので、見ていただけ。ほかに玄ソバの皮むきに使えそうな籾摺り精米機の中古が格安でスタートしているが、これも終了間際に入札価格が跳ね上がるだろう。オークションというのは要するに競りなのであるから、競り合って高くなるのは当然。

2010年11月21日日曜日

今日は羊になって運転手

 今日は、ある方が建てられた別荘の場所を確認したいということで、家人の執事兼運転手として車を運転し、信濃追分から軽井沢方面へ数時間のドライブ。
 学生時代に信濃追分でふた夏、住み込みのアルバイトしたことがあるので、別荘は信濃追分駅からそう離れていない場所ですぐに見つかり、さっさと任務完了。
 来たついでなので、近くにあるはずの古書店に寄ろうとしたが、ネットでみた場所がうろ覚えで見つからず、断念。家人が軽井沢雲場の池方面へというので東に向かったが国道は中軽井沢より手前から渋滞しており、渋滞は苦手なのでUターン。
 メルシャン美術館の庭を散策し、隣の町営施設で山下清の東海道五十三次シリーズの展示を見、常設の縄文・彌生時代の土器を見た。その後遅い昼食をいただいて(何だ、お昼をご馳走しますって言ったのに、普通のファミレスですか)帰宅。
 せっかくの休日なのに、奇妙な数時間でした。

2010年11月19日金曜日

またまた男子厨房に入り浸り

 過日製造した赤いルバーブ・ジャムを、酸っぱいものが苦手な母親がパンに付けて食べて、「あれ、そんなに酸っぱくなくておいしい」といい、ヨーグルトにかけて食べてまた「おいしい」と。え? 緑茎のルバーブ・ジャムを口にして「おお、酸っぱい、こんなジャム、いやだ」といったじゃありませんか。その上、「酸っぱくないし、あの草臭い味も無くなって、とてもおいしいし、美容と健康(=便秘)にいいっていうから、たまたま食べてみようかな」って。
 慌てて夕方家庭菜園に行って、霜が降りたり気温がマイナスになったりしてかなりぐったりしているルバーブのなかから、外側の茎に守られてそれでもまだ生きているらしい茎の中から、赤いものを選んで採取して来た。計量したら4,4kgあったが、多すぎたので、とりあえずは2kgを洗って刻んでその80%の砂糖を混ぜておいた。そして夕食後にまたまた男子厨房に入り、ジャムだかコンフィチュールだか知らんが製造した。
 少しなめてみると、確かに酸味が突出せずマイルドな味わいで、しかも、確かに草臭さが消えていて実においしい。

2010年11月18日木曜日

熱しやすく深入りしやすい危ない性格

 11月7日に注文してあった「常陸秋そば―育種・栽培・流通・製粉―」(浪川寛治・茨城新聞社)が今日ようやくコンビニに到着した。いかにネット・ショップとはいえ、在庫がなくて版元から取り寄せのものはこれくらいの日数がかかるのはいたしかたない。
 早速読み始めたが、三年かけた育種の方法の詳細が書かれていて参考になった。また、以前購入したソバ栽培のテキストに比べても、育種、栽培、流通、製粉のどの章も丁寧に細かい部分まで書かれていて、うれしくなってしまった。製粉の章も少し覗き見したら、やはり風味とつながりやすさとソバ粉の粒子の反比例な関係が、考えていた通りに書かれていて納得。
 また、蕎麦を打ちたくなって来ました。
 熱しやすく深入りしやすい危ない性格ではあります......(ーー;)

2010年11月13日土曜日

なるほどなるほど

 思い立って、先日製粉したソバ粉をもう一度篩い直し。80目(64メッシュ)より粗いものは取り除いて、再度、真空パック袋詰めして冷凍庫へ。
 これで初心者でもまずまず蕎麦がつながるはず。取り除かれた80目より粗いものは製粉機に反復してかけ、ほぼ8割は80目の篩を通過するようにして、それは甘皮粉として保存。打ちたい蕎麦に応じて10~20%を普通のソバ粉に混合して使うようにする。これはほとんど自家用というか、自分用。甘皮の部分は粉になりにくく、つながりにくいのだが、蕎麦の香りや甘味はいちばん強い。粉を指先につけてなめてみれば分かる。
 どちらかといえば田舎蕎麦風となり、更科のような品はないが、風味を取るか、コシや喉越しを重視するか、好みの問題となる。この双方のバランスが取れればいいのだが、これが案外むずかしい。
 ネットで検索してみたら、「甘皮そば粉」なる名称の特殊なソバ粉を販売している製粉会社が結構存在する。なるほどなるほど(納得)。

2010年11月9日火曜日

ことのほか怪しい作業

 四日連続で霜が降りているし、苦心の赤いルーバーブがこのまま放っておいたら凍みて枯れてしまうだけでもったいない。そこで少し採って来ていたずらしてみることにした。
 検索しても日本語のレシピは見当たらないので、海外のウェブサイトでレシピを見つけた。
 それによると、先ずはこの赤い茎5ポンドを洗って2~3cmに刻み、そこへ1,5ガロンの熱湯をかけ、蓋をして三日間放置する。
101109saintdrift2.jpg ということで、またまた夕食後にキッチンが空いたのを見計らって、赤い茎を2,27kg計量して刻み、お湯を5,6775リットル沸騰させた。沸騰すると減るだろうから5,7リットルの熱湯をかけた。ここまででちょうど30分。(右の大きい方の鍋)


101109saintdriftjam.jpg 赤い茎がちょうど500g余っていたので、左側の小さい鍋に同じように刻んで40%,200gの砂糖を加え、砂糖が溶けてきたら火にかけてかき回し、やがてジャムの出来上がり。→→→
 しかしわが家のふたりは酸っぱいものが苦手なようで振り向きもしてくれません。私などは甘い、辛い、酸っぱいだけでなく、苦いも大丈夫なのだけど。

2010年11月8日月曜日

切れ味抜群

 夕食後、母の頼みで蕎麦打ち。「おばさん、おばさん」と何かと声をかけてくれる姪の家に呼ばれたのでおみやげにしたいのだという。こちらは練習になるので結構。
 実は土曜に妻がある会合のために東京へ行って、親しい詩人のMさんに「そろそろ新ソバの季節ね」と言われたそうで、「近いうちに送ります」と約束して来てしまったのだという。どうも夏の終わりにいっしょに大阪へ行った時に夫(私)のソバ吉ぶりを話したらしいのだ。こらあ、まだ、自分の友達でも県外へは送ったことがないのに。 いずれにしても、そういう場合、どういう容器に入れて送るか、その容器の長さに合わせて切らなければならない。
 手元にある「フードパック(特大深)」はサイズが148×250×50mmだが、いちばん大事なのは250mmという縦の長さ。ここに切った蕎麦がうまく納まるように麺体を畳んで切らなければならない。幅は任意でいいが、長さを1m近くまで延し、それを二度畳んで4枚にするとぴったり収まる計算。延し板が90cmしかないから江戸流で麺棒を2本使って巻いて延せばいいが、実際は1mより少し短い方がフードパックに納まりがいいのではないか。そう考えて95cmくらいに延して切ったら、だいたいイメージ通りになり、かなり大盛の2人前が納まった。このパックをさらにポリ袋に入れ、シーラーで密封してクール宅急便で送れば大丈夫だろう。またガスを通さないナイロン・ポリの真空パック用の袋に密封して送れば、食べきれない分は冷凍保存も可能かと思われるが、これはどなたかに実験台になっていただかなければならない。一人暮らしのはずの詩人のMさんで実験させていただこう。今年は「ねずみ大根」の生育も順調なのでこれもお付けして。
 そういえば日曜に地元資本のスーパーマーケットに運転手で付いて行って店内をふらついていて、「信州わさび」1本399円が159円に値下げされているのを発見。このスーパーではたまに「信州わさび」の値下げに遭遇する。5パックあったが、物のいいのを3パック購入し、真空パック袋に入れ直して冷凍庫へ入れておいた。必要な時に出して、凍ったままガリガリ大根おろしでおろして、ラップで蓋をしておけば立派なおろしワサビとなる。普通のポリ袋だと乾いてしまったり匂いがついてしまうので、必ずガスを通さない真空パック袋に入れなければならない。
 とか何とか、ソバ切り包丁を研いで刃先の具合を見ようとしたら刃先が強めに右手中指の先の腹に当ってしまい、スパっ。うーん、包丁の研ぎ方もずいぶん上手になったもので、切れ味がいい。いてて、結構深く切れました。
  

2010年11月7日日曜日

きわめてシビア

 今日はお休みなので花園2,3号地で栽培したソバの茎を土に還元すべく、押切で手作業で切って散らした。これで石灰を散布して耕して今年の作業は終了となるが、先日、最初に借りた花園1号を返して、その代わりに土が良く排水もいいらしい4号、5号地を借りたので、そこも石灰を多めに散布して耕しておかなければならない。4号地は歩いてもいける距離なので母親専用にしようと思ったが、そんなに要らないという。宅地一軒分で60~70坪位なのだが。私が栽培した収穫物でも自分のもののような顔をしてお茶のみ友達にどっさり上げてしまうのにね。
giantwhitelimabeans.jpg そのほか、花園1号地に播いた、アメリカから取り寄せた白いライマビーンズを片付け、ネットもパイプ支柱も片付け、別の場所の斑なクリスマス・ライマビーンズのネット、パイプ支柱も整理した。
christmaslimabeens.jpg ライマビーンズは2種類とも来年度の種を確保するのがやっと。
 今年は猛暑の影響で豆類は全滅である。面白がって播いた黒豆、青豆もまったく実が入っていなかったので草刈機で三段に刈り払い、鋤き込んでしまう予定。


 連日の霜だが、RhubarbのSaint Driftが株によっては首まで真っ赤になって来ている。ジャムにしてもわが家はあまりパン食をしないので不要だし、さて。
 一昨日、ネットで「常陸秋そば」の玄ソバを販売しているネット・ショップを発見したので3kgほどオーダーするメールを送信しておいたのだが、昨日は返事が無く、これは無視されたかなと思って諦めていたら、今日、明日、代引きで発送できますと返信があったので住所、氏名、電話番号を書き込んで返信した。
 この品種、種としては茨城県外には販売しないことになっているが、食用の玄ソバとしてならOKであるらしい。
 それからわが県の在来種で「奈川在来」というのがあるのだが、これは北海道に持って行かれて栽培され、そちらですっかり有名になってしまったことを反省してか、奈川地区以外は種を出さないらしい。
 rhubarbもそうだったが種子の世界はきわめてシビアである。

2010年11月6日土曜日

新そば試し打ち

 木曜日にまた代休二日分を加えて帰省した長男がいるところへ、今日は妻が午後東京へ行き、今夜のうちに帰って来るのだが、ちょうど良い機会なので新蕎麦の試し打ちをするつもりで道具を出したら来客があり、17時30分過ぎまでいて、今日は蕎麦は打てないかとあせった。
 加水率51%だったので冷凍庫に入っている昨年のソバ粉とほとんど変わらない。ある蕎麦打ちをするひとのブログには新蕎麦の加水率57%と書かれていたが、このひとは昨年のソバ粉も57%で同じだという、多分、よく乾燥させていて含有水分が少ないのだろう。私は水分15~6%がいいと思っていて、あまり過乾燥させたくないので、いつも50%くらい。 
 水回しの時に蕎麦の香りが立ちのぼって来る。600g打ち、4人前に分けたものを3人前茹でて3人で早速試食。風味よく、満足。蕎麦湯もしっかり蕎麦の味がしている。
 1人前はポリ袋に入れて冷蔵庫に入れておいた。

 テレビ番組がまったくダメなので、ビル・エヴァンスをBGMにして、最近送られて来た同人誌2誌の作品を読む。いわゆる純文学的な作品が滅法少ない。読むのは楽だが面白くない。

2010年11月4日木曜日

またしてもオヤマボクチ

 絶好の日和なので早速ソバの実の乾燥。
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 ただしこんな風にたまたまハキダメ菊の蕾が混入している。だからこの種を来年播くと、ハキダメ菊も発芽してしまう。ハキダメ菊、ソバ栽培の最大の敵である。生育旺盛でソバが負けてしまう。種子用に残すものはこの蕾を手で取り除かねばならない。
 
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 こちらは、何年もこのブログにおいでの方には「またか」という、オヤマボクチを精製の前処理をしたもの。6月に畑のオヤマボクチの葉を採取して乾燥、夏に粉砕しフルイにかけておいたもの。忘れていたがひょんなところから出てきた。
 先日、何とかオヤマボクチをつなぎにしたソバがうまく打てたので、またこれを精製しないともったいないと思いはじめた。

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 重さを量ってみると96g。拡大してみればまだ茎などのゴミは残っているが、精製しても90gくらいあるのではないか。ソバ粉1kgにオヤマボクチ5gの使用量だから、ソバ粉18kg分に相当する。
 無論、精製作業は半日かかる根気作業なので真冬の暇な時にでも。

2010年11月3日水曜日

一日弥生時代

一日弥生時代

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 何とも原始的なソバ脱穀シーン。
 右端に少し映っているのがTさん。棒を持っている。
 中央の丸い茎の山がソバを叩いている場所。周囲を囲んでいるのはこれから叩くソバの茎。
 赤い線で囲んだ部分が脱穀されたソバの実と茎や葉などの混合物を寄せたものだが、この段階ではただのゴミの山。
 これを先ず竹で編まれた粗い籠で篩って茎を取り除き、さらに唐箕(とうみ)という風でゴミを吹き飛ばす手動式機械にかけて、ソバの実だけに選別されたものを20kgずつ袋詰め。
 最終的には20kg×8=160kg+13kgで、合計収量173kg。昨年より栽培面積を半分にしておよそ1反3畝くらいらしいので、反収は173kg÷1,3=133kg、おお、結構多いではありませんか。発芽後の旱魃と高温、そして雹害に遭ってのこの数字はかなりいい数字だと思う。Tさんなど最初から「今年は収量が少ないらしい。ここも100kgも獲れないだろう」とばかり言っていたが、私は100kg以上あると思っていた。
 
 これをTさんと4袋80kgずつ山分けし、半端の13kgは私が来年用の種に保管しておいてと言われ、持ち帰ることに。
 種はそんなに要らないし、来年用の種を持ち帰ったということは、来年もいっしょに共同栽培するって約束したことになってしまいます、がな。
 そんなに簡単にコンビ解消できないだろうし、まあいいか。来年のことは来年になってから考えればいい。

2010年11月2日火曜日

自分で自分に半日暇を与える

 雨続きだったが、ようやく昨日から晴れ間が見えるようになり、今日も晴れて風があったので、花園2号3号地で収穫したソバの半分ちょっとを製粉することにした。雨の日や湿気の多い時にはソバ粉が湿気を吸ってしまいそうなので晴れた日がいい。自営業であるから、自分で自分に半日暇を与えるという妙なことになる。
 一番粉、二番粉、三番粉と順に篩い出しをしながら、それぞれを指先に少し掬いあげてなめてみると、どのあたりが風味が強いか、よく判る。自分の粉だからつい丁寧に篩いすぎて、気がついたら昼までに袋詰めまで出来なかったが、粉を握ればキュッとなるような粉に仕上がった。昨年は60目(48メッシュ)まで通したが、今年は80目(64メッシュ)より粗いものは通さなかったので、蕎麦のつながりはいいだろう。細かくしても風味が残るよう工夫したので、近いうちに一度加水率を調べながら打ってみよう。過乾燥を避けたので、加水率も50%か、もう少し少なくなるかもしれない。
 それにしても篩というのは実に優れた選別道具であること。あらためて感心しました。

 そうこうしていて、昼食時にTさんから電話があり「明日、蕎麦の脱穀をしませんか」と。日が当り、風も吹いていたので、明日あたりは実の落ちもいいだろうと二つ返事をして電話を切った。うーん、まずい、こんなくらいだったら今日は製粉などしないで仕事をしておけばよかった。
 またしても自分で自分に「明日も休暇をいただきますので、よろしく」
(土日に休まないこともあるからいいか)
(あ、明日は文化の日でお休みではありませんか)
 それにしても、また弥生時代さながらの叩いてソバの実を落とすという原始的作業......。乾いていれば気持ちよくバラバラ落ちるんですが、さて。
 真空パック用のガゼット袋に脱酸剤といっしょに1kgずつ袋詰めし、合計18袋できたが、半端に残った100gほどを夕食時に蕎麦掻きにしてみたら、水が少なかったのかやや固めの蕎麦掻きになってしまったのと、水を加えたら結構量が多くなったのでひとりでは食べきれず、残りはだし汁を作るのが面倒だったので味噌汁に入れてみた。あ、これも結構いけます。

2010年10月31日日曜日

自家採種自家栽培大成功

 午前十時過ぎ、さるお宅にいただき過ぎのお礼へのお礼として蕎麦を打つことになり、ついでに自宅の分もと2回連続蕎麦打ちをした。500gと600gなので、1100gを一度に打てばいいのだが、まだ一度も1kgを打ったこともなく、モタモタして失敗するのもいやなので二回戦に分けた。

 打ち終えて自家製のキャベツ、白菜、長ネギなどもあげようと畑に採りに行き、ふとねずみ大根の葉が目に入ったので、根の周りを見るとそこそこねずみ大根らしい太さなので一本抜いてみた。昨年の小石、砂利混じりの畑から土の良い畑に変えたのでどうかと思ったが、実に白く、また尻がまさにねずみのお尻のようで、美しいねずみ大根に育っていた。
 洗って蕎麦の薬味にと付けてあげた。
 それにしても、このねずみ大根の種は昨年播種したものの出来が悪くて抜かないままだったものが(管理機で耕さない場所だったので)、この春に花が咲き、それから自家採種したものを9月初めに播種したものだった。まさか、物になるとは思っていなかった。それがまあ、ねずみ大根の典型のような姿形で、実にうれしい。大根の花を咲かせて採種するひとなどこの地方ではいないので、交配せずに済んだらしい。自家採種大成功である。今年も何本か抜かずに採種用に残しておこう。

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2010年10月29日金曜日

遺伝子の記憶

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 まったくその気配がなかったのであきらめていたら、ヒラタケだけ出始めた。(さて、いつ菌を植えたんだっけ? と思ってこのブログ内を検索したら、2008年の春に植えていた。こういう時、ブログに書いておくと記録になっていて便利)
 2008年春に菌を植え菜園の隅に伏せておいたヒラタケ、ナメコ、クリタケのうち、ヒラタケは植えた2008年秋、昨年と出たが、ナメコは昨年少し出ただけで、クリタケはまだまったく出ない。シイタケも管理もせず放っておくので雨の後などに少々出るだけ。

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 この頃になってSaint Drift種だけこうして花茎を伸ばして咲きそうになる茎が続出している。この時期に採種は無理なので、目についたものから切り捨てているが、5月頃に花茎が出てくるのが普通。おそらく種子の原産地での遺伝子の記憶がまだ残っていて、この時期に花を咲かせようとするのだろう。

2010年10月28日木曜日

シナノスイートvsジョナゴールド

 リンゴを栽培している親戚からいただいたシナノスイートを、家族二名がさっぱり食べないので、ひとりで毎日一個ずつ、夜ひとりになってから丸かじりしている。
 今年のシナノスイートは例年より実が柔らかく、甘味と酸味のどちらも弱いので、いつもほどおいしく感じないが、その前に収穫時期を迎えるジョナゴールドが、例年は酸味が勝って閉口するくらいなのだが、今年に限って甘味と酸味がシナノスイート以上に競り合っている感じで味が濃く、実においしかった。終わってしまって残念。

2010年10月27日水曜日

 今頃になって天候が悪く、刈ったまま地干ししている共同栽培のソバ畑が気になるが、乾燥しなければ脱穀できない。雨が続くと、まさか茎についたままの実が発芽するなどということはない?
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 写真は、個人栽培の花園2号、3号地の収穫済みのソバ。
 ようやく葉や茎などのゴミを取り除いてソバの実だけになり、本日午前中は晴れだったので庭でブルーシートの上に広げて天日乾燥。
 風味が失われるような気がするので余り過乾燥にしたくないのだが、穀物水分計が無いので勘が頼り。
 かつて父親が利用していた怪しい製粉所の爺さんに教わった方法......板の上にソバの実を置き、鎌などの柄の尻でギュッと押し潰し、中身が粉々になってパッと散れば乾燥OK......を試してみた。
 未だ少し乾燥が甘いか。もう一日乾燥してみよう。
 少し残っていた茎などをもう一度取り除き、乾燥したら、44kgが43kgになっていた。
 もうゴミは無いので、43kgが乾燥して1%水分が無くなったとすれば42,57kg、2%では42,14kgとなる。せいぜい、それくらいが目標ではないか。
 製粉までもう少し。

2010年10月24日日曜日

秋冷

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 これはわが家の庭。株を畑に伏せておいて、春に出てきた芽をさしておくと苗が出来、それを広めに植えておくと、こういう風に丸くなる。鉢植えにしてあちこちに差し上げた。

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 これもソバ同様のタデ科の植物で、私の宿痾にまでなっている植物。
 秋冷の頃というか、霜が降りる直前がいちばん赤くなる。
 もっともっと赤くなあれ。っと、畑のなかで這いつくばって写真を撮った。

2010年10月23日土曜日

個人栽培分、脱穀終了

 明日以降は晴れの日がないという天気予報なので、日曜に予定していた共同栽培のソバの脱穀は中止になった。
 その代わりに、午後、花園3号地のソバの脱穀した。これで、個人的に栽培したソバはすべて脱穀した。
 唐箕で茎や葉などのクズを除いて27,4kg。先に脱穀した2号地は17kg。合計44,4kg。3号地が倒伏し草に負けたのでもっと少なく予想していたが、これくらいだったら喜ぶべきだろう。

2010年10月22日金曜日

開眼?

 夕方、仕事終いもそこそこに道具を出し、ソバ粉300g、昨年精製したオヤマボクチ1gを計量。オヤマボクチは小さな鍋で煮る。加水は先ずは通常のソバと同じ50%で水回しをする。どうも足りないらしいので20cc、更に10ccを追加してようやくソバ粉がまとまり始めたので、そこに煮ておいたオヤマボクチの水気をしぼってから混ぜ、捏ねに入る。加水量がいつもより10%も多いのでさすがに両手に粘りつく感じだが、我慢して捏ね続けるが、さすがに40~50分は無理だし、ソバ粉300gと量も少ないので20分で延しに入る。いつのまにかべたつく感じは無くなり、延しも力を入れないと延びない。本延しは昨日購入したステンレス・パイプの太さ32mm、長さ91cmを使用。これが案外使いやすい。表面がステンレスでつるつるしているのと、適度な重み、そして強度があるので結構力を入れられる。あっさりと思い通りの薄さになった。計測はしないが、2mm以下、1,数mmくらい。
 それから30分ほど放置、乾燥するように壁の扇風機のスィッチを入れ、その間テレビ・ニュースを見る。
 夕食時に、オヤマボクチ蕎麦は硬くて嫌だという母を除き、妻とふたりで試食。お、まずまずのコシ、風味、喉越しで、おいしい。
 やはり、加水量と麺の厚さ(薄さ)にポイントがありそうだ。加水が少ないと捏ねの団塊で固くなりすぎ、薄く延すことが出来ない。
 たまたま蕎麦打ちの最中に県内のローカルニュースで、オヤマボクチ蕎麦のイベントの予定を伝えていたが、そのなかでふたりの打ち手がオヤマボクチをソバ粉に混ぜる様子を映していた。ひとりは煮たオヤマボクチをソバ粉全体に散らせており、もうひとりの女性はソバ粉を盛り上げてその中央に浅間山の噴火口のような穴をあけ、そこに煮たオヤマボクチを塊のまま入れ、お湯を入れながら菜箸でオヤマボクチとソバ粉を溶かすようにかき回していた。水ではなくお湯と判ったのは菜箸でかき回しているのと、かき回されているソバ粉やオヤマボクチがとろみを感じさせたからで、この女性の場合は湯捏ねであるらしい。信州では女性が受け継いで来た蕎麦打ちは湯捏ねがオーソドックスである。わが家の母親も先ずは熱湯でかき混ぜ、その後に水を足して固さ(柔らかさ)を調整していた。私はお湯は使わない。

 いずれにしても、もうじき新ソバの時期でもあるし、封印せずにもう少し研究してみよう。

2010年10月21日木曜日

封印?

 午前中、仕事でTさんの家へ寄って、「こんな天気だから、寄って」と言われ、お茶をいただいた。現在ひとり暮らし中の男性にお茶をいれていただくのは恐縮だが、Tさんは手馴れている。
 あれこれ話して、当然、ソバ栽培や蕎麦打ちのことにも話が及ぶ。
 Tさんがふと「もう一度......」
 私もそれにつられて「オヤマボクチ蕎麦」
 ふたりとも同じことを考えているのである。
 Tさん。「とにかく可能な限り薄く延せば、硬過ぎるということはないらしい」
「そうですね。それにはやはり大目の加水と、麺棒が曲がっていないことが大切ですね」
「そう、麺棒が歪んでいては麺の厚みが均一にならないしね。かといって本職用の麺棒はむやみに高いです」
「ホームセンターに、階段や廊下の壁に取り付ける手すり用のステンレス・パイプが得られていますが、あれなんかどうでしょう。鉄パイプだから歪み、曲がりはほとんど無いと思いますが。太さ32mm、長さ91cmとちょうど手ごろなものがあります」
「鉄のパイプというイメージがどうもね。同じ手すり用で集成材の棒があるので、どちらかといえばそちらの方がいいような気がします」
 
 午後、ホームセンターに立ち寄り、手すり用の部材を売っているコーナーへ。直系32mm、長さ91cmのステンレス・パイプと、直系32mm、長さ180cmの集成材の丸棒を交互に持ってみたり、床に転がしてみたり。ほかにも、どんな製造方法なのか、中はステンレス・パイプで、外側に木材が巻かれているパイプもあったが、結局、ステンレス・パイプの方を購入。648円。
 残る問題は加水率。50%までは計量するが、それ以上は勘で判断するほかない。
 それでもうまく打てなかったり、風味が失われておいしくなかったら、この植物繊維をつなぎにする打ち方は封印する。

2010年10月19日火曜日

腰が痛い

腰が痛い

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 腰と膝が痛いのに草刈機でソバを刈るTさんと、向こうに小さく見えるのはTさんの応援のFさん。ただの草刈にしか見えませんが、これでもソバの刈り取り作業中。
 
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 の写真。刈って縛るでもなく、棒に架けるでもなく、適当にまとめてそのま4~5日干しておく。「地干し」という実に横着な方法です。これをブルーシートを広げた上に集め、彌生時代さながらに棒で叩いて脱穀する。
 欠点は、脱穀の際に土や細かい石が混じる可能性があること。
 それにしても、やはりソバは穀物ではなくただの草の実です。
 ただの草の実の粉をこね回して延して切って、茹でて、風味がどうの、喉越しがどうのと、何だかなあ。
 途中、Tさんが今年のソバは付いている実の数が少ないと言い出した。すでに個人栽培分の刈り取りを済ませている私はすでにそれを実感している。ソバは自家受粉ではなく他家受粉なので、ミツバチが少ないのが影響しているのか、それともこの夏の高温旱魃の影響か。その両方だと思うのだが、Tさんいわく、この400坪くらいで100~120kgは欲しい、と。
 さて、どうでしょう? 個人栽培の試験的に早播きした40坪で乾燥不十分ながら17kg、乾燥させても15kgはあるはずなので、400坪なら150kgある計算。でも、この400坪は雹に叩かれているので100kgあるかどうか。ふたりで分けて50kgずつ。製粉歩留まり65%で、ソバ粉32,5kg。大丈夫じゃないですか。
 でもお手伝いのFさんの日当支払いがありますが、さて、これは誰が?

 ああ、腰が痛い。お風呂で暖まろう。

2010年10月18日月曜日

いよいよ明日、ソバ刈り決行

 午前中にTさんから携帯に電話があって、明日、ソバの刈り取りをしないか、と。天候がいいうちに刈って脱穀までしてしまった方がいいが、何とか明日の仕事をやりくり、差し替えして決行することにしたが、Tさん自身は足、腰が痛くて、Fさんにお手伝いを頼んだ模様。奥さんは二度目の入院から療養型介護施設に入所したので、楽になったようなタイヘンになったような。本人は自宅で自分が看ている方がいいとは言っているが。
 とにかく、昨年の半分の面積になったとはいえ、1反4畝くらいというから、420坪くらいある。草刈機で刈り倒し、Fさんがそれをまとめて両手で持てるくらいの束にして畑に並べておいて乾燥を待つ。いわゆる地干しという横着な乾燥方法だが、面積が多いのでいちいち束を縛って棒などに架けてはいられない。
 Tさんの状況から判断して、来年度は共同栽培はやめて単独栽培に切り替えなければならないだろう。
 今年、花園2号、3号地を借りたのもその準備のつもりだったが、最初にオヤマボクチを植えるために借りた1号地が排水の悪さと石、砂利の多さとで栽培困難なので、ここは今年度限りで返して、別に3号地の斜め西北にある4号地を借りようと考えている。ここだと、母親が歩きや自転車で行けて、自分の好きな野菜を作ればいいと考えて。
 今年の2号地3号地のソバの収量によってはもう一枚5号地を借りても良い。持ち主のKさんは自分で空き地の草刈をする場所が少なくなるので大歓迎だろう。

2010年10月17日日曜日

ただの草の実

 天候も良いので本日は花園3号地のソバ刈り取り。ここが問題。管理機が故障して修理に出してもたついている間に風雨で倒伏してしまい、ついに中耕と土寄せができないまま過ぎてしまったので、ソバ畑なのか草畑なのか判らないくらいだ。倒伏防止の土寄せと除草をかねた中耕を愚かにしてはならないし、そのタイミングも難しいこと身に沁みて実感。
 無論、手刈りしか方法はない。草の茎を除けてソバの茎だけを刈り取り、草のなかから引っ張り出す感じで、刈り進める。それでも少しは実がついているので、じっと我慢しながら刈り、あと30坪くらいを残して帰宅。残りは朝とか夕方ちょこちょこと刈り取ろう。
 それにしても、ソバというのは外見からして穀物ではなく、ただの草の実でしかない。
 信越県境でソバを栽培しておられる方が「今年は実の付きが良くないような気がする」とブログに書かれていたが、同感。高温と一時旱魃気味だったのが影響しているように思う。ミツバチが少ないのも受粉に影響するだろうし。
 自分で食べるソバを種から栽培するというのは、はなはだしい愚行である。

2010年10月14日木曜日

来年のソバ栽培のために

 花園2号地で刈り取ったソバ、夕方乾燥させている場所に行って少し叩いてみたらバラバラソバの実が落ちたので、明日当りは脱穀できそう。といっても人力で叩くという原始的作業だが。除草と土寄せが出来ず、倒伏したり雑草に負けてしまった花園3号地のソバ、毎日1時間くらいずつ手で刈り取ることに決定。
 残るはTさんとの共同栽培の畑だが、昨日の夕方Tさんの家に行ってみたら、Tさん、左足が痛いらしくて妙な歩き方をしている。ソバの刈り取りも誰か自分の代わりのひとを探すと言っている。また食べ物を喉に詰まらせて二度目の入院をした奥さんは病院は退院したが、医師が自宅での介護は無理だと判断して、そのまま同じ敷地内の療養型介護施設に入所したらしい。
 おそらくもう来年は共同栽培は無理だろう。
 そこで、石、小石、砂混じりな上に排水がきわめて悪い花園1号地を耕作するのはやめて、かわりに2号、3号地の斜め西北の2区画を借りようと、その土を吟味してみた。1号地のような石、小石、砂は無く、むしろ2号地3号地と同じかつての水田の作り土であるらしい。1,2,3号地よりは高いので水捌けもいいと思われる。
 近々に地主さんに1号地の代わりにその二区画を貸して下さいとお願いしよう。
 って、合計すると宅地5ヶ所分なので、仮に一ヶ所が75坪×5=375坪。
 道楽にしては広すぎますが、ソバは面積当りの収量がとても少ないので仕方ないのです。

2010年10月12日火曜日

続・赤い太い長い

 左は昨年から試験栽培しているUnisonous Tragedy(仮名)から選んで定植、観察している株からの1本。右はSaint Driftの赤くもなく緑でもなく、中途半端な霜降りの株からの1本。こちらは普通の太さと長さ。
 比較してみればUnisonous Tragedyが赤いのは十分だが、いかに茎が細く短いかが一目瞭然。親と子より差がある。
 あまりに小さくて生産性ゼロに等しい。染色に使うとかであれば利用できないことはないが、営利栽培品としての食用の栽培には向いていない。
 しかしこのCrimsonな赤味は捨てがたいなぁ。どうも赤い茎は劣性遺伝なのか、茎が小さく細いのが普通であるらしい。
 赤い、太い、長いの三拍子が揃うのは突然変異という名の奇跡なのだろうか。

2010年10月11日月曜日

今年最初のソバ刈り

 午前中はまだ稲刈りが済まない親戚へ応援に行き、二条刈りの稲刈り機でひたすら稲を刈り倒す。
 午後は、そろそろあちこちでソバの刈り取りが始まったようなので、花園2号地に先行播種したソバを刈り取った。40坪くらいなので脱穀しても10kg~10数kgぐらいしか収量はないと思う。宅地用に造成したまま放置されていた土地なので肥料分はそう無いはずだが、結構伸びている。ただしあの高温が影響して実の付きが少ないように感じるのは気のせいか。
 とりあえずはこれで今月中に新蕎麦が打てる。
 面積150坪ほどの花園3号地は、管理機が故障して修理に出していて、除草しないうちに風雨で倒伏した。そのため、雑草の生育がソバの生育を上回って出来は良くない。残るはTさんと共同栽培している400坪くらいの畑。こちらは面積が大きいので、ある程度の収量は確保できるだろう。

2010年10月10日日曜日

赤い太い長い


101010rhubarb2.jpg 今年は、梅雨時には雨続きで根腐れ、梅雨明けしたら高温と旱魃で、すっかり成長を停止してしまった株やら、消えてしまった株やら、さんざんな夏だったが、このところの気温低下とほどほどの雨で茎が再び成長をはじめた。やはり気温が25度以下に下がって来ると赤味がはっきりとしてくる。昨年から種から育成を試みている赤茎系ルバーブのサンプルを採ってみた。
 左は緑茎種で茎が太く長い。右側の2本は先ず先ずの赤茎だが細かったり短かったりして生産性が劣る。左から2番目の茎は赤く見えるが、実は茎の裏側は緑色がかなり残っていて惜しい。これで裏表が葉の近くまで赤かったら選抜の第一候補になるはず。選抜の基準は「赤い、太い、長い」の三拍子そろったものが目標だが、ジャムにする場合はあまり太くない方が赤がきれいに発色する。皮が赤くても茎の中身は普通に黄緑色なので、太いと赤い色が薄められてピンクっぽくなってしまう。やや細めのものを本数多くした方が皮の比率が高くなるのでCrimsonな色合いになる。
 10月末から11月初めの、霜が降りる直前がいちばん赤くなるだろうから楽しみだ。
 そろそろ、残して株分けするものと、根を抜いて廃棄するものを分けて目印を立てておかなければならない。株分けは秋より春、それも3月、凍結していた土がとけて緩んだら速やかに。

 そういえば、この赤茎の種を取り寄せた海外のある種苗会社のショッピング・サイトを久しぶりにのぞいてみたら、「日本には発送しません」と、ことさら日本向けだけを特別に避けている表示をしていた。え、どうして? 私が何回も反復してオーダーしたので怪しまれたか。
 世界的な種子戦略をも想像してしまいます。
 来春播種する種を注文するつもりでいたのだったが、仕方ありません、来年度からは自分で採取、播種して選抜してゆくほかありません。

2010年10月3日日曜日

何とものんきな一日

 日曜日ということで、本日も開館時刻まもなくの日帰り温泉へ強制連行される。
 稲刈り真っ盛りなのでがらがらに空いていて、露天風呂のジェットバスを独占し、パソコンで凝ってしまった背中の膏肓のあたりを集中攻撃。空を見上げて温泉に入るのはいいものです。
 そういえば、帰路、昼食のために立ち寄ったファミリーレストランのテーブル席の隣と、その隣も、なぜかカーテンを引いて食事している。しかも男同士であるらしい。
 へ、いつのまにこんなシステム、こんな人種が登場したのか? 私は狭いところが大嫌いで閉所恐怖症気味なので、想像しただけで呼吸困難になりそうです。
 帰宅する前にホームセンターに寄り、そば打ちの参考にするために温湿度計を購入。家に戻って早速台所の壁の見やすい場所に温湿度計を設置したら、気温22℃、湿度60%で、何となくそば打ちしやすい感じがしたので、道具を出し、先ず500gで打ってみた。加水率ピタリ50%で、実に延しやすく、切り安く、ご機嫌なそば打ちとなった。
 ふと、このまま道具をしまったのではもったいないような気がして、打った蕎麦は数十メートル離れたN沢さんの家に上げて、うちの分はもう一度打つことにした。N沢さんの奥さん、ニコニコ。
 それからもう一度500g。同じようにすいすい打てて、切るのもとてもリズミカル。やはり湿度60%がいいのか。今後しばらく、蕎麦を打つ度に温度と湿度を記録してみよう。湿度は意外と重要で、湿度が低い時は事前に加湿器とかヤカンの湯気とかを立てて調整するといいかもしれない。

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 蕎麦の風味もバッチリで、妻、母親も「今日のお蕎麦はおいしい」と結構あっさりと平らげた。
 どう苦しんでもうまく打てなかった真夏の蕎麦打ちを思い出すと嘘のようだ。やはり、この夏のような30℃越えでの高温下での蕎麦打ちは無理だった? 
 何とものんきな一日でした。さて。

2010年9月30日木曜日

雨が大事

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 雨が降って気温が下がり、また雨が降ってようやく、生育停止していたrhubarbが少し元気を出し、色付いても来た。(といっても、この株がもっとも赤味が強く、ほかは茎の真ん中あたりまで赤く、その上は緑というものが多い。多分、残して株分け出来るのは全体で5株くらいか。根腐れや暑さで枯れてしまった株もあり、正確には数は判らないが、多分150~200株くらい植えたうちの5株です。何とも徒労ではあります。
 今年は先ず梅雨の間は水攻めにあい、酸素欠乏で根腐れを起こして瀕死の状態になったところへ梅雨明けし、今度は暑さに弱い植物なのに異常な高温に攻められ、いよいよ仮死状態になっていた。
 やはり畑のものは雨が大事だ。白菜、キャベツ、大根、野沢菜、みな急に元気に大きくなり始めた。そうそう、自家採取したねずみ大根も播種したのだが、どうやら葉の切れ込みも鋭く、形質は残っているらしい。たまたま葉の切れ込みが丸い株が5つくらいあるので、それは今のうちに抜いてしまおう

2010年9月22日水曜日

亜熱帯になってしまった

 また共同栽培のソバ畑の様子を見に行った。





 雹害を忘れてしまうくらい賑やかになり、ほぼ満開の状態だった。倒れて起き上がって曲がっているので、刈りにくいと思うが、ある程度の収量は見込めるだろう。
 そういえば、ソバの東側のT屋さんが西瓜を栽培した跡地で知らないおじさんが後片付けをしていたので、T屋さんは?と聞いたら、昨日か今日か、また奥さんが喉に食べ物を詰まらせて救急車で病院に入院したという。また付き添いで、タイヘンだ。
 出たついでに千本シメジの出る山に回ってみたが、斜面にはまったくキノコが見当たらない。毒キノコさえ無い。まだ夏の山である。明日、雨が降って気温も下がるというので、そしたら出るか。
 一昨年、昨年と不作で、今年も不作? 9月には入ったら雨が降って気温が下がらないとキノコは出ない。やはり温帯ではなく亜熱帯になってしまったか。

2010年9月21日火曜日

食い意地の張った家族

 果樹を栽培している親戚から電話があって、栗が採れたが持って行かれないから持ちに来られないかというので、行った。
 ほかに林檎の「つがる」、「プルーン」、やや小さめの「洋ナシ」をいただいた。すごいと思ったら、プルーンが生まれて初めてというくらい沢山実が付いて収穫が間に合わないので、たとえ半日でも一時間でもいいから収穫を手伝ってくれないかと言う。うふ、そういうことでしたか。ま、半日を2回くらいはお手伝いしなくちゃ。
 帰宅して夕食後に栗の皮むきのお手伝い。これがタイヘン。
 渋皮がついたままのもの少々は砂糖を入れた「渋皮煮」にするという。残りは渋もゴリゴリ剥いて湯通ししてから真空パック用の酸素を通さない袋に入れ、これもシーラーで密封、冷凍庫入り。
 少し残したもので明日は「栗おこわ」だそうです。なんとも食い意地の張った家族であります。

2010年9月15日水曜日

温湿度計と加湿器

 今夜は15日定例の赤提灯の無尽の日。3時過ぎから雨が降ってきたので帰宅したが、ふと思い立って300gのそば打ち。赤提灯から帰宅してから食べる予定で打った。量が少ないので30分ほどで終了。水150gでやや柔らかすぎかと思ったが、畳んだ部分が切れず、とても上手に切れた。雨が降って湿度が上がっていたためか。
 いずれにしても真夏に冷たくしめた蕎麦をと思ったが、この夏の異常な高温下ではうまく打てないことが判った。気温が下がって来てよかった。
 とか考えながら、ネットで湿度計を検索してみたら、そう高いものではないので、この際、温度計と湿度計がいっしょになった温湿度計を購入しておこう。感覚的に湿度が低い、高いではなく、きちんとしたデータとして湿度、温度を認識しながら蕎麦を打つ方がいいだろう。
 冬場の乾燥した時期には、湿度計を見て湿度が低すぎる場合には事前に加湿器で湿度を調整しておくのもいいだろうが、そこまでするのは度が過ぎているので、とりあえずは温湿度計だけ入手しておこう。

 赤提灯から帰宅後食べようと思っていた蕎麦は結局ビールを飲んだために食べられず、明日の昼ということに。

2010年9月14日火曜日

冬瓜頭

 今年は姫冬瓜を2本だけ植えた。姫冬瓜はミニ冬瓜なので着果数が多すぎ、毎年採れ過ぎて困るので1本でもいいのだが、枯れたら困るので2本植えた。しかし、樹勢がよくてパイプ支柱のネットに並べて植えたゴーヤーの蔓の上にまでのしかかってゆき、反対のキュウリの蔓にまでのしかかっていって、母親にこんなものを植えてと憎まれている。数えてみたらどうも40個以上生っているらしい。T屋さんの知り合いで欲しい人がいるというので昨日10個収穫して届けた。Y書林のSさんにも1個。それから妻が職場の同僚に上げたいというので6個をダンボール箱に入れ、車に載せておいた。
 そしてわが家の夕食用に1個。冬瓜を切って皮を剥き下茹でしながら、昆布などダシ3種類でダシ汁を製造。その後に冷蔵庫にあった豚肉をオヤマボクチ精製用に購入したフード・プロセッサーでミンチ状にして投入、さらにどこかに干しエビがあったと思って探し出し、これも少ししかないから全部投入したら、どうも多かったみたいだった。それから醤油は色が濁るのでやめて塩だけで味を調え、溶いた片栗粉を混ぜて火を止める。そして時期に購入して冷凍庫に確保してあった柚子の皮を解凍して刻み、鍋の中に散らす。この時期はまだ暑いので、そのままでは熱いので冷ましておいたいただいた。おいしい~、やはり柚子無しでは冬瓜のあんかけは成立しません。必須アイテムですが、残念ながら寒冷地である当地では柚子は栽培不可能らしいのです。
 来年は姫冬瓜はやめてほんとうの大きな冬瓜を作ってみよう。
 Tさんの知り合いは、冬瓜を切って茹でたものを冷凍保存しておき、それを解凍していつでも食べられるようにしているのだという。茹でて冷凍して、解凍してもスカスカにならないだろうか、姫冬瓜で実験してみよう。
 って冬瓜のことばかり.....今日は私の頭は冬瓜です.(ーー;)

2010年9月7日火曜日

静かに降って下さい

 旱魃気味で、毎日菜園に水を運ぶ日々が続いたが、ようやく雨の音がして来て、ほっとした。
 注文を付けて申し訳ありませんが、あまり強く降ればソバが倒伏しますので、できれば静かに降って下さい。

2010年9月5日日曜日

陽のあたる場所にいられない

 暑い。陽の当たる場所に居られない。
 郵便局に用事があったが、日曜なので市の中央郵便局まで行かなければならなかった。共同栽培のソバ畑はその中央郵便局の近くなので、行ったついでに生育状況を見てきた。
 茎葉が伸びて雹の被害もだいぶ目立たなくなってきたが、26日以降、降雨が無くて暑いので旱魃気味になり、ソバの茎葉の繁茂の仕方が少しおとなしい。このまま雨が降らないと雹害だけでなく、これも収量に影響があるかもしれない。

 これはそのソバの前日の8月8日に庭でプランターに播いたソバ。暑くて乾いて、毎日水をやっているので、数キロ離れたソバ畑のソバの生育状況が自宅に居ながらにして判ると思って播いたのだったが、ひょろひょろ伸びてしまって、あまり参考にならない。2枚目は花をマクロ撮影したもの。これを見ていると、少し、涼しい。

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2010年9月1日水曜日

ソバ畑偵察

 いつまでも凹んでいても仕方ないので、午後、雹害に遭ったソバの共同栽培畑へ行って見た。
 雹に茎を切断されたものは消え、打たれなかったものは青々と伸びている。全滅ではない。
 Tさんとふたりで自家消費する分くらいは確保できるだろう。
 しかし、この畑の共同栽培は三年目になるが、まだ一度も満足な収穫を経験していない。
 去年の大干ばつに200kgを山分けにしたのだから、そうでもないか。

2010年8月28日土曜日

ソバ畑にも雹!

 24、25、26日と三日続いて夕方に激しい雷雨があったが、ことに26日の雷雨は降雹があり、Tさんと共同栽培のソバ畑にも雹が降った。
 茎の途中で切断されてしまったものもあり、これで収量は半減とか1/3とかになりそう(泣)。

2010年8月23日月曜日

真夏の蕎麦打ち、(ーー;)

 お盆が終わってから帰省してきた長男が明日帰京するというので、仕事で出たついでに隣の市の製粉会社の売店まで足を伸ばした。店先の縁台で社長が孫を抱いて子守をしていたので、つい話しかけてしまった。近いうちに日本一の名人の蕎麦打ち講習会がありますとのこと。「打ち粉 1kg」をひと袋購入して帰宅。
 午後5時15分から蕎麦打ち開始。小麦粉100gソバ粉500gの外二八で、水300CC。若干水が少ないかなと思ったが、最近やや柔らか気味で延しやすいが切るのに包丁に粘りつく感じがいやなので、水を追加せず50%のまま、捏ねに入った。とにかく気温が高いので手早く延して切らないとじきに乾燥してきてしまう。風が入らないように締め切っているので、汗が落ちないように汗を拭くのも頻繁。暑いので切るのにも集中力が続かず、切り幅が不揃いになる。

2010年8月22日日曜日

炎天下蕎麦熱中症候群

 昨夜、Tさんから電話があり、ソバの中耕培土を明日しないかという。まだ茎が短く土寄せがしにくいので、わたしはあと一週間くらい後に涼しい時刻を選んでひとりで管理機で中耕培土をする予定でいた。Tさんはまだ奥さんが入院中で、しかも夕方6時から翌朝8時まで付き添いをしているのであてにはできないと思っていたのだ。
 まだ早いじゃありませんかと言ったが、Tさんが引かないのでやむを得ず了承。
 しかし、Tさん10:20にようやくこれから家を出ますという連絡があったのだが、畑に現われたのは10:50で、しかもトラックの荷台から飛び降りて足が痛いとか言っている。仕方なく私が8割ほど管理機での中耕培土をすることになってしまった。いちばん暑い時刻で無風状態だったので、顔が熱くなり、呼吸があらくなるので、休憩時間の方が長くなる。
 自分だけだったら、こんな炎天下でなく早朝や夕方を選んでに作業できるのだが、やはり共同栽培はむずかしい。しかも、やはり、やはり中耕培土するには茎がまだ短く、管理機が寄り過ぎると葉にまで土がかかってしまう場合があった。草丈30cmくらいの方が作業がしやすい。

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 原ソバ畑、8月9日播種、8月22日中耕培土終了。
 びっしり生えていたスベリヒユとソバの天敵植物とも言える「ハキダメギク」が退治できてきれいになった。
 
 
 
 帰宅途中、花園2号、3号地にも立ち寄ってソバの生育状況を見る。(そういえば、そもそも花園2号、3号地を新たに借りてソバを播いたのも、4月頃までTさんとの共同栽培がどうなるか危うかったからだった)

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8月2日に播種した花園3号地のソバ。
  
 
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7月26日に試験的に先行播種した花園2号地のソバ。まだ雨が降り続いていたので、排水のよくない場所の発芽があまり良くなかったが、蕾のかたまりが目立って来た。
 
 
 
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その蕾。これを見てオーバーヒートしていた心身がようやくクールダウンいたしました。
種から蕎麦まで、全てを自分でというのは、とてつもなく愚かしい、偏狭なエゴイズムのように思えます。 

2010年8月13日金曜日

鳥の食害を侮ってはいけない

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  この2枚は、8月9日に播種した共同栽培のソバ畑の発芽状況。雀、鳩などにも種をつつかれず、きれいに発芽していて、ほっとした。ソバは4日で発芽するというが本当だ。

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 これはその前日、8月8日の夕方、プランターに播いて庭に置いたもの。一日早いが指標として庭先で共同栽培の畑のソバの成長を目で確認しようというもの(横着)。


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 これは8月2日に播種した花園3号地のソバ。これもまずまずの発芽だが、7月26日に先行播種してみた花園2号地は若干雀に種を食べられた場所があり、また雑草も目立つ。管理機で雑草を処理してから土寄せをする必要あり。
 
 
 Tさんの家に寄って発芽良好の報告し、さらに思い出して高校の同級生N君のソバ畑へ回ってみた。いきなり鳩、十五羽くらいがソバの種を嘴でかき回していて驚いた。元々発芽が良くないように見受けられるが、その上、鳩の襲撃であるいは播種した半分くらいしか発芽していないと思われる。
 一昨年のTさんとの共同栽培を思い出した。あの時、ちょうど、同じように鳩に種をかき回され、食べられてしまい、さんざんな結果であった。
 鳥の食害を侮ってはいけない。
 その時に得た教訓。
 1 播種時に播種溝以外にうかつに種をこぼさない。(これ、大切。こぼれた種で鳥をひきつけてしまう)
 2 同じ理由で播き溝を深めにして覆土も厚くし、表土にソバの種が露出しないようにする。
 これだけでも鳥の食害に遭わないとは断言できないが、、今年の発芽状況を見ればかなり有効と思われる。

2010年8月12日木曜日

やたら?

 ナス、キュウリ、青唐辛子、もうひとつ足りない茗荷が畑の隅をのぞいてみたらすでに花が付いているものもあり、収穫。これで自家製の材料がすべて揃ったので、「やたら」の製造にとりかかった。レシピは地方によって異なるので、自己流である。といっても3種類の材料を適当に刻んで塩を振って揉み、しばらくおいて水分を絞ってから青唐唐子を刻んだものを混ぜ、だし汁に味醂、醤油を適当に混ぜ沸騰させない程度に煮、冷ましてからこれで漬けて冷蔵庫に入れる。これで、夏バテも食欲不振も無縁。

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(今回は、激辛唐辛子は怖いので中辛福耳の黄緑色してやや辛そうな感じなのを選んで刻み、投入)

2010年8月9日月曜日

ひとりでソバ播き(泣)

 なぜか、毎日予定が狂う。
 昨日、Tさんから乾燥していてもタイムリミットなので明日午前中にソバを播こうという電話が入った。乾燥しているので管理機で少し溝を付けてそこへ播こうという。了解して電話を切った。
 そして未明から雨が降った。
 土が湿ったので管理機は不要になったが、電話で、あまり土が濡れていても播種機の鎮圧ローラーに土が張り付いて動きが悪くなるので、午後、種まきをしようということになった。
 午前中に仕事を片付けようとしていたら、またTさんから電話が入り、奥さんが具合が悪いのでかかりつけの開業医のところへ行ったら、私のところでは手に負えないので総合病院で診察を受けるように紹介状を書かれ、今、総合病院にいる。申し訳ないが、種まきに行けるかどうか判らないというので、大丈夫、ひとりで種蒔きしますから、どうぞ奥さんについていて上げて下さいと言い、電話を切った。
 ということで、午後1時から3時までひとりで播種機を使って種まき。
 それにしてもひろ~い畑だこと。

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 ソバ畑の西から撮影。
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 こちらは、ソバ畑の東側のTさんの西瓜畑から撮影。
 今年は全面積の半分をTさんが西瓜栽培したので、ソバは昨年の半分ということになる。昨年は広すぎてタイヘンだったので、これくらいがちょうど良い。
 点々と続いているのは、すべて我ががに股歩きの足跡。それをこうもはっきり目撃するのは妙な感じ。
 夕方、仕事で出た帰りに回り道をしてTさんの家の前を通ってみたが、いつもの場所に乗用車が無かったところをみると、まだ病院にいるのだろう。認知症がかなり進んで来ているのでTさんは片時も離れられないはず。心配だ。

2010年8月8日日曜日

花園2号、3号地のソバ

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 上から、8月2日に播種した花園3号地(宅地二戸分)のソバ発芽状況。これくらいならOK。
 次は7月26日に播種した花園2号地(宅地一戸分。もう雑草が芽を出している)。
 それから花園2号、3号の南からのショット。

2010年8月7日土曜日

ソバ発芽

 2日に播種した花園3号地のソバが、4日目の昨日、ほぼ発芽した。
 ただし2日に播種した時に撮影した写真の播種機の右側のあたり、今になってよくみるとほかと少し色が異なって黒っぽい部分の発芽が悪い。そこだけやや粘土質が強く、土がゴロゴロしていたので、乾燥が強く、発芽に必要な水分が足りなかったか。宅地として造成された土地なので、明らかに土質の異なる土が混じっている。
 まだ時期的には遅くないので、明日、様子を見て発芽していない場所に手で追加播きしてみよう。
 T屋さんと共同栽培する畑の方は乾燥しすぎて播種時期を逸した感じがする。一応、雨待ちだが、降りそうもなければ数日の間に強行播種しなければならない。かなりの乾燥でも発芽するというが、それでも心配。(それにしても、共同栽培というのは難しいものだ)

2010年8月2日月曜日

蕎麦基地君

 暑い日が続いているが、今日は少し曇り気味で様子が異なるので予定を変更、仕事を放り出して花園3号地のソバ種まき実施。この酷暑の炎天下にこんな作業をしたら熱中症で死んでしまいそうですから。
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 これで造成された宅地2戸分なので多分140~150坪くらい。写真の背後の花園2号地はすでに発芽済みだが少し雀についばまれている。

2010年8月1日日曜日

真夏の蕎麦打ち

 この地は8月1日に墓参する風習がある。
 暑くならないうちにと8:30に家を出て墓参。母親の実家の墓参りも済ませて帰宅。妻はそのまま実家の墓参りへ。
 母親がいるので昼間から自室にこもってパソコンを開き書き物をするわけにもいかず、不意にミニ蕎麦打ちを決行。
 二八で200gを30cm×90cmの細長い板の上で挑戦。加水50%。
 これを道具を出して、蕎麦を打ち、再び道具を片付けるまでちょうど30分で終了。 
 
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 200gは普通は2人前だが、私の物差しでは一人前には多すぎ、二人前には少ない中途半端な量。水回しや捏ねも最低300gくらいないとやりにくい。
 それにしても真夏の高温時はソバが打ちにくい。水分の蒸発が早いせいか? 麺体を畳んだ部分がどうしても切れてしまう。これでは県外へクール便で生麺でお送りするという計画も実行できない。オヤマボクチは使えないし......。
 やはり、真夏の蕎麦を食べようなんて考えがいけないか。
 それから、やはり氷水でキュッとしめるべきだったし、延し板も30cm×90cmでは窮屈なので今年になって入手した60cm×90cmのシナベニアにした方がいい。90cm×90cmが大きすぎて出し入れがタイヘンなものだからつい。