しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2016年9月30日金曜日

刈り取り開始

9月後半の受粉は期待できず、すでに花も目立たなくなってきて、黒化率も7割以上かと思われますので、自分用の宅地ソバから、刈り取り開始しました。
ずいぶん足が長いソバになったので、根元から刈らないで15cmくらい高い場所で刈り、その上に刈ったソバを置きました。土にぺったり付かないで都合がいいです。自分用だからこのまま乾燥脱穀して、横着いたします。






2016年9月29日木曜日

秋雨前線停滞中

9月28日発表。データは9月15日までですが、日照不足がずっと続行中。


2016年9月21日水曜日

ことしもまた、恐怖の台風、秋雨前線

九州方面から入って来る台風は、長野県まで来るとだいたい勢力が分散されるので、今回も長野県の手前、愛知県境あたりで新潟方面へ行く雨雲、山梨から関東方面へ行く雨雲に別れて、県内は雨は降ったものの風はほとんど吹かない状態。
ということで、ソバはみんなでイナバウアー状態でのけぞっておりますが、まあ、これくらいは許容限度というか、風上から刈り取ればいいです。
問題は、雨降りが続いていますので、根が酸素欠乏で弱ったり枯死すること、そして晴れないので昆虫による受粉が停止していること。
しかし、考えようによっては、これまでに着果した分に十分に栄養が運ばれる方がいいのかもしれない。着果数が増えても、根が弱っていれば実入りの不十分なシイナが増えるだけなので。

2016年9月19日月曜日

今日も雨降りなので

昨日からずっと雨降りで、ソバの根の酸欠が心配です。根が死んだらせっかく受粉した実の成長が止まってしまいます(オロオロ)。
 
雨降りなので某国の4代にわたるrhubarb育種・栽培家の歴史を綴った貴重な文章を読み始めましたが、Web翻訳はちょっと構文がややこしくなると発狂するので、仕方なく自分で簡単なところはWeb翻訳を参考にしつつ、テキスト・エディターに訳文を入力することにしました。
結構、面白い。というか、育種というのは個人的には純粋な探究心から始まりますが、その周囲には個人レベルだけでなく、州や国家間であっても、利権、嫉妬、警戒心など、いろいろが取り囲んでいるのが見えてきます。
今日では大学や試験場などで行なわれるのが一般的ですが、かつて行なわれた個人レベルの育種にかける情熱は半端じゃなくすごいですね。

2016年9月18日日曜日

一泊二日

きのうはとある場所でソバ刈りのお手伝い、その後懇親会。一泊。
今日は11月のイヴェントについての意見交換会、午後は蕎麦打ち四段の方の蕎麦打ちのお手本を拝見後にその村の若い人たち4名が実際に蕎麦打ち。
昔のおばあさんたちがした「一本棒、丸のし」での蕎麦打ちだったので見ているだけでも勉強になりました。一本棒による「巻きのし」の方が麺にストレスがかからないので蕎麦がおいしいのかもしれない。近日中に「一本棒、丸のし」で打ってみようと思いますが、いいそば粉が無いのが残念。

2016年9月16日金曜日

一度は種として

海外の、さるrhubarbの研究家の言葉。

Remember all of today’s commercial rhubarbs were once seedlings.

確かに。肝に銘じます。

2016年9月15日木曜日

久しぶりの羽音

今日はソバ畑の周囲の草刈りに行きました。
一時間もかからずに終わってソバの近くで休憩していて驚きました。
あんなに姿が見えなかったミツバチがたくさんいて羽音がぶんぶん聴こえて来ました。
曇りですが風が無くて穏やかだったせいでしょうか。
アシナガ蜂やスズメバチ、ハナムグリなど他の昆虫は今日は見当たりません。
もう少しミツバチの生態を勉強しておいた方がよさそうです。







2016年9月14日水曜日

量より質

ようやく黒化した実が見えるようになってきました。
それにしても粒が小さい。
同じ粒数しか着かないとすれば、小さい粒ほど重量は少ない。
ま、自分で食べる分には量より質ですが。



2016年9月13日火曜日

同じタデ科でコラボ

今年は畑にすっかり放置したまま、ちっとも省みられなかったルバーブですが、今日、久しぶりにルバーブがらみでネットサーフィンしていてこんな絵のようにきれいなタルトのレシピ・ページにたどり着きました。


切ったRhubarbをこんな風に縦横に並べるとは考えもしませんでしたが、面白いですね。
こういうのをそば粉で試してみたらどうだろう? 同じタデ科でコラボ。
ダメだったら冷凍のパイ生地でやってみる? あ、既製品のパイ生地でいいってレシピに書いてあります。

またルバーブの種を4種類ほど海外のネットショップに注文してしまったので、来年の春は理想の株探しが始まります。

2016年9月12日月曜日

Paypalのアカウント

外国のあるオーガニック種子専門の会社のWebsiteの種が欲しくて、もう使わないからと解約してあったPaypalのアカウントをもう一度作り直しました。
海外のサイトで買い物をするにはここを通して決済するのがいちばん楽。
前にアカウントを作った時には英語でしたが、今は日本語でアカウントが作成できて、拍子抜けしました。
それですぐにショッピングしたら、すぐにPaypalから支払い通知が来ました。
それにしてもオーガニック種子は量が少なくて高いです、
2種類2袋ずつ注文して60粒で送料込みで44,85円。
その後、別の国のショップでも2種類2袋購入して24,00円。
やはりネットショッピングはヤバイです。

Web翻訳も以前に比べればだいぶ良くなったような気がします。

2016年9月11日日曜日

4倍体のシャチクリソバ

何年も前から、ここにシャクチリソバ(多年生、宿根ソバ)があるという情報を得ていたのですが、今日、花の時期なので行ってみました。
以前は別の場所で結構にぎやかだったようですが、建物が建てられるということで移植され、今は二株だけがブロック積みの温室の陰で寂しげに花開いておりました。
管理している方に、10月に来れば実が取れるよと言われましたが、10粒くらいしか採れそうもありません。
関東だとだいぶ野生化していて、多摩川の土手に大群落があるらしいですが、遠くて残念です。近ければ実の収集に出かけて行くんですが。





花はほとんど普通ソバと変りませんが他家受粉ではなく自家受粉です。
またシャクチリソバには2倍体のほかに自然に4倍体も存在するのだそうですが、人間の手で作り出された4倍体ソバは実が大きいのですが、シャクチリソバはその反対で、2倍体が実が大きく、4倍体が実が小さいとのことです。
4倍体のシャチクリソバが欲しいですが、日本にあるのは2倍体らしい。
多摩川あたりに群生しているものも2倍体らしく、実が大きい。

2016年9月9日金曜日

ソバが大人に

受粉した花、受粉しなかった花、ちょっと変った花。
ようやく栄養成長から生殖成長に切り替わって来たようです。
ソバが大人になりました。




2016年9月8日木曜日

実に面白い

もう忘れられた存在であるかもしれませんが、かつて岩手大学でソバの研究をされていた菅原金治郎先生の著作「蕎麦の開花結実に関する生態学的研究」を読んでいます。

ソバは受粉結実率があきれるくらい低い作物であるのが悩みの種ですが、それをとことん追求されたのが、宮崎大学の長友大先生mの「ソバの科学」と、菅原金治郎先生のこの著作、実に面白い。
うまいソバをたくさん収穫するためにはどうしたらいいか、見えて来そうな気がして来ます。
(気がするだけで、どこまで行っても見えてこないのかもしれませんが……)

2016年9月6日火曜日

環境悪化が少しずつ

とにかくミツバチが少ない(やはり、ネオ・ニコチノイド系農薬の仕業?)。
目につくのは毛が生えてむくつけき「ハナムグリ」ばかりで、まるでハナムグリ天国です。
まあ、ハナムグリだって受粉に役立っている益虫です。
以前はこの時期にはミツバチの羽音がうるさいくらいでしたが……。
他の昆虫や虫も少ないし、雀さえ少ないような気がします。環境悪化が少しずつ進行しています。
SF風に言えば、日本は沈黙の列島になりつつあるのでしょうか。



怪獣ハナムグリ

2016年9月5日月曜日

「行者にんにく」の種

facebookのおともだちから行者ニンニクの種をいただきました。ありがとうございます。種フェチというか、重症の「種萌えシンドローム(症候群)」としては放ってはおけません!!
行者ニンニクの種は採取してすぐに播く「採り播き」がいちばん発芽率が良くて、時間の経過と共に乾燥してしまうと発芽率が悪くなるのだそうで、そこで秘術。一週間とか二週間とか、時間をかけて気長に微量の水分を吸わせて発芽酵素の目を覚まし、それから一気に水を与えて発芽スタートに持ち込もうという方法で、古い種子の発芽にも使えます。




とはいえ、いただいた種が思ったよりも多かったので、写真の通り、種と種が肩を並べて窮屈な感じです。発芽率が悪いのを見越しての厚播きですが、結果は来年の春まで分かりません。
しかも、種から育てると食べられるようになるまで7~8年かかるとか。それまで生きていられないような気もしますが。
これが全部でなくても50%発芽しても結構たくさんで、それはそれでえらいこっちゃ~。
そういえば、山葵の採種と発芽も難しかったですが、あれと同じくらいハードルが高い。

2016年9月4日日曜日

ちょっと胡散臭いような

8月19日に依頼され、時期遅れなので借りたビニールハウス内に急遽播種した、福島県奥只見の旧家の梁の上に保存されていたソバが元といわれる在来種玄ソバ。
ちょっと胡散臭いような、でも面白そうな。
生産年度は不明だが、真空袋に封入されて冷蔵庫で保管されていたものなので、発芽率は昨年のものと変わりなく、良好。
味見できて、良かったら来年度、少し栽培してもいいかなと。
播種時期が遅かったので実が付くかどうか。屋根がかかっているので。一度や二度の霜には大丈夫、とすれば獲れるかも。



2016年9月2日金曜日

コレクション


あまりに小さすぎて播いてみる気になれないコレクション用の玄ソバ。
ほとんど、幻のゼイクルソバ。
1000粒重、20g無いかもしれない。