しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2010年7月31日土曜日

いよいよ

 早播きは収量が少ないと言われる、その収量比較試験のために27日に花園2号に先行播種したソバが発芽していた。ソバの発芽は早くて4日めには顔を出している。おそらく昨日には芽が出ていたのだろう。播種後、二日にわたって雨が降ったので発芽率が相当悪いかと思っていたが、まずまず。
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 土用の土を三日被ればいいというが、立秋が8月7日だから土用が明けるのは6日、4日に播けばちょうど土用の土を三日被ることになる。150坪くらいありそうな花園3号は3日か4日頃、T屋さんと共同栽培の畑の方は、7日播種の予定。
 明日は、この地方独特の風習である8月1日の墓参り。たまたま日曜日だが、20世紀までは民間会社は8月1日は平日でも休日扱いだった。

2010年7月28日水曜日

ただの、人間の功利的都合

 この春に播種定植したRhubarbのうち、最後に植えた花園2号3号の東端に植えた苗がだいぶ消えた。原因は梅雨後半の毎日の雨で根が酸素欠乏により根腐れ気味だったところへ、梅雨明け後は休みなく照って高温なうえに雷雨で多湿。しかも今年になって借りた花園2号3号は本来が宅地用に造成された土地であるから、石や砂が多くて痩せている。高温に弱く、排水の悪いのにも弱いRhubarbには三重苦である。むしろ梅雨が無い北海道、カナダ、シベリアあたりの冷涼で排水の良い土地が良いのだろう。それとも、浅間山麓に1000m道路というのがあり、標高1000mから名付けられたらしいのだけど、あのあたりの南向きの斜面の畑だったら排水抜群で気温も冷涼でいいのかもしれない。仕事をしなくてもいい年齢になったら、そういう場所で道楽一途に暮らしたいもの。
 来年春まではじっと観察するほかない。Unisonous Tragedy は色は優れているが成長が遅く細くて短い。Saint Driftは太くて長いが色がいまひとつ薄い。
 この2種類を交配させたら、どうだろう? 色も鮮やかで太くて長い優性遺伝の組み合わせか、それとも、色もパッとせず成長が遅くて細くて短い劣性遺伝の組み合わせか? 
 いや、そもそも、色も鮮やかで太くて長いのが優性遺伝で、色もパッとせず成長が遅くて細くて短いのが劣性遺伝という視点そのものが、人間の功利的都合に拠って立っているに過ぎないのだ。

2010年7月27日火曜日

試行

 ソバは早く播きすると収量が少ないと言われている。
 ほんとうにそうか、比較するために花園2号地の40坪ほどに先行播種。

2010年7月25日日曜日

(ーー;)

 しかし、当地も昨日も今日も夕立で、なかなかソバの播種準備が出来ないではありませんか。
 ソバの種はかなりの旱魃でも発芽しますが、播種後に降雨があると排水の悪い場所では発芽しないのです。

2010年7月22日木曜日

炎天下の奇人

 「土用の土を三日被ればいい」


 ソバの播種期について昔から言い伝えられている言葉である。

 土用の土を三日被る?

 土用は立春、立夏、立秋、立冬の前18日間(19日のこともあるらしい)。今年の夏は立秋が8月7日なので、土用の入りが7月20日、明けるのが8月6日である。6日までが土用なので、土用の土を三日というのは8月6、5、4日の間被ればいいので、8月3日の播種すればいいということになる。

 Tさんと共同のソバ畑はTさんの意向で8月7日に播種してきたし、ことしもそうだが、自分だけでソバを播種する時は自分が生まれた日である4日に播種してきた。それだと、毎年、いつ播いたか、メモしなくても覚えやすい。

 Tさんと共同栽培する畑より先に自分の花園2,3号畑の播種を済ませなければならないが、いよいよカウントダウンが始まった感じで、そわそわ。排水があまり良くなさそうなので播種後の降雨が心配だし、鳩やカラスなどの野鳥に種が食べられてしまわないか、心配の種

 それにしても、この炎天下に熱中症すれすれ、汗びっしょりになってソバごときに夢中になっているのは、傍目にはただの奇人変人にしか見えないであろうなあ。しかも夜には書けないものを書こうとして七転八倒(ちょっと大袈裟)......何やってんだろうな。昔、長男が小さかった頃、夜、部屋に閉じこもって何やら書いているらしい父親について、「何やってんだろうな、お父さんは」とつぶやいたらしい。まったく、何やってんだろうな?

2010年7月19日月曜日

極端すぎる天候

 梅雨は明けたものの、あまりの暑さにこんなことはしたくなかったが、ソバの播種時期が迫っている10日~半月後に迫っているので、梅雨の間に繁茂した雑草退治のために花園3号地を管理機で耕した。
 10:30に3号地が終わったので2号地へ移ろうとしたが、体温が上昇しているのが判ったので、そこまでで撤退。帰宅して水風呂で体を冷やし、以後は外へ出ず。
 今年は、何とも極端な天候である。

2010年7月18日日曜日

蕎麦、この何とも一家団欒には不向きな食べもの

3連休+代休1で長男が帰省したので、また「めえ」と鳴いて蕎麦打ち。長男も蕎麦は飽きたとか言ってくれればいいのに澄ましているので、夕方蕎麦打ち開始。しかし、梅雨明け後に蕎麦など打つものじゃありません。この暑いのに乾燥しないように窓もドアも締め切って扇風機もエアコンも使えない状況で、汗びっしょり。しかもソバがみるみる乾燥してゆくのが分かるので焦る。どうも夏は加水率を多めにしないと間に合わないかもしれない。


 で、食べるのはせいぜい十五分か。

 ソバというのはつくづく一家団欒には不向きな食事である。皆が一心不乱に蕎麦を食べているだけで会話は「おいしい」の一言くらいで、あとはほとんど無し。

2010年7月16日金曜日

辛汗亭日乗

 いよいよ青唐辛子が採れるようになった。いつものように、激辛4本、中辛・福耳4本、バナナなんばん4本を植えておいたので、3種類が初収穫となった。激辛はとりあえず真空パック袋に入れてそのまま冷凍庫へ。こうしておくと一年中使えるし、凍っている方が薄くスライスするのに好都合だ。
 実はわたしはそれほど辛味に強いわけではなく、この激辛を大きめに切ったりすると舌が火事になって火傷してしまう。だからできるだけ薄くスライスする必要がある。
 ということで今回は激辛は避け、昨日、福耳を大きめに刻み、ナス、キュウリ、茗荷も刻み、昆布ダシ+醤油+味醂少々で漬け込んでみた。今日、試食してみると、やはり昨年まで激辛を刻みこんで作ったものが脳に記憶されているので、かなり物足りない。福耳は中辛でも収穫し始めの頃はふんわり上品に辛い感じで、どちらかといえば小辛に近い方なので、焼いて食べるのに適しているのかもしれない。やはり、少し激辛を刻んで混ぜてみよう。
 それから、今日はバナナなんばんをザクザク刻み、長ネギと豚肉とともに炒め、味噌で味付け。こちらの方は、まだ生り初めだし雨続き(唐辛子は雨降りに採取すると辛味が弱く、乾燥した時に採ると辛味が強いと言われてている)なのであまり辛くないだろうと見くびって二個刻んで投入したら、そのほどよく辛いこと。汗びっしょりで体内はカッカと燃えている感じ。
 しかし、バナナなんばんという名前はどうも。
100715bananapepper.jpg Hungarian Hot Wax.jpg
 写真左がバナナなんばん、右がハンガリアン・ホット・ワックスの種袋。ハンガリアン・ホット・ワックスの方が黄色が強く見えるが、バナナなんばんももう少し採取時期を遅らせれば黄色くなり、さらに遅らせれば赤くなり、相当に辛くなる。
 この2種類、私には同じに見えます。しかもハンガリアン・ホット・ワックス、アメリカあたりではバナナ・ペッパーと呼ばれているらしい。
 ハンガリアン・ホット・ワックス>バナナ・ペッパー>バナナなんばん(かっこいい名前順)
 やはり、今後はバナナなんばんと呼ぶのはやめて、ハンガリアン・ホット・ワックスと表記しよう。黄色いからバナナというのはあまりに安易な命名であります。
 そういえば、四川唐辛子の種がないかと検索したが少なくとも国内では販売されていない模様。
 ただし中華の食材として四川唐辛子をまるごと乾燥させた「朝天椒」は購入できる。
 たとえばそれが三年以上前のものではなく、昨年収穫乾燥されたものであれば、あるいはそれを購入して種を取り出し、来年春にしかるべく播種すればある程度の発芽率で発芽するかも知れません。
 わあ、やはりこういう好奇心旺盛な方がいました、(^_^;)

2010年7月15日木曜日

不思議

 毎日降り続く雨のために酸素欠乏に陥っている植物の根が限界ぎりぎりである。特に根の酸素要求量の多い作物はもう死にかけている。あと一日か二日、踏みこたえられるか?
 一週間前にN君がカナダから持って来てくれた種、来春になってから播くつもりだったが、N君の兄さんも播きたいのだそうで、試験的に播種してみてくれないかと言われたので、彼が来た日の午後、6×12=72穴のセル・トレイ(ブラグ・トレイとも言う?)に外国の種苗会社やナーせりーから取り寄せた2種類もふくめて、6×6=36粒づつ播種してみた。
 一週間後の今日、数を数えてみると、N君の種は発芽ゼロ、購入した2種類の一方は33/36本発芽、他方は32/36本発芽、という結果。これも不思議。
 N君の種は2010年の新種、他の2種類は昨年採取の2009年物。N君のはまだ採取が若干早かったか、冷蔵庫に一定期間入れて冬を経験させてから播種するか、あるいはほんとうに冬越して来春播種すればよかったか? 何でもやみくもに種を播けば発芽するというものでもないのである。 

2010年7月11日日曜日

皆、舌がバカなのでありますw

 雨が降り続いて草退治が出来ないので、菜園がすごいことになっている。下仁田ネギではない、夏の長ネギだけ草退治をして土寄せをした。
 帰宅後、家人ふたりとも外出中で、ぼうっとしているのも嫌なのでホームセンターへ厚さ1cm、長さ90cm、幅60cmのシナベニアを買いに行った。蕎麦打ち用に1,5cm×90cm×90cmのシナベニアがあるのだが、500g以下、あるいは自分用だけの少量を打つのには大きすぎていちいち物置から出して来るのが面倒なのである。少し縦長に延せば蕎麦も長くなっていいので、幅60cmが良かろうと判断。
 帰宅後、早速、久しぶりに十割蕎麦を300g、水150ccで打ってみた。何とか打って切ることができたが、やはり二八よりそっと扱わないと切れてしまいそうで粗忽者はややナーバスにならざるを得ない。やはり少しは乱暴に扱える二八蕎麦を打った方がいいのか。
 その上、昼食に茹でて食べてみると、家族三人全員が二八蕎麦との風味の差が判らない。十割も二八も同じなんて、皆、舌がバカなのでありますw、(ーー;)

2010年7月8日木曜日

タデ科三昧

 カナダから帰って来たN君、午前十時に来訪。二時間ほどしゃべった。住んでいる町の周辺の森に行者にんにくが群生していており、カタクリ、と何とか、その3種類の植物がセットになって群生しているので探しやすいのだそうだ。このあたりは、もう少し標高が高い場所に行かなければ無さそう。
 それから4月と同じで進行で申し訳ないが、朝食後に打っておいた蕎麦を茹で、母親をまぜて3人で昼食。
 4月にわが家で蕎麦を食べた後、東京に戻って深大寺蕎麦を食べに行ったら蕎麦の風味がまったく感じられなかった。ほんとうにおいしい蕎麦の味を知ってしまうと不幸かもしれないという。確かに。どこにいっても満足できなくなる。
 彼が私のために購入して庭に植えたGerman Wineの、今年の新物の種を頂戴した。200粒くらいはあるだろうと。これは来年春に播種する予定だったが、N君の兄も播いてみたいというので家にも少し種をおいた。今播いて発芽するかどうか、播いてみてほしいというので、彼が帰った後、72穴のセル・トレイにGerman Wineを36粒、Victoria Redを36粒播いてみた。Victoriaは本来は緑のはずだがRedと表示されている、その矛盾を実際に検証してみたくて購入したものなので、これはいい機会である。
 今回来日、面接を受けた結果が良ければまた9月に来日し今度は数ヶ月の研修に入るらしい。それからネパール? すごい。

2010年7月7日水曜日

雨にうんざり

 雨が降らない日が無い。管理機で耕して土がふかふかになっているだけ多くの水分を含んでしまう。発芽した草の芽が毎日成長しているのが判るが、あまりに多くの水を含んだ土壌はずぶずぶとワークブーツが沈んでいってしまい、草退治もままならないまま、緑色を濃くしてゆく。植えたSaint DriftやUnisonous Tragedyも水捌けの悪い場所のものは根腐れを起こしているのか、かえって茎が真っ赤になっている。植物は存亡の危機に瀕するとアントシアンを形成し、種を作ろうとする。

2010年7月1日木曜日

檜? サワラ?

 花園1号、2号、3号ではなく、以前から家庭菜園用に借りている畑はもともと敷地内に家があり、その地続きが庭、畑となっていて、面積はあるいは300坪以上あるのかもしれない。その庭の中央に樹木に詳しくないので檜だかさわらだか判断がつかない樹木が3本、多分実生のまま成長してずいぶん大きくなってしまい、ことに地主がタマネギ、にんにく、馬鈴薯、ネギを作っている場所の日当たりが悪く生育不良であるので、一ヶ月ほど前にたまたま畑で遇った時にその3本を伐採してもいいかと訊ねたら、切って下さいと。
 そこで、本日午後、チェーンソーとアルミの脚立を持参、先ずは届く範囲の枝を払い、一本目を伐採開始。根元は直径35cm~40cmくらいあるので、腰掛けるのにちょうど良いくらいの高さで切り株を残すように高い場所に受け口を作り、伐採開始。お、狙った方向にまっすぐ倒れました。
 枝を払い、幹だけを軽トラックに載せられる長さに切断。これを薪にするとして、檜だったらどうしましょう。檜の薪なんて贅沢すぎますので、さわらということにしておきましょう。