しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2010年10月31日日曜日

自家採種自家栽培大成功

 午前十時過ぎ、さるお宅にいただき過ぎのお礼へのお礼として蕎麦を打つことになり、ついでに自宅の分もと2回連続蕎麦打ちをした。500gと600gなので、1100gを一度に打てばいいのだが、まだ一度も1kgを打ったこともなく、モタモタして失敗するのもいやなので二回戦に分けた。

 打ち終えて自家製のキャベツ、白菜、長ネギなどもあげようと畑に採りに行き、ふとねずみ大根の葉が目に入ったので、根の周りを見るとそこそこねずみ大根らしい太さなので一本抜いてみた。昨年の小石、砂利混じりの畑から土の良い畑に変えたのでどうかと思ったが、実に白く、また尻がまさにねずみのお尻のようで、美しいねずみ大根に育っていた。
 洗って蕎麦の薬味にと付けてあげた。
 それにしても、このねずみ大根の種は昨年播種したものの出来が悪くて抜かないままだったものが(管理機で耕さない場所だったので)、この春に花が咲き、それから自家採種したものを9月初めに播種したものだった。まさか、物になるとは思っていなかった。それがまあ、ねずみ大根の典型のような姿形で、実にうれしい。大根の花を咲かせて採種するひとなどこの地方ではいないので、交配せずに済んだらしい。自家採種大成功である。今年も何本か抜かずに採種用に残しておこう。

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2010年10月29日金曜日

遺伝子の記憶

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 まったくその気配がなかったのであきらめていたら、ヒラタケだけ出始めた。(さて、いつ菌を植えたんだっけ? と思ってこのブログ内を検索したら、2008年の春に植えていた。こういう時、ブログに書いておくと記録になっていて便利)
 2008年春に菌を植え菜園の隅に伏せておいたヒラタケ、ナメコ、クリタケのうち、ヒラタケは植えた2008年秋、昨年と出たが、ナメコは昨年少し出ただけで、クリタケはまだまったく出ない。シイタケも管理もせず放っておくので雨の後などに少々出るだけ。

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 この頃になってSaint Drift種だけこうして花茎を伸ばして咲きそうになる茎が続出している。この時期に採種は無理なので、目についたものから切り捨てているが、5月頃に花茎が出てくるのが普通。おそらく種子の原産地での遺伝子の記憶がまだ残っていて、この時期に花を咲かせようとするのだろう。

2010年10月28日木曜日

シナノスイートvsジョナゴールド

 リンゴを栽培している親戚からいただいたシナノスイートを、家族二名がさっぱり食べないので、ひとりで毎日一個ずつ、夜ひとりになってから丸かじりしている。
 今年のシナノスイートは例年より実が柔らかく、甘味と酸味のどちらも弱いので、いつもほどおいしく感じないが、その前に収穫時期を迎えるジョナゴールドが、例年は酸味が勝って閉口するくらいなのだが、今年に限って甘味と酸味がシナノスイート以上に競り合っている感じで味が濃く、実においしかった。終わってしまって残念。

2010年10月27日水曜日

 今頃になって天候が悪く、刈ったまま地干ししている共同栽培のソバ畑が気になるが、乾燥しなければ脱穀できない。雨が続くと、まさか茎についたままの実が発芽するなどということはない?
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 写真は、個人栽培の花園2号、3号地の収穫済みのソバ。
 ようやく葉や茎などのゴミを取り除いてソバの実だけになり、本日午前中は晴れだったので庭でブルーシートの上に広げて天日乾燥。
 風味が失われるような気がするので余り過乾燥にしたくないのだが、穀物水分計が無いので勘が頼り。
 かつて父親が利用していた怪しい製粉所の爺さんに教わった方法......板の上にソバの実を置き、鎌などの柄の尻でギュッと押し潰し、中身が粉々になってパッと散れば乾燥OK......を試してみた。
 未だ少し乾燥が甘いか。もう一日乾燥してみよう。
 少し残っていた茎などをもう一度取り除き、乾燥したら、44kgが43kgになっていた。
 もうゴミは無いので、43kgが乾燥して1%水分が無くなったとすれば42,57kg、2%では42,14kgとなる。せいぜい、それくらいが目標ではないか。
 製粉までもう少し。

2010年10月24日日曜日

秋冷

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 これはわが家の庭。株を畑に伏せておいて、春に出てきた芽をさしておくと苗が出来、それを広めに植えておくと、こういう風に丸くなる。鉢植えにしてあちこちに差し上げた。

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 これもソバ同様のタデ科の植物で、私の宿痾にまでなっている植物。
 秋冷の頃というか、霜が降りる直前がいちばん赤くなる。
 もっともっと赤くなあれ。っと、畑のなかで這いつくばって写真を撮った。

2010年10月23日土曜日

個人栽培分、脱穀終了

 明日以降は晴れの日がないという天気予報なので、日曜に予定していた共同栽培のソバの脱穀は中止になった。
 その代わりに、午後、花園3号地のソバの脱穀した。これで、個人的に栽培したソバはすべて脱穀した。
 唐箕で茎や葉などのクズを除いて27,4kg。先に脱穀した2号地は17kg。合計44,4kg。3号地が倒伏し草に負けたのでもっと少なく予想していたが、これくらいだったら喜ぶべきだろう。

2010年10月22日金曜日

開眼?

 夕方、仕事終いもそこそこに道具を出し、ソバ粉300g、昨年精製したオヤマボクチ1gを計量。オヤマボクチは小さな鍋で煮る。加水は先ずは通常のソバと同じ50%で水回しをする。どうも足りないらしいので20cc、更に10ccを追加してようやくソバ粉がまとまり始めたので、そこに煮ておいたオヤマボクチの水気をしぼってから混ぜ、捏ねに入る。加水量がいつもより10%も多いのでさすがに両手に粘りつく感じだが、我慢して捏ね続けるが、さすがに40~50分は無理だし、ソバ粉300gと量も少ないので20分で延しに入る。いつのまにかべたつく感じは無くなり、延しも力を入れないと延びない。本延しは昨日購入したステンレス・パイプの太さ32mm、長さ91cmを使用。これが案外使いやすい。表面がステンレスでつるつるしているのと、適度な重み、そして強度があるので結構力を入れられる。あっさりと思い通りの薄さになった。計測はしないが、2mm以下、1,数mmくらい。
 それから30分ほど放置、乾燥するように壁の扇風機のスィッチを入れ、その間テレビ・ニュースを見る。
 夕食時に、オヤマボクチ蕎麦は硬くて嫌だという母を除き、妻とふたりで試食。お、まずまずのコシ、風味、喉越しで、おいしい。
 やはり、加水量と麺の厚さ(薄さ)にポイントがありそうだ。加水が少ないと捏ねの団塊で固くなりすぎ、薄く延すことが出来ない。
 たまたま蕎麦打ちの最中に県内のローカルニュースで、オヤマボクチ蕎麦のイベントの予定を伝えていたが、そのなかでふたりの打ち手がオヤマボクチをソバ粉に混ぜる様子を映していた。ひとりは煮たオヤマボクチをソバ粉全体に散らせており、もうひとりの女性はソバ粉を盛り上げてその中央に浅間山の噴火口のような穴をあけ、そこに煮たオヤマボクチを塊のまま入れ、お湯を入れながら菜箸でオヤマボクチとソバ粉を溶かすようにかき回していた。水ではなくお湯と判ったのは菜箸でかき回しているのと、かき回されているソバ粉やオヤマボクチがとろみを感じさせたからで、この女性の場合は湯捏ねであるらしい。信州では女性が受け継いで来た蕎麦打ちは湯捏ねがオーソドックスである。わが家の母親も先ずは熱湯でかき混ぜ、その後に水を足して固さ(柔らかさ)を調整していた。私はお湯は使わない。

 いずれにしても、もうじき新ソバの時期でもあるし、封印せずにもう少し研究してみよう。

2010年10月21日木曜日

封印?

 午前中、仕事でTさんの家へ寄って、「こんな天気だから、寄って」と言われ、お茶をいただいた。現在ひとり暮らし中の男性にお茶をいれていただくのは恐縮だが、Tさんは手馴れている。
 あれこれ話して、当然、ソバ栽培や蕎麦打ちのことにも話が及ぶ。
 Tさんがふと「もう一度......」
 私もそれにつられて「オヤマボクチ蕎麦」
 ふたりとも同じことを考えているのである。
 Tさん。「とにかく可能な限り薄く延せば、硬過ぎるということはないらしい」
「そうですね。それにはやはり大目の加水と、麺棒が曲がっていないことが大切ですね」
「そう、麺棒が歪んでいては麺の厚みが均一にならないしね。かといって本職用の麺棒はむやみに高いです」
「ホームセンターに、階段や廊下の壁に取り付ける手すり用のステンレス・パイプが得られていますが、あれなんかどうでしょう。鉄パイプだから歪み、曲がりはほとんど無いと思いますが。太さ32mm、長さ91cmとちょうど手ごろなものがあります」
「鉄のパイプというイメージがどうもね。同じ手すり用で集成材の棒があるので、どちらかといえばそちらの方がいいような気がします」
 
 午後、ホームセンターに立ち寄り、手すり用の部材を売っているコーナーへ。直系32mm、長さ91cmのステンレス・パイプと、直系32mm、長さ180cmの集成材の丸棒を交互に持ってみたり、床に転がしてみたり。ほかにも、どんな製造方法なのか、中はステンレス・パイプで、外側に木材が巻かれているパイプもあったが、結局、ステンレス・パイプの方を購入。648円。
 残る問題は加水率。50%までは計量するが、それ以上は勘で判断するほかない。
 それでもうまく打てなかったり、風味が失われておいしくなかったら、この植物繊維をつなぎにする打ち方は封印する。

2010年10月19日火曜日

腰が痛い

腰が痛い

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 腰と膝が痛いのに草刈機でソバを刈るTさんと、向こうに小さく見えるのはTさんの応援のFさん。ただの草刈にしか見えませんが、これでもソバの刈り取り作業中。
 
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 の写真。刈って縛るでもなく、棒に架けるでもなく、適当にまとめてそのま4~5日干しておく。「地干し」という実に横着な方法です。これをブルーシートを広げた上に集め、彌生時代さながらに棒で叩いて脱穀する。
 欠点は、脱穀の際に土や細かい石が混じる可能性があること。
 それにしても、やはりソバは穀物ではなくただの草の実です。
 ただの草の実の粉をこね回して延して切って、茹でて、風味がどうの、喉越しがどうのと、何だかなあ。
 途中、Tさんが今年のソバは付いている実の数が少ないと言い出した。すでに個人栽培分の刈り取りを済ませている私はすでにそれを実感している。ソバは自家受粉ではなく他家受粉なので、ミツバチが少ないのが影響しているのか、それともこの夏の高温旱魃の影響か。その両方だと思うのだが、Tさんいわく、この400坪くらいで100~120kgは欲しい、と。
 さて、どうでしょう? 個人栽培の試験的に早播きした40坪で乾燥不十分ながら17kg、乾燥させても15kgはあるはずなので、400坪なら150kgある計算。でも、この400坪は雹に叩かれているので100kgあるかどうか。ふたりで分けて50kgずつ。製粉歩留まり65%で、ソバ粉32,5kg。大丈夫じゃないですか。
 でもお手伝いのFさんの日当支払いがありますが、さて、これは誰が?

 ああ、腰が痛い。お風呂で暖まろう。

2010年10月18日月曜日

いよいよ明日、ソバ刈り決行

 午前中にTさんから携帯に電話があって、明日、ソバの刈り取りをしないか、と。天候がいいうちに刈って脱穀までしてしまった方がいいが、何とか明日の仕事をやりくり、差し替えして決行することにしたが、Tさん自身は足、腰が痛くて、Fさんにお手伝いを頼んだ模様。奥さんは二度目の入院から療養型介護施設に入所したので、楽になったようなタイヘンになったような。本人は自宅で自分が看ている方がいいとは言っているが。
 とにかく、昨年の半分の面積になったとはいえ、1反4畝くらいというから、420坪くらいある。草刈機で刈り倒し、Fさんがそれをまとめて両手で持てるくらいの束にして畑に並べておいて乾燥を待つ。いわゆる地干しという横着な乾燥方法だが、面積が多いのでいちいち束を縛って棒などに架けてはいられない。
 Tさんの状況から判断して、来年度は共同栽培はやめて単独栽培に切り替えなければならないだろう。
 今年、花園2号、3号地を借りたのもその準備のつもりだったが、最初にオヤマボクチを植えるために借りた1号地が排水の悪さと石、砂利の多さとで栽培困難なので、ここは今年度限りで返して、別に3号地の斜め西北にある4号地を借りようと考えている。ここだと、母親が歩きや自転車で行けて、自分の好きな野菜を作ればいいと考えて。
 今年の2号地3号地のソバの収量によってはもう一枚5号地を借りても良い。持ち主のKさんは自分で空き地の草刈をする場所が少なくなるので大歓迎だろう。

2010年10月17日日曜日

ただの草の実

 天候も良いので本日は花園3号地のソバ刈り取り。ここが問題。管理機が故障して修理に出してもたついている間に風雨で倒伏してしまい、ついに中耕と土寄せができないまま過ぎてしまったので、ソバ畑なのか草畑なのか判らないくらいだ。倒伏防止の土寄せと除草をかねた中耕を愚かにしてはならないし、そのタイミングも難しいこと身に沁みて実感。
 無論、手刈りしか方法はない。草の茎を除けてソバの茎だけを刈り取り、草のなかから引っ張り出す感じで、刈り進める。それでも少しは実がついているので、じっと我慢しながら刈り、あと30坪くらいを残して帰宅。残りは朝とか夕方ちょこちょこと刈り取ろう。
 それにしても、ソバというのは外見からして穀物ではなく、ただの草の実でしかない。
 信越県境でソバを栽培しておられる方が「今年は実の付きが良くないような気がする」とブログに書かれていたが、同感。高温と一時旱魃気味だったのが影響しているように思う。ミツバチが少ないのも受粉に影響するだろうし。
 自分で食べるソバを種から栽培するというのは、はなはだしい愚行である。

2010年10月14日木曜日

来年のソバ栽培のために

 花園2号地で刈り取ったソバ、夕方乾燥させている場所に行って少し叩いてみたらバラバラソバの実が落ちたので、明日当りは脱穀できそう。といっても人力で叩くという原始的作業だが。除草と土寄せが出来ず、倒伏したり雑草に負けてしまった花園3号地のソバ、毎日1時間くらいずつ手で刈り取ることに決定。
 残るはTさんとの共同栽培の畑だが、昨日の夕方Tさんの家に行ってみたら、Tさん、左足が痛いらしくて妙な歩き方をしている。ソバの刈り取りも誰か自分の代わりのひとを探すと言っている。また食べ物を喉に詰まらせて二度目の入院をした奥さんは病院は退院したが、医師が自宅での介護は無理だと判断して、そのまま同じ敷地内の療養型介護施設に入所したらしい。
 おそらくもう来年は共同栽培は無理だろう。
 そこで、石、小石、砂混じりな上に排水がきわめて悪い花園1号地を耕作するのはやめて、かわりに2号、3号地の斜め西北の2区画を借りようと、その土を吟味してみた。1号地のような石、小石、砂は無く、むしろ2号地3号地と同じかつての水田の作り土であるらしい。1,2,3号地よりは高いので水捌けもいいと思われる。
 近々に地主さんに1号地の代わりにその二区画を貸して下さいとお願いしよう。
 って、合計すると宅地5ヶ所分なので、仮に一ヶ所が75坪×5=375坪。
 道楽にしては広すぎますが、ソバは面積当りの収量がとても少ないので仕方ないのです。

2010年10月12日火曜日

続・赤い太い長い

 左は昨年から試験栽培しているUnisonous Tragedy(仮名)から選んで定植、観察している株からの1本。右はSaint Driftの赤くもなく緑でもなく、中途半端な霜降りの株からの1本。こちらは普通の太さと長さ。
 比較してみればUnisonous Tragedyが赤いのは十分だが、いかに茎が細く短いかが一目瞭然。親と子より差がある。
 あまりに小さくて生産性ゼロに等しい。染色に使うとかであれば利用できないことはないが、営利栽培品としての食用の栽培には向いていない。
 しかしこのCrimsonな赤味は捨てがたいなぁ。どうも赤い茎は劣性遺伝なのか、茎が小さく細いのが普通であるらしい。
 赤い、太い、長いの三拍子が揃うのは突然変異という名の奇跡なのだろうか。

2010年10月11日月曜日

今年最初のソバ刈り

 午前中はまだ稲刈りが済まない親戚へ応援に行き、二条刈りの稲刈り機でひたすら稲を刈り倒す。
 午後は、そろそろあちこちでソバの刈り取りが始まったようなので、花園2号地に先行播種したソバを刈り取った。40坪くらいなので脱穀しても10kg~10数kgぐらいしか収量はないと思う。宅地用に造成したまま放置されていた土地なので肥料分はそう無いはずだが、結構伸びている。ただしあの高温が影響して実の付きが少ないように感じるのは気のせいか。
 とりあえずはこれで今月中に新蕎麦が打てる。
 面積150坪ほどの花園3号地は、管理機が故障して修理に出していて、除草しないうちに風雨で倒伏した。そのため、雑草の生育がソバの生育を上回って出来は良くない。残るはTさんと共同栽培している400坪くらいの畑。こちらは面積が大きいので、ある程度の収量は確保できるだろう。

2010年10月10日日曜日

赤い太い長い


101010rhubarb2.jpg 今年は、梅雨時には雨続きで根腐れ、梅雨明けしたら高温と旱魃で、すっかり成長を停止してしまった株やら、消えてしまった株やら、さんざんな夏だったが、このところの気温低下とほどほどの雨で茎が再び成長をはじめた。やはり気温が25度以下に下がって来ると赤味がはっきりとしてくる。昨年から種から育成を試みている赤茎系ルバーブのサンプルを採ってみた。
 左は緑茎種で茎が太く長い。右側の2本は先ず先ずの赤茎だが細かったり短かったりして生産性が劣る。左から2番目の茎は赤く見えるが、実は茎の裏側は緑色がかなり残っていて惜しい。これで裏表が葉の近くまで赤かったら選抜の第一候補になるはず。選抜の基準は「赤い、太い、長い」の三拍子そろったものが目標だが、ジャムにする場合はあまり太くない方が赤がきれいに発色する。皮が赤くても茎の中身は普通に黄緑色なので、太いと赤い色が薄められてピンクっぽくなってしまう。やや細めのものを本数多くした方が皮の比率が高くなるのでCrimsonな色合いになる。
 10月末から11月初めの、霜が降りる直前がいちばん赤くなるだろうから楽しみだ。
 そろそろ、残して株分けするものと、根を抜いて廃棄するものを分けて目印を立てておかなければならない。株分けは秋より春、それも3月、凍結していた土がとけて緩んだら速やかに。

 そういえば、この赤茎の種を取り寄せた海外のある種苗会社のショッピング・サイトを久しぶりにのぞいてみたら、「日本には発送しません」と、ことさら日本向けだけを特別に避けている表示をしていた。え、どうして? 私が何回も反復してオーダーしたので怪しまれたか。
 世界的な種子戦略をも想像してしまいます。
 来春播種する種を注文するつもりでいたのだったが、仕方ありません、来年度からは自分で採取、播種して選抜してゆくほかありません。

2010年10月3日日曜日

何とものんきな一日

 日曜日ということで、本日も開館時刻まもなくの日帰り温泉へ強制連行される。
 稲刈り真っ盛りなのでがらがらに空いていて、露天風呂のジェットバスを独占し、パソコンで凝ってしまった背中の膏肓のあたりを集中攻撃。空を見上げて温泉に入るのはいいものです。
 そういえば、帰路、昼食のために立ち寄ったファミリーレストランのテーブル席の隣と、その隣も、なぜかカーテンを引いて食事している。しかも男同士であるらしい。
 へ、いつのまにこんなシステム、こんな人種が登場したのか? 私は狭いところが大嫌いで閉所恐怖症気味なので、想像しただけで呼吸困難になりそうです。
 帰宅する前にホームセンターに寄り、そば打ちの参考にするために温湿度計を購入。家に戻って早速台所の壁の見やすい場所に温湿度計を設置したら、気温22℃、湿度60%で、何となくそば打ちしやすい感じがしたので、道具を出し、先ず500gで打ってみた。加水率ピタリ50%で、実に延しやすく、切り安く、ご機嫌なそば打ちとなった。
 ふと、このまま道具をしまったのではもったいないような気がして、打った蕎麦は数十メートル離れたN沢さんの家に上げて、うちの分はもう一度打つことにした。N沢さんの奥さん、ニコニコ。
 それからもう一度500g。同じようにすいすい打てて、切るのもとてもリズミカル。やはり湿度60%がいいのか。今後しばらく、蕎麦を打つ度に温度と湿度を記録してみよう。湿度は意外と重要で、湿度が低い時は事前に加湿器とかヤカンの湯気とかを立てて調整するといいかもしれない。

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 蕎麦の風味もバッチリで、妻、母親も「今日のお蕎麦はおいしい」と結構あっさりと平らげた。
 どう苦しんでもうまく打てなかった真夏の蕎麦打ちを思い出すと嘘のようだ。やはり、この夏のような30℃越えでの高温下での蕎麦打ちは無理だった? 
 何とものんきな一日でした。さて。