しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2007年10月4日木曜日

情報交換

 高校時代の同級生ですでに何年もソバを作っているN君に会った。刈り頃と、刈ってから脱穀までの手順を訊いた。彼の場合、刈るのは手刈りだが脱穀は稲用のハーベスターを使っているという。刈ってすぐだと生の葉や茎が機械に詰まってしまうが、ある程度乾燥させれば細かくちぎれて吹き出されるので大丈夫だという。畑で、両手で握れるくらいの束で縛らずに揃えて並べておいて数日から1週間くらい乾燥させ、そこに自走式の脱穀機を持ち込んで、少し脱穀しては前進移動という形でいいのだという。なるほど、原始的に捧で叩くのはかなわないと思っていたので、脱穀に機械が使えれば大いに助かる。
 刈り頃はやはり教科書通りで、まだ2~3割は白い花が残っている頃だという。
 ただし手刈りはタイヘンなので、草刈機を使用した刈り方を教えた。お互いに役立つ情報の交換である。
 千葉に住む弟が手伝いに来るというので、一応、今月13、14日を刈り取り予定日とする。このところぐずついた天候なので、その頃は好天が続いてくれるだろうか。

2007年9月26日水曜日

MYソバ畑便り

浅間山も何となく秋の気配








褐色になったソバの実を少し、手で捥いで来ました。一粒、皮を剥いてみたら白いソバの実が出て来ました。これを挽けば更科、皮も少し混ぜれば田舎蕎麦風。
やはり少し石臼で手で挽いてみたいのですが、家にあった石臼は昨年大事な場所を割ってしまい、使い物にならなくなりました。どこかの家に石臼が無いか、あちこち声をかけてみよう。
来月半ばには刈り取り作業になるでしょう。

2007年9月19日水曜日

念のための備忘


 Rhubarb forcerというのが名前。一昨日、写真つきで紹介した、女王陛下の国の家庭菜園で愛用されているらしい、植木鉢のようで植木鉢でない蓋付きの焼き物の名前である。日本語にすると「Rhubarb促成栽培器」とでもいうのか。Rhubarb自体、寒さに相当強いので霜除けや凍結防止だけが目的ではなく、促成栽培が目的なのである。焼き物で光線を遮るのがミソ(というか大ヒント)であろうか。(念のための備忘)

 しかしまあ、何とも珍妙な形。
 大きさは直径40cm、高さ60cm。
 日本の大きな瓶をひっくり返して被せておいてもいいような気がするが、この蓋は、時々、状況に応じて開けてあげなさいという意味なのだろうか。

2007年9月15日土曜日

いよいよ花の盛りは過ぎ


 花が散って実がつきはじめています。成長が早いです。それにしても台風さえ来なかったら……。まあ、収穫作業が困難になっただけで収穫が見込めない訳でもないし、よそのソバもみんな寝てますし。

2007年9月8日土曜日

恐る恐るソバ畑へ

 午後、行ってみました。
 やはり、ほとんどが倒伏していました。
 台風の眼の西側でしたので、台風が南から進んでくるにもかかわらず暴風雨は巻いて真北から吹き付けて来ました。そのため、ソバたちはお行儀良く南向きに倒伏していました。倒伏防止の手立てをちょっとしておきましたので、ベタベタに倒伏せず、JAのソバ畑がぐしゃぐしゃなのに比べればずっとましなようです。
 日が経てばある程度起き上がるかと思いますが、茎が曲がったまま起きてL字型になってしまいますので、機械刈りはほぼ絶望的で、手刈りになるでしょう。

2007年9月7日金曜日

台風一過

今朝のわが家の畑ちかくの公園内の状況(携帯カメラ)。


 ソバ畑が気にかかります。あれだけの風雨にさらされたら、みんな倒伏しているかもしれません。(ーー;) 怖くて様子を見に行けない。壊滅状態でないかと想像しています。

2007年9月4日火曜日

鹿避け


 台風、雨降りとなると一週間くらい遅れてしまうので、仕事をやりくりして夕方またそば畑へ。パイプ支柱を立てて6段ほど糸を張る。ただの気休めかもしれないが、念のための鹿除けである。収穫間際に夜陰に乗じて鹿が集団で来てソバの実を食べつくすのだそうです。



 それにしても接写したソバの花は可憐。わずかな風でも揺れるので撮りにくいですが。
 あまりにかわいいので、このソバの花の画像をデスクトップの壁紙にしてみました。収穫まで毎日このまま楽しみます。

2007年9月2日日曜日

蕎麦はまだ花でもてなす

 行く度にぐんぐん成長していて驚きます。前回はちいさな蕾でしたが、もうこんなに咲き始めています。向こうに見える丸くなったビニールシートは、雨が降るとプルーンの実が裂果するので木全体を覆っての雨除けです。


 こちらはソバの花。四分咲きか五分咲き? こうして間近に見るとかわいいというか、可憐です。


これは畑を貸してくれたお宅のプルーン。完熟寸前まで木に置きますのでおいしいのです。周囲はリンゴとプルーン畑が多いです。


 しかし、また鹿の足跡を発見。しかも、ソバのなかを歩いて横切った痕跡が残っていました。あまり歩き回られるとそばが倒れて機械刈りが出来なくなります。
 四方ぐるりとネットを張る訳にもいかず、絹さやいんげんを栽培した時のパイプ支柱を貸してくれるというので、鹿の来る山側を中心に、「はっ鳥君」という防雀糸を3段か4段、張り巡らすことに決定。近日中に仕事をやりくりして糸を張ることにしました。

2007年8月29日水曜日

どちらもタデ科


 写真は7月19日に書いた「Glaskinsの永遠」のその後の姿。
 あんなに赤くて有望だったのに成長につれて緑になってしまった茎もあり、中途半端に赤いものもあり、葉に近い場所まで赤く本当に有望と思えるのは数本しかない。
 種からだと百分の一、千分の一の確率でしか発現しない赤い個体だが、以後は株分けで増殖するすれば形質は維持できる訳で、北米で種子をあまり売っていない理由も納得。45本あるうち、有望な数本だけを別の場所に植えておき、再来年あたりから株分けしてみよう。いくら寒さに強い植物であっても、そろそろ植えないとまずいでしょう。残りは、もう植える場所が無いので思い切って廃棄処分。今、植えてあるのも多すぎるので今のうちに残す株と掘って捨てる株と分けて目印の棒を立てておかなくてはならない。


 畑より遅れて鉢に播いたソバ。どうもひょろひょろすると思ったら、鉢に入れた土が野菜用に腐植や肥料分を混合してあったものなので、どうも伸び過ぎてしまうようです。畑と同じ土を使うべきでした。
 庭と畑と同じ日に播けば畑へ行かなくてもソバの生育状況が判るので、今回のようにソバ畑が離れている場合にはこの方法は便利だと思います。

2007年8月24日金曜日

また一週間

 前回見回りがが18日。あれから一週間。  播種量が少ないかと思っていましたが、かなり繁茂してきて、徒長、倒伏が心配。






2007年8月19日日曜日

ねずみ大根

 そろそろ「ねずみ大根」を播かなければいけないのだろうが、8月に入って一度だけ雷雨があっただけで以後晴天ばかりなので土が相当乾燥して来ている。ポリタンクで水を運んで散水し、切り藁などをかけないと発芽しないかもしれない。暑くて嫌だが、蕎麦にワサビまたは辛味大根&刻み海苔は必要不可欠なので、それも仕方ない。(と、ソバが収穫できるのかまだ判らないのに……)

2007年8月18日土曜日

4日間の成長

 所用で近くまで行ったのでまたソバ畑へ。前回が8月14日だから、まる4日しか経過していないが、それでも4日でこれだけ成長しているのは感動。

2007年8月16日木曜日

庭ソバ発芽

庭の鉢に播いた蕎麦の発芽がほぼ出揃った。




 返す返すも残念なのは、畑と同時に播けばよかった。多少の違いはあるにしても、庭で生育状況が把握できるのだから便利だ。来年も懲りずに播くようだったら忘れないようにしよう。

2007年8月14日火曜日

ソバ畑見廻り

 朝のうちにソバ畑の様子を見にでかけた。8日より大きくはなっているが、このところまったく雨が降らないので成長はやや鈍いような気もする。近くのJAのひとたちのソバ畑は長さが倍くらいあった。






 向こうに小さく見えるのは浅間山。
 それにしても、広い。
 ほんとうに収穫できるのか、自信なし。
 さるソバ栽培ページに稲刈り機で刈り取りしている写真がアップされているので、再確認のため再訪。

2007年8月12日日曜日

庭ソバ


 庭の空いている植木鉢にソバを播いてみた。
 借りたそば畑は車で20分くらいかかる場所なので、庭先にあれば成長のほどが知れて都合がいい。早くに気がついて、畑に播いたのと同じ日に播けば畑のソバと同じ成長で、畑まで出かけて行かなくても分かりやすいのだが。来年度に向けての反省としよう。
 播いて2日目なので、まだ目が出ない。

2007年8月9日木曜日

初成り


 梅雨明けして暑くなってきたら、正直なものでゴーヤがぐんぐんすくすく育って来ました。
 最初の「薩摩大長」から、昨年は「沖縄アバシーゴーヤ」、そして今年の品種は「沖縄中長ゴーヤ」。
 先日の初成りは、なぜか卵を切らしていたとかで豚肉と豆腐だけの間抜けなゴーヤチャンプルーで、すっかり脱力してしまいましたが、次回はバッチリお願いしますだ、奥様! ゴーヤ、豚肉、豆腐、卵。どれとしてひとつ欠けても、それはすでにゴーヤチャンプルーではございませぬぞwww。

 ゴーヤとともに写真に納まっている見慣れない物体は「姫とうがん」。
 毎年「長夕顔」を作るのですが、あれは大きすぎて食べきれないし貯蔵はきかないし、日持ちのする「冬瓜(とうがん)」を作りたかったのですがこれも大きすぎ、そこで「姫とうがん」というミニサイズの冬瓜を作ってみました。ちなみに当地では夕顔を栽培して食べ、冬瓜を栽培、食す習慣はまったくありません。
 昔、京都で柚子の風味が利いた「冬瓜のあんかけ」を食べたことがありましたが、この「姫とうがん」で再現して見たいと思っています。
 生の柚子がないのでSBの乾燥柚子で我慢しますが、さていちばんの問題は出汁を何で取るかです。カツオ、昆布、シイタケ、イリコ? That's the matter! ここはやはり鰹節たっぷりでしょうか。
 ただの水やお湯で煮るのではなく、だし汁で煮るのが秘訣かと思いますが、さて再現できますかどうか? そういえば、理研の無添加「かつおだし」、「昆布だし」がどこかにあったような……。

2007年8月8日水曜日

3日で発芽

 今朝、T屋さんがソバを播くというのでGOMBEI君を貸す。昨年は知人と共同で作ったはずだが、今年は知人は別の場所で作るらしい。意見の違いとか、いろいろ難しいのでひとりがいいが、ひとりだと手播きは無理。朝食後、仕事で出たついでにT屋さんが借りている畑へ寄って見た。畝幅が猛烈に広いので一時間ほどで終了。こんなに広いと、草が生えません?

                 (GOMBEI君を押すT屋さん)


 午後、自分の播いたソバが発芽したかどうか気になって仕方ないので、外へ出たついでを装ってMyソバ畑へ。



 お、おお!
 3日午後に播いて、今日で5日目。
 3日で発芽するというのは、ほんとうなのかもしれない。

2007年8月3日金曜日

My Soba Farm

 数日前にソバ栽培予定地へ行って見たら、何と、周囲の三ヶ所ほどの畑でソバが発芽して3cmくらいに伸び、緑の筋になっているではありませんか。これだと7月のうちに播種した模様。聞けば、どの畑も耕作者がすでに亡くなり、こどもたちは県外居住で農地の管理をJAが委託されている畑なのだが、高齢者ばかりで新規就農者が少ないので借り手もなく、やむなくJAで手間のかからないソバ栽培をしているらしい。
 見るとトラクターに播種機を6台装着して、一度に6列播種しているようだ。これで収穫はソバ用のコンバインという徹底した機械化作戦。
 さて、7日には種まきの予定だったが、それを見て仕事をやりくりし、午前中トラクターでの最終耕運作業をしようと畑へ。しかし、なぜか今日はエンジンがかからない。あきらめて帰ろうとしたが、そういえば、トラクターには主変速機と副変速機というものがあり、その双方のギアをニュートラル(中立)にしておかないとエンジンがかからない仕組みになっているのだった。これは事故防止のためだろうが、それを最初に所有者に教わった時に聴いていたはずだったが、ころりと忘れていた。
 確認すると、主変速機のギアはニュートラルだったが副変速機の方のギアが入ったままだった。それをニュートラルにするとエンジンがかかりました。ふだんディーゼルエンジンは2トン車を運転するだけで、農機や重機は運転しないので何となくなじみがありません。
 で、何とか、耕運。


いよいよ待望の一条人力播種機GOMBEI君の登場である。(なぜ物に君付けをするのか疑問な方へ。私は幼い頃、壁と話をし、「壁君」と呼んでいた怪しげな時期があったそうなのです)



 何と、ほとんど休まずに2時間半、これを押し続け、ついに450坪=1485㎡の播種作業を終了。
 (記録:種「信濃1号」、1kg入れを5袋用意したが結局700g余った。手播きだと多くなるが、播種機だと10a3kgくらいでよさそう。
 また耕運したばかりだと土が柔らかすぎてGOMBEI君が沈み込んで押しにくい。
 さらに、表面に草が多いと播種用の溝切り金具に草が絡み、進行の妨げになったり、播種孔を塞いでしまったりしてトラブルの原因になりそう。この二点に注意すればGOMBEI君は優れものである)
 やれやれ、これでソバが収穫できなかったら笑いものではあります。

2007年7月19日木曜日

Glaskinsの永遠という名前

 「Glaskinsの永遠」、50粒のうち45が発芽。発芽率90%。ただし、あまり赤の発色が良くないので赤の濃いものだけ10くらい選んで残りは捨てるつもりでいた。
 が、ちょっと天候が回復して日光が当たったらどの個体も赤が濃くなって来たような気がする。む?


 女王陛下の国のRhubarb Triangleでは暗室で軟化されて赤くなるというので、光線があたると緑になるはずだが、なぜか、反対に光が当たると赤くなるような気がする……微妙。
 それにしても、なかなか大きくならない。これで越冬できるのだろうか?

2007年7月18日水曜日

あと20日

 久しぶりに雨が降らない様子なので、午後、ソバ栽培予定地へ行き、トラクターで二度目の耕起。先日はまだ土が見えていたのに、今日は雑草がびっしり、真っ青。
 これで8月7日前後を予定している播種の、その直前にもう一度丁寧に耕運して同じ幅で平らにすれば、その筋を目安にごんべえ君を走らせるだけで播種作業終了となる。ごんべえ君を押すだけの作業なのでお手伝いは要らないかもしれない。とにかく人手がいるのは秋の収穫作業だ。
 前にも書いたように、いったんソバが発芽してしまえば、アレロパシーといって他の植物の発芽を抑制するということなので、雑草退治に追われないで済み、横着者にはもってこいです。
 播種まであと20日。

2007年7月13日金曜日

ごんべえ君の試運転

 朝食前に、いよいよ「種まきごんべえ」を持参して「山牛蒡」の種まきをしてみた。説明書に書かれている104というエンドレスベルトでは山牛蒡の細長い種が穴にうまく入らないのでダメ。急遽、もっと穴の大きいベルトに交換して何とか播種終了。確かに押すだけで溝を切って種を播き、土をかけて鎮圧という四種類の作業が出来てしまうのは便利である。これだったら300坪だろうが450坪だろうが恐くない。


 やはり、問題はエンドレスベルトの穴に種がきちんと数粒ずつ入るかどうか、それだけである。ソバ用のベルトは穴の直径が10mm。これで信濃1号の種が3~4粒入ることになっているが、実際にそうかどうか、事前にソバの種をホッパーに入れて確認してみなければならない。


 お、白いエンドレスベルトのすべての穴に均一に4、5粒入っています。準備OK。
 ソバの種まきは8月7日頃の予定。ひとりでずっとごんべえ君を押し続けるのはちょっときついので助手が必要だ。優雅に作務衣など着て無職の暇つぶしにいそしんでいるM君にお願いしてみよう。

2007年7月11日水曜日

馬(ではなく)鹿?

 ソバ栽培予定地を貸してくれた家から「梅を採ったから持ちにおいで」という電話を頂戴。仕事をやりくりして午後でかけた。雨も上がっているので、ついでにソバの元肥として窒素ぬきの燐酸25%、カリ15%、マグネシウム5%というPK化成を3袋、それから背負い式散布機を軽トラに載せてゆく。倒伏すると機械で刈れなくなるから窒素抜きに決断。
 家に寄り、梅を頂いてからソバ栽培予定地に行くと、隣のプルーン畑で奥さんがプルーンの摘果作業中。固まってびっしり生っているプルーンを手で摘んで5cmにひとつくらいにしている。足元は摘果されたブルーンだらけ。樹に残された実よりも落とされた実の方が断然多い。それを見ているうちに……たまたま生まれて来た者よりも、生まれ得なかった者の方が多いのかもしれない人間界と同じなのかもしれない……などと考えてしまいました。
 ソバ栽培予定地に行って見ると雑草がびっしりだが、雨続きで水分をたっぷり含んでおりトラクターでの耕起は無理なので、PK化成を3袋ぴったり全面に散布。
 しかし、その途上、犬の足跡でもない、まるでハイヒールのかかとのような形の獣の深い足跡が点々と続いている場所に遭遇。
 鹿? そう、間違いなく、99%、犬でも馬もなく、鹿。これはタイヘン。鹿はソバの実を食べて全滅させると聞いていたし、鹿が走り回ってソバを踏み倒されては機械で刈れないではありませんか。プルーン畑へ走ってそのことを奥さんに言うと、「ああ、去年も来たみたいですが、うちの大豆畑も回りに糸を張ったら大丈夫でした」って。だって鹿のジャンプ力ってすごいのでは? でもあれだけの畑の周囲にネットを張り巡らすと相当経費も手間もかかります。糸を張るくらいだったらそんなに経費も手間もかかりませんが。
 うーむ、しろうとのソバ栽培に暗雲立ち込めて来ました。

2007年7月1日日曜日

ソバ栽培予定地の偵察

雑草が心配で、6月13日の記事にあるソバ栽培予定地へ行ってみたが、雑草は心配したほどではなかった。
 前回、同じ場所を二度通るように丁寧に耕しておいたのがよかったようだ。トラクターの持ち主(畑の貸主)も来ていて少し会話。最近近くまで鹿が出没している、とか。え?!  ソバは結構鹿の食害に遭うということを聞いたことがあります、(-_-;)。

2007年6月19日火曜日

Rhubarb Triangle

 女王陛下の国のウェブをあちこちさまよっているうちに、何とこの国の中央部にRhubarb Triangleなる地帯が存在することを発見。
 あのアヘン栽培の三角地帯でもなく、バミューダ・トライアングルでもなく、Rhubarb Triangleなんて、何と素晴らしい!
 どうやらその三角地帯は、昨夜収集した写真のように暗室で軟化をする本場であるようだ。ということはやはり問題は「光線」だったのです。あの真っ赤な輸入冷凍物は立川の独活まがいの青瓢箪、いや、赤もやしだったのだ。はあ、謎が解けて少しがっかりですが、明日は女王陛下の国の「Glaskins の永遠」が配達されるでしょうね。わくわくしながら待っています。

2007年6月13日水曜日

雲に包まれたクロエと土埃に追われた私

 何とか仕事をやりくりして、午後、ソバ栽培予定地へ直行し、先日操作レクチュアを受けたばかりのトラクターに颯爽と跨る。これで人生3度目のトラクター運転である。
 いやいや、それにしても古くて小さな赤いトラクターだなあ。
 とりあえずは教えられた通りに余熱をかけてからディーゼル・エンジンを始動。背後のロータリーを回転させて、いざ出陣、いやそうじゃなくて、いざ前進。
 生えている草のほとんどがハコベでした。酸性土壌の目印となるスギナが生えていなくて良かったです。スギナが群生していたら石灰を撒いて耕運しなくてはならないのですが、助かりました。
 かくて使用前・使用後ならぬ、耕運前と耕運後の写真をトラクターに跨ったまま一枚パチリ。向こうにお行儀良く整列しているのはソバ栽培予定地を半分貸してくれたひとのプルーンの木。花の時期に霜凍害に遭遇したので、あまり実が付いていません。

 しかし、十数年耕作されずに草退治のためにトラクターで荒っぽく掻き回されて来たらしく、畑が微妙にデコボコ波打っているではありませんか。
 しかもですw、そんなに土が乾燥している訳でもないのに、背後から猛烈な土埃が追いかけて来るではありませんか。思わず、ボリス・ヴィアンの『日々の泡』のなかの、コランとクロエを包んだ虹色の雲を想起してしまいましたが、私はちっともファンタジックではなく、ただの土埃に追いかけられ放しでした(泣く)。
 コランとクロエ、あるいはル・クレジオのシャンスラードとミナ。
 裏山鹿。
 私には不幸なことにクロエもミナもいなかった。
 などと、赤いトラクターならぬオレンジ色のトラクターの運転席で妄想激しい私なのでしたが、最後にはトラクター運転のコツもつかみ、次回は波打った畑を平らに耕運する自信がついたのでした。
 畑がデコボコ波打っていては、苦心して入手した人力播種機「種まきごんべえ」君を押すのに難儀するのが目に見えていますから、何としても平らにしなくてはなりません。

2007年6月9日土曜日

トラクターの運転を教わる

 午前十時頃、あいにく雨が降ってきてしまったが、ソバ栽培予定地まで行って、ほんの五分ほど、トラクターの運転を教わる。あまり大型でないので安心。
 ま、ゆっくり運転すれば大丈夫でしょう。
 昼頃、ソバの種、信濃1号が届く。1kg袋が5つ。ほんとうにこんなに播種できるのかいな? 

ソバ栽培初心者マーク

 午前十時頃、あいにく雨が降ってきてしまったが、ソバ栽培予定地まで行って、ほんの五分ほど、トラクターの運転を教わる。ソバ栽培初心者マークつきだが、あまり大型でないので安心。
 ま、ゆっくり運転すれば大丈夫でしょう。
 昼頃、ソバの種、信濃1号が届く。1kg袋が5つ。ほんとうにこんなに播種できるのかいな? 

2007年6月4日月曜日

種まきごんべい

播種機「種まきごんべい」到着。その播種機構を点検。なるほど、なかなかの優れものであるが、実際に使用してみないと評価は出来ない。

カナダのN君よりメール。考えてみたら3種類のRhubarbを同じ場所に植えたら交配してしまう心配があるので、1種類植えただけで定植作業を停止しているという。
純粋種の種が欲しいわけではなく、赤茎系の種子が欲しいだけなので、赤茎系同士の交配はあまり気にしない、むしろ交配して困るのは緑茎系なので、緑茎系が近くに無い場所に植えて欲しいという返信を入れた。(何か、気の遠くなるような話)。

2007年6月3日日曜日

種子増殖or株分け

カナダのN君より、昨日購入した、German Wine,Candian Red,Strawberry Redの3種類のRhubarbの写真が添付されてきた。その一枚。(mmm、表皮は赤いが芯まで赤いとは思えませんね。輸入品の冷凍Rhubarbは芯まで赤いのですが……)


販売単位がRootという表示だけに、種をまいた一年生のポット苗などではなく、やはり株分けしたであろう大きな株の鉢植えである。
なるほど、これでは海外へ送るのは不可能であるが、しかし、遺伝的形質をそっくり同じまま増殖させるのは、こういう株分け(根分け)、あるいはバイオテクノロジーを駆使したメリクロン培養しか方法はない。
種では、いわゆるF1(一代交配)ならばいいが、そうでない場合はどうしても茎の形や色などが揃わない。だから私の菜園のものも茎の太いの、細くて本数の多いの、茎がほとんど緑のもの、かなり赤っぽいものとばらつきが相当ある。しかも品種など表記されていなくて、種袋の表示はただのRhubarbであった。
しかし、気候、温度や光線の量も赤い色のつき方に影響を与えるらしい。
50%遮光すると赤みが強くなるとか、ヨーロッパでは日本の独活のように室(ムロ)栽培して赤くしているという不確定情報もある。
品種だけでなく、そういう気候、土壌、栽培方法の違いによる色の変化も調べてみなければならないだろう。
そこそこ赤味のある株に大きなダンボール箱を被せてしばらく遮光し、茎の赤味の変化を観察してみる価値はあるだろう、ねえ、ネクタリオ君。
翻訳ソフト、大活躍である。varietiesに「変化」という訳語が表示されて気に入らないので、辞書ツールにある単語登録で「 varietiy」を「品種」と登録したら、ようやく「変化」とは出なくなった。なるほど、自分で辞書を整備しないといけないのだ。
(そういえば、仏日翻訳ソフトってあるのだろうか、検索してみようっと) 


ヤフーオークションの出品者から、入金を確認、今日発送のメール着信。明日「種まきごんべえ」君が届く。うれしい。
いよいよ後には退けない。世間ではそんなこと無理だといわれていることに挑戦、ドンキホーテが風車に向かって突撃であります。ほとんど趣味の領域を逸脱していますが、何か、生まれた時からずうっと逸脱しているような気もしますので、まあ、いいか、ねえ、ネクタリオ君、Hoh!(ため息)。

2007年6月2日土曜日

アレロパシー

ヤフオクに播種機「種まきごんべえ」の新品が出ていて、9000円ほど安いのでIDを取得して落札した。カードを持たないので、明日、ぱるるの口座間振替で代金を払い込みする予定。
また仕事で外回りに出たついでにソバ栽培予定地の様子を見に行ったが、先日案内されて見た時には草など無かったのに、ハコベが真っ青で青くなってしまいました。近いうちにトラクターで耕運しないと。でもトラクターって二十年位前に一度運転したことがあるだけなのです。近いうちに練習しに行こう。

今回勉強して判ったことですが、ソバにはアレロパシーといって雑草の発芽と生育を抑制する力があるようです。だから、いったんソバを播いて発芽させてしまえば雑草退治に腐心しなくても良さそうです、ラッキー。
そういえば、昨年畑での栽培に失敗したワサビにもアレロパシーがあって、他の植物を周囲に生えさせないのでした。
植物にもすごい処世術が備わっているもので、感心してしまいます。
それにしても、ソバ作り、タイヘンのようで。倒伏しやすい、刈り遅れると実がこぼれてしまう、機械刈りがむずかしいので手刈り。
でも機械刈りに挑戦です。ソバ作りに詳しい人に話すと笑われます。
「そんな、ソバは倒伏しやすくて稲刈り機でなんか刈れる訳がねえ。それに結束して放り出すたんびにソバの実がこぼれちゃって、いくらも収穫できねえぞ」
と言われると、かえって天邪鬼な性格にボーっと火が付いてしまいます。
それでは、種まきごんべえ君の力を借りて稲と同じ30cm幅の筋播きを決行することにいたします。
品種はもちろん信濃1号、種子は知り合いの種苗店に4~5kgを依頼。
播種は8月初め。刈り取りは75日後というから10月後半。
畑は林檎やプルーンが植えられた果樹園に囲まれていて人目につかないので、ドンキホーテが無謀な機械刈りに挑戦するのにもってこいの場所です。

2007年5月14日月曜日

播種機のリサーチ

時間をやりくりして、農機具を販売しているディスカウント店に寄り、手押し式播種機「たねまきゴンベエ」が置かれているかどうか調査。あった。ネットで調べた価格より三千円ほど高いが、作物の種ごとに替えるアタッチメントがひととおりそろっており、蕎麦用も在庫があるのを確認。ひとつ1,800円。大根用とか野沢菜用とか、大きさの異なる種子に合わせたアタッチメントが必要になるが、とりあえずは蕎麦用でいい。
本体はネットで購入し、アタッチメントだけここで買ってもいい。
蕎麦は種まきしてから75日で収穫できるというから短期決戦である。

2007年5月10日木曜日

蕎麦栽培計画怒濤の実践へ

蕎麦栽培の経験者をつかまえてはいろいろ訊き、またネットで調べもしている。
いちばんのポイントは、当地で最適な播種時期と、10アール当たりの播種量。
訊いても素直に教えてくれない人が多いのは仕方ないか。
親しい知人で昨年初めて蕎麦を栽培したTさんは正直に教えてくれた。Tさんは昨年8月7日に播種。播種量は10アールあたり4kgだという。「土用の土を三日被ればいい」という蕎麦播種にまつわる言い伝えはもっと標高の高い(1000m?)地域のことで、このあたりでは八月に入ってからでいいという。借りる畑の所在地を言うと3~4日前、つまり8月3~4日頃が良かろうと言う。
Tさんは種を手で播いたという。ネットで検索すると手押し式の播種機「ゴンベエ」で播いているケースが多い。播種機の方が一律に播けていいだろうし、楽なような気もするので、どこかで播種機「ゴンベエ」を借りなければ。蕎麦の品種は「信濃1号」、1kg千数百円するらしいが、これも知り合いの種苗店で購入予定。
大体の作業イメージは把握出来て来た。
問題は収穫作業の刈り取り、乾燥、脱穀作業である。これは一人では無理。無職で優雅な生活を送っている同級生のM君や従姉のご主人Kさんなどに動員をかけよう。というか蕎麦で釣ろう。
周囲は林檎園だし、仕事が休みの日に弁当持参でみんなでのんびり作業などしたら楽しいだろう。

2007年5月6日日曜日

ソバ畑にしては広すぎます

今日、さるお宅で、3反(約900坪)の畑を高齢化で耕作できない家から作ってくれと言われて借りたのだが、半分は果樹であるプルーンを植えた。もう半分は空いているので蕎麦を作らないかと声をかけられた。
(そういえば、いつだったか、畑を借りて蕎麦を作りたいと夢のようなことを言ってしまった……それを覚えていたのだ)
あっさり断っては「あいつも心にも無いことばかりしゃべって」などと人間性を疑われかねない。
トラクターとか管理機などは近くの農機具小屋においてあるから勝手に使っていいということで、先ずは種まきまでは一人でも出来そうだが、問題は収穫作業で、これは一人では出来ないだろう。早期退職の同級生などに声をかければ、ひとりやふたりは都合がつくだろう。
しかし、蕎麦など一度も栽培したことが無い。
第一、狭い家庭菜園だけで、450坪などという畑は耕したことがない。
種まきは七月末か八月初旬のようなので、それまでにあちこちで栽培手順などを聞けばいい。と少し、気持ちが傾いてきている。本当は一人か二人を誘って、仲間で共同で栽培すればいいのだが、さて……無職で暇なM君をこき使うという手もある。
種まきから収穫まで75日だという。やってみたいとは思うが、いかがなことになるか、わが家の女性二人に反対されそうな気もするが、彼女たちには一切手助けはしてもらわないつもり(蕎麦も食べさせないぞw、嘘嘘)
まだ花びらを落とさない山桜が見えることがある。山桜でもほぼ真っ白な山桜と、ほのかに桜色のとがあるが、真っ白な山桜はなぜか酷薄で、何かが出て来そうな気配。
今日の雨で久しぶりに根まで水分が届いたのか、芽吹いた唐松の萌黄色が目に鮮やかに沁みた。

2007年4月23日月曜日

花蕾除去

仕事の途中、ちょいと菜園へ。前回は見えなかったルバーブの花蕾が出現していた。去年は興味本位で蕾を残したが、採種しない場合は株の養成のために切除した方がいいらしい。今年は観賞用に一個だけ残すだけにしよう。