しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2016年10月29日土曜日

facebook撤退

このところずっとfacebook中心でやって来ましたが、どうもいろいろ不都合なことがあってうるさかったりするので、この2年くらいの記事を自分以外は非公開の設定に変更しました。
やはり、ここでひっそり書いている方が静かでいいです。

2016年10月23日日曜日

今年も懲りずに小麦播種

宅地ソバの後作として、性懲りもなく南部小麦をまたまた2区画分に播種しました。
南部小麦粉と市販の強力粉を半々の割合でホームベーカリーで焼いてみていますが、いろいろ試すので蕎麦同様、焼くたびに違うパンになってしまいます。第一自家製粉の地粉なので色が白くない。
今日は、試しに市販の強力粉だけで焼いたら、写真のように白くて柔らかい、美味しいパンがあっさり焼けました。しかしこれでは市販のパンと同じで面白みはありません。


南部小麦はやはりパンには向かないのかと凹みますが、あるいは製粉方法に問題があったのかもしれません。忙しかったので調湿せずに製粉してしまったので、フスマの分離が悪かったようです。ソバの玄挽きと同じかも。
風味はあるんですが、醗酵させるのがどうもむずかしい。
水分と醗酵時間を少しずつ変えてみたり、もっと試行錯誤してみた方が面白いかな。
ソバもそろそろ……。

2016年10月22日土曜日

ご褒美

旧式のビーンスレッシャーの軸受けは修理しましたが、エンジンがかからなくなり、どうも電気系統のトラブルらしいので、あきらめて残り1/4は人力で叩いて落とすことにしました。



久しぶりのソバ叩きですが、やってみると思いのほか作業効率がよくて感心しました。機械の方が少しずつしか脱穀できないので時間がかかるのです。
乾燥してさえいれば、人力脱穀も結構いいものだと見直しました。
今日で全部終わり、帰宅するとカナダ在住の友人から宅配便。



おおおお。色は白いけどあれです。
11月になったら彼がやって来るので蕎麦をご馳走することになっていますが、その手土産だけ先にやって来ました。

2016年10月21日金曜日

ソバの倒伏

ソバが倒伏するのは単にチッソが多いという理由だけではおさまらない。
土壌のPH、これが作物のチッソの吸収の仕方に大いに影響する。
それから、生育期前半の水分と気温、水分が多くて気温が高ければ毎日目を見張るほど伸びる。
そして何よりも適期に播種されたか否か。
適期より早すぎれば栄養成長が過ぎて(伸びすぎて)倒伏する。日長時間が長いので開花しても受粉しないなどの弊害が生じ。
遅すぎれば、栄養成長が不良で草体が小さく、開花、受粉が少なくて収量も実の充実も見込めない。
人間の都合で播種時期を一週間早くしたり、遅くしたりすると、たった一週間の差でもそういうことが起こり得る。
ソバの播種適期の見極めは、実は、ほんとうに、微妙に、難しい。

2016年10月18日火曜日

ビーンスレッシャー故障

ソバ脱穀作業、通算3日目。
旧式のビーンスレッシャー(大豆脱穀機)の回転を最低に落として脱穀していますが、その機械が壊れました。というか、エンジンが停止してしまうので主軸の軸受け付近に絡みついたソバの茎が抵抗になっているのかと除去してみましたが、それでもエンジンが止まるので、カバーを外してあれこれ見てみたら、下の方に風を起こすために回転する風車があり、そのプーリー側の軸受けが完全に破損していました。
ボールベアリングも内側の軸受けも無くなっていて、外側の殻しか残っていません。これは完璧にアウト。


作業不可能なので帰宅し、昔の古い農機なので農機具店での修理はどうかと思い、軸受けのサイズを測ってネットで検索したら、ありました。
2個セットで659円、速攻で注文して明後日20日の配達。じりじり。

2016年10月17日月曜日

雨が降ったのでぐったり

雨が降るというので二日続けてソバの脱穀作業をし、雨が降ったのでぐったり。
それでもチャンスなので、しばらく前に石臼で玄ソバから手挽きしてあった粗挽きの粉で蕎麦打ちし、さらに自家栽培の小麦粉でうどんを打ち、ついでに食パンも一斤半。
蕎麦に透明感を出すには甘皮を粗く挽き、中身のデンプンだけを細かく挽かなければならない。
甘皮を細かく挽けば挽くほど、不透明で濁った蕎麦になってしまう。


雨がやんだので、午後、ビニールハウス内に干してあった宅地ソバ、採種用ソバを水分計で計測したら、どちらも16,1%だったので、唐箕にかけて計量士、作業終了。
昨年は唐箕の外へ飛び出してしまう皮だけで中身がろくに入っていない「シイナ」ばかりだったが、今年は唐箕の一番口へほとんどの玄ソバが落ちてきて、二番口はわずか、まして唐箕の外へ飛び出したのは葉や茎やゴミだけ。
結構、豊作になった。
まあ、いろいろ異常気象対策というか日照不足対策を講じたのが少しは効果があったか。
残るは大きい畑、これがまだ脱穀半分ちょっと。ふう。

2016年10月12日水曜日

宅地ソバ脱穀


9月30日に刈り取った宅地2区画分のソバ、本日、脱穀終了。
1区画でそれぞれコンバイン袋に1袋ずつの収量ですが、左の区画がぎっしりで、右の区画はやや少なめ。右の区画は1/4ほどが8月26日に早期に倒伏しているのでその影響。脱穀しながらの観察では、倒伏した場所はやや水分が多い場所。厚播きであっただけでなく、倒伏の原因はもうひとつあったと納得。水分が多いとチッソの吸収も吸収し放題なので柔らかく徒長します。
これだけあれば、乾燥、唐箕選別をしても自家用分には十分すぎます。

それにしても、今年のソバはむちゃくちゃ小粒で、それでいて痩せた実ではない。期待できそうかな。


2016年10月10日月曜日

むちゃくちゃ小さい

お昼前に、ソバ刈り作業のすべてが終了。
3ヶ所あわせて30アールくらい。
少しだけ妻と長男に手伝ってもらいながらの手刈り。
この時期、いつも来年こそはコンバインを頼もうと思うけれど、茎葉がまだ緑色でも刈り取りできるコンバインが近くにあればいいのだけど。

昨年、一昨年は秋雨前線の出現が旧盆過ぎてまもなくだったので受粉自体が満足になされなかったが、今年は秋雨前線が9月半ばに列島に停滞しはじめたので、ほぼ盛花期頃までは受粉し、9月後半に受粉できない分、先に付いた実に栄養が行き届いたのか、結構実が付いていた。
ただし、天候のせいか、施肥設計を変えたせいか、今年のソバの実はむちゃくちゃ小さい。小さいが結構ふっくらしている。
見た目はほぼ「小そば」状態で、あまりに小さいので来年の種に使うのがためらわれるくらい。
数は付いているものの、これだけ小さいと重さでの収量がどれくらいあるか?
だから、研究機関や製粉会社などは大粒種を作りなさいと言うわけで……。
まあ、脱穀して乾燥して製粉して風味を確かめなければ何ともいえませんが。

2016年10月9日日曜日

ホームベーカリーの「そばケーキ」


ホームベーカリーのレシピに「そばケーキ」があったので試してみました。
ケーキと言ってもパウンドケーキですが、見た目はパウンドケーキというか、ほぼパンみたいというか、あまり美人ではありません。
味はまあ素朴な感じでそれなりにおいしいのですが、バターの味が強いので、そば粉の味は感じられません。レシピを見てバターの量が多すぎるような気がしましたが、ほんとうに多過ぎです。
やはりそば粉十割の方が良さそうなので、次回は無謀にも十割にチャレンジの予定。
食パンの方もしろうと製粉の国産小麦だけではやや難がありますが、鋭意研究中です。そば粉パンもあり、かなあ?
 
ソバ刈りは、あともう少しで終了。
天気が続いたら先に刈った分を脱穀します。
三年続けての秋雨前線停滞・多雨日照不足で青くなりましたが、今年は前線の張り出しが昨年ほど早くなかったので、何とか滑り込みセーフとなり、結構、実が付いており、いちばんきつい刈り取り作業も今年は楽しく進んでいます。

2016年10月3日月曜日

自給自足生活にうつつ

午前中、自家用水田の稲刈り。
例年は稲刈りを済ませてソバ刈り、ソバ脱穀を済ませて稲脱穀という順番だが、今年は雨続きでまったく捗らない。
また水稲もコンバインでの収穫を依頼してしまう農家が多くなり、バインダーで刈ってハゼにかけて天日乾燥、脱穀という旧来の方法はめっきり減ってしまった。あと5年もしたらハゼ掛け風景など見られなくなるだろう。
午後、雨降りなので、昨日からの小麦製粉の残りの作業をする。
簡単に皮がむけてしまう米やソバと違って、小麦は皮=フスマとの分離がなかなか厄介。結局、手で篩にかけても50メッシュ程度の篩で、それ以上メッシュの細かい篩は電動でないと落ちない。次回からは自作の電動篩「地震だ爺さん1号」を組み立てて使うことにしよう。


10kgの玄麦で、小麦粉が1,5kg袋4つに1kg袋ひとつ。合計7kg。歩留まり70%なので先ず先ずと言いたいところだが、篩が50メッシュなので多分フスマも若干混じっていて、用途によっては60メッシュとか80メッシュで篩いなおす必要があるだろう。

午前中にホームベーカリーが配達されていたので、早速標準的な食パンの材料をセット。
自家製粉の南部小麦粉だけでは心配なので強力粉「カメリア」と半々。


焼き上がりはこんな感じですが、まだ粗熱が取れないので試食はまだ。
余生は自給自足生活にうつつ、かな。

2016年10月2日日曜日

種はたくさん播けばいいというものではない


残っていた宅地2区画の内の右側の畑の右半分を朝の内に刈りました。
実は右から1/3くらいは8月26日の激しい雨で倒れてしまっていて、非常に刈りにくかったのですが、今日、そこを刈っていて、倒れた5通りくらいのソバの茎が細いことに気がつきました。
細くて、倒れなかった場所よりも本数が多いのです。
あ、思い出しました。
種を播く時に、最初は播種機の穴径を12mmのベルトで5通りほど播いてしまって、気がついて6通り目から10mmのものに装着しなおして播いたのでした。
そのことが、なぜそこだけ倒れたのかという原因というか理由なのでした。
たくさん播くと茎が細い。
細いから倒れる。
ことに播種後1ヶ月前後の、まだ茎が青くて柔らかい時期には強い雨だけでもひとたまりもなく倒れる。
播種量が少ない場所は、背丈が伸びているにもかかわらず、度重なる風雨にもしなりながら耐えて倒伏しないでいる。

種はたくさん播けばいいというものではないということが痛切に解りました。

2016年10月1日土曜日

引き続いて刈り取り

午後、野菜畑の隅の50坪ほどの採種用のソバの刈り取り。
今年はなぜか、手刈りが楽しい。
かつて,「象の時間・蟻の時間」とかいう本が出版されたことがありましたが、ソバの手刈り作業はまさに「人間の時間」にぴったりのような気がします。
腰を伸ばしては遠くの景色を眺めたり、ソバの姿かたちを見てどういう栽培の仕方、施肥設計がいいのか、いろいろ考えながらさくさくと刈ったり、うん、これが「人間の時間」だと思ったり。今年の反省点もはっきりしましたので、来年に生かせるかと思います。
とにかく、今年は茎がしっかりしていて、気持ちよく刈れました。


帰りに、少しだけ試験的に早播きしたねずみ大根を1本抜いてみました。
一応使える大きさにはなっていますが、雨続きのせいか水分がやや多いのと、まだお尻のふくらみが足りない。そして、辛味だけで特有の甘味はまだ出て来ていません。甘味のもとのでんぷん質はもっと気温が下がってから蓄積されるのかもしれません。
水気がやや多いので、一度、「おしぼりうどん」とか高遠蕎麦のような使い方をしてみようと思います。
うどんといえば、そろそろ収穫後3ヶ月くらい経過したので、小麦も製粉していい時期です。とりあえず10kgくらい製粉してみます。
うどんだけでは食べきれないので、ホームベーカリーもオーダーを出しました。見れば、うどんの生地作りも出来るようで、一石二鳥です。