しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2013年9月30日月曜日

二日連続で石臼救出

もう一組、石臼を救出。
直径29cmの6分画6溝で、目の状態はかなり良い。ただし石の材質がいまひとつよく判らない。上臼の天場や縁などがけっこうつるつるしていて、これまで入手して来た気泡の多い溶岩(安山岩)とは趣が異なっている。密度が高いので、小さめだが結構ずっしり思い。ただし、花崗岩の類でないことは確かなので、ますます材質が判らない。安山岩にこんな密な石があるのだろうか。
写真は、清掃後に。

2013年9月29日日曜日

突然、石臼救出隊

仕事の得意先から集金に来てという電話があったので、朝一番に出かけて行って先ずは今年の天候のこと、米や野菜の作柄などからさらによもやま話。
そのうちにソバの話になり、うちにも石臼があるけど使えるかどうか見てという。目立てして心棒や取っ手をつければ使えますよというと、「それじゃうちに置いておいても仕方ないから、持って行って」という返事なので無料で頂いて来ました。
ということで、本日はまた石臼救出隊になってしまいました。
帰宅して、早速かんたんに水洗いし、それから観察。上臼の下側にやや大きめな欠けがあるのが残念だが、ほかはまずまず。





しかし、下臼の目をまじまじ見てぷっと吹き出してしまいました。
目が、祖谷の石臼の曲線状目ほどではないにしても微妙に曲がっているではありませんか。どうも、まだ弟子入りして一人前になっていない石工さんの仕事かもしれません。物入れの穴も上から掘った位置と下から掘ってきた位置が微妙にずれております。
直径は34cmで、尺一寸より1cm大きい。6分画8溝であるが、ソバを挽くにはちょいと狭いし山型で手入れがしにくいので、いったんすべて削って目の立て直しかなと思います。
まあ、石臼の出来よりも材質がそこそこ気に入ったということで頂戴してきたので、後日、暇な時にいじることにいたします。

2013年9月27日金曜日

久しぶりのねずみ大根畑


ねずみ大根がだいぶ大きくなってきました。いちばん痩せている場所を選んで播きましたが、結構威勢が良いかんじで、少し心配です。
矢印で示したような葉の切れ込みが浅くて丸い感じのものは、抜いて捨てました。
知り合いのお蕎麦屋さんが味見したいというので、後でもう少し追加播きしました。さて、ものになるかどうか

2013年9月25日水曜日

本日のパトロール

いよいよ黒い粒が見えて来たので、少し採取。
左は今年初めて播いたB。右はNの小粒選抜。
大粒、中粒、小粒を選んで播種栽培した試験データをみると、やはり小粒選抜は収量がぐっと落ちるが中粒は大粒とあまり変わらない。
やはり小粒にこだわるより、デンプン、タンパクの充実を本道とすべきかも。


昨年は普通ソバより10日早く播種したダッタンソバだが、ことしはうっかりしていて、普通ソバと同じ日に播き、収穫できないかと危ぶんだがここに来て結構びっしり花が咲き実になりだした。

といっても、なんとも地味で目立たない花。
普通ソバと違って自家受粉なので花が咲けば実になる。








2013年9月21日土曜日

台風通過後2度目の観察

台風18号がわずか東を通過し、草丈がいちばん伸びきった頃でしたのでさすがに耐えきれなくてだいぶ倒伏しましたが、今日は思い切って、台風通過後2度目の観察にでかけました。
写真1枚目は東側から全体。以前のように整然と立ってはいませんが、倒伏している様子もあまりよく判りません。
案外、同じ方向に寝ていますので、諦めていた機械刈りも少しは出来そうな気がします。
場所によって手刈りと機械刈り、臨機応変に対応しながら刈り取りすることになります。




だいぶ実がつき始めてきていますし、しゃがみ込むとミツバチの羽音がブーン、ブーンと聞こえてきます。昨年よりミツバチが多いような気がしますし、日中は晴れて温度も上がり、朝晩は温度が下がっていますので、光合成とデンプン蓄積も順調かもしれません。
台風で倒れたように見えますが、よく観察すると茎が折れてしまっているものはそう多くはなく、ぐっと撓りながら隣の畝のソバに寄りかかっていますので、栄養の吸収は阻害されていないのではないかと思います。


 右側の緑色が濃いのはダッタンソバ。
これも倒れましたが、そろそろ実がつき始めています。
ダッタンソバに含まれるルチン(ケルセチン)をそば湯として服用、その効果を自分の体で実験しているだけですので、これだけでも余ります。


2013年9月18日水曜日

石臼救出隊、出動

15日恒例の赤提灯で、町内のT郎くんから、さるリサイクルショップに石臼が3組陳列されていたという情報をもらい、今日、たまたま通りかかったので寄ってみました。
3組の内、ごく普通の安山岩製が写真に写っているこれ。


程度は良くてそのまま使えそうですが、価格は18000円。その向こうにあるのは中国産ではないかと思われる御影石製で、茶臼のような受け皿式。もうひとつ向こうにあったのも花崗岩らしいので×。

ということでお店を出たところ、駐車場の隅に下臼、上臼一個ずつが転がっていましたが、これがあちこちだいぶ磨り減ってはいるものの石の材質は私好み。
ただし、目が細かいし磨り減っているし、山型なので、いったん平らに削って目を立て直す必要があります。
石臼として売れないので放置してあるのでしょうが、盆栽の台にするとかいえば、一個500円とか1000円くらいで売ってくれるんでしょうか。
防塵マスク、防塵めがね、防塵用作業着を身に着けての作業を考えたら値段も訊く気になれず駐車場を出ました。
考えてみたら、手挽きの27cm臼も山型なので平らに削って目立てをし直さなければなりませんので、その時に一気に2組ということもあり?

2013年9月16日月曜日

ソバ、倒れました

あれだけがんばって立っていたソバが、台風の雨と風でほとんど倒伏しました。
折れずにたわんでいるだけの茎が多いので、ある程度は立ち上がるかもしれませんが、昨年のような稲刈り機による機械刈りはできないと思います。
がっかりです。(ーー;)

ということで、気分転換に冷凍庫に入れてあったいただきものの粗挽きのそば粉で十割蕎麦を打つ練習をしました。

念のためふるいにかけてみると、300g中45gが40目(約32メッシュ)の篩い上に残りました。
この粉をいただいた石臼手挽き蕎麦の師匠もつなぎを使っているくらいなので、これを私が十割というのはまったく無謀です。
水回し、こね、は何とかクリア、延しと切りもなんとかクリア。


しかし茹でたらちょいと切れました。


麺の角もビシッとしていません。
それにちょっと蕎麦の風味が濃厚すぎて鬱陶しい。
やはり32メッシュのふるいをほとんど落ちる程度の、中くらいの粗挽き粉がベストなのかもしれません。

2013年9月13日金曜日

タチアカネもどき


在来種には写真のように赤い実が付くものがたまたまあります。
これも熟すと黒くなってしまうので他の玄ソバと見分けがつかなくなりますが、今ははっきり違いがわかります。

長野県には、このような在来種の燈籠(実)が赤いものから選抜された「タチアカネ」という品種がありますが、味はどうなんでしょう。
花が赤い高嶺ルビー同様、交雑の対象がひとつ増えただけのような気もしますが。



2013年9月12日木曜日

またまたつまらんことを

三日ほど留守にしていたら、花園1,2,3号地の在来種の生育がすごい進んでいました。
もう黒くなった実が見える。
あまりに気が早いので、ひょっとすると交雑していると思われる信濃1号の血をひいているのかも、(ーー;)








それからこちらの2枚は採種用のka在来種。上の写真と下の写真では付いた玄の形がかなり異なる。上の写真の実の方が短くてずんぐりむっくり。下の写真はまあ普通のソバの形。
在来種だから雑多な形質の玄ソバがあって当然だが、たとえばの話、上の写真のずんぐりむっくりの実のついた茎1本をそっくりを別に管理して乾燥と採種をし、その数十粒だけを来年他のソバとは別の場所で隔離して栽培し、また採種したらどうなるか。ちょっと試してみたい気分。


またまたつまらんことを……(ーー;)

2013年9月11日水曜日

ソバ畑見学ツアー

9,10,11と三日間、こんなところをさまよい歩いていました。



2013年9月7日土曜日

ミツバチ撮影失敗

いよいよ花が増えて来ました。
今日はミツバチもたくさん来ていましたが、結構素早いし、風もあって撮影は失敗しました。


2013年9月6日金曜日

気がして……来ました

希少でなおかつ13年前のもので芽が出るかどうか難しかったので、先ずは水分コントロールがしやすいということを第一条件にビニールハウス内に播種した地元のK在来だが、いかにサイドを開けてあるとはいえ、屋根と裾のビニールで風通しが悪く、気温も露地より高めに推移しているためか、だいぶ温室育ち風にひょろ長いかんじになって来たので、昨日、9月5日に杭を打って倒伏防止のためにビニールテープを張った。


下の写真は、一日経った今日の状況。
あれ?
なんだか一日でずいぶん伸びたような、花がにぎやかになったような。



一応、実がつき始めているのでひと安心。これで、葉が黄色くなるまで置いておけば試食用と播種用合わせて2~3kgくらいはいけそうな……気がして……来ました。

2013年9月4日水曜日

とめてくれるなおっかさん

三温度帯ストッカーというものを知った。
冷蔵・チルド・冷凍の三温度帯の切り替えが出来る冷蔵庫というか、冷凍庫というか、しかも価格が個人でもポケットマネーで買える価格で、サイズ・容量も豊富で用途に応じて大小選択できる優れもの。
無論、自分用のそば粉や玄ソバの保存を考えてのことですが、(ーー;) ……。

恒例のソバ産地巡りツアー、9月9、10,11日に決定。二泊はやばいが仕方ありません、とめてくれるなおっかさん(あれ? どこかで聞いた台詞)

2013年9月3日火曜日

雨乞いではなく雨鎮め

今日も雨かと覚悟していたが、秋雨前線が北に上がったらしく青空が見え、終日、雨は降らなかったので少し安堵。

雨が降リ続けば、たとえどれだけであってもソバが倒れてゆく。
水分が多くて日光が当たらないので、ソバはますます軟弱徒長し、ますます風雨に倒されるようになる。
とはいえ、まだ当地は被害というほどの被害はない。秋雨の時期にはいずれにしてもソバは軟弱徒長し倒伏するのがソバ栽培では普通である。
富山に在来種の玄ソバを送ったが、どうやら出芽して2cmくらいで雨水に流されたり浸かったりしたらしいし、西日本や日本海側の雨も相当にしつこいし激しい。
秋雨といえば静かに長く降るというイメージが強いのだが、今年は違う。天が狂ったかと思うくらいの降り方が続いている。
唯一、静岡のソバ栽培友達だけが日照りに悩まされているが、他の地域は雨乞いではなく雨鎮めをしたいくらい。


2013年9月2日月曜日

雨vsソバ

ゲリラ豪雨的な激しい降りは短時間だが、今日は結構長く降っていた。強いパンチではないが、じわじわ利いてくるブローといった降り方。
すべてのソバ畑をパトロールしたが、少しずつ倒伏する茎が増えているのを実感。
ことに播いたのが一日でも早い畑、窒素が多い畑ほどそうである。

写真はいちばん最後に播いたN原の西側からの撮影。この畑の西半分はTさんがソバを栽培してからもうこれこれ十年もソバばかり栽培しているので肥料分がすっかり吸い取られているのか、10aあたり2,4kgの窒素を散布したが倒伏せずに立っている。


ただし、昨年までTさんやFさんにスイカ栽培されていた東半分は、窒素はまったく散布していないのだが、残留窒素が多いのか、少し倒れて乱れて来ている。

採種用にビニールハウス内に播いたK在来も、他のミネラルは施したが無窒素で、生育は悪くないのだが温室育ちで風通しが良くないせいか、やや徒長気味になってきた。そんなに広い場所ではないので、倒れて茎が折れる前に杭を打って倒伏防止にマイカー線を張った方がいいかもしれない。

2013年9月1日日曜日

コーヒー、ソバ、ねずみ大根

今日は日帰り温泉にさっと行って入浴、生ビール、昼食、昼寝というコース。
帰宅途中にある「丸山珈琲」に寄って、コーヒー。
注文した、ブレンドではないボリビアのコーヒーがおいしかった。むちゃくちゃリラックスしてしまう味と香り。焙煎の度合いがとてもいい感じで気に入ったので、250g購入。
さて、いつもゴールド・ブレンドしか呑まない横着者にきちんとコーヒーが淹れられるかどうか。

午後3時40分前後、スコールのような風雨が七、八分ほど。
いちばん近いソバ畑を見に行ったら、うーん、倒れないようにみんなで支え合って必死に耐えているではありませんか。土寄せをした30cmくらいの頃より茎がずいぶんしっかりして来ました。
時間は短かったですが、冷や汗が出ました。

そういえば、29日に播種したねずみ大根の芽が出てきました。
驚いたことに、2009年もの、2011年もの、今年のもの、みんな同じくらい良く芽が出ています。
古い種でも春秋の播種時期を間違えれば薹(とう)が立ちますが、秋物を秋播きする分には古い種でも大丈夫なんでしょうか。