しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2012年8月30日木曜日

???

ありゃ、夏の高温時には緑色が濃くなるはずのルーバーブが、この頃ずいぶん赤くなってきました。ルーバーブもソバも同じタデ科なので、やはりストレスが強いと脛が赤くなる。干ばつ、低温、土壌酸度など、窒素吸収が抑制されるとクロロフィル(葉緑素)の生成も少なくなり、アントシアニンの生成が多くなって赤くなる? ???

2012年8月29日水曜日

それぞれのソバの特性

いつの間にか、ダッタンソバに実が付きはじめていた。
ダッタンソバの花は普通のソバよりもっと小さく地味で、咲いているのか咲いていないのか、かなり接近するかルーペで覘かないと判らない。そばの花のような可憐さも無い。
ダッタンソバは霧下よりも当地のように晴天で紫外線の強い土地の方がルチンの含有量が多くなるのではないかと思う。自分のルチン摂取用なので、苦いのは一向に構わない。
それにしても伸びすぎたのは播種が早すぎたのが原因だろうか。もう、先端は私の身長と同じだ。4通りだけなので、倒伏しないように杭を打って紐を張るという方法もある。
それにしても、この花穂のにぎやかさ。倒伏しなければたくさん収穫できそう。



この2枚。同じ日(確か7月31日)に播種しているのだが、茎の伸び方、花の開花具合が異なっている。
これだけ、それぞれのソバの特性(個性)があるということになる。
同じ播種機で、播種用のゴムロールも同じ穴径9mmで播いたのだったが、上のK在来は超小粒なのでかなり密植気味で、かえって徒長気味になるかと予想していたら、むしろ草丈は短めで、花も遅いので驚いた。下のN在来は花が早い。

2012年8月27日月曜日

干ばつの予感


播種後に毎日夕立があってはらはらしたものだったが、一転して干ばつ気味になって来た。日中のソバは暑さで生気を失っていて、少しかわいそう。だが、夜温は下がって来たので少し安心。




何年前だったか、ソバが不作の年があって、あちこちの山の傾斜した畑のソバの背丈が30cmくらいしか伸びないことがあったが、あの年のソバはとってもおいしかった。やはり水分が十分にあって窒素を過剰吸収した玄ソバより、思うように養分を吸えない危機的状況の方が、ソバは必死で炭酸同化作用を行い、実に栄養を送るのかもしれない。米でも野菜でも、窒素を過剰給したものは味が悪いので、ほどほどに育ってほしい。

2012年8月26日日曜日

ぐっすり眠れそう



ちょうど一週間前の日曜日に、「手挽き蕎麦」という名の黒くて太くて固い蕎麦に遭遇して以来、しきりに夜中に目が覚めるようになったので、口直しというか、縁起直しのために夕方、蕎麦打ち。
あらびき十割でもそんなに黒くなくて、細くて、3~5回噛めばふわっと風味が広がる蕎麦。
下手っぴいにはかなり難易度が高くて失敗必至ですが、加水の方法を少し工夫してスタート。
そば粉は一ヶ月くらい前に製粉してガスバリア袋にエージレスとともに封入し冷凍庫で保存しておいたもの。玄ソバは製粉の練習のために残してあっってもったいないので製粉した「信濃1号」。挽き割って殻を排除してから電動石臼で1回碾きし、無謀にも30目の篩で一度篩っただけの、かなり粗いものが混じったそば粉。

ちなみに、300g打ったが、手持ちの篩でざっと篩分けてみたら案外細かい粉も多くて驚いた(こんなものだろうけど)。

30目~40目の間     25g
60目上          45g
100目上         80g
100目下        150g

それでとにかく、出来るだけ薄く伸して出来るだけ細く切ったつもりの麺を、また2~3cmの一寸蕎麦かと怖々ゆでてみた。




十割では満足なソバが打てたことがないのですが、おお、いつもより少しいいみたいです。



拡大してみると結構、やはり黒っぽいそば殻の破片や赤っぽい蔕のめくそらしいものが見えます。粗い篩だから仕方ないですが、まあ、食べる時は拡大して見ないのだから我慢我慢。
風味、食感など、まだ70%くらいの出来ですが、あの黒くて太くて硬くてもごもご噛み続けなければならない蕎麦に比べればまだましでした。
それにしても、下手くそな私などは中途半端な十割を打つより、粗碾きを二八か一九で打った方が全体のバランスの良い蕎麦になるような気がしてなりません。

でも、これでとにかく今夜からぐっすり眠れそうです。



2012年8月25日土曜日

これはもう病気

あるお店に行って、目的の物が無かったので帰ろうとしたが、ふと蕎麦打ち道具のコーナーに行ってみた。
すると篩の棚に尺二寸(直径42cm)の50目の篩がふたつあった。尺二寸の篩はどこにも置いてあるというものでもなくて、ホームセンターあたりは7寸(21cm)の小さいものしか売っていないので、尺二寸の篩はすべてここで買っている。
尺二寸は16目、30目、40目、60目、80目、100目、7寸は40目、60目、100目と揃えてあるが、50目は以前から店に置いてなかったので無かった。しかし50目はほぼ40メッシュなので欲しかった。それでつい、また目の前の50目に手を伸ばしてレジへ。これはもう病気である。
名誉も地位も財産もありませんが、篩だけはたくさん持っております、(ーー;)

2012年8月22日水曜日

妙な幸福?


8月2日に播種して、もう蕾が見え、小さな白い花が開き始めている。
何てかわいいんだろう。種から蕎麦まで、ソバの一生にずっと付きあえる幸福。妙な幸福?

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どうもしかし、昨日の手碾きのそば粉は微粉に傾きすぎて、小粒な在来種なのに風味が弱まってしまった。(物入れに落とす量をもう少し多くするか、石臼の溝の幅をもう少し広げて粉の送り出しをもう少し早めれば、粗めになるだろうけど。そういう微妙な調整は、やはりアバウトな手碾き臼よりも回転数を一定に出来る電動臼の方がしやすい)
ということで、残念だが、これなら、その前に電動臼で碾いた信濃1号の粗碾き30目の方がずっと、というか、あくどいくらい香りと味が強かったのにと思う。
やはり、品種の差も否定はしないが、粉の碾き方の方がずっと蕎麦の風味を強くも弱くもすることに留意した方がいい。

しかし、粗碾きだと私のような蕎麦打ち下手にはつながらないし、つながっても太めなので食感が悪い。
ということでさっさと十割を諦めて、いつも行くスーパー・マーケットには小麦粉の種類が少ないので、隣の市のお店まで行って、タンパク質10,5%の小麦粉を購入して来た。これで風味も失われず、食感も損なわれない蕎麦が打てる? ちなみに、これまで使っていたのはタンパク質が9%でした。

facebookで、「ソバ自家栽培・自家製粉研究会」という非公開グループを立ち上げたが、メンバー3名でまだまだ盛り上がらない。「ソバ自家栽培研究会」と「ソバ自家製粉研究会」という風に、別グループにした方が良かったのかも。



2012年8月21日火曜日

蕎麦トライアングル

どうも日曜日に食べた蕎麦のうちの「手挽き蕎麦」が、あまりに黒くて太くてもちもちしすぎて、しかも味は確かに感じられたが、雑味&雑臭も感じさせ、うんざりさせられたので、リベンジ気分で5月に入手した27cm臼で1,5kgほど製粉しはじめた。


臼はまだ調整中でプラスティックの洗い桶(小さい盥?)のなかに、十字に組んだ角棒を置き、その上に臼を載せただけ。上臼と下臼のセンターがまだ若干ずれているらしいので、下臼の軸を緩めておいてから楔を打ち込んでセンターを修正。それからまだすりあわせ部分よりも内側で高い場所があったので、タタキで叩いて修正。ワイヤブラシとエアコンプレッサーで掃除してから稼動。


玄ソバを粗く碾き割り、そば殻とハナ粉を選り出して大割れ、小割れだけを物入れに落としてゆく。


1秒単位で1,2,3,4と数えて一回転すると1分あたり15回転なのでおおむねそのペースで碾きつづけた。


碾き終えた後の下臼。


碾き終えた後の上臼。下の方3ヶ所が欠けていて切ないが、現代の新品の臼ではなく、昔の石工が作った臼を再生して使うと決めているので、この程度は仕方ない。

臼を外したところ。

これが碾いたままの粉。

篩上のそば殻とサナゴ。30目で篩うか、40目で篩うか迷ったが、どうも粗いものが少ないような気がしたので、40目で篩った。


この粉を打って食べてみた感想。
帰省中の長男や妻が食べるのを意識して二八にしたが、微粉が多くなりすぎたのか、二八で40目の篩だと風味が薄い。コシや喉越しは問題ない。
十割なら40目でいいが、二八だと30目で篩えるくらい粗くした方がいいのかもしれない。あまり碾けすぎる臼も考えものという場合もある。
それにしても30目と40目というのは本当に10目の差しかないはずだが、この10目の差が案外蕎麦の味をかなり違うものにしてしまうような気がしてならない。
製粉会社の微粉に懲りて自家製粉を思い立ったのだからもう少し試行してみよう。

粗碾きでも黒くなく、太くなく、もちもちしすぎないで、つるつるっとすすりあげ、3~5回噛んだらコシ、喉越し、風味、すべてを感じることが出来るような蕎麦。簡単なようでむずかしい。コシと喉越しに力点を置くと風味が薄くなる。風味に力を入れると、腰や喉越しが悪くなる。コシ、喉越し、風味、それらのバランスが正しく取れた、正三角形の蕎麦トライアングル。



2012年8月20日月曜日

好事魔多し


ここはある在来種から選抜した種を播いた採種用の秘密基地なのですが、ここ数日、怪しく丸い動物の足跡が残っており、せっかく発芽したソバの茎が倒されたり抜かれたり、枯れてしまっていたり、危機感を感じています。
とりあえずFRPのポールで囲うという自衛策を講じましたが、それでもまだ荒らされるようだったら、ネットを張らなければなりません。好事魔多しとはこういうことなんでしょうか。

2012年8月19日日曜日

つべこべ言いながら

今日も朝の内と夕方に分けて花園1,2,3号地の中耕培土を実施。これでようやく中耕培土作業はすべて終了となった。
途中11:00頃に東京方面からお客様があり、ソバ畑を案内した後、市内の蕎麦店で昼食をごいっしょした。「手挽き」と「せいろ」の二種盛りを注文したが、手挽きが太くて黒くて典型的な噛む蕎麦。手挽き(粗挽き)ももう少し細ければいいのですが、どうも口の中でモグモグさせていると、蕎麦を食べている気持ちになれませんてば。その後で微粉の「せいろ」が出てくると風味はさておいて妙に嬉しくなってしまいますが、これもお店の方では計算済み、とすればかなりしたたかではあります。
などと、つべこべ言いながら、ま、これからは少し外に出て食べてみないと。

2012年8月18日土曜日

人間の都合はとやかく言っていられません


本日は家庭菜園の余地に播いた採種用のソバの中耕培土を実施し、さらにTさんの家の前の畑に播いたK在来の中耕培土を実行。

こちらはトラクターで耕してすぐに播種したため、雑草がほとんど見られない。やはり、耕したらすぐに播くのがいいらしい。昨日のN原の雑草スベリヒユの大量発芽に比べれば嘘のようにきれいで、必要なのは培土作業だけでした。



これは、その西側に半月ほど早く播いたダッタン・ソバ。もう腰の辺りまで伸びていて、葉の色もいいので、これ以上伸びると、ひょっとすると倒伏するかもしれない。やはり、もう少し山の中の痩せ地で栽培した方がいいのかも。

それにしても管理機での中耕培土は適期が狭く、早過ぎず遅過ぎず実施するためには人間の都合はとやかく言っていられません。

2012年8月17日金曜日

体験しないと得られない

暇なお盆中に製造した冷凍蕎麦6食分を、仕事に追われて食生活の単純な二男に向けてクール宅急便で発送した。
一人前をフードパック(小)に収め、それをさらに真空パック用のガスバリア袋に入れてシーラーで密封し、260リットルの専用冷凍庫で凍らせておいたものを、発泡スチロールの箱に6個入れるとピッタリだった。夏は在来種の全粒粉は香りというより匂いが強くなりすぎることが判ったので、二八で打った。
返しも送ろうかと思ったが、真夏なので断念して市販のめんつゆを使うようにメールした。生麺をクール宅急便の「冷蔵」送るという方法もあるが、今回のように蕎麦好きな身内に送るには「冷凍」を送るという選択肢もある。ガスバリア袋で密封しておけば、冷凍庫にある程度保存していてもいわゆる「冷凍焼け」といわれる乾燥して白くなるのは防げる。
あとは息子がどれだけうまく解凍し茹でられるか、である。



N原のT在来があまりに雑草・スベリヒユが繁茂しているので、午前中、管理機を載せていって中耕培土を決行した。
ほかの畑のほかの在来種はトラクターで耕運してすぐに播種したので、いまだに雑草は少ないのだが、このN原は、ソバ栽培の先輩であるTさんのいうことを聞いて、耕運後、日を置いて播種したのが間違いの元だった。Tさんが耕運後、土が落ち着いてから播種する方が作業がしやすいと言うので、日を置いた。すると結構激しい雷雨があり、水が溜まって土がしまり固くなってしまった場所もあった。また耕運から播種まで時間差が出来、降雨もあったことが重なり、ソバの発芽より雑草の発芽が先になってしまった。
この失敗を踏まえて、ソバの播種はトラクターの耕運と同時にしてしまう方がいいと考え、他の2ヶ所はそのようにした。結果、雑草がきわめて少ないし、ソバの発芽も生育も至極そろっている。なかなか体験しないと得られない耕種の方法ではある。


2012年8月14日火曜日

定点撮影


右奥の長いのはダッタンソバ。

2012年8月13日月曜日

真夏の粉碾きテスト

いよいよ旧盆の休みになったが、車で外に出ると幹線道路が渋滞気味で外出は控えたくなる。二男は盆前に、長男は盆が明ける頃にならないと帰省しないので、盆の間はふだんの暮らしと変わらず静かだ。

昨日打った蕎麦を一人前だけ残してあったので、昼食に茹でて氷水できゅっとしめ、越前おろし蕎麦にした。ネギ、カツオ節、そしてようやく直径3cmくらいになった辛味大根「雪美人」を一本まるごと(といっても小さい)おろして載せ、いただいた。真夏のおろし蕎麦はいいです!!

盆提灯やら何やらご先祖様を迎える用意も済んで、午後は暇なのでまた製粉のテストをすることにした。
種まきが済んでN在来がまだ11kg残っているので、これを3kg。
いつも通り、粗く碾いてからそば殻を排除し、それを今回は手持ちの篩でいちばん細かい100目(80メッシュ)でハナ粉を篩いだしてみた。計量すると400gでちょっと多いような気がする。多分、最低でも100メッシュ、出来れば120メッシュで篩う方がいいだろう。細かい篩はこのあたりでは入手できないが。
ハナ粉を除いた残りを、今回は手碾き臼ではなく電動臼にセットして自動運転。ホッパーを大きくしたので5kgくらいは自動運転していられますが、時々様子は見に行きます。
様子を見に行っては指先で粉を摘んで口に入れ、舌の上で粉の感触や風味を味わう。ひょっとすると、私は蕎麦よりこうして碾いているそば粉の味の方が好きなのかも知れない。小麦粉などと違ってそば粉はそのまま食べてもおなかを壊さないし、何より蕎麦の風味が濃厚でおいしい。
しかし、ハナ粉を除いた後に碾いたものが妙に篩でふるいにくい。さらさらの粉を取られてしまったので、網にひっかかってしまうのだ。ふわふわした感じのそば粉になった。どんな蕎麦になるのだろう? ひょっとすると少しハナ粉を戻してやらないといけないかもしれないが、とにかく一度、少量を打ってみよう。粉を舐めた感じは濃厚なのだが、さて、粘りすぎて打ちにくい予感。

その後、臼のすり合わせの悪い場所をタタキで叩き、臼が若干浮いている感じがしたのでモーターからのシャフトを受けている上臼の金具の縁をディスク・グラインダーで削って調整。ぐっとすり合わせが良くなった感じ。

2012年8月12日日曜日

至福の日

江戸時代の丁稚さながら、正月と盆に二日くらいの日程であわただしく帰省するだけの厳しい会社に勤務する二男が、旧盆を迎える前に来て、今日、帰京していった。
「蕎麦」というので、帰る前の昼食にと準備をして蕎麦を打った。30目で篩った粗碾きでは、気温が高い夏には雑味、雑香が強くなってしまうので、40目で篩い直し、通った粉だけで一九で打ってみた。一割の小麦粉も今回からデンプン質10%のものに変えてみた。
水回しも、30目の粉の時には真夏でも50%入ってしまうが、40目の粉は加水率44%でちょうどよかった。30目と40目の間に10目の差しかないが、たとえば50目と60目の差とはまったく異なるような気がする。30目と40目の間には蕎麦の風味についての重大な境界線があるのではないかと思われる。

延し、切り、実に順調で薄く、まさに1,3mmくらいに切れた。茹であげて、氷水でしめ、水を切って盆ざるに載せてみると、かすかに黄緑色を帯びた透明感のある蕎麦になった。
喉越しとコシは申し分なく、風味はいつもの粗碾きほど強くはないが、狙い通り雑味、雑香は抑えられ、真夏の蕎麦にしてはかなりおいしかった。これなら真夏の蕎麦もおいしくいただけます。
こんな感じの蕎麦を冷凍にしてクール宅急便で送ってやろうかというと、二男は真顔で「お願い」と返事した。仕事に追われ放しの二男の食生活を想像すると、是非とも実行しなければ。





昨日の夕方、やや激しい雷雨があったので、すでに長くなっているダッタンソバが倒伏していないか見に行ってみた。培土の効果か、みな立っていて安堵。
その東側の在来種も先日より延びている。
多分、旧盆が過ぎて20日か25日頃には、すべてのソバの中耕培土をしなければならない。それが済めば、毎日花を見ているだけの至福の日がしばらく続く。

2012年8月9日木曜日

それにしてもソバの成長は早い

用事があってTさんの家へ行き、すぐ南のダッタンソバを見に行って驚いた。メジャーで背丈を測ったら30cmどころか40cmを超えている。このまま一週間も経てば中耕のタイミングを失する。
あわてて、親戚からただでいただいた管理機を載せて畑へ戻り、中耕除草と土寄せをした。前進で中耕除草をし、それから後進で土寄せ。バックをすると結構両側に土が寄せられるので、とても都合がいい。
それにしてもソバの成長は早い。





きれいになりました。
左のまだ小さいのは7月31日に播種した普通のそば。

2012年8月8日水曜日

ここにも蕎麦吉君が……

栽培日数が100日前後と普通ソバより長いので先行播種したダッタンソバだが、今日、ちょっとのぞきに行ってみると草丈25cmくらいに生長していた。旧盆前に管理機による中耕除草を済ませておかなければならない。

夕方、電話をいただいて仕事上の取引先であるAさんの家へ行った。夕方なので玄関先で用事を済ませようと思ったが、上がれ、上がれというので上がったら、開け放たれた隣室の中央に蕎麦打ち台がでんと鎮座していた。ふうむ、これを見せたかったのか。大工さんに作らせた小口を寄せた切り板まであった。しかも私が真空パックにして冷凍庫で保存すればいいと言ったといって、蕎麦打ち部屋の隅に結構大きな縦型の冷凍庫まで……ここにも蕎麦吉君が……(汗)。蕎麦打ちだけに限定すれば、私より上手かもしれない(二八蕎麦だけらしいけど)。
この秋にはソバの製粉も私に頼むつもりでいるらしい。在来種の粉も差し上げて「在来種病」に感染させてしまおうかな。

2012年8月6日月曜日

獲らぬ狸


拡大してみれば、なんともみんな個性的。
今日はT在来から選抜した種25g(およそ四百数十粒)をさる場所に隔離して、長さ11mで2通り播種した。これも採種用。
しかし、こうして写真を拡大してみると、まだ選別が甘いというか、いい加減であることが判る。ほんとうに形質の似た粒をむしろ20粒か30粒くらい厳選して採種した方がいいのかもしれない(泣)。
昨年同じ場所で同じように別の5g(289粒)を播いて1.8kgの収穫があったので、今年も多分2~3kgくらいは見込めそう。500gを粉にして試食しても、栽培用に2,5kgくらいは残る計算。獲らぬ狸の何とかやら。
これをもって今年のソバ播種作業は完了。

2日午前中に播いたN原も発芽を始めていた。トラクターでも耕運から日が経っての播種だったので、条間ですでに雑草も発芽を開始している。Tさんの意見とは反対になるが、どうもソバはトラクター耕運後すぐに播種してしまった方がいいような気がする。
2日午後に播いた花園2,3号地も同様に発芽開始しているので、明日にはどちらも発芽がそろうだろう。

2012年8月5日日曜日

発芽はじめ

7月31日に播種したK在来が昨日から芽を出していたようだが、今日になって発芽がほぼ揃った。小粒なので播種機のベルトの穴径を1mm小さくして9mmのもので播いたが、ずいぶん少なく見える。

2012年8月3日金曜日

夏ばて防止=夏太り促進

朝の内に菜園の空いている場所にいわゆるN在来から選抜した米そば風の種を採種用に90gほど播種。
面積にすれば十数坪くらいだが、昨年ここに播いた対馬ソバが窒素過多で2mにもなって倒伏したにもかかわらず8kgの収穫があったので、まあ、試食用と種くらいは確保できるはず。


猛暑で高温作物が元気がいい。ナスのほか青唐辛子も全種類が収穫できるようになった。
右から激辛、福耳、バナナなんばん(ハンガリアン・ホット・ワックス?)、羅帝。

そこで、ナス、きゅうり、茗荷、青唐辛子を刻んでいつもの。激辛だと誰も食べてくれないので、今回は福耳の若い実を使用。ちょっと辛味が物足りないようだが、ダシと合わせた醤油に漬けて冷蔵庫へ。夏ばて防止どころか、夏太り促進です。





2012年8月2日木曜日

猛暑、決死のソバの種まき

毎年、ソバは8月4日に種まきしているが、今年は4日に高校時代の同級会があるので、2日早いが、今日播種を決行した。
猛暑で熱中症になってはかなわないので、朝と夕方、集中して播種作業をした。播種機を使うのでそれほど時間も体力も使わないで済む。

これはTさんのN原の畑の西半分。面積ほぼ12a。ここはT在来。

こちらは家の近くの宅地として造成されたまま、草が生い茂っていたのを4区画分無料で拝借している花園1,2、3号地。2号地のみ二区画分。
ここは昨年と同じN在来。
Tさんの家の前の畑にもダッタンと小粒なソバを播き終えたので、これで食用は播種終了。

残りは別に選抜した小粒種100gと、N原に播いたT在来のぱんぱんに膨らんだ玄ソバばかりを採種用に選別した15g(四百数十粒)のみ。やれやれ。