しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2010年11月30日火曜日

どうか、秋山郷で

 夕方、ホームセンターに寄り、外箱、内箱を製作するための板材や戸車とレール、ネジ、ボルト、ナット、鬼目ナットなどを購入。板材が案外高くて合計で4000円を越えた。内箱の下に丸棒でコロを作って内箱を支える予定だったが、単純な往復運動なので戸車とレールで対応させることにした。ただし、ジグソーの動きが激しいと脱線するかもしれず、その場合はより原始的なコロの方が良いのかもしれないので、丸棒でコロを作成する準備はしておく。
 昨夜落札したジグソーを今日発送したというメールが着信。
 ということは、明日、代引きで配達になる。
 速い!

 そうだった、明日は越後の十日町へ「へぎ蕎麦」を食べに行く日だった。「へぎ蕎麦」が喉越しが良いのはつなぎの「フノリ」の効果であるし、オヤマボクチ蕎麦にコシがあるのはオヤマボクチの効果である。オヤマボクチ蕎麦の喉越しが良いのは打ち粉に片栗粉を使っているからだという噂を聞いたことがあるが、ほんとうかな。

 ルートは飯山から秋山郷を越えて行くのだったらいいのだが、どうだろう。
 へぎ蕎麦もだが、秋山郷や飯山のオヤマボクチ蕎麦にも未練がある。同行者たちは昨年私を誘わずにオヤマボクチ蕎麦を食べに行っているので(!!!)今回はパスであろうけど。オヤマボクチ蕎麦は要りませんから、どうか、秋山郷で時間を下さい。
 (念のため、持っているデジカメ2台、持って行こう。それにしても、30倍ズームのデジカメ、欲しかったなぁ)

2010年11月29日月曜日

無段変速ジグソー

 ホームセンターへ行って電動工具売場でジグソーを見てみたが、安いものでも1万円前後なので、ネットのオークションで買うことにして帰宅し、夕食後に検索。
 ジグソーであれば何でもいいのではなく、無段変速という機能がついている機種を選んだ方が良さそう。無段変速だとたとえば1分間に0から3200回という風にそのストローク(往復運動)回数をダイヤルで調整出来るらしい。無駄変速でない機種は1分間に3000回とか固定されているのである。
 それでは少し都合が悪い。
 ストローク(往復運動)があまり激しすぎてもいけないので、やはりふるいに適したストローク数に微調整出来るに越したことはない。
 ということで、未使用だが現在販売中ではない旧型、いわゆる新古品を2500円で落札。
 あとはジグソーの刃を取り付ける部分に合うように鉄の板をいかに加工し、ふるいを収める箱に固定するか。金属を加工する工具があまり無いので、自力でダメな場合は従姉の夫で金属化工業を営むSさんの工場へ行こう。
 それ以外の木枠などはサイズなど大体決まった。次にすべきは、木材や金具の買出しである。

2010年11月28日日曜日

文系頭の怪しい工作

 午後、Tさんの2009年産玄ソバを製粉してみた。暑い夏を経験した玄ソバなので、虫の食害やカビ、異臭など無いか心配だったが、十分に磨きをかけてから観察、匂いを嗅いでみたが先ず大丈夫らしいので製粉してみた。
 正確に計るのを忘れたが玄ソバ18kgくらいで、12,2kgのソバ粉と1,4kgの甘皮粉が取れた。1kgずつ脱酸素剤を入れてガゼット袋に封入。
 しかし、先日自家用だけでは余ってしまうので玄ソバを60kg、Tさんのも60kg、製粉会社に売りに行った時に売店の陳列台を見たら、2009年産ソバ粉が1500円のものが750円と半値で売られていました(泣)。
 江戸流の白いソバ粉に物足りなさを感じているので、もう少し丁寧に製粉しているせいもあるけれど、それにしても自家製粉は時間がかかりすぎる。
 それも、尺二寸の丸い篩で手で篩うのでは腕は疲れる、粉が舞って自分が被ってしまう、篩う時間も結構かかると、三拍子そろって最悪なのである。市販の電動ふるい機もあるが、12万円台で個人の道楽としては手も足も出ない。
 そこで、何とか電動化出来ないものかと考えはじめた。
 当初はモーターの回転を往復運動に変える方法を検索していたが、そんな面倒なことをしなくても電動工具のジグソーが最初から往復運動をする仕組みになっているので、あれを使えば電動で篩を揺動できるではないかと気がついた。
 そう思って、電動ふるい機・ジグソーで検索したら、もうジグソーを動力にして電動ふるい機を製作している方がおられました。
  音が騒々しいのとその往復運動がいかにもせわしなくて笑ってしまうのはいたし方ありません。
 同じジグソーでも無段階でスピードをコントロールできるジグソーもあるらしいので、それを使えば篩いの動きもある程度コントロールできそうなので、是非とも電動化をしたいと考えています。ただし、新たに四角い網を作るのは面倒なので、あくまでも現在使用している直系が尺二寸の丸いふるいをセットして篩えるような仕組みにしたいと考えています。外側の枠の下部にはベルトコンベアのような丸棒を五本くらい並べて、その上で、内側のふるいと粉受け容器をセットした箱を前後に揺動するようにしてみよう。
 手書きで簡単な図面を書いてみた。電気、機械に弱い文系頭なのであまり精密ではありませんが。

2010年11月26日金曜日

秋も終わり

 ようやくいろいろな仕事が片付いて来た。人参、総太り大根、ねずみ大根、野沢菜につづいて下仁田ネギ、長ネギの収穫を最後に、家庭菜園、蕎麦栽培地も耕せばいいだけになった。
 そういえば、先日大根やネギを採りに来た従姉が、便秘対策にとすでに霜でグニャリとなっているルバーブ(ネイティブな発音ではルーバーブ)のなかからまだピンとしている茎を少し採っていったらしいが、砂糖漬けにするつもりが少し火にかけたら溶けてジャムになってしまったけど、とてもおいしかったので、もう少し採らせてもらっていいかという電話。
 薬用ダイオウもだが、食用ダイオウであるルーバーブにもその豊富な繊維のせいか、あるいは蓚酸などの他の成分に拠るものなのか、便秘の解消=健康=美容となるらしい。ただし、だからといってルーバーブ・ジャムなどでは毎日接種しては含まれる糖分でもって糖尿病になってしまう懼れがある。この酸っぱい繊維だらけの植物を、どうしたらそういう弊害無しに摂取出来るかと考えていて、ふと「ピクルス」を想起していた。そこで「ルバーブ・ピクルス」で日本語検索したら一件ヒットし、さらに英語で検索したらぞろぞろヒット。そうでした、ピクルスだとジャム同様にビンに保存できるのでした(アイデア、閃き)。
 その後まもなくT屋さんからも電話があり、何と物置から昨年の玄ソバが一袋20kg出て来たけど製粉できない? って。え? む、虫が食っていません? (ーー;)
 とりあえず磨きをかけてみることにして、T屋さんの物置からその紙袋を持ち出して来て、循環式精米機で磨きをかけてみた。そして、殻がむけた蕎麦の実を噛んでみたが蕎麦の味も風味も感じられなかったのでこれはダメかと思ったが、殻がむけた蕎麦の実を3個まとめて噛んでみたら蕎麦の味も風味も感得出来たので、暇を見て製粉してみよう。 

2010年11月24日水曜日

ファインダーが無い

101124asamakansetsu.jpg

 知らないで車を走らせていたら、浅間山の頂上付近が雪で白くなっていた。
 朝出かける時にはカメラを持っていなかったので昼食後の撮影で、少し霞んでいます。朝だったらもうちょっときれいに撮れたはず。
 そういえば、このカメラの後継機種で光学30倍ズームが出ているのだけど、液晶モニターだけでファインダーが無くなってしまったので購買意欲が失せた。太陽を背にして撮影するのに、明るい場所では液晶モニターでは被写体がよく確認できないし、液晶モニターは保護シールを貼っていても結構擦り傷が付いて見にくくなる。また携帯カメラのアウトカメラの透明なプラスチック・カバーにも擦り傷がついて、写真を撮るとなんだか紗をかけたようにぼんやりと白っぽくなり、最近は携帯カメラでは写真を撮らなくなった。24回払いの分割払いが終了したが、その頃にはこういう不都合が生じて来る。
 そういえば妻が買ったデジカメにもファインダーはない。普通のデジカメにファインダーが無いのは今はあたりまえかもしれないが、30倍ズームのカメラにファインダーがないなんて、ちょっと不都合。光学30倍にデジタル5倍、合計150倍で月を撮るとクレーターまではっきり写ってすごいのだけど、そんなカメラにファインダーが無い!?!
 来春のモデルチェンジでファインダーが付けばいいのだけど。

2010年11月23日火曜日

要注意

 ネット・オークションで「石抜き機」と「穀物水分測定器」が出品されていて、どちらも玄ソバの加工にあれば便利なものなのでウォッチングしていたが、前者は4万円台、後者も1万円を越えてしまったので、見ていただけ。ほかに玄ソバの皮むきに使えそうな籾摺り精米機の中古が格安でスタートしているが、これも終了間際に入札価格が跳ね上がるだろう。オークションというのは要するに競りなのであるから、競り合って高くなるのは当然。

2010年11月21日日曜日

今日は羊になって運転手

 今日は、ある方が建てられた別荘の場所を確認したいということで、家人の執事兼運転手として車を運転し、信濃追分から軽井沢方面へ数時間のドライブ。
 学生時代に信濃追分でふた夏、住み込みのアルバイトしたことがあるので、別荘は信濃追分駅からそう離れていない場所ですぐに見つかり、さっさと任務完了。
 来たついでなので、近くにあるはずの古書店に寄ろうとしたが、ネットでみた場所がうろ覚えで見つからず、断念。家人が軽井沢雲場の池方面へというので東に向かったが国道は中軽井沢より手前から渋滞しており、渋滞は苦手なのでUターン。
 メルシャン美術館の庭を散策し、隣の町営施設で山下清の東海道五十三次シリーズの展示を見、常設の縄文・彌生時代の土器を見た。その後遅い昼食をいただいて(何だ、お昼をご馳走しますって言ったのに、普通のファミレスですか)帰宅。
 せっかくの休日なのに、奇妙な数時間でした。

2010年11月19日金曜日

またまた男子厨房に入り浸り

 過日製造した赤いルバーブ・ジャムを、酸っぱいものが苦手な母親がパンに付けて食べて、「あれ、そんなに酸っぱくなくておいしい」といい、ヨーグルトにかけて食べてまた「おいしい」と。え? 緑茎のルバーブ・ジャムを口にして「おお、酸っぱい、こんなジャム、いやだ」といったじゃありませんか。その上、「酸っぱくないし、あの草臭い味も無くなって、とてもおいしいし、美容と健康(=便秘)にいいっていうから、たまたま食べてみようかな」って。
 慌てて夕方家庭菜園に行って、霜が降りたり気温がマイナスになったりしてかなりぐったりしているルバーブのなかから、外側の茎に守られてそれでもまだ生きているらしい茎の中から、赤いものを選んで採取して来た。計量したら4,4kgあったが、多すぎたので、とりあえずは2kgを洗って刻んでその80%の砂糖を混ぜておいた。そして夕食後にまたまた男子厨房に入り、ジャムだかコンフィチュールだか知らんが製造した。
 少しなめてみると、確かに酸味が突出せずマイルドな味わいで、しかも、確かに草臭さが消えていて実においしい。

2010年11月18日木曜日

熱しやすく深入りしやすい危ない性格

 11月7日に注文してあった「常陸秋そば―育種・栽培・流通・製粉―」(浪川寛治・茨城新聞社)が今日ようやくコンビニに到着した。いかにネット・ショップとはいえ、在庫がなくて版元から取り寄せのものはこれくらいの日数がかかるのはいたしかたない。
 早速読み始めたが、三年かけた育種の方法の詳細が書かれていて参考になった。また、以前購入したソバ栽培のテキストに比べても、育種、栽培、流通、製粉のどの章も丁寧に細かい部分まで書かれていて、うれしくなってしまった。製粉の章も少し覗き見したら、やはり風味とつながりやすさとソバ粉の粒子の反比例な関係が、考えていた通りに書かれていて納得。
 また、蕎麦を打ちたくなって来ました。
 熱しやすく深入りしやすい危ない性格ではあります......(ーー;)

2010年11月13日土曜日

なるほどなるほど

 思い立って、先日製粉したソバ粉をもう一度篩い直し。80目(64メッシュ)より粗いものは取り除いて、再度、真空パック袋詰めして冷凍庫へ。
 これで初心者でもまずまず蕎麦がつながるはず。取り除かれた80目より粗いものは製粉機に反復してかけ、ほぼ8割は80目の篩を通過するようにして、それは甘皮粉として保存。打ちたい蕎麦に応じて10~20%を普通のソバ粉に混合して使うようにする。これはほとんど自家用というか、自分用。甘皮の部分は粉になりにくく、つながりにくいのだが、蕎麦の香りや甘味はいちばん強い。粉を指先につけてなめてみれば分かる。
 どちらかといえば田舎蕎麦風となり、更科のような品はないが、風味を取るか、コシや喉越しを重視するか、好みの問題となる。この双方のバランスが取れればいいのだが、これが案外むずかしい。
 ネットで検索してみたら、「甘皮そば粉」なる名称の特殊なソバ粉を販売している製粉会社が結構存在する。なるほどなるほど(納得)。

2010年11月9日火曜日

ことのほか怪しい作業

 四日連続で霜が降りているし、苦心の赤いルーバーブがこのまま放っておいたら凍みて枯れてしまうだけでもったいない。そこで少し採って来ていたずらしてみることにした。
 検索しても日本語のレシピは見当たらないので、海外のウェブサイトでレシピを見つけた。
 それによると、先ずはこの赤い茎5ポンドを洗って2~3cmに刻み、そこへ1,5ガロンの熱湯をかけ、蓋をして三日間放置する。
101109saintdrift2.jpg ということで、またまた夕食後にキッチンが空いたのを見計らって、赤い茎を2,27kg計量して刻み、お湯を5,6775リットル沸騰させた。沸騰すると減るだろうから5,7リットルの熱湯をかけた。ここまででちょうど30分。(右の大きい方の鍋)


101109saintdriftjam.jpg 赤い茎がちょうど500g余っていたので、左側の小さい鍋に同じように刻んで40%,200gの砂糖を加え、砂糖が溶けてきたら火にかけてかき回し、やがてジャムの出来上がり。→→→
 しかしわが家のふたりは酸っぱいものが苦手なようで振り向きもしてくれません。私などは甘い、辛い、酸っぱいだけでなく、苦いも大丈夫なのだけど。

2010年11月8日月曜日

切れ味抜群

 夕食後、母の頼みで蕎麦打ち。「おばさん、おばさん」と何かと声をかけてくれる姪の家に呼ばれたのでおみやげにしたいのだという。こちらは練習になるので結構。
 実は土曜に妻がある会合のために東京へ行って、親しい詩人のMさんに「そろそろ新ソバの季節ね」と言われたそうで、「近いうちに送ります」と約束して来てしまったのだという。どうも夏の終わりにいっしょに大阪へ行った時に夫(私)のソバ吉ぶりを話したらしいのだ。こらあ、まだ、自分の友達でも県外へは送ったことがないのに。 いずれにしても、そういう場合、どういう容器に入れて送るか、その容器の長さに合わせて切らなければならない。
 手元にある「フードパック(特大深)」はサイズが148×250×50mmだが、いちばん大事なのは250mmという縦の長さ。ここに切った蕎麦がうまく納まるように麺体を畳んで切らなければならない。幅は任意でいいが、長さを1m近くまで延し、それを二度畳んで4枚にするとぴったり収まる計算。延し板が90cmしかないから江戸流で麺棒を2本使って巻いて延せばいいが、実際は1mより少し短い方がフードパックに納まりがいいのではないか。そう考えて95cmくらいに延して切ったら、だいたいイメージ通りになり、かなり大盛の2人前が納まった。このパックをさらにポリ袋に入れ、シーラーで密封してクール宅急便で送れば大丈夫だろう。またガスを通さないナイロン・ポリの真空パック用の袋に密封して送れば、食べきれない分は冷凍保存も可能かと思われるが、これはどなたかに実験台になっていただかなければならない。一人暮らしのはずの詩人のMさんで実験させていただこう。今年は「ねずみ大根」の生育も順調なのでこれもお付けして。
 そういえば日曜に地元資本のスーパーマーケットに運転手で付いて行って店内をふらついていて、「信州わさび」1本399円が159円に値下げされているのを発見。このスーパーではたまに「信州わさび」の値下げに遭遇する。5パックあったが、物のいいのを3パック購入し、真空パック袋に入れ直して冷凍庫へ入れておいた。必要な時に出して、凍ったままガリガリ大根おろしでおろして、ラップで蓋をしておけば立派なおろしワサビとなる。普通のポリ袋だと乾いてしまったり匂いがついてしまうので、必ずガスを通さない真空パック袋に入れなければならない。
 とか何とか、ソバ切り包丁を研いで刃先の具合を見ようとしたら刃先が強めに右手中指の先の腹に当ってしまい、スパっ。うーん、包丁の研ぎ方もずいぶん上手になったもので、切れ味がいい。いてて、結構深く切れました。
  

2010年11月7日日曜日

きわめてシビア

 今日はお休みなので花園2,3号地で栽培したソバの茎を土に還元すべく、押切で手作業で切って散らした。これで石灰を散布して耕して今年の作業は終了となるが、先日、最初に借りた花園1号を返して、その代わりに土が良く排水もいいらしい4号、5号地を借りたので、そこも石灰を多めに散布して耕しておかなければならない。4号地は歩いてもいける距離なので母親専用にしようと思ったが、そんなに要らないという。宅地一軒分で60~70坪位なのだが。私が栽培した収穫物でも自分のもののような顔をしてお茶のみ友達にどっさり上げてしまうのにね。
giantwhitelimabeans.jpg そのほか、花園1号地に播いた、アメリカから取り寄せた白いライマビーンズを片付け、ネットもパイプ支柱も片付け、別の場所の斑なクリスマス・ライマビーンズのネット、パイプ支柱も整理した。
christmaslimabeens.jpg ライマビーンズは2種類とも来年度の種を確保するのがやっと。
 今年は猛暑の影響で豆類は全滅である。面白がって播いた黒豆、青豆もまったく実が入っていなかったので草刈機で三段に刈り払い、鋤き込んでしまう予定。


 連日の霜だが、RhubarbのSaint Driftが株によっては首まで真っ赤になって来ている。ジャムにしてもわが家はあまりパン食をしないので不要だし、さて。
 一昨日、ネットで「常陸秋そば」の玄ソバを販売しているネット・ショップを発見したので3kgほどオーダーするメールを送信しておいたのだが、昨日は返事が無く、これは無視されたかなと思って諦めていたら、今日、明日、代引きで発送できますと返信があったので住所、氏名、電話番号を書き込んで返信した。
 この品種、種としては茨城県外には販売しないことになっているが、食用の玄ソバとしてならOKであるらしい。
 それからわが県の在来種で「奈川在来」というのがあるのだが、これは北海道に持って行かれて栽培され、そちらですっかり有名になってしまったことを反省してか、奈川地区以外は種を出さないらしい。
 rhubarbもそうだったが種子の世界はきわめてシビアである。

2010年11月6日土曜日

新そば試し打ち

 木曜日にまた代休二日分を加えて帰省した長男がいるところへ、今日は妻が午後東京へ行き、今夜のうちに帰って来るのだが、ちょうど良い機会なので新蕎麦の試し打ちをするつもりで道具を出したら来客があり、17時30分過ぎまでいて、今日は蕎麦は打てないかとあせった。
 加水率51%だったので冷凍庫に入っている昨年のソバ粉とほとんど変わらない。ある蕎麦打ちをするひとのブログには新蕎麦の加水率57%と書かれていたが、このひとは昨年のソバ粉も57%で同じだという、多分、よく乾燥させていて含有水分が少ないのだろう。私は水分15~6%がいいと思っていて、あまり過乾燥させたくないので、いつも50%くらい。 
 水回しの時に蕎麦の香りが立ちのぼって来る。600g打ち、4人前に分けたものを3人前茹でて3人で早速試食。風味よく、満足。蕎麦湯もしっかり蕎麦の味がしている。
 1人前はポリ袋に入れて冷蔵庫に入れておいた。

 テレビ番組がまったくダメなので、ビル・エヴァンスをBGMにして、最近送られて来た同人誌2誌の作品を読む。いわゆる純文学的な作品が滅法少ない。読むのは楽だが面白くない。

2010年11月4日木曜日

またしてもオヤマボクチ

 絶好の日和なので早速ソバの実の乾燥。
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 ただしこんな風にたまたまハキダメ菊の蕾が混入している。だからこの種を来年播くと、ハキダメ菊も発芽してしまう。ハキダメ菊、ソバ栽培の最大の敵である。生育旺盛でソバが負けてしまう。種子用に残すものはこの蕾を手で取り除かねばならない。
 
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 こちらは、何年もこのブログにおいでの方には「またか」という、オヤマボクチを精製の前処理をしたもの。6月に畑のオヤマボクチの葉を採取して乾燥、夏に粉砕しフルイにかけておいたもの。忘れていたがひょんなところから出てきた。
 先日、何とかオヤマボクチをつなぎにしたソバがうまく打てたので、またこれを精製しないともったいないと思いはじめた。

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 重さを量ってみると96g。拡大してみればまだ茎などのゴミは残っているが、精製しても90gくらいあるのではないか。ソバ粉1kgにオヤマボクチ5gの使用量だから、ソバ粉18kg分に相当する。
 無論、精製作業は半日かかる根気作業なので真冬の暇な時にでも。

2010年11月3日水曜日

一日弥生時代

一日弥生時代

101103sobadakkoku.jpg
 何とも原始的なソバ脱穀シーン。
 右端に少し映っているのがTさん。棒を持っている。
 中央の丸い茎の山がソバを叩いている場所。周囲を囲んでいるのはこれから叩くソバの茎。
 赤い線で囲んだ部分が脱穀されたソバの実と茎や葉などの混合物を寄せたものだが、この段階ではただのゴミの山。
 これを先ず竹で編まれた粗い籠で篩って茎を取り除き、さらに唐箕(とうみ)という風でゴミを吹き飛ばす手動式機械にかけて、ソバの実だけに選別されたものを20kgずつ袋詰め。
 最終的には20kg×8=160kg+13kgで、合計収量173kg。昨年より栽培面積を半分にしておよそ1反3畝くらいらしいので、反収は173kg÷1,3=133kg、おお、結構多いではありませんか。発芽後の旱魃と高温、そして雹害に遭ってのこの数字はかなりいい数字だと思う。Tさんなど最初から「今年は収量が少ないらしい。ここも100kgも獲れないだろう」とばかり言っていたが、私は100kg以上あると思っていた。
 
 これをTさんと4袋80kgずつ山分けし、半端の13kgは私が来年用の種に保管しておいてと言われ、持ち帰ることに。
 種はそんなに要らないし、来年用の種を持ち帰ったということは、来年もいっしょに共同栽培するって約束したことになってしまいます、がな。
 そんなに簡単にコンビ解消できないだろうし、まあいいか。来年のことは来年になってから考えればいい。

2010年11月2日火曜日

自分で自分に半日暇を与える

 雨続きだったが、ようやく昨日から晴れ間が見えるようになり、今日も晴れて風があったので、花園2号3号地で収穫したソバの半分ちょっとを製粉することにした。雨の日や湿気の多い時にはソバ粉が湿気を吸ってしまいそうなので晴れた日がいい。自営業であるから、自分で自分に半日暇を与えるという妙なことになる。
 一番粉、二番粉、三番粉と順に篩い出しをしながら、それぞれを指先に少し掬いあげてなめてみると、どのあたりが風味が強いか、よく判る。自分の粉だからつい丁寧に篩いすぎて、気がついたら昼までに袋詰めまで出来なかったが、粉を握ればキュッとなるような粉に仕上がった。昨年は60目(48メッシュ)まで通したが、今年は80目(64メッシュ)より粗いものは通さなかったので、蕎麦のつながりはいいだろう。細かくしても風味が残るよう工夫したので、近いうちに一度加水率を調べながら打ってみよう。過乾燥を避けたので、加水率も50%か、もう少し少なくなるかもしれない。
 それにしても篩というのは実に優れた選別道具であること。あらためて感心しました。

 そうこうしていて、昼食時にTさんから電話があり「明日、蕎麦の脱穀をしませんか」と。日が当り、風も吹いていたので、明日あたりは実の落ちもいいだろうと二つ返事をして電話を切った。うーん、まずい、こんなくらいだったら今日は製粉などしないで仕事をしておけばよかった。
 またしても自分で自分に「明日も休暇をいただきますので、よろしく」
(土日に休まないこともあるからいいか)
(あ、明日は文化の日でお休みではありませんか)
 それにしても、また弥生時代さながらの叩いてソバの実を落とすという原始的作業......。乾いていれば気持ちよくバラバラ落ちるんですが、さて。
 真空パック用のガゼット袋に脱酸剤といっしょに1kgずつ袋詰めし、合計18袋できたが、半端に残った100gほどを夕食時に蕎麦掻きにしてみたら、水が少なかったのかやや固めの蕎麦掻きになってしまったのと、水を加えたら結構量が多くなったのでひとりでは食べきれず、残りはだし汁を作るのが面倒だったので味噌汁に入れてみた。あ、これも結構いけます。