しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。
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2017年7月19日水曜日

種の風選

昔の人たちにはつくづく感心させられます。
箕ひとつで夾雑物を風選してしまうんですから。
真似してやってみました。
慣れると、結構ゴミだけ前方に飛ばして落とせますね。
プラスティックでなく竹の箕が欲しくなりました。




2017年7月14日金曜日

ねずみ大根の種の鞘


足で踏んだり、手で揉んだり、原始的な作業で面倒くさいです。
少しあればいいので、適当にやってあとは捨てます。


2017年1月9日月曜日

親田大根、赤








昨年の5月1日に花が咲いている写真をアップした辛味大根でしたが、採種したまま播くのを忘れていました。

採種したままだったので、老眼鏡+ルーペで半分ほど選別してみました。
長野県の地大根ではありますが、白ではなく紫色の大根なので花も紫色で種子の入った鞘も紫色と徹底しています。
花を見るだけでもいいから、今年の夏の終わりに播いてみようと思います。
ただし、採種した株が数株だったので近交弱勢(人間で言えば近親婚)が心配です。

2016年5月1日日曜日

目立たない花ながら


伊那の下条村特産の親田大根に白と赤がありますが、その希少な赤の親田大根の花が咲きました。
目立たない花ながら、どこかかわいいです。
植えた数だけ茎が立たず、咲いているのは数株だけなので、種が採取できても「近交弱勢」といって形質が弱くなるのだそうです。

以下は、藤の花のその後。


2015年7月7日火曜日

辛味大根春播きテスト経過報告


今年は薹が立たないので大成功と思っていたら、「親田大根(白)」2株、「ねずみ大根」1株、蕾が出来て、花が咲いて来ました。
今年は春まきの青首大根でさえ4月に低温に遭遇したせいかほとんど薹が立ちました。その割には辛味大根春まきテストはいい成績だったのかもしれません。
収穫しておろして食べてみた感触では、春まきは秋まきより辛味が強く、親田は特に辛い
。ただし辛味が勝っているだけで「ねずみ大根」のような辛味と甘味の競り合いはない。
好みとしてはやはり「ねずみ大根」に軍配。京都辛味大根はまだ収穫できるまでの大きさになっていない。
これでしばらくは辛味大根に不自由しないので一安心です。
秋まきも同じメンバーで栽培してみます。

2015年7月5日日曜日

大根のT/R比

大根の品種や辛味についての論文にあれこれ当っているうちに、T/R比という用語にぶつかって何のことか判らずにいたが、今日、それが判明。
Tは大根の地上部の重量。Rは大根の根の部分の重量。
T/R比の数値が高いものほど地上部の茎や葉の生育が旺盛で重量が重く、根が軽い(小さい)。
当然、根が小さめの辛味大根は普通の青首大根などよりもT/R比が高い。
そしてどうやらT/R比が高い方が辛味成分が多い。

2015年7月1日水曜日

小股の切れ上がった辛味大根

目覚めたら雨。
眠っている間に、石臼を取っ手ではなく両手で回しているお蕎麦屋さんを思い出し、ヒントを得て朝から同じように両手で玄ソバ1kg分だけ粉を碾き、十割で打ってみました。

しかし、普通の大根では水分びちゃびちゃで辛味はないし、さて、と思って傘を差して自家菜園へ行き、春まきテスト中の辛味大根のなかから使えそうなものを抜いてみました。
うーん、みんな小股が切れ上がっていないというか、お尻がきゅっと丸くなっていないです。ねずみ大根もねずみじゃなくなってしまいました。春まきだから無理もありませんが。



当初の目的の、春まきしたら蕾がついて花が咲くかというテストに関しては、今年は旱魃で播種時期が遅れたために低温に遭遇しなかったのが幸いしたのか、まだ蕾がついた株は一本もありません。
お昼に下ろしてどの程度辛いか試してみます。普通の大根よりずっとましかと思いますが。
秋にはまた、お尻がきゅっと丸くなって小股の切れ上がった辛味大根の栽培に挑戦です。

十割蕎麦、茹であがりました。ちょっと茹で過ぎ。

2015年6月23日火曜日

辛味大根春まきテスト・続報右

本来、秋まきである固定種の辛味大根を春まきすると、薹が立って蕾が出来、花が咲く。すると大根に芯が出来て固くなってしまう。
昨年、春まきテストしたねずみ大根も半数くらい薹が立ってしまった。
今年は種類を4種類にしてのテストですが、種まきの頃にひどい旱魃になってしまったので、播種時期が遅れてしまい、逆にそのおかげで低温に遭遇しなかったのが良かったのか、今のところは蕾らしきものはまったく見えない。
少し根元の土を寄せてさぐってみると、ねずみ大根は太さ2~3cm、親田大根は3~4cmくらいになっていた。
播種時期が遅れたので抽薹の率は下がったかもしれないが、病虫害の被害は大きくなるかもしれない。よく見ると、虫の食害の後の穴が結構多いし、はが少し黄化している株もある。
やはり、秋まきのものを春播きするのは困難を伴う。
いちばん貧弱なのが写真3枚目のひょろっと長い葉の「京都辛味大根」。これはどうも暑さや病害に弱く、春まきは無理な模様。


右・ねずみ大根、左・親田大根(紫)

左・親田大根(白)、右・京都辛味大根

来年は、この希少な紫色の親田大根を採種してみたい。

2015年6月16日火曜日

昨年こぼれ落ちたソバの実

本来夏播きの固定種の辛味大根をあえて春播きテストしていますが、その続報。
まだ薹が立つほど成長していませんが、5月の旱魃にも負けず頑張って成長しております。



2枚目の左上、親田大根(赤)の茎にアントシアニンが発色して来ています。



3枚目の写真は、昨年こぼれ落ちたソバの実が5月に耕されたことで発芽し成長したものですが、周囲にソバも雑草も生えずに一本きりで育っているソバの、何とも太く節間が短く詰まってなおかつ分枝の活発なこと!! こういう太く短く、だけど分枝が盛んで花もたくさん咲くソバの実はさぞかし美味しいでしょうね。
先日、ソバは薄く播くのではなく密に播いた方が共に支えあって倒伏しないし、収量も80~90kgくらいは望めると主張する青年と話をしましたが、それは密植で栄養が十分に吸収できず枝葉が伸びず草丈も伸びないから倒伏しないだけの話であって、そんな風に育ったソバの実は栄養失調気味でおいしいはずもないと思うのですが……彼にこういうソバの姿を見せてあげないと!!
ことソバに関しては、もっともっと戦闘的にならなければいけないと大反省。

2015年6月6日土曜日

ホースラディッシュの受粉


ホースラディッシュ(山わさび)の花が受粉して鞘がついているものがあった。見やすいようにダンボールを立ててあります。
なかなか受粉しないもののようだが、少しは受粉して種となって落下するらしく、下の写真のように実生の一年生らしき株が5つほど固まって生えている。
こうして、株分けしなくても増えて来ています。


2015年5月30日土曜日

辛味大根春まきテスト

相変わらず、理に逆らったことばかりしておりますが、辛味大根を春まきしてどれだけ薹が立つかというテスト、その2年目。
同じ辛味大根でも葉の形がみんな違うのが面白いです。
旱魃で大きくなりません。
辛味大根春まきテスト2年目

京都辛味大根

ねずみ大根

親田大根(白)

親田大根(赤)
採種用ねずみ大根
刈り取りのタイミングが難しいですが、もう少し鞘が黄色くなったら刈り取りし、乾燥させます。





2015年5月13日水曜日

忙殺

忙しすぎて更新できない状態が続いています。

今日は、ほんのわずかな時間を割いて辛味大根春まきテストのための種まきをしました。
本来は秋まきで、春まきすると薹が立ってしまいます。
その薹立ちがどれくらいの割合で出現するかの実証テストです。

ねずみ大根、20株分。
京都辛味大根、20株分。
親田大根(白)、15株分。
親田大根(赤)、15株分。
以上4種類を、一株に二粒ずつ播種。
ちなみに、ねずみ大根は大根型ですが、京都辛味大根も親田大根も丸い蕪型です。

本当は桃の花が散る頃に播く予定でしたが、日照りのため遅れてしまいました。

2015年4月14日火曜日

秋播きを春播き

いよいよ、入手した親田辛味大根(赤、白)と京都辛味大根を春播きするテストが近づいています。
本来秋播きの大根は秋に播種すべきで、それを春に播種すると抽台(薹が立って花が咲き、大根が固くなる)してしまいます。
ことに低温に遭うと激しく抽台します。
ということで、いかに低温に遭わせないかがポイントになります。
昨年のねずみ大根の春播きでは4割くらいが薹立ちして花が咲いてしまいました。
播種時期を遅らせて低温に遭わせないという方法が考えられますが、その場合、真夏に生育することになり、病害、虫害がひどくなります。
なので、今年はあえて早く播種してみることにしました。ただし、低温に遭わせないようにポリでトンネルをかけるとか、不織布などをかけて保温するなどの対策が必要です。

2015年3月23日月曜日

別名「吹散(ふきちり)大根」

京都の蕪型の辛味大根の種が届きました。
種袋の説明書きを読んでいると、「通常は秋播きで8月下旬から9月。(桜の開花後なら春播き栽培も可能)」と書かれているではありませんか。
あまり多くなくてもいいから、春播きしてみよう。

水分が少なく吹けば雪のように散るので吹散(ふきちり)大根とも呼ばれる。だしが薄まらず、濁らずに辛味をつけるので、蕎麦の薬味に最適。

2015年3月14日土曜日

届きました

親田辛味大根、白と赤、到着。
赤の方が希少なのか、量は同じでも価格が高い。
とはいえ、こうして個人的に在来種を採種している方には頭が下がります。私もこの秋には栽培して味見をしつつ、採種も行って見たいと考えています。

大根やソバだけでなく、甘味はあっても他の風味は薄いというのが現代の品種改良された農産物一般に言えることですが、ほそぼそと作られてきた在来種には、酸味や辛味や渋み、えぐみなども含めて風味の濃いものが多いような気がします。

2015年3月10日火曜日

今年の辛味大根試験栽培計画

昨年は「ねずみ大根」を大量に播いたが、今年は少し減らして、その分、ほかの辛味大根を試験栽培してみたいと種子を捜索している。
現在入手できる種は昨年7月頃に採種したもので、今年の分はまだ花も咲いていないし、大根の種はそんなに発芽率が落ちないらしいので、あえて昨年の種と承知して入手している。
数年前に「親田辛味大根(白)」と「たたら大根」を栽培してみたが、今年はそれ以上の種類になりそう。

京都辛味大根

親田辛味大根(赤と白)
どちらも丸いけれど蕪ではなく大根です。
ほかに切葉地大根、ねずみ大根。以上4種類の予定。
辛味大根栽培のコツもようやく分かって来たし、上の二種類は貴重な種類なので自家採種もしてみる予定。

2015年2月4日水曜日

あまりに辛くて怖い大根

腰痛のためあまり歩き回れないのでお勉強。

様々な大根の辛味成分を測定した、やや古いが貴重なデータを入手。
その結果を見ると、他を引き離して圧倒的に辛いのが京都北山、鷹が峰の辛味大根。
これは伊那の親田大根と同じで、大根とは言うものの蕪のように丸い。
その次に辛いのが何とねずみ大根ではなく「信州地大根」の元となった地大根。

因みにその辛味の数値はといえば、(μmol/100ml)で表わされますが、
スーパーマーケットで普通に売られている「耐病総太り大根」の数値はほぼ200。
「ねずみ大根」が373。
「親田大根」が524。
「信州地大根」が573。
そしてその「信州地大根」の元になった在来種の地大根が774。
京都北山の辛味大根が何と!! 1735。これはあまりに辛味成分が多くて怖い。
というかあまりに辛過ぎて舌が痺れ、蕎麦の味が判らないほどではないかと思える辛味成分ダントツの数値。

ここ何年か「ねずみ大根」を栽培し続けて、昨年は先ず先ず思い通りの「ねずみ大根」が出来たのだけれど、今年はその「信州地大根」の元になった在来種の地大根を栽培してみたいと思っています。

2014年12月21日日曜日

お一人様ねずみ大根

ねずみ大根の大きさのそろったものは石臼手碾きの師匠のお店に送ってしまい、自分はあえて小さいものだけを保存しておき、こうやって少しずつ洗って冷蔵庫の野菜室に入れておきます。
いわば「お一人様ねずみ大根」で、これがひとり、ふたりでソバを食べる場合などに案外重宝です。
今年のねずみ大根は辛味と甘みが十分で、朝ごはんの時など蕎麦以外にも使えます。

ねずみ大根は土を選ぶようで栽培は難しいのですが、ソバを連作して土壌中の養分が少なくなっている畑の隅っこで栽培すると、案外お尻の丸くなった、辛味の強い良質なものが出来ることがわかりました。

2013年12月22日日曜日

(ーー;) あああ、な蕎麦会

蕎麦会、終了。
私以外4名のうち3名は「おいしい」と言ってくれたが、ひとりだけ感想が無かったのかTさん。やはり口に合わないのか。
それにしてもTさん、天ぷら、食べすぎ。
しかも、ねずみ大根のおろしをつまんで「辛くない」といい、「山葵は砂糖を入れると辛くなるので、大根にも砂糖を入れると辛くなる」と言って、スプーン一杯の砂糖を大根おろしに混入してかき混ぜた(わあ)。
そして曰く、「辛くなった」
嘘。
私とMさんもつまんで口に入れてみる。
「甘い」
「甘い」

Tさん、山葵に砂糖を使うのはおろす時にちょこっと付けておろすのであって、おろした後で混ぜるのではありません。それもほんのわずかです。スプーン一杯の砂糖なんて論外です。

(ーー;)  あああ。


2013年8月29日木曜日

ねずみ大根、播種

早朝、ねずみ大根の種まき。
ややこしいことに、菜園用に借りている畑の地主さんが引き出しの奥から出てきたと言っていただいた2009年の種。
それを播いて食べたり採種した2011年の種。
それから今年、固定種の種の販売に熱心な種苗店から購入した種。
同じねずみ大根ながら3種類を畝ごとに分けて播種。
2009年ものの種は発芽しないかもしれないので2011ねんものでいいのだが、どの程度発芽するか見てみたいので一応播種してみました。
ものの本によれば大根の種は4~5年は発芽すると書かれているので、ひょっとすると出るかも。
ねずみ大根は砂や石混じりの痩せ地が適地というので、ぼかし肥料は撒いたがあとは何も撒かず。
収穫もあまり大きくしない方が辛味があるというので、今年はあまり遅くまで畑に置かずに、太ってきた順に抜くという収穫方法にしてみたい。