しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2010年10月10日日曜日

赤い太い長い


101010rhubarb2.jpg 今年は、梅雨時には雨続きで根腐れ、梅雨明けしたら高温と旱魃で、すっかり成長を停止してしまった株やら、消えてしまった株やら、さんざんな夏だったが、このところの気温低下とほどほどの雨で茎が再び成長をはじめた。やはり気温が25度以下に下がって来ると赤味がはっきりとしてくる。昨年から種から育成を試みている赤茎系ルバーブのサンプルを採ってみた。
 左は緑茎種で茎が太く長い。右側の2本は先ず先ずの赤茎だが細かったり短かったりして生産性が劣る。左から2番目の茎は赤く見えるが、実は茎の裏側は緑色がかなり残っていて惜しい。これで裏表が葉の近くまで赤かったら選抜の第一候補になるはず。選抜の基準は「赤い、太い、長い」の三拍子そろったものが目標だが、ジャムにする場合はあまり太くない方が赤がきれいに発色する。皮が赤くても茎の中身は普通に黄緑色なので、太いと赤い色が薄められてピンクっぽくなってしまう。やや細めのものを本数多くした方が皮の比率が高くなるのでCrimsonな色合いになる。
 10月末から11月初めの、霜が降りる直前がいちばん赤くなるだろうから楽しみだ。
 そろそろ、残して株分けするものと、根を抜いて廃棄するものを分けて目印を立てておかなければならない。株分けは秋より春、それも3月、凍結していた土がとけて緩んだら速やかに。

 そういえば、この赤茎の種を取り寄せた海外のある種苗会社のショッピング・サイトを久しぶりにのぞいてみたら、「日本には発送しません」と、ことさら日本向けだけを特別に避けている表示をしていた。え、どうして? 私が何回も反復してオーダーしたので怪しまれたか。
 世界的な種子戦略をも想像してしまいます。
 来春播種する種を注文するつもりでいたのだったが、仕方ありません、来年度からは自分で採取、播種して選抜してゆくほかありません。

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