しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。
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2012年12月12日水曜日

隣の石屋さん、貸してくれないかなあ

師走のためか、宅配便が午前中には配達されなかったので、昼食後に作業場に行って先に玄ソバを投入して碾いてみた。
そば殻が細かく碾かれずに半分に割れた状態で、しかもそば殻が真平らに潰されずにふくらんだままの状態で落ちてきて、なかなかいい感じである。
帰宅したら金剛砂が届いていたので、早速金剛砂を使ってすり合わせしてみた。下臼はほぼ完璧に真平らだったが、上臼は少し高いところと低いところがあり、面倒なので金剛砂を入れたまましばらく回し続けた。高い場所が金剛砂で削られる。
これで残るは、溝の形を整える作業と、ドレッシング作業のみ。
タタキで面荒らしをするのと、ビシャンでするのと、どちらがいいのだろう? 好みとしてはビシャンでしたいが、ビシャンが高い。(隣の石屋さん、貸してくれないかなあ)

2012年12月11日火曜日

今日も二時間ほど粉塵まみれ

山型の臼を平らにするのは後々のメンテナンスを考えると必須な作業だが、実際にやってみると山型の下臼を平らにするのは簡単だが、上臼の加工は難しい。平らな臼のふくみは穀物の大きさより1mmか2mm少なく削ればいいが、山型の臼の上臼は山型になっている分だけ元の含み部分がかなり深くなっている。それを解消するには臼の縁を削るほかない。削っても削っても、なかなか含みが浅くならなくて腰が痛くなって来る。

いずれにしても、心棒を入れて上臼を置いて回してみなければ、臼の外周のすり合わせがどの程度か、中心の含みがどれくらいかも判らないので、いよいよ目を立ててみた。
臼は平らだが分画は6分画で信州型。
副溝を何本にするか、これもまた難しい。6分画だと8溝になるのが標準だがさて。
6分画8溝だと「差し金の幅+溝の幅」で溝を切ってゆくとピタリ8溝になるらしい。

含みがまだソバの実よりも深い感じだが、疲れたので溝を切ったところで作業終了。
明日、ネットで注文した金剛砂が届く。すり合わせ部分がどれくらい平らに密着しているか。いよいよ最終段階に入る。

しかし、こうして本格的に臼の再生作業をしてみると、古道具屋やリサイクルショップで庭の踏み石や盆栽の台用に売られている臼の中から、目がかなり磨耗していても上下がそろっていて、なおかつ石の材質が良いものであれば、安く買えるので購入しておき、暇な時に再生していい臼に出来るのではないか。(^_^.)

2012年9月10日月曜日

石臼の物入れ盤

今夜は32cm臼の物入れに置くプラ板の円盤を製作。
これ↓

物入れの位置に、30mmと15mmの穴を開けてあります。粗碾きにしたい場合、細かく碾きたい場合などに穴の位置を回して変えます。
それから気泡の多いざらついた石なので、玄ソバを物入れの穴に押して落とす際にプラ板だとソバを持ってゆくのにすべりがよくて都合がいいです。動かないように両面テープで止めた方がいいのかは使ってみてからの判断です。

2012年9月9日日曜日

夜の工作

今夜は手碾き臼の取っ手の製作。
5月に作った27cm臼の取っ手も、丸棒はいいのだが石臼の横穴に打ち込む木が針葉樹の角材なのでひびが入って来ている。ちょっと無理な力が加わると割れてしまいそう。
やはり角材は針葉樹ではなく広葉樹の固い木をと思い、ホームセンターを2軒はしごして探したが、30mm×40mmの角材は「桂」以外は見あたらなかった。仕方なく「桂」の30mm×40mm×450mmを1本購入して来て、夜になって工作開始。
取っ手の丸棒も35mmがいいか、30mmがいいか迷った。35mmの方がしっかりしていて安心感があるが、自分が手が小さく指が短いので30mmに決定。
電ドルで30mmの穴を開け、30mm×40mmの角材の一方を石臼の穴に差し込みやすいように加工。あまり緩くてもいけないので、ややきつめに作っておく。
そして木工ボンドを塗ってから丸棒を角材の穴に叩き込んで終了。27cm臼と、今回の32cm臼の2組をまとめて作りました。



2012年6月28日木曜日

先人の知恵

とても完璧とまではいかないが手碾き用の臼の調整が終わった。何度も試し碾きをしたが、今年は玄ソバをたくさん残しておいておいたので無駄を気にせずに碾くことが出来る。
この手碾き用の臼、とりあえずは、今はほとんど使用していないが以前は「洗い桶」として使われていた青いプラスティック製の中型の盥のなかに置いて碾いているが、そば粉が少し溜まって来ると、滑って臼が動いてしまうのが難点で、今日は、石臼博士の著作に書かれている角材を十字に組んだ臼の台を作成し、それを盥の中に置き、石臼を載せ、また1kgほど試し碾きしてみた。粗めの篩を使う場合、玄から直接碾くとどうしても皮の砕かれたものが多くなってしまうので、やはり製粉機でぎりぎり粗く碾き割って古いと風力でそば殻を排除し、それを石臼にかける。
どうやら十字の台が効果あってか、石臼が動かなくなった。やはり先人の知恵は無駄ではない。

2012年6月2日土曜日

石臼再生

仕事の合間に少しずつ切ったり削ったりしながら、ようやく手碾き用石臼の下臼のシャフト取り付けが終わり、上臼の軸受けの接着固定を残すだけになったが、軸受けを固定して載せてみるとセンターが若干ずれているので、曲尺を使って慎重に中心を割り出すこと2回。ようやくOKらしいので、あとは接着剤が完全に硬化するまで待つのみ。挽き手は以前作成したものを少し削っただけで穴にしっかり入った。
早く試し碾きしてみたいものだが、乾くまでじっと待たなければ。
昨年、玄そばを残さずに懲りたが、今年は、信濃1号が20kg、在来種が14kgと玄そばを多く残しておいたので、秋まで待たなくても製粉の試行はいくらでも出来る。

2012年5月30日水曜日

厄介な、アナログ石臼

ここ数日、ようやく「仕事の合間」とも言えるわずかな時間の余裕が出て来たので、下臼のシャフトの取り付け準備を始めた。直径3cmの穴に、同じくらいの太さで木製の丸棒を叩いて入る程度にきつめに作る。さらに、その中心に入れるシャフトを作成。これは13mmの鉄の丸棒を削って、下を楔型に細くした。
それらをいよいよ下臼にセットしようとしたが、どうも中心の直径3cmの穴が微妙に垂直でないのを発見。手作業で鑿で掘っているので仕方ないとは思うが、少し斜めな感じなので、ひょっとするとシャフトが垂直にならない可能性がある。
上臼のシャフト受け口はナットを使用することにし、シャフトの先端1cmくらいを削って調整。
それにしても、現代の石材店が機械を使って製作したデジタルな石臼と異なり、手作業で作られた昔のアナログ石臼は、微妙に真円でなかったり、穴が傾斜していたりするので、下臼と上臼、それぞれのセンターを合わせるのが難しい。あわてずじっくり作業しよう。
目の状態はとてもいいので、芯棒と挽き手さえ付ければ、試し碾きしながら目立てを微調整してゆけばいい。
めざすは、別に玄を粗く碾き割って殻を排除したものを、「一回碾き」でデンプン質は細かく、タンパク質部分が粗めなそば粉を碾ける臼。うーむ。

2012年5月28日月曜日

いよいよ石臼再生開始

今月初めに入手した27cmの石臼、ワイヤブラシで洗ったらだいぶきれいになった。もう一度、高圧洗浄機で洗えば問題ないだろう。
そこで、いよいよ芯棒の取り付けを考えることにしたが、おおむね昔からの構造に倣うことにした。
三輪茂雄著『粉と臼』大巧社199年より図を引用

入手した石臼は、芯棒などは外されて上臼、下臼だけの状態であり、下臼の中央の穴はほぼ直径3cm。ここに「木製の軸心棒支持台」を埋め込み、その中心に鉄製で楔型の軸よりやや狭い穴をあけ、そこに軸を打ち込む。その鉄製の軸は支持台より下に貫通し、それを叩いて軸を上げたりする「軸上下調節端」としての機能を持たせる。この機能によって上臼を若干浮かせ、粗碾きしたり、ソバ殻を剥く作業をする。
ただし、江戸時代の石臼による本格的な皮むきはそれ専用の目立てをしたらしいので、このように一台で皮むきと粉碾き作業を兼ねるのは難しいと思われるが、こういう心棒の上下調節機能は、無いよりはあったほうがいいと思え、忠実に再現することにする。
鉄の心棒はホームセンターで直径13mmの鉄の丸棒を購入してあるので、それを切って削って作成することにする。どうしてもうまく出来ない場合は従姉妹の旦那さんで鉄骨の加工を業としているひとの工場へ行って道具を借用する。

自分用の碾き立てのそば粉を手で碾くための臼であるから、一度に1kg以上は碾かないことを前提にした手碾き臼ということになる。

2012年2月13日月曜日

蕎麦好きなくせになぜか


後方のほかに左右にアングルを固定し、ホッパーをしっかり支えるようにし、またアルミ製の漏斗の上部に透明アクリル板で作った筒をつけてホッパーとしたが、たまたま上部の内径21cmの漏斗にぴったりの、外径21cmの円筒形の漬物容器を発見。底を切り取ってアルミ製の漏斗に嵌めるとピシッと収まったので、これをホッパーとする。元が漬物容器なので密閉できる蓋があり、なおさら結構です。
もっと長時間運転したい場合はさらに透明アクリル板の筒を差し込めば、大量の碾き割りが投入できる。
これで改造終了。
どうも無愛想なので、お描きソフトでこんな風にホッパーに目と口を描いてみました。



先日、この市内の蕎麦好きで、やはり種から蕎麦を栽培し、石臼ではないが製粉機で製粉されて蕎麦打ちされているある方が、ご自分のブログでたまには他所の蕎麦と思って入った蕎麦屋の蕎麦のことを書かれていた。
ただ量が多くてむやみに固いだけ、風味も何もないと酷評し、蕎麦好きなひとはこのお店に食べに来ないようにとさえ書いておられました。ふう。大丈夫でしょうか。
その話をTさんにしたら、「いや、三店舗あるあの店でも、市内のあそこはまだいちばん固くない方で、ほかの二店舗はもっと固いらしい」と。それは、おそろしい。
観光客中心のお店ですから私はまだ一度も行っておりませんけど。
どうもコシ=固いと思い込んでいるひとが結構いるのか、それとも機械で圧力をかけるので固い麺しか出来ないのか。まあ、滅多に外へ蕎麦を食べに行かない「蕎麦好きなくせになぜか蕎麦屋さんに行くのが苦手」という変わり者には無縁なお話ですが。
そういう蕎麦屋さんでも手打でほんとうにおいしい蕎麦を出す蕎麦屋さんでも、価格があまり違わないのは不思議。

2012年2月12日日曜日

1回碾き試行中

午前中、親戚2軒に1,5kgの蕎麦を打ち、道具が出ているついでに、自分用の30目でふるったソバ粉350gを十割で打ってみました。60目でふるって残ったもの、つまり30目から60目の間の粗い粉が105g。三分の一には達していませんし、多いか少ないか判りませんが、それらを先に吸水させておき、そっとやさしく延していって、今回はうまくつながりました。


しかし、粗碾き十割はほんとうに噛む蕎麦ですね。噛めば甘み、風味はどっと出てきますが、それが強すぎて、ちょっとうっとうしい感じもします。
粗碾きでも細めに切ればいいのかもしれませんが、粗碾き細めは私のようなへたくそには十年早いです。
つるつるっと口に入れて3回噛んでさっと喉に落とす、そういう感じの蕎麦の方が好みなのかもしれませんが、かといって風味がしない蕎麦は嫌ですし、どうもわがままなものです。

昨日ホッパーを大きいものに作り直したので、実際に運転してみる必要があり、在来種にばかり気を取られてすっかり忘れていた「信濃1号」が玄米袋に1袋半ほど残してあるのを思い出しました。
10kgほど磨きをかけ、粉砕機で粗く碾き割ってソバ殻をあらかた排除します。ソバ殻はできるだけ排除した方が、雑味が無くなり味と香り、すなわち風味がより鮮明になるような気がしますので、この頃はソバ殻排除に必死です。
さあ、大割れをホッパーに投入して電源ONです。


今回は粗碾きではなくつながりやすい微粉でしかも風味を失わないソバ粉を目ざして1回碾きをめざしています。
ホッパーからの投入量を少なめにして運転してみましたが、碾けたものを60目(約50メッシュ)のふるいにかけてみたら少しのソバ殻とサナゴだけで、あっさり一回碾きが出来ました。1回碾き、ほぼ成功です。
いつもふるったソバ粉を指先につけてなめてみるんですが、信濃1号でも結構甘みがあるし、ナッツのようなそばの風味も十分に感じられます。いい感じの粉です。これだとよほど水回しを乱暴にしない限り、誰でも十割でつながって、ひょっとすると二八でもおいしい蕎麦になりそうな気がします。碾き方次第で、信濃1号もばかにしたものでもないですね。
この次はこの粉で打ってみます。

それから、連続自動運転のためにホッパーを大きくしましたが、ホッパーにたくさん入れるためには、ホッパーをしっかり支える支柱を両側に立てた方がいいようです。
それにしても1回碾きは時間がかかります。
計測したら、一時間でソバ粉にして1,6kgが碾けました。1回碾きだからこれくらいが妥当かもしれません。
この臼は直径30cmですが、もう少し径が大きい臼が欲しいような気もします。

2012年2月11日土曜日

自動運転時間延長計画

朝食後、家の前の道路を自動車が走ってゆくので道に出てみたら、あれ、初午際の歩行者天国ではなくて、交通規制はわが家より50mくらい先からになっていました。
ついにホコ天区域外!! 
長年の交通規制から解放されてやれやれ、さっそく車に乗ってホームセンターへ行き、アルミ製で上部の内径21cmの漏斗などを購入し帰宅。何とか容量の大きいホッパーを作り上げて石臼に取り付けました。
5kgは無理でも3kgくらいは入るような気がします。
とはいえ、ただ形が大きくなっただけで、原理的にはもっとも原始的なやり方でに物入れに蕎麦の実を落としていて、小学校高学年レベルの工作ですが、これで自動運転させている時間が1時間以上、ひょっとすると2時間くらいに延びてくれたらいいのですが、さて。
いずれにしても、玄碾きはめったにしないつもりで、粗く碾き割ってそば殻を徹底的に排除したものを石臼で碾きます。それも出来れば1回碾き。

右がこれまでのホッパー。左が新しいホッパー。これで2時間自動運転出来るかな?



2012年2月10日金曜日

ウァーン・゚・(ノД`)ヽ(゚Д゚ )ナクナョ~

ホームセンターへ寄ったついでに、アルミ製の上部内径21cmの漏斗とプラスティック製の小さい漏斗を買った。
明日は家の前の道路が歩行者天国になってしまい、終日自動車での出入りが出来ないので、家で石臼のホッパーをもっと大きいものに付け替えようと考えてのこと。
今のプラスティック製の漏斗だけでは30分~40分くらいしか自動運転させていられなくて、その都度行ってホッパーに蕎麦を足さなければならない。何とか一時間か一時間半くらい自動運転させていられるホッパーにしたい。
ただし、重くなるのでホッパーをしっかり支える工夫が必要になる。

 一太郎承2012の発売日なので、早速バージョン・アップ版のダウンロード版をネットで購入手続きをし、ダウンロード&インストールした。
 その上で文芸誌のレイアウトで作成してあった一太郎ファイルを呼び出し、epub形式で保存してみた。ただし、考えてみたらepubファイルを読めるリーダーも無いし、ましてiPadも無し、iPhoneもスマートフォンも持っていない。
 そこで、探したらepub3.0対応の無料のリーダーがあったので、さらにダウンロード&インストールして、変換したepubファイルを開いてみた。
 あれ? フォントがきたない。というか、普通のMSゴシック。これではどうも。フォントの埋め込みが出来ていないのか? ただ表示されていないだけなのか? タイトル用のヒラギノ明朝w7はきれいに表示されているが、本文がザラザラしたMSゴシック。古いXPはやめて新しいパソコンにしなさいということか、iPadかスマートフォンを買いなさいということか。ちなみにepubではなくpdfで書き出ししたらきれいだし、ファイルサイズもあまり変わりなしでがっくり。ウァーン・゚・(ノД`)ヽ(゚Д゚ )ナクナョ~
 ま、もう少し研究してみよう。

 ことのついでに、Windows Vista以降についているというメイリオというフォントをMSのウェブからダウンロードしてこのXPにインストールし、ブラウザでのフォントをMSゴシックではなくメイリオに指定し直したら、おお、MSゴシックより読みやすい感じ。Vistaや7の皆様は自然にこんな風にきれいなフォントなのでしたか。

2012年1月13日金曜日

また怪しい工作

ある方のブログで見ての真似であるけれど、格安の水分計が届いたので、あらかじめホームセンターで購入してあった工作用のクリップと銅板を加工して、また怪しい工作。


これは銅板を1,5cm×2cmの大きさに2枚切り出し、穴を開けて電線を接続し、全体を絶縁テープで巻き、玄ソバを砕いたものを置く電極の部分だけを絶縁テープを切り取ったところ。
それを工作用クリップに貼り付け、電線の先にワニグチクリップをつけ、水分計の針に接続できるようにした。



これで2枚の電極の間に皮をむいたソバの実を数粒置いてクラッシュ、そして電源をONにすれば液晶画面に水分が%表示されるはず。
あれ? 0%ですが……。
種を選別していて皮がむけてしまっていたのを封筒に入れ、暖房の効いた部屋に置いたままにしておいたものですから、計測不のかもしれません。湿らせたティッシュペーパーに包んでしばらく放置し、それから再度計測したら22%と表示されました。

今年の収穫期に何とか使えたらいいんですが。
電極版を工作用クリップいっぱいに大きくした方がいいのか?? もう少し研究してみよう。
それから、やはり工作用クリップを台に固定した方が、砕いたソバを電極版に載せたりする作業をするのに都合が良さそうです。

2012年1月5日木曜日

もう一度試行錯誤

本日は性懲りも無くまたブロアを引っ張り出し、昨年の試行錯誤の反省をしながらもう一度テストしてみたいことがあり、テスト装置(というほどのものでもないが)を作った。テストだからボール紙の筒などを使って、まるで小学生の宿題の工作のレベルです。



昨年は、指差しアイコンで示しているブロアの吸い込み口から玄ソバを吸い込ませたので、ブロアの固い樹脂製の羽根に玄ソバが直接当たって砕けるものが多かった。そこで今回は、羽根のすぐ先の風を送り出すパイプ上部に穴をあけて、そこから玄ソバを落とし、ブロアの風圧だけでダンボール箱の向こう側に貼り付けたゴム板に衝突させ、それで皮が剥けないかというテスト。
風圧とゴム板までの距離などを少しずつ変えてゆけば、ある程度皮が剥けるような気がするのだが、まだ砕けたものの方が多くなってしまうか、剥けないものが多くなってしまうか。
いずれにしても、こんなチャチな方法で成功するはずもないし、皮が剥けたものと剥けないものの選別方法も考えていないのですが、ま、仕事に追われる前にもう一度試行錯誤(=愚行錯誤?)して、それですっぱり諦めようということです、むふふ。

2011年10月9日日曜日

画期的方法

連日、ソバ刈りと稲刈りに追われて疲労の極致。昨日、今日は妻の実家のお手伝い。留守中、妻はひとりでソバ畑に行き、5通り近くを手刈りしたという。ということは、あと8通りで大面積のN原の刈り取りが終了となる。残るは花園2号地(宅地二区画分)のN在来。T在来とK在来は採種用で小面積なので問題ない。
問題は脱穀だが、昨年までTさん指導の下で行ってきたブルーシートの上に積んで棒で叩くという縄文、弥生時代からの方法はある程度の人手を必要とし応援無しでは不可能なので、好天が続いていることだし、稲を脱穀する自走式ハーべスターでの脱穀をテストしてみることにする。これだったら、ひとりふたりでもできる。ただし乾燥がよくて機械の網や繰上げ装置がソバの茎や葉で詰まらないことが絶対条件となる。生乾きだとおそらく詰まる。よく乾燥している状態ならOKだろうから、ものは試しでやってみようと思う。

それから、石臼の目立ての方法について、ネット上のあるブログ記事でミニルーター用のダイヤモンドカッターを使うという画期的方法を発見。ディスク・グラインダー用のダイヤモンドカッターでは厚みが2mmとかあって、主溝や副溝を彫るのには使えても、その主溝や副溝の間の山というか丘の細かい溝をつけて、いわゆるドレッシングするのには使えなかった。しかしミニルーター用のダイヤモンドカッターは直径は20mmとか25mmだが、厚みは0,6mmという薄さなので、石臼の目を立てるのに使えそうである。石工職人さんが両刃タタキで繊細な溝を刻んだのを、電動工具の先端部品で出来るのであれば、まさに画期的である。

2011年9月28日水曜日

衰弱花など、あれこれ

今日、配達された。早い。すぐに郵便局で郵便振替で支払いを済ませた。


夕方、外回りの仕事から帰宅する途中ホームセンターに寄り、桐の集成材(6mm/300mm/900mm…298円)と桜材(18mm/30mm/500mm…150円)を購入。帰宅後、桐を30cm×40cmに切断し、桜を30cmに切断してそれを枕にして接着し、駒板の大きいのを製作。
現在使用中の駒板も6mmのシナベニアに栗の15mmを枕にして接着したものだが、幅が20cmでやや狭かった。生粉打ちをすると出来るだけたたみを少なくしたいので、駒板も幅があった方がいいような気がして。でも、これでは大きすぎて使いにくいかも。蕎麦に接する面の方にくるみ油を少し塗った。

気になって今日もパトロールして来たが、T在来とK在来の受粉、結果が実に遅い。K在来にはまったく受粉しないで枯れている花の固まりも見られる。探してようやく数ヶ所に黒化したソバの実を発見したが、むちゃくちゃ小さい。もっともデータ上でいちばん小さかったのを見込んでこの無名の在来種を入手したので、当然なのだけど。何せ、出身が西日本なので、やはり播種時期に問題ありなのかもしれない。遺伝子が最適な気候を記憶していて、こんなの違うと言っているんじゃなかろうか。
それとも単に栽培日数が長いだけ? 
長友博士が書かれている「衰弱花」を思い出した。
もう一度、読み返してみよう。

2011年9月24日土曜日

受け台製作

親戚の法事の席に招かれていたり、連休で何となく仕事もしにくいので、本日はこね鉢の受け台を作ってみた。材料は脚の4本以外は家にあったものを使用。カンナ、電気ドリル、ジスクグラインダなどを使ってネジやボルト止めし、二時間かからずに完成。見た目はあまり良くないがしっかりは作った。



それで早速試し打ちをしてみた。強い力を加えれば台自体が少し動いたりするが、故意に固練りしようとしない限りは十分に使えそうだ。上からのぞきこむになるので、結構水回しをしやすい感じがする。
親戚に二八で600g、おなじく知人2軒にあげる分を二八で600gと、2回打った。
その後、先日失敗した、水だけの十割に再挑戦。
本やネットでいろいろ調べた結果、やはり水だけ打てることが判明。試してみたら、自家製粉の粉でも何とか打てたが、乱暴に扱うとやはり切れる。今年はそば殻を先に排除してしまう予定なので、昨年の粉よりはつながり易くなると思う。
残る課題は甘皮の扱い。昨年までは甘皮を細かくすることばかり考えていたが、今は反対で、甘皮が粗いままでもつながるような気がしている。
蕎麦は水回しさえきちんとすれば十割でも打てる。それが納得できたので、もう少し回数を重ねてみよう。

2011年9月20日火曜日

裏技

デジカメでソバの花の短柱花と長柱花のマクロ撮影を試みているが、気に入ったようには撮れない。取り扱い説明書で確認してみると、広角側で3cmまでしか近寄れない。ソバの花は小さいのでそれでは間に合わないのだろう。コンパクトデジカメではなく一眼レフに接写レンズを取り付けなければもっとマクロな写真は撮れないのかと諦めかけたが、デジカメのレンズの前にルーペを置いて撮影するという実に簡単な裏技があるらしいことが判った。そんな単純な方法で気に入ったマクロ写真が撮れるかどうか、明日、確かめてみよう。とにかく、花が開いている今のうちに撮らないと、来年まで機会がありません。

そういえば、玄ソバの水分を計る裏技もネット上で発見した。
先ず、100gの玄ソバを数分ごとに電子レンジにかけてはデジタルはかりで重量を計測、重量が減らなくなったら水分がほぼ抜けたものと考えて、減った重量を100で割る。仮にそれが0,15であったら水分15%でほぼ適正、0,25であったら電子レンジで乾燥させなかった元の玄ソバをさらに天日乾燥をし、それからもう一度100gの玄ソバの水分を電子レンジで飛ばし、重量を計る。
この方法も、ソバを収穫して乾燥する際に試してみよう。
ソバ栽培一年目からずっと乾燥させすぎで、ことに一年目などは製粉会社で水分計にかけられたら11,9%だった。乾燥させすぎはソバの風味を落とすに決まっている。
どうも穀物はだいたい15~16%が適正水分であるらしい。

電子レンジといえば、先ほど、採って来ても誰も食べないミニトマトを電子レンジを使って水分を飛ばし、ドライトマト作りに再チャレンジしてみた。数年前に天日乾燥で試みたが結局カビが出て失敗してしまった。電子レンジでやってみると、すごい簡単だった。このまま真空パックして冷凍庫に入れておくか、オリーブ・オイルに漬けておけばいい。

15号台風がまっすぐこちらに向かっています。
ウァーン・゚・(ノД`)ヽ(゚Д゚ )ナクナ

2011年7月20日水曜日

まだ迷い


 6月28日の記事でアップしたこの写真の二組の石臼。
 電動化は右の直径30cmの物で実現したのだったが、実は左の上下不ぞろいの33cmの特に下臼に未練があって、またちょっとした時間を見つけては上臼を削っては摺り合わせをしている。
 下臼はその硬さや気泡の多さ、形といい目といい、実にいい臼相をしているので、上臼を削って合わせるほかない。ジスクグラインダに新たに石材用の砥石を買って来て取り付けたら、これが意外と使い勝手がいいので、この分だとうまくすり合わせ出来るかもしれないと思えるようになって来た。チョークを塗ったり、水で濡らしたりしてから少し臼を回転させ、凸の部分が擦れる、そこを少しずつ削る。根気仕事であるから、あまり長時間はしないようにしている。
 これで30cmを手碾き用にし、33cmを電動に出来たらと考えている。(ふたつもどうするのって? へへ)


(臼の背景に白く映っているのは実は280Lの冷凍庫で、真空パックしたそば粉が収まっている)

2011年7月9日土曜日

怪しい実験3・失敗の巻

 これまで落ち着いて出来なかったテストだが、ようやく時間が出来たので決行。誰もやらない怪しい実験である。
 大きなダンボールの中の向こう側にあつさ5mm、30cm×30cmのゴムの板を張り付けてあり、こちら側に開けた穴からブロアの口を挿入。電源はコンセント直接ではなく電動篩いシステムの時に購入したスピード・コントローラーを間につないでブロアのモーターの回転数をコントロールしながら、左側の掃除機のホースのようなもので玄ソバを吸い込み、ダンボール箱の中のゴム板に衝突させる。
 それで玄ソバの鬼殻(皮)が向けるかどうかという実験。



これがスピードコントローラーの3の目盛り、つまりモーター本来の回転の30%で衝突させた玄ソバ。すでに丸いままより割れた実が目立つ。


 これが目盛り4で40%。
 剥けた皮はふと口で吹いたり、軽くウチワで仰ぐ程度でも、どんどん浮いて吹き飛ばされるので実と皮の分離は容易であるが、割れが多すぎる。

 丸いぬきの状態は無理らしいので、割れでもいいからどれだけ皮が排除できるか、モーターの回転数を10%ずつ上げてゆき、最後はスピードコントローラーを外して、ブロア本来の最高出力でテスト。
 それを園芸用のふるいの3枚ある網の内いちばん細かい網で篩ったのがこれ。↓




 皮の混入率は相当に低下しているはずだが、丸抜きは失敗でした。この程度の割れを作るにはもっと別の方法もあるので、この実験、これで終了。