しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2012年5月30日水曜日

厄介な、アナログ石臼

ここ数日、ようやく「仕事の合間」とも言えるわずかな時間の余裕が出て来たので、下臼のシャフトの取り付け準備を始めた。直径3cmの穴に、同じくらいの太さで木製の丸棒を叩いて入る程度にきつめに作る。さらに、その中心に入れるシャフトを作成。これは13mmの鉄の丸棒を削って、下を楔型に細くした。
それらをいよいよ下臼にセットしようとしたが、どうも中心の直径3cmの穴が微妙に垂直でないのを発見。手作業で鑿で掘っているので仕方ないとは思うが、少し斜めな感じなので、ひょっとするとシャフトが垂直にならない可能性がある。
上臼のシャフト受け口はナットを使用することにし、シャフトの先端1cmくらいを削って調整。
それにしても、現代の石材店が機械を使って製作したデジタルな石臼と異なり、手作業で作られた昔のアナログ石臼は、微妙に真円でなかったり、穴が傾斜していたりするので、下臼と上臼、それぞれのセンターを合わせるのが難しい。あわてずじっくり作業しよう。
目の状態はとてもいいので、芯棒と挽き手さえ付ければ、試し碾きしながら目立てを微調整してゆけばいい。
めざすは、別に玄を粗く碾き割って殻を排除したものを、「一回碾き」でデンプン質は細かく、タンパク質部分が粗めなそば粉を碾ける臼。うーむ。