しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2012年2月12日日曜日

1回碾き試行中

午前中、親戚2軒に1,5kgの蕎麦を打ち、道具が出ているついでに、自分用の30目でふるったソバ粉350gを十割で打ってみました。60目でふるって残ったもの、つまり30目から60目の間の粗い粉が105g。三分の一には達していませんし、多いか少ないか判りませんが、それらを先に吸水させておき、そっとやさしく延していって、今回はうまくつながりました。


しかし、粗碾き十割はほんとうに噛む蕎麦ですね。噛めば甘み、風味はどっと出てきますが、それが強すぎて、ちょっとうっとうしい感じもします。
粗碾きでも細めに切ればいいのかもしれませんが、粗碾き細めは私のようなへたくそには十年早いです。
つるつるっと口に入れて3回噛んでさっと喉に落とす、そういう感じの蕎麦の方が好みなのかもしれませんが、かといって風味がしない蕎麦は嫌ですし、どうもわがままなものです。

昨日ホッパーを大きいものに作り直したので、実際に運転してみる必要があり、在来種にばかり気を取られてすっかり忘れていた「信濃1号」が玄米袋に1袋半ほど残してあるのを思い出しました。
10kgほど磨きをかけ、粉砕機で粗く碾き割ってソバ殻をあらかた排除します。ソバ殻はできるだけ排除した方が、雑味が無くなり味と香り、すなわち風味がより鮮明になるような気がしますので、この頃はソバ殻排除に必死です。
さあ、大割れをホッパーに投入して電源ONです。


今回は粗碾きではなくつながりやすい微粉でしかも風味を失わないソバ粉を目ざして1回碾きをめざしています。
ホッパーからの投入量を少なめにして運転してみましたが、碾けたものを60目(約50メッシュ)のふるいにかけてみたら少しのソバ殻とサナゴだけで、あっさり一回碾きが出来ました。1回碾き、ほぼ成功です。
いつもふるったソバ粉を指先につけてなめてみるんですが、信濃1号でも結構甘みがあるし、ナッツのようなそばの風味も十分に感じられます。いい感じの粉です。これだとよほど水回しを乱暴にしない限り、誰でも十割でつながって、ひょっとすると二八でもおいしい蕎麦になりそうな気がします。碾き方次第で、信濃1号もばかにしたものでもないですね。
この次はこの粉で打ってみます。

それから、連続自動運転のためにホッパーを大きくしましたが、ホッパーにたくさん入れるためには、ホッパーをしっかり支える支柱を両側に立てた方がいいようです。
それにしても1回碾きは時間がかかります。
計測したら、一時間でソバ粉にして1,6kgが碾けました。1回碾きだからこれくらいが妥当かもしれません。
この臼は直径30cmですが、もう少し径が大きい臼が欲しいような気もします。

2 件のコメント:

  1. そば吉ちゃん2号の勇姿を拝見しました。いたいけで、ちょっと怪しい。現在の姿を獲得するまでの試行錯誤も涙ぐましい。1号さんの愛情がたっぷり込められているんでしょうね。この先の成長を見守りたい。

    返信削除
  2. コメントありがとうございます。相変わらず文学とは遠い道楽にうつつを抜かしていて恥ずかしい限りです。締め切り、あと半月ですので尻に火がつきそうです。(そば吉ちゃん1号)

    返信削除