午前中に代引きでモーターとギヤヘッドが届いた。
台にするアングルなどは購入済みだが、まだ細かいものが足りないのでホームセンターで代用できるものを探した。台にセットする前に目立も少ししなければならないが、石臼をもう一度きれいに洗いあげるためにワイヤブラシも購入。
午後、数時間ほど台の組み立て、天板へのシャフトの穴あけ、モーターを固定する穴、碾かれた粉を落とす穴などを開ける。
自分でいろいろオリジナルな機構を考える頭も気力もなく、辛汁さんの方法をそっくり真似ることにしたので、思ったより早く形になった。
ただし、不器用極まりないので穴あけなどはかなり汚く、雑な仕事ではあります。周囲を囲ているのも辛汁さんの真似で園芸用の篩の枠を利用。この内側にさらに飛散防止用にアクリル板の円形の筒を立てる予定で買って来た。しかし、アクリル板、これがどうしてこんなに高いの?
台に石臼を載せてみるとこんな感じ。手碾き用の取っ手は不要だが、ここには、碾かれた粉を石臼といっしょに回りながら粉を集めて穴に落とす刷毛を取り付ける。
モーターとギヤヘッドを組むのは、まだ先。
とりあえずはモーターから上臼へ動力を伝えるシャフトの加工を始めた。これまた辛汁さんの猿真似なのですが、ラチェット・エクステンションをシャフトに転用するという閃きには敬服です。ギヤヘッドの丸シャフトをラチェット・エクステンションの四角い穴に合わせるための加工には、やはりジスクグラインダが役に立ちました。
明日は仕事は休みだが、野暮用があり、午前中はダメ。
お、そういえば、エコーを装着した胃カメラですい臓の検査を受けたM君に検査結果を訊かなければ。
しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。
2011年7月2日土曜日
2011年7月1日金曜日
2011年6月30日木曜日
弥生式ソバ叩き棒
写真は、今月5日の山蕗採りの際に切って来た木の枝。
樹種は不明です。ほんとうはヌルデの枝が乾燥すると軽くて良いらしいのですが、ヌルデはウルシ科の樹木でどうもウルシとの区別が出来ないというか、実は小学生の頃に年上のお兄さんたちによく山に連れて行かれたのですが、どこでウルシの葉に触ったのか、翌日は必ずかぶれて痒くて熱くて参った経験がありますので、ウルシほどではないといいますがヌルデも怖いので、多分、触れません。ウルシと銀杏には散々泣かされました。
ソバを叩いて脱穀する棒にするつもりで皮を剥いて乾燥してあったのを、今日は電気カンナを使って右側の太い部分を削り、少し平らにした。ソバに当たる表面積を少しでも広くしようということです。
それから左側の持ち手の方が少し曲がっているので、車庫の鉄の柱にぐるぐる巻きにして締め上げ、秋までじっくり乾燥させながら曲がりを矯正。
弥生時代さながらに棒でソバを叩くのは地獄の作業でありますが、そうやって汗と埃にまみれて脱穀し、15~16%くらいに自然乾燥したソバがいちばんおいしいので、仕方ないのです。
2011年6月29日水曜日
なんとも怪しい自家採種
暑い。さすがの標高700mも30度を超えた。人間の体温より暑い場所もあるので30度はどうということも無い気温かもしれないが、高地民族は暑さに耐性が無い。
暑いが、朝の内に花園2,3,4号地を草退治のために耕運した。ここはN在来と称する玄ソバを播く予定なので気が抜けない。
夕方、家庭菜園の方に植えておいたねずみ大根の種の様子を見に行き、少し枯れた鞘があったので採取してきた。あまり鞘が乾いて割れると種が土にこぼれてしまうので、採るタイミングがむずかしい。いずれにしてもまたルーペ片手に選別作業をしなければならない。といっても自分が播く分とT屋さんに頼まれている分だけなので、そうたくさんは要らない。
それからルバーブの種も昨日、今日の暑さでだいぶ乾燥してこぼれそうなものを採取して来た。時期に乾燥して穂からこぼれるようになる。こちらも期待度の高いAクラスとそれ以下のBクラスに分けて保存管理するつもり。
暑いが、朝の内に花園2,3,4号地を草退治のために耕運した。ここはN在来と称する玄ソバを播く予定なので気が抜けない。
夕方、家庭菜園の方に植えておいたねずみ大根の種の様子を見に行き、少し枯れた鞘があったので採取してきた。あまり鞘が乾いて割れると種が土にこぼれてしまうので、採るタイミングがむずかしい。いずれにしてもまたルーペ片手に選別作業をしなければならない。といっても自分が播く分とT屋さんに頼まれている分だけなので、そうたくさんは要らない。
それからルバーブの種も昨日、今日の暑さでだいぶ乾燥してこぼれそうなものを採取して来た。時期に乾燥して穂からこぼれるようになる。こちらも期待度の高いAクラスとそれ以下のBクラスに分けて保存管理するつもり。
2011年6月28日火曜日
不思議といえば不思議
注文したモーターとギアヘッドが7月1日出荷で2日配達というメールが着信。
ということで、元々自宅にあったものではなく、今年になって入手(有無を言わせず強制的に頂いて来た)二組をまじまじと眺めた。
右の一尺の上臼、16kg、下臼21kg。左の一尺一寸の上臼16.5kg、下臼22,5kg。
いちばん質量が重いのは左の下臼。左の上臼と右の下臼はほぼ同じで、右の上臼がいちばん質量が軽い。
左の下臼の相手である上臼があればいいのに、どこへ行ってしまったんだろう。
いずれにしても、電動化はとりあえず右の一尺で試みるほかないと考えを決めた。いざ。
ということで、元々自宅にあったものではなく、今年になって入手(有無を言わせず強制的に頂いて来た)二組をまじまじと眺めた。
右の一尺の上臼、16kg、下臼21kg。左の一尺一寸の上臼16.5kg、下臼22,5kg。
いちばん質量が重いのは左の下臼。左の上臼と右の下臼はほぼ同じで、右の上臼がいちばん質量が軽い。
左の下臼の相手である上臼があればいいのに、どこへ行ってしまったんだろう。
どう贔屓目に見たって、最初から対であった右の直径一尺に比べたら、男寡と寡婦を無理に一緒にさせようとしている感じがありありの左の一尺一寸はちっとも美しくない。下臼が安山岩より硬く重い溶岩らしく実に端正で見事であるにもかかわらず、上に載っている上臼がどうもいただけない。先日、妻の実家に行ったので、この端正な下臼の相手である上臼を探すべく漬物小屋の戸を開けて内部を探索したのだったが、一寸小さい下臼が転がっていただけだった。この家には、どうして下臼ばかりがあって、上臼はすべて行方不明なのか。それが不思議といえば不思議。
どうもしかし戦前の旧家には石臼は二組か三組くらいあるのが普通だったらしい。おそらく、米麦や蕎麦用には一尺の石臼、大豆できな粉を碾いたりするのは一尺一寸の臼という風に使い分けていたのではないか。90歳以上のお年寄りに、今の内に訊いておいた方がよさそうです。
それにしても、石臼というのは実用的道具であったのだけれど、実用的道具だからその外見が美しくなくてもいいということにはならない。
外見も目も端正で美しい石臼の方が、粉もいい粉が碾けそうな気がする。
2011年6月27日月曜日
こんなに広~~~いソバ畑
仕事で近くまで行ったので、一昨年、昨年と、Tさんとソバを共同栽培している畑に回ってみた。
6月4日にTさんのトラクターで草退治のために耕運しておいたのだったが、その時枯れなかった雑草アカザが伸びていたので、数はそれほどでなかったので引き抜いた。
畑の真ん中から東を撮影。左側に見えるのはTさんに代わってFさんが栽培している西瓜。
それにしても、広~~~い畑。
どうも3反歩(30アール)は無いというが、27アールくらいはあるらしい。坪で言うと810坪くらい。
近所に住宅やらアパートがあって、ソバ畑の雰囲気はあまり良くないが、かといって山里の畑は
今や鹿の食害がひどくてソバが栽培出来ない状況なので、かえってこういう市街地の畑の方が安心です。
市街地の畑は鳩の食害が心配されますが、これも播種位置を深くして覆土を多めにすれば防げます。覆土が浅いとソバの種が鳩に食べられてしまいます。
そして、これがソバの大敵、「ハキダメ菊」。大きいの小さいのもう発芽しています。
ソバを播くまでに、もう二回トラクターを運転しなければならないが、それにしてもひとりでこんなに広~~~いソバ畑をどうしよう。
第一、播くのは従来の「信濃1号」か「常陸秋そば」にするか、まだ迷っている。後者は大粒でしかも粒ぞろいが良く、粘りもあるのでお蕎麦屋さんには人気があるのだろうけど、問題は風味。
6月4日にTさんのトラクターで草退治のために耕運しておいたのだったが、その時枯れなかった雑草アカザが伸びていたので、数はそれほどでなかったので引き抜いた。
畑の真ん中から東を撮影。左側に見えるのはTさんに代わってFさんが栽培している西瓜。
これは畑の真ん中から西を撮影
どうも3反歩(30アール)は無いというが、27アールくらいはあるらしい。坪で言うと810坪くらい。
近所に住宅やらアパートがあって、ソバ畑の雰囲気はあまり良くないが、かといって山里の畑は
今や鹿の食害がひどくてソバが栽培出来ない状況なので、かえってこういう市街地の畑の方が安心です。
市街地の畑は鳩の食害が心配されますが、これも播種位置を深くして覆土を多めにすれば防げます。覆土が浅いとソバの種が鳩に食べられてしまいます。
そして、これがソバの大敵、「ハキダメ菊」。大きいの小さいのもう発芽しています。
ソバを播くまでに、もう二回トラクターを運転しなければならないが、それにしてもひとりでこんなに広~~~いソバ畑をどうしよう。
第一、播くのは従来の「信濃1号」か「常陸秋そば」にするか、まだ迷っている。後者は大粒でしかも粒ぞろいが良く、粘りもあるのでお蕎麦屋さんには人気があるのだろうけど、問題は風味。
2011年6月26日日曜日
タデ科種子物語
「おや、あなた方は?」
「ソバですが、そういうあなた方は?」
「ルバーブですよ、シベリアのルー川あたりの出身ですがヨーロッパ、アメリカ経由で日本に参りました」
「ほう、外国の方でしたか。もっともわれわれの祖先も中国の奥地から来たようですが。それにしても、なんだかあなた方の三角な容姿に親近感を覚えてしまいましたよ」
「そうですね、あなた方の方が小太りな感じですが、何だか三角ぽいのは似ていますね」
「そういえば、われわれの仲間にもあなた方みたいに尖がった矢羽をつけているのも稀におりますが」
「ソバさん、ひょっとしてあなた方は」
「タデ科ソバ属です」
「ひょっとしてルバーブさんも」
「タデ科ダイオウ属です」
「やはりそうでしたか、同じタデ科の仲間なんですね」
「それにしてもソバさんたちはふっくらして裕福なお顔をしていますね」
「われわれは粉にされて蕎麦になりますからね、ふっくらしていないと選別淘汰されてしまうんですよ」
「わたしたちルバーブは茎が食用になるんです。普通は緑色の茎なんですが、中には真っ赤な茎が存在して、喜ばれるんです。ジャムにしてもきれいですからね」
「へえ、われわれソバも気温が下がったり、強い太陽光線にさらされたり、栄養が足りなくなった時などに茎が赤くなりますが、むしろ《赤脛》などと呼ばれて軽蔑されてしまいます」
「そうでしたか、お互いに淘汰にさらされる身の上で厳しいですが、お元気で」
「では、またいつかお会い出来ればいいんですが」
「そうですね、袖すりあうも他生の縁といいますから」
「さようなら」
「さようなら。お元気で」
本日、いよいよモーターとギヤヘッドをメーカーに注文。
一尺一寸(33cm)の割れ鍋に綴じ蓋の石臼は摺り合わせがまだうまくいかないので、先ずは手碾き用と考えていた直径一尺(30cm)の方で電動化した方がいいような気がしてきた。
2011年6月25日土曜日
憎きハキダメギク
自分の行動範囲のそこかしこで、昨年の秋にこぼれたソバが花を咲かせている。そのうちの一ヶ所、乾燥させてゴミをすてた場所のソバの花はすでに黒化して実になりはじめている。
そういえば隣町に出来た翁系のお店が残りの敷地にソバを栽培したらしく、こぼれた実が生えて花を咲かせて、まるで夏ソバとして播いたくらいにぎやかだ。お蕎麦屋さんの背景としては抜群。
さて、問題はこの草。
そういえば隣町に出来た翁系のお店が残りの敷地にソバを栽培したらしく、こぼれた実が生えて花を咲かせて、まるで夏ソバとして播いたくらいにぎやかだ。お蕎麦屋さんの背景としては抜群。
さて、問題はこの草。
この草は?と問われたのがたまたま掃き溜めみたいな場所に咲いていたので、瞬間的に閃いた牧野富太郎先生からハキダメ菊という不名誉な名をいただいたらしいが、なぜかソバの強力なアレロパシーに負けずに旺盛に育ち、他の地ではどうか知らないが、この地ではソバ栽培の最強の敵である。
私が中古管理機を2台も入手してしまったのも、このハキダメギクに負けないためである。この草を放置するとソバ半分、ハキダメギク半分になってしまい、収量にも多大な影響を与えるし、刈り取り作業にもかなりの支障をきたす。
今年はこの草に負けないようにしよう。
それにしても、今年はソバの種が手元に何と5種類もある。確保できている畑は大小含めて4ヶ所。一ヶ所足りない。採種用の種が2種。そのうちの最小の種は数えたら289粒しかないので面積はさして必要としないのだが、周囲2km以内にソバが栽培されない場所を探さなくては。むしろ山里ではなく市内の方がソバが少ない。さて、同級生のK子さんちの畑の隅、貸していただこうかな。
2011年6月24日金曜日
2011年6月22日水曜日
2011年6月21日火曜日
蕗・オヤマボクチ・蕎麦
本日はまた「他称・姨捨会」の山姥3名を車に乗せて、5日に行った山へもう一度。今年は気温が低めに推移したため山のものは成長が遅れていて、まだ山蕗が短く細かったのでもう一度行きたいということだったが、半月経ったのに、それほどの収穫はなかった。しかもアッコさんお気に入りの座って蕗の採れる場所が、何とイノシシに全面掘り返されてしまっていた。すごい。蕗の根を食べるのだろうか?
別の場所に回って、そのついでにオヤマボクチの自生地を二ヶ所見回ってみたが、これも例年に比べて茎葉の成長が遅れていて、小さいし、個体数も減っているような気がする。
夜は久しぶりに蕎麦打ち。
気温が上がって打ちにくい時期なので二八にし、意識的に加水を控えたがそれでも柔らかすぎたため延しすぎて、厚みが1mmくらいになってしまった。これでは薄すぎて食感がやわであるし、風味も薄くなってしまう。むずかしい。
別の場所に回って、そのついでにオヤマボクチの自生地を二ヶ所見回ってみたが、これも例年に比べて茎葉の成長が遅れていて、小さいし、個体数も減っているような気がする。
夜は久しぶりに蕎麦打ち。
気温が上がって打ちにくい時期なので二八にし、意識的に加水を控えたがそれでも柔らかすぎたため延しすぎて、厚みが1mmくらいになってしまった。これでは薄すぎて食感がやわであるし、風味も薄くなってしまう。むずかしい。
2011年6月18日土曜日
この頃はまた石臼狂い
昨日、また高校時代の同級生が7名ほど集まって飲むのだという連絡がK子さんから携帯メールであった。返信ついでに、彼女の家の漬物石に変身しているらしい石臼を、携帯カメラで撮影して携帯メールに添付して送ってとお願いしておいたら、今日の夕方、写真が届いた。
うむ、これは漬物石のままでいいでしょう。
お、これは使えそう。しかも下臼、上臼のセットらしい (^_^) 直径一尺(30cm)か、一尺一寸(33cm)か? 33cmであれば、有無を言わさずいただきたいです。
あれ? これは上の写真の右側の上臼? 二組あるということなんでしょうね。
やはり、実物を見せていただかなければ判断つきません。携帯カメラも画素数は大きくなりましたが、添付ファイルで送信するためには縮小されてしまうので、このくらいが限度なんですね。
2011年6月17日金曜日
ルバーブ・ルバーブ&臼・臼
いよいよ種が熟して来たが、その色が赤みを帯びて来たので過大な期待感が生じてしまう。株ごとに番号か名前をつけて地図を書き、種も株ごとに保存し、管理し、播種すべきであろう。けど、面倒くさい。
先日、歪みを修正したら臼の目まで削ることになって、目がまったく無くなってしまったので、一応、目を6分割で描いてみた。
この通りに目を彫れるか自信なし。
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