しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2012年3月31日土曜日

夜の作業

仕事上の取引先の営業マンであるIさんから、蕎麦を4人前頼まれていたのを思い出した。大阪から弟さん一家がやって来て1日に帰って行くので、お土産に持たせたいということでした。
夕食後に始めて、先ほど終了。といっても、先ずは依頼の4人前を打った。60目の篩の粉と、30目の篩の粉を同量ずつ混ぜ、依頼された蕎麦は中力粉を足して二八で打った。ただし、どうせ道具を出したのだからと自分用も600g、こちらは一九にして打った。それを、二人前ずつ、100円ショップで見つけた、最近多い円柱形でなく長四角で縦置きも横置きも出来るパスタ・ケースに二個に入れ、念のためガスバリア袋とまではいかないが、ポリ袋に入れて密封し、そのまま280Lの専用冷凍庫に保存した。
6月半ば頃まで仕事に追われて蕎麦打ちなどしていられなくなるので、冷凍蕎麦がおいしく食べられるか試してみようというテスト。解凍はやはり自然解凍がベストであろうけど、電子レンジの生解凍も試してみたい。
それから、先日ホームセンターへ行った際に購入しておいた45cm×60cmのコルクシートをまな板代わりにして切ってみたら、さくさく気持ちよく切れた。ある方のブログで知ったのだが、これは確かにいい。
ついでに包丁を研ぎ、ホームセンターで購入した集成材の丸棒に細かいヤスリをかけ、クルミ油をしみこませたタオルで拭いた。

2012年3月29日木曜日

どこまでも怪しくいかがわしい

ルーバーブの播種、ついに14箱め。12箱でA株から採種した種は終了し、13箱目からはB株の種になった。A株だけでやめておいてもいいのだが、多分、種が終わるまで「どうにも止まらない」。はっきりいってかなり重篤な病気である。
2~3箱めが発芽後1週間ほどになり日光を浴びて茎が赤くなりはじめた。今が間引きのチャンスで、すうーっと赤くなったものを残し、ぐずぐず中途半端な色をしているものや緑色のものは容赦なく抜いて捨てる。
1箱に300本発芽しているとして、1%だと3本、2%で6本、その程度を残しておいてポリポットに仮植すればいいのだが、1箱目は40本も仮植してしまった。こんなに残して仮植したのでは14箱×40=560本で、とてもとても多すぎる。
どれを間引いてどれを残すか、科学的根拠というよりは、一瞬見て赤味の濃いものを残し、薄いものを間引くという、単なる感覚、勘しか頼りにならない。
せいぜいが、赤い、太い、長い、この三つ。
どうにも怪しくいかがわしいブリーダー(育種家)ではあります。

そういえば、昨年、代理耕作したTさんの水田、今年も代理耕作しなければならないようだ。どうやら、今年こそほんとうに、4月に入ったら放射線治療に入るらしい。それも隣県の病院に入院して。
となると、TさんのN原の畑半分もまた私がソバを作らざるを得ないような気がする。放射線治療を終えて元気になったTさんが晩秋から年末に打つソバ粉がなくてはまずいだろう。
半分は昨年同様Fさんが西瓜を栽培するだろうから、残る半分は私が責任を持たざるを得ない。
しかし、半分でも信濃1号で200kg、在来種でも150kgくらいの収量は見込めて、しかもTさんに上げた残りを昨年のように製粉会社に売ったのでは1kg200円にしかならない。腹が立つのであそこには絶対に売りたくない。
さて、どうしよう? 
あのつらい刈り取り作業と脱穀作業を共同作業してくれるひとと、安価に玄ソバかそば粉を購入してくれるひとを募る?

2012年3月28日水曜日

石臼に関する素朴すぎる疑問

事をソバに限定しての話だが、石臼は蟻巣石などの気泡の多い安山岩を嚆矢とするのか、それとも花崗岩=御影石のような硬い石がベストなのか?
 ソバの実を磨り潰すのではなく「切る」のであれば花崗岩=御影石のような硬い深成岩がいいのだろうし、ソバの実を熱から守ってくれる気泡が多く、さらにその気泡が天然のデコボコ=ドレッシングを形成している、もっと浅い位置に形成された安山岩がいいのだろうか?
 石臼の基本動作って、切るの? 磨り潰すの? どっち?
 石臼博士今は亡き後、答えてくれるひとはいるのでしょうか。

2012年3月26日月曜日

種フェチには強力な新兵器

USB接続のマイクロスコープ、あるいはUSBデジタル顕微鏡などというものがある。たまたま目にするのは頭皮をチェックするというマイクロスコープだが、検索してみると安いの高いのいろいろ売られている。3000円前後のものはちょっと心配だが、10000円未満でそこそこの性能のものが買えることが判った。使用目的が、ソバの実や様々な種、細かくてもせいぜいそば粉なのでこれでも十分だろう。これまでは拡大鏡でのぞきこんでいたが、USB接続のマイクロスコープは種フェチには実に強力な新兵器である。
仕事が繁忙期を迎えて製粉も蕎麦打ちも出来なくなったので、繁忙期を過ぎたら購入しよう。

2012年3月25日日曜日

しばらくは、ソバ吉じゃなくてルバ吉だす

日曜にもかかわらず午前中仕事。どこも静かで、仕事をしているのは自分だけのような気がしてくる。
いやになって午後は自家菜園に生ゴミを捨てに行き、そのまま藪になっている梅の木4本のうち2本の枝を、剪定などという生易しいものではなく、ばっさばっさと切捨てた。地主の木だが放置されているので徒長枝が伸び放題で梅もさっぱり生らない。今年は無理だが、来年は何とか生らせてみよう。
それからルーバーブの枯れ葉を集めて運び出す作業をした。ルーバーブの葉には蓚酸が多くて食べてはいけないと言われているし、欧米ではルーバーブの葉を煮詰めて自家製の殺虫剤を作るくらいなので、枯れ葉を根元に置いておくのは感心したことではない。だから、毎年、今頃、枯れ葉の除去をしている。寒中は芽の元であるクラウンを寒さから保護してくれているような気がするのでそのままにしておいて、凍みない時期になって除去します。
そういえば、株分けも彼岸頃にすると失敗が少なく、ほとんどの株に芽が出てくるので絶好の時期なのですが、どの株を株分けするか目印をつけておかなかったので、今年も株分けはできません。
もうクラウンから芽が出て来ています。カメラを忘れたので写真は撮れませんでしたが、結構、red(赤い)というよりcrimson(真紅)といった茎が見えて来ています。
ただし、この時期と秋の終わりの低温期にはかなりヘッポコなルーバーブの茎も赤くなりますので、過度の期待は禁物です。
 真夏でも赤い、そういう株を探さなければならないのです!!

2012年3月23日金曜日

難しいです

昨日、7箱め、8箱めのrhubarbを播種した。
 また今日は1箱めの双葉から本葉が出始めたrhubarbをポリポットに仮植した。その数、40。挿し芽箱に18通り×25粒=450粒を播いたが、発芽率は概算70%として315本。315本から40本を選抜して仮植したことになるが、それでもまだ選抜率は12,69%で、甘すぎる。
 300本から3本、つまり1%くらいの選抜率にしなければならないのだけど、現実には明確な理論付けもなく、最終的にはどれだけ赤いかという実に感覚的すぎる選抜基準に頼るほかないので、選抜を緩くして仮植し、もう少し生育状況を観察しないと取捨選択できないのだ。

2012年3月22日木曜日

蕎麦を打つ余裕が無くなります

4月5月は仕事が多忙をきわめるので、蕎麦を打つ余裕が無くなります。
今のうちに蕎麦を打って、一食分ずつ真空パックして、冷凍保存しておいて、たまたま解凍して茹でて食べるほかないような気がします。
碾きたて、打ちたて、ゆで立ての蕎麦の三原則にはなはだ違反してしまいますが、それでも不味い蕎麦屋さんやスーパーマーケットの蕎麦の葉粉末を混ぜた生麺よりもましなような気がします。

2012年3月20日火曜日

下手くそであるということの証明

土日に不意に帰宅した長男のために蕎麦を打った、その残りをタッパーごと冷凍庫に入れておいたのを思い出し、夕食時に、解凍してから茹で、おろし蕎麦にしてみた。
長男といっしょに打ちたて、茹でたてを食べた時にはもちもち感が強くて失敗したかなと思ったが、今日は大根おろし、刻みネギ、カツオ節を載せて汁をかけて食べたらおいしかった。もちもち感も感じなかった。不思議。風味も良く、喉越し、コシも先ず先ずいい感じだったが、
同じ蕎麦が打てない、打つ度に蕎麦が変わるというのは下手くそであるということの証明です。
あるいは先日は茹でが足りなかったのか? いわれるように、寝かすとおいしくなるということも考えられなくもないのですが、結局、よく判りません。

2012年3月19日月曜日

ルーバーブ播種メモ

昨年、自家採種した赤茎系のルーバーブの種。ホームセンターで売っている挿し芽箱を使用して、3月二日にひと箱、3月13日にふた箱、3月16日にひと箱、ここまでは(筋蒔き)そして昨日、3月19日にふた箱、バラ蒔きにした。案外発芽率が良くないので、バラ蒔きで厚蒔きにしても良さそうだという判断の結果。発芽後に茎が赤くないものはどんどん間引いてゆく予定なので、 密に発芽したとしてもあまり問題はない。
固定種というか野生種というか、種を蒔くとお先祖様の形質がそれぞれバラエティ豊かに発現してしまい、赤い茎から採取した種でも、緑のやら下半分が赤くて上半分が緑とか、太いの、細いの、何とも個性豊かなので、とにかく種が終わるまで蒔き続け、赤いものだけ選抜してゆくのみ。育種家って偉い、と思いました。

ついでに、カテゴリーのラベルを「ルバーブ」から「ルーバーブ」に変更した。日本では前者が一般的だが、英米人は後者の発音であるし、カナダ在住のN君もルーに力を入れて発音している。
そういえば原産地がシベリア南部のrha川(ボルガ川古代の名前)のほとりということで、その河の名前のrhaがrhuに変化したらしい。とうことで、やはり「ルーバーブ」とルーに力を入れ、さらに延ばして発音すべきだろう。

2012年3月18日日曜日

気温と蕎麦の風味

口ほどにもなく蕎麦を打つのがへたくそな私ですが、これまでに数回、自分の打った蕎麦に満足した時がありました。こんなおいしい蕎麦が打てて、食べることが出来て、これを至福と言わずに何というのだろう、みたいな。
いちばん近くは、今年の2月下旬に、高校時代の旧友3名との蕎麦会のために打った蕎麦。噛み心地、喉越し、そして何よりも風味が雑味が排除されて実にピュアで、噛んで舌から鼻に抜けてゆく蕎麦の味と香りが実にはっきりしていて、官能的でさえあった。
 なぜか、ああいう蕎麦がコンスタントに打てない。
 それは単に私の蕎麦打ちの技術が下手なだけでなく、気温が大いに関係しているのではないかと類推される。
 寒中というか、厳寒の頃に蕎麦はもっとも風味を強くするのではないか。
 ちなみに真夏は蕎麦が打ちにくく、しかも風味も情けないほど薄くなってしまう。
 打ち難さは加水の問題だと判ったので、この夏にはクリア出来そうだし、風味の問題も粉ではなく玄ソバのまま「低温無酸素状態」で保管し、直前に石臼製粉することでクリアできそうな気がします。

 それからもうひとつ。
 在来種は確かに風味が濃いが、歩留まりはやはり玄ソバ換算で65~70%に留めるべきで、それ以上の歩留まりも可能だが、それをすると開花期の在来種のソバの花の蜜の匂いに似た香りが混入してしまう。あの、堆肥臭いような、うんこ臭いような、もやもや、むうっとした匂いが蕎麦の香りの周囲にまとわりついてしまう。
 ということで、そば殻を徹底的に排除すべきなのと同じくらい、在来種は甘皮をすべて碾きこんではいけない。5%は捨てましょう(と類推せざるを得ないのでした……)

2012年3月17日土曜日

記事引越し

本日、こちらに別URLを取得し、記事をすべて引越ししてタイトルも変更した上でブログを続行することにしました。
希少な読者の皆様、<m(__)m>

2012年3月16日金曜日

いよいよ春

 3月2日に播種したRhubarb。



発芽直後はみな同じに見えるが、それから一週間ほど日光にさらされると、こうして茎の色がそれぞれ異なって来る。
栴檀は双葉より芳しというが、赤いRhubarbは双葉より赤い。
ほんのり赤いの、根元からほぼ薄緑色のもの、かなり赤いの。
このなかから特に赤いものだけを残して、育苗用ポットに仮植して更に観察。
この後、3月13日にふた箱、今日16日にひと箱播いたので、もう1000粒以上播いた計算。とにかくどんどん播いて赤いのを選抜するのみ。

2012年3月13日火曜日

下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる

先日、先に育苗トレーひと箱に播いたRhubarbがほぼ発芽。ただし、採種時期が早すぎたのか、発芽率がかなり悪い。見た目、70%あるかないかというところ。購入した種だと95%くらいは発芽するので、かなり数字が悪い。未熟な種が多いのだろう。
今日、さらにふた箱播種。ひと箱に300以上播種してあるので、これで1000粒くらいは播いた計算。
とにかくどんどん播いて、そして見込みの無いものは間引き、たとえ100本に1本でも赤いものを残して育苗ポットに仮植する。

2012年3月7日水曜日

公開設定変更

ある事情から、本日より、このブログは自分以外非公開という設定に変更。
ウェブ上の個人的な蕎麦に関する記録帖ということに。