しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2012年2月6日月曜日

……と思ってがんばろう

いよいよ日が迫っているので、決算書作成のために会計ソフトに昨年度分の入出金データを入力開始。
どんなに小規模で売り上げが少なくても利益が少なくても、決算書と申告書は出さない訳にはいかない。ネットでの申告もだいぶ増えているらしいが、ちょっと気が乗らない。

しかし、机だと足元が寒いし、こたつにパソコンを移動させると今度は足が温まって眠くなる。そうでなくても、もともとがただ数字をい打ち込んでゆくという単調な作業なので眠くなって当然です。
こういう仕事、いちばん苦手です。
早く終了させて、蕎麦を打ちたい(……と思ってがんばろう)。

2012年2月5日日曜日

凹と凸

これまではブラウザはSleipnirをインストールし、そこにRSSリーダーとしてHeadline Readerを組み込んで、それなりに快適なネット生活をして来ましたが、最近どうも固まるようになって来ました。
原因はほかにあるのかもしれませんが、すでにGoogle ChromeはBloggerの書き込み用にインストールしてあるので、そこにGoogle Readerを組み込み、Headline Readerからエクスポートしたフィード・データをGoogle Readerにインポートしました。これで、どちらかがアウトでも大丈夫。
Google Readerのキーワード登録がまだのみこめない、凹。


大阪在住のFacebook友達の方が希望されたのでソバ粉をお送りしたら、今日届いて早速打たれて、もう茹で上がった蕎麦の写真がアップされた。
私のような自己流の下手と違って、きれいでおいしそうな蕎麦でほっとしました。凸。

2012年2月4日土曜日

エージレス

ソバ粉とともにガスバリア袋に封入するエージレスが終わってしまったので、ネットで探して注文。ネットだと小口販売があるので助かります。5000個なんて要りませんから。
100個入りが二つで、酸素を100cc吸着するタイプのを注文。だいぶ価格が安いですが大丈夫? あれって消費期限のようなものはあるのだろうか?

2012年2月3日金曜日

ソバ栽培に関するどこまでも非科学的類推

昨年の秋、おいしいと評判のソバを栽培している畑のいくつかを巡るという至福の小旅行を経験できたのだったが、それらの山上のソバ畑を見学して共通して驚いたことがあった。
それは、どの畑もソバの足元に他の雑草ではなく「スギナ」がびっしりと群生していることだった。
「スギナ」は土壌のPH(土壌酸性度)の指標になる植物であって、スギナが生えている畑は普通の野菜はすくすく生長しない。
酸性だとうまくチッソやカリなどの陽イオンの成分が吸収出来ないし、火山灰土壌が特徴の日本の酸性土壌に多いアルミナ(アルミニウムの酸化物)がマイナスイオンの燐酸分を固定して作物が吸収出来なくしてしまう。。ところがどっこい、ソバはアルミナや他の陽イオンに固定されてしまって吸収できないはずの燐酸を、根から分泌する有機酸で溶かして吸収するし、人間でいえば炭水化物に相当するチッソ肥料もそんなにたくさん必要としない。
そういう栄養が多いと、ソバは茎や葉を伸ばすという栄養生長に専念するばかりで、花を咲かせ、受粉して実をつけるという生殖生長をしなくなる。
人間も植物も、栄養十分な形で生物学的に満たされていると、どうも子孫を残すという意味での生殖生長がおろそかになってしまうようだ。
ソバはことにそうであるらしくて、実は私が昨年、自家用野菜を作るために石灰を撒いて土壌酸度を中性に近づけ、なおかつチッソ・燐酸・カリを含む肥料を十分に散布した菜園のばれいしょを栽培した後地に「対馬ソバ」を播いたところ、いつまでもいつまでも茎や葉が成長しつづけ、ついにはその高さ2mにもなって倒伏し、収量が幾らも無かった。しかも製粉してみたらおいしいはずの「対馬ソバ」が鼻につくような悪臭がし、しかもたまらなく不味かった。
これは「対馬ソバ」のせいではなくて、私の肥培管理の拙さが原因であるとしか考えられない。

そうか、ソバはそもそも痩せ地で短期間に栽培出来る「救荒作物」であった。

ソバは栄養十分な畑ではなく、荒地で育ってこそ充実した種実を残すのだった。
「ソバの赤すね」という。秋になるとソバの茎はアントシアニンを生成して赤くなる。その原因を「ストレス」という言葉で説明する人がいた。
人間の病気も「ストレス」原因といわれることがある。
でもちょっと、待って下さい。
具体的にどういうストレスが生じ、それがどのような作用をして病気、あるいは「ソバの赤すね」という症状を引きおこすのでしょうか。
「ソバの赤すね」は、おそらくソバが栄養生長から生殖生長に転換しようとしている証明なのではないでしょうか。
一種の栄養飢餓状態に陥ってこそ、ソバは充実した実(子孫)を残そうとするのだが、十分な栄養は望むべくもない。
そういう、飢餓寸前のぎりぎりの栄養状態のソバこそが、デンプンやタンパク質でパンパンに詰まった実を残すのかも知れない。

どちらかといえば酸性気味の土壌。
根が耐水性に欠けているので、水田はだめ。出来れば緩やかに傾斜した畑。
石灰や肥料分はできるだけ少なめ。
気温は低め=標高が高い=あるいは低地であれば播種時期をぎりぎり遅くする。

今年は、このことを念頭から忘れないようにしてソバを栽培する場所を準備しよう。

さらに、刈り取りは黒化率70%を目標にし、乾燥している間は雨に遭わせない。
脱穀後の乾燥はほどほどにして、水分16%~15%にとどめ、決して過乾燥にしない。
などなど、結構ソバ栽培のハードルは高い。

2012年2月2日木曜日

Be,or ,not to be ? That's the matter!

とにかく寒く、戸外での仕事がきついので、午後は昨日預かったYさんの玄ソバの製粉作業をすることにした。
先ずは製粉機で粗く碾き割って、50メッシュより細かい粉を篩い出した後、そば殻を篩とブロアを使って徹底的に排除。ブロアにはスピードコントローラを接続して風量を微妙に調整し、そば殻だけが箕の外へ吹き出し、甘皮などは残るように細心の作業をする。(それにつけても、やはり脱皮機が欲しい!!)
そうやってそば殻がほとんど無くなった大割れ、小割れをもう一度、金臼式の製粉機にかけ、50メッシュで篩う。こちらはどちらかといえばデンプン主体の粉。
その50メッシュの篩上に残ったものを、次は電動石臼のホッパーに入れる。こちらは外層粉というか、固い甘皮主体のタンパク質部分なので石臼で投入量を少なくして碾きこまなければならない。
自動運転で一時間置きくらいに様子を見に行って、ホッパーに追加するのを繰り返し、21時頃にそれらをまた50メッシュで篩って、ようやく作業終了。
どうもおいしいソバ粉にするためには時間がかかるので、あまりひとの製粉は引き受けない方が良さそうですが、今回はたまたま、またひとのソバ粉なので80目(65メッシュ)くらいで篩って上げなければいけない。ですが、電動篩をセットするのが面倒で手で篩うことにしたので、手で50メッシュの篩でで篩った。正直言って、人力で80目(65メッシュ)篩うのは落ちなくてつらいのです。
それと、出来れば製粉会社みたいにムチャクチャ微粉にすると風味が損なわれてしまうので(自分のソバ粉は25メッシュで篩いますが)、50メッシュがぎりぎりの妥協点なのです。

そこで素朴な疑問;
粗いから風味が出るのか? 
それとも甘皮を碾きこむから風味が出るのか?
それが問題だ。

Be,or, not to be ? That's the matter!

2012年2月1日水曜日

久々のオヤマボクチ蕎麦

12月にソバを製粉してあげたYさんが、今日、また軽トラで玄そばを一袋持ってきた。21kgくらいある。量が多いが、これも前回同様かなり過乾燥な感じで、風味が心配。
しかも信濃1号にしても妙に大粒。大粒を選んで播種しているのだろうか? 怪しい在来種ばかり播いている私とは方向が反対だ。
こちらが時間的余裕のある時でいいというので製粉を引き受けた。
そしてニコニコしながら手土産の手打蕎麦を差し出した。Tさんから聞いたところではYさんのはオヤマボクチをわずかに使った十割蕎麦であるらしい。
夕食に家族とは別メニューでYさんの蕎麦を茹でて食べてみた。やはりオヤマボクチが入っているのは間違いなく、腰がかなり強いというか、固いというか……、乱暴に扱っても切れない。それに切り方が下手な私よりさらに幅の広い、狭いの差が激しい。これは手打ちを印象付けるための意識的戦略なのか、天然自然に下手なのか、見当がつきません。
オヤマボクチが入っていたらやはりもう少し薄く細くしないと、つい噛む回数が多くなってしまいます。あまりいつまでも噛まなくてはいけない蕎麦は厭ですね。
それから噛むと味は出てくるんですが、すすった時に鼻腔にぬけてゆく香りがほとんど感じられない。これは、ムチャクチャ捏ねてしまうオヤマボクチ蕎麦の宿命なのかもしれません。
かつてさんざんオヤマボクチと苦闘しましたが、今の私はオヤマボクチを使う必要性をまったく感じません。

そういえば、私も信濃1号が玄ソバで三十数kgくらい残っている。ほかの在来種を食べているので、信濃1号まで手が回らないけど、さてどうしよう?

2012年1月31日火曜日

氷温冷蔵庫?

これまで、ソバ粉は20kgくらいを一度に碾き、それを1kgずつガスバリア袋に入れてエージレスを入れてシーラーで封入し、それを容量280ℓのフリーザーで保管し、蕎麦を打つ時にはあらかじめ常温に慣らしてから開封して使って来た。そのためにガスバリア袋とエージレスはネットで検索して100枚単位、100個単位で販売しているところから購入していた。ガスバリア袋は地元の包装用品店で販売しているのが判ったのでそこで買うことにしたが、その店ではエージレスは100個単位では販売していないので、これは相変わらずネットで購入しなければならない。
一度封入したが気に入らなくて、もう一度篩い直して粗いものを電動石臼にかけて混合、詰め直したりするので、エージレスが足りなくなって来た。
いつもはネットショップだが、今夜はオークションでも検索してみたらこちらの方が安いものが見つかったので思わず入札。100個入れが二つ=200個で800円=一個4円、安い。
酸素を100ccも吸収するらしいので、玄ソバも1kgとか2kg単位でガスバリア袋に封入して保存してみたいと考えてのことですが、さて、その保存温度が問題。
冷凍保存は寒晒ソバめいて嫌だし、常温も心配だし、となると氷温冷蔵庫? 高い?

2012年1月30日月曜日

柚子

家族のリクエストでまた冬瓜のそぼろあんかけを作り、そこに粗碾きの蕎麦がきを素揚げしたものをポチャンと一個か二つ置いていただきました。
これに絶対欠かせないのが柚子。まだスーパーマーケットにあったので一個購入して、ガスバリア袋に入れて固く封をし、チェスト型の大型フリーザーへ入れて保存。柚子の皮の乾燥したものも売られていますが、やはり生の柚子の皮がいいような気がして。

蕎麦がきの素揚げはやはりシンプルに大根おろしというのがいちばんかもしれない。

2012年1月28日土曜日

一昨日の蕎麦会で自分が打った蕎麦を食べながら思った。やはり、秋の新蕎麦よりも一月、二月の蕎麦の方がうまい。新蕎麦は案外寝ぼけた味なのだが、寒中の蕎麦はメリハリがきいて実においしい。
熟成するのだろうか。

ソバの保管方法について考えている。
これまでは収穫した玄ソバを11月中旬から12月に初めの頃に一度に製粉してしまい、それをガスバリアの袋に1kgずつ脱酸素剤とともに封入し、ただで入手した280ℓのチェスト型の冷凍庫で保存していた。この方法で一年経過しても結構甘皮の色も風味も保たれていて、一年中蕎麦を打って食べるには便利な保存方法だった。
では、一度に製粉せずに、その都度製粉するように玄ソバで保存するにはどうしたらいいか。チルド冷蔵とか、氷温冷蔵? 
寒中の熟成した頃に零度前後で保存できる冷蔵庫に入れるのがいちばんいい?

2012年1月26日木曜日

本日は蕎麦会

ただ今、同級生宅での蕎麦会を終えて帰宅。
N在来だったせいかみんながざる一枚では済まず、追加して茹でた。
1kg打って持参していった蕎麦を4名で750g分食べた計算。私は一枚で遠慮しておいたので、3人が200gずつ食べた計算になる。ソバ粉で200だと打って300g。茹でるとどれくらいになるのだろう。
あ、裏庭にある石臼を拝見してくるのを忘れた(というより、暗くて見ることが出来なかった)。

2012年1月23日月曜日

枯れ木は枯れ木

カメラを持たずに行ったので写真は撮れませんでしたが、白く雪が積もった菜園の赤茎系のルバーブの株の中心に、まだ凍み枯れることなく生きている小さな茎がありました。緑茎系の株はもうすべての茎が枯れてしまっているのですが、この赤茎系は寒さに特に強いんですね。

そういえば、蕎麦Web博覧会は1月15日で閉幕なのでした。枯れ木も山の賑わいと思って当ブログも参加しましたが、枯れ木は枯れ木ですね。
ふたつのブログはタイヘンなのでまた元に戻ろうかなと考えています。

2012年1月21日土曜日

今夜も拡大鏡でソバの実を

昨年栽培してみたものの、あまりに栄養成長が長く続いて徒長し、倒伏し、実の付きが悪かったためか、あまりおいしく感じられなかったので今年は栽培しないつもりのT在来だが、それでも少しは種を残しておこうと今夜も拡大鏡でソバの実をのぞきこんでいて、あれ? っと思った。


昨年、種を入手した時には、種の形はみな左のような三角の稜がはっきりしたものばかりだったが、見れば右側のような丸みを帯びた米そばのようなグループが出現している。近くにソバを栽培している畑はないので交配したとは考えにくい。
また、昨年末に信濃1号を磨きをかけてから、ホームセンターでたまたま目について購入した目合3,6mmの金網で篩ったところ、やはり丸みを帯びた小粒な米そばというべき粒が結構篩い下に出現した。多分、同じ種を作り返しているとこういう風に一種の退化として小粒が現れてくるのかもしれない。
あるいはこういう形の変化はどの種類にもありうることなのかもしれない。であるから、こういう形の小粒な種だけを選抜しながら、他のソバと交配しないような畑で3年も栽培を繰り返してゆけば、別のソバになってしまうのではないか。そういう選別をせずに十年、数十年、作り返してゆくソバとでは別のソバになってゆく。
選別といえば、もうすでに昨年からN在来でそれを始めてしまっているし、昨年5gから1800g収穫できたK在来を、今年はもう少し増産し、その風味を確認することに集中する予定なので、これ以上余計なことは出来ないだろう。

しかし、粒の揃った信濃1号を作っていると10aで百数十kgも収穫できるのに、小粒種だと70kgくらいしか収穫できないのが切ない。

2012年1月20日金曜日

ボーダーレスなパプリック・ドメイン

ソバを種から播き、石臼による製粉をし、蕎麦を打たれるある方のブログ記事のほとんどを、コピー&ペーストしながらテキストエディターでtxtファイルにしたので、それを雑誌風にA4見開き2頁二段組のレイアウトに流し込み、プリントアウトして読めるようにした。まだ作業途中だが、すでに139頁。
ほんとうはメールするなりコメント欄に書き込みをしてしかるべき挨拶をすべきだが、アドレスは判らないし、コメントも受け付けない設定になっているので、挨拶のしようがない。ただし、こうしてネット上に公開されているので、個人的に印刷して読むのは構わないと判断しました。ネット上の情報というのはボーダーレスなパプリック・ドメインであるような気がいたします。

種まきから蕎麦打ちまで、こうした先行者のそれぞれの作業の実際や考察に触れることが出来るのは、自己流で後追いする者にとっては貴重な資料であります。
第一、このブログを閉鎖されてしまったら、読むことが出来なくなってしまいますので、txtと印刷媒体が手元にあると安心です。

2012年1月19日木曜日

粗碾きへの疑念


粗碾きも限度はこれくらいで、これ以上粗いと打つのが下手なので細くしようとすればブツブツ細かく切れてしまうし、太い蕎麦をいつまでも噛んでいるも何だか蕎麦らしくない。
それに噛んで味や甘みが出てくるのは結構だが、T在来で打ったらやはりくどい感じがして好きになれない。それに風味というか、香りが薄くなってしまっているような気がするし、喉越しやコシも悪くなるような(これは私が打ち方が下手なだけかもしれないけど)。
近日中に、蕎麦の香りを検証するために60目より細かいN在来だけで打ってみよう。
味、香り、喉越し、コシ、すべてが点数の高い蕎麦は、どういう粉から生まれるのか? 私などには手に負えない問題であります。