しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2011年8月8日月曜日

雷雨が三日続きでおろおろ


  8月4日に播種したN原の信濃1号、旱魃気味で灰のようになってしまった土に播いたのだったが、6,7,8と三日続く雷雨でかえって発芽が悪いのではないかと心配させられた。今日の昼近くに行ってみると、やや細々とだが発芽していた。
見た感じ、どうも花園1,2,3号地に播いたN在来よりも発芽状況がさびしい。
と思ったら、播種機のゴムベルトの穴は同じだが、種の大きさが異なる。N在来は直径10mmプラスα(自分で削って拡張したので12mmくらい)の穴に5~6粒入ったはずだが、種の大きい信濃1号は3粒くらいしか入っていなかった。つまり、播種した粒数が最初から違っている。ということで、信濃1号の発芽状況がさびしいのは当然でした。ただし、こんなにさびしい感じでも、これまで結構収穫量がありますので、気にしないことにします。かえってN在来の方が本数が多すぎて分枝が少なくなるはずで、ようく観察しないといけません。
8月3日に播いたT在来も遅れて信濃1号と発芽そろいは同じくらいになりました。
どちらも播種して三日、二日は旱魃だったので、発芽が少し遅れました。


これは昨日撮影した花園1,2,3号地。
3号地はことに小粒な種を選抜して播いたので発芽がかなりにぎやか。
やはりどこか別の場所でN在来とT在来を50%ずつ混合して播種し、収穫し、それを3年から5年くらい選別しながら播種栽培し続けたらどういうソバになるのか、試してみたかったような……そんなバカなことをするなと言われそうですね、(ーー;)

2011年8月6日土曜日

欲しいような欲しくないような


 先行播種したソバは、もう本葉2枚目が顔をのぞかせている。

 自家菜園とN原の畑にソバを播いて以来、降雨が無くて表土がかなり乾燥していたが、夕方、雷雨。心配で見回りに行ったが、どこも水溜りはなく、適度に雨を吸収していた。水分の過剰はソバの発芽率を落としてしまうし、雨が降るとソバだけでなく雑草の発芽も旺盛になるので、雨が欲しいような欲しくないような。

2011年8月5日金曜日

あれこれ

 朝食前に、K在来を40cm幅で2通り、株間5~6cmで一粒ずつ播種。これで種まきすべて完了。

それから菜園の方に回ってびっくり。
ねずみ大根の採種をした跡地にこぼれた種が、こんなにも発芽していた。


 密なところは少し間引いて、物になるかどうか観察してみよう。辛味大根がないので物になればと期待してしまいます。
 時期的には早播きすぎると思うのだけど。播種適期は8月末。

 その隣に採種用に残してあるオヤマボクチが蕾をつけて来ている。この種を探して山々を駆け巡ったのが懐かしい。



2011年8月4日木曜日

種まき、ほぼ終了

午前8:45よりN原そば畑で播種開始。先ずは西半分に信濃1号を30通り播いて終わったのがちょうど10:00。
土がだいぶ乾燥して来ているのが気がかり。ほどほどに静かに雨が降ってほしい。

中央から西半分

続いて東半分のうちF本さんが西瓜を栽培している北側を除き、信濃1号を13通りとダッタンそばを4通り播種。終わったのが11:00なので2時間15分。

中央から東半分

その後、倒伏防止と実の充実、さらには風味の向上を目的として、PとKとMgを混合したものを筋状に上から散布。ただし、西半分の南から14通りは比較のための対照区とすべく散布はせず。
播種量はこれだけの面積に播いても約3,5kg。10aあたり5kgが標準ならば、標準の1/3ということになる。
しかし、こんなに播いて誰が刈ったり脱穀したりするんですか、Tさん。来年はこの畑、地主に返しましょう。
そうだ、今からでも遅くない。ソバ刈りボランティアを探そう。

帰宅してしばし水風呂に沈んだ。

これで今年度のソバの種まきはほぼ終了。残るは無名のK在来。交配させてしまう訳にはいかないので、空いている水稲育苗用のビニールハウスの真ん中に、数が少ないのでひと粒ずつを、播種機ではなく手播きする予定。これはおそらく試食用までは収穫できないだろうから採種目的だけ。
うーん、これで種まきほぼ終了。

2011年8月3日水曜日

播種佳境

そんな仕事は朝飯前とかいわれるが、朝食前に、自家用菜園のジャガイモを掘った跡地にT在来を播いた。これは採種用であるとともに試食用でもある。試食して気に入ったら生産用とする。



種が180gしかないので畝幅90cmでよかろうと播き始めたが、6通り播いて種がまだ余っていて、しかたなく隣のルバーブの株が消失して空いている場所などにも播いた。それでも播ききれずに20g余ったまま帰宅した。あとで、場所を見つけて全部播いてしまおう。交配の問題があるのですべてここにまとめて播かなければならない。

それから多分、明日、N原に信濃1号を播種する予定。明後日から暑くなりそうなので、その前に済ませてしまいたい。ひとりではちょっときついが播種機を押すだけなので、Tさんのために何とかがんばりましょう。あ、Tさんの奥さん、肺炎で病院の方へ移ったとのこと。



これはN在来の選抜種を29日に播いた花園3号地。まずまずきれいに生えそろっている。今年は発芽はこれまででいちばんきれいかもしれない。一年目などはあちこちに種をこぼすは、覆土が薄くて種が見えているは、あれでは鳩にお出でお出でと誘っているようなものだった。


明日以降、夕立以外に雨が期待できないようなので、時間がやりくりできたら明日、N原の種まきをしてしまおうかと思う。ソバ栽培を始めた年も、その翌年も8月4日に播種したのだった。

2011年8月2日火曜日

何とかなりそう?

N原のソバ、8月7日に播種予定だったが、7日に別の用事が入ったので7日より前に播くことにして、朝の内にTさんの家へ行ってトラクターを乗り出した。Tさんに声をかけたが、車はあっても返事が無い。自転車で散歩にでかけたか。
途中、昨年のソバ刈りを手伝ってもらったF牧さんが道に立っていたので、今年も刈り取りと脱穀のお手伝いをお願いした。
畑へ行ってみると、一見草は無いように見えたが、例のハキダメ菊の発芽したばかりのがびっしり。何とか耕し終わって、振り返ってシャッターを押した。広角なので畑の向こうの端がずいぶん遠く見える。




これで、どうも今日明日以後は夕立も無くなってしまうのか、少々の雨は欲しいがゲリラ豪雨はソバには致命的なので勘弁してほしい。播種まで天気予報とにらめっこ。
向こうの隅の西瓜畑にF本さんが来ていたので、あいさつ。するとF本さんも十月なら手伝えるよと言ってくれた。こうして現物支給でも時間給でもボランティアで手伝ってくれるひとがいれば、全面にソバを播いても何とかなりそう?

夕方、いよいよソバの中耕・除草のためにこの春頂いて来た管理機のタイヤの幅を狭め、さらに外向き、内向きと交互に取り付けしてあったロータリーの爪を内側の偏心爪以外をすべて外向きに付けなおした。外側に土を撥ね飛ばして雑草を生き埋めにしてしまうためである。昨年はそれが中途半端だったために、ソバの近くに発芽したハキダメ菊が生き延び、いっしょに伸びてしまってソバの生育を阻害した。
 それから今年は管理機での除草を、そのタイミングが難しいが、2回行うことにする。



穀物保管用にこういう袋があるのは知っていたが、価格が高めなので買わずにいた。しかし、別売りのエージレスはその都度使い捨てだが、袋の方は一度使っておしまいではないので、数年、五年使えたらかえって格安になる。
自家用だと一枚あればいいだろうから、今年は秋までに2~3枚購入しておこう。

2011年8月1日月曜日

近づいてみるとかわいい

本日は当地慣例の8月1日のお墓参りなので、それを済ませて花園1号地へ観察に。



播種後5日。完全に子葉が開いた。近づいてみるとかわいい。


 29日に播種した2号地、3号地も発芽しはじめたので、明日あたりは発芽がそろうはず。
 
 


2011年7月31日日曜日

花園1号地、播種後4日目


花園1号地、播種後4日目、ほぼ発芽

2011年7月30日土曜日

丸三日で発芽


ソバの発芽は早いとは承知しているが、適度な湿気があったためか27日播種して、30日午後にはもうこれだけ子葉が見えて来ている。ここは早刈り用。

 それから、今年は鳩の姿が一羽も見あたらないし、鳩がくちばしで種を播いた場所をかき回した様子も見受けられない。鳩対策というほどのことではないが、先日も書いたちょっとした心がけで鳩の食害が避けられる。
 1、不用意に種を圃場にこぼさない。 2、播いた種が畑の表土に出ていないように播種位置をやや深めにし、覆土を厚めにする。これだけで鳩が来なくなりました。ほんとうです。

2011年7月29日金曜日

いよいよ播種

早朝作業で家庭菜園の方のばれいしょ掘り。二通り半に男爵の種芋2kgとキタアカリ1kgを播いてあったが、収量は男爵75kg、キタアカリ29kg。早掘りして食べた分が少しあるので、ほぼ110kg。男爵は種芋の40倍、キタアカリは30倍。
実はこの場所に180gしか無いT在来の玄ソバを味見と採種を兼ねて播く予定なので、ばれいしょを早く掘る必要があったのでした。

それから、8月に入ると雨が降らないようなので、少し早いが花園2号、3号地の土が乾燥しすぎないうちにN在来を播種してしまおうと、午後3時過ぎに出かけて行き、先ず宅地二区画分の2号地で播種器「GONBEI」を空で走らせた。これは耕したばかりの柔らかい土だと播種器が沈みこんで押しにくいことがあるのと、鎮圧して均一の硬さにするため。



畑の向こうとこちらに80cm間隔で目印となる棒を立て、その棒を目当てにGONBEIを押してゆくと、畝幅が等間隔であまり曲がらずに播種できる。



GONBEIにソバの種を入れて押すと白いゴムベルトの穴にソバの種が3~5粒くらい入り、順に溝切りされた溝に落ちてゆき、覆土され、後輪で鎮圧される。先に一回空で走らせて道が出来ているのですいすい播くことができる。



これで2号地は播種終了。手前は27日に播種した早刈り用の1号地。続いて3号地も播種。
その後、ひとつの試みとしてPK化成(リンサン20%、カリ15%)にマグネシウム15%肥料を混合して播種した上に撒布。チッソは含まれていないから肥料焼けすることはないだろう。カリも陽イオンだから焼ける可能性無きにしも非ずだが、まあ大丈夫でしょう。昨年、共同栽培の畑で試してみようと思ったが、Tさんに無肥料でいいと言われて断念したので、自分ひとりで栽培するこの畑で試してみよう。狙いは、倒伏防止と受粉促進と実の充実です。あ、しまった、撒布しない対象区を設けるのを忘れて、すべてに撒布してしまいました。このあたりが素人のあさはかさ。

2号地 畝幅80cmで16通り、長さ24,65mにN在来。
3号地 畝幅80cmで14通り、長さ16m。そのうち西から3通りにN在来からの選抜種を播種、他の11通りには普通のN在来を播種。いずれにしてもここはN在来のみ。2号地と3号地合わせて播種量は1,2kgで、一般的な播種量よりずっと少ない。それだけGONBEIは薄播きということで、しかも畝幅も80cmと普通より広くしているので、ソバの分枝が良くなり、収量はかえって多くなる。種をたくさん播くと分枝がほとんど無くなってしまい、結果的に実の付きも決して多くは無い。昨年、Tさんとの共同栽培畑で、30cmくらいの時に雹に打たれたにもかかわらず、10アール当たり130kgの収量があったのも、薄播きで畝間が広かったからだと思う。

やれやれ、これで個人栽培の方を片付けたので、後はTさんのN原の広い畑と、T在来と289粒しかないK在来を播くのみ。






 先日もアップしたUnisonous Tragedy。惚れ惚れするくらい首まで真っ赤だ。
 でもどうして赤茎種は花が咲かないのか、不思議。種採り、種播きおじさんとしては手も足も出ません。

2011年7月28日木曜日

いよいよ整地

 管理機では播種前の整地がきれいに出来ないので、Tさんのトラクターを借りてきて、夕方、花園2号、3号地を耕起した。さすがに平らできれになった。これでGONBEIを押すのも楽だし、まっすぐ播種できる。


花園3号地

花園2号地

 ゲリラ豪雨のような、短時間で畑が冠水するような雨を恐れているがどうやら大丈夫かな。とにかく播種して三日は大雨には遭わせたくない。

 Tさんが、TさんのN原の畑の空いている場所すべてにソバを播けないかと扇動する。播くのはたやすいが、刈って脱穀するのに人手が無いからダメですというと、F本さんやF牧さんの名前を出して手伝ってもらえるという。ふーむ、その口車に乗っていいのかどうか。

2011年7月27日水曜日

その風味の違いはどうか

天気予報に午後毎日傘マークが現れているのでこれが消えるまで最終的な耕起はしないつもりだったが、ソバ専用のメモ帖を見たら、昨年7月27日に花園1号地に早播きとして播種していたので、午後、管理機で軽く耕起してN在来を早播き早刈り用に播種した。



元々が宅地として区画整理された場所なので、ソバ畑としてのロケーションはまったくいただけませんが、自宅から近いのでいたし方ありません。もっと山に近い畑は鹿の食害がひどくてソバが栽培できませんし。

畝幅90cmで9通り半。1通りの長さが9間(およそ16.2m)。昨年はここは畝幅60cmだったので、2/3の播種量となる。あるいは収量が減る可能性もあるが、畝幅が広いと分枝が多くなるので案外楽観的に考えている。右側にネギと落花生、向こうにルバーブが少し植えてあるので、ソバを播いた面積はおそらく45坪から50坪くらい。昨年はそれでもここだけで23kgの収穫があった。

また、早刈りついでにこれらを束に縛って自宅に運び、直射日光の当たらない場所でいわゆる「陰干し」をして脱穀してみたいと考えている。薬草などを陰干しするのと同じ理由、方法である。日光に当てて乾燥させると薬草は緑色ではなく茶色になってしまう。「陰干し」すると結構緑色が残る。
そう、ソバの実の甘皮の緑色が鮮やかにならないかという試行である。試行であるなら、直射日光に当てて乾燥させたものと比較しなければならないので、天日干しも並行して行うべきかもしれない。その風味の違いはどうか、楽しみ。

どうやら半日とか一日も滞水するほどの夕立は無さそうなので、明日以降、花園2号、3号地も順次耕し、播種していこうと思う。そうしておかないとTさんの広大な畑と作業が連続して参ってしまうだろうし。
何とも難儀な道楽であります、(ーー;)
そういえば文学でお付き合いのあるHさんに、先日完成した電動石臼に名前を付けていただいた。「そば吉っちゃん2号」。ちなみに1号は製作者自身なのだそうですyow(汗)。

2011年7月26日火曜日

種まきGONBEI


  いよいよ種まきも近いので、播種器のGONBEIの点検整備し、グリスやオイルをさした。
 透明のホッパーは、種がベルトで繰り上げられる状態を目視で確認できなくなるので種まきの時には外している。
 この播種器だと、手播きより早く、しかも均一だがまばらに種が播ける。播種量は少ないが密でないだけに分枝が多くなり、畝間を広く取れば収量もかなり多くなる。種の厚播きは茎がひょろひょろするだけで花、実の付きは良くないので、このGONBEIが頼りになる。昨年もこれで13アールで174kgの収穫があった。10アール換算で133kg。

 ソバ栽培している人のブログをウッチングしているが、ふたりとももう播種を終えたらしいが、まだ早い。8月4日~5日くらいまで待ちたい。昨年は8月9日だった。
 


2011年7月25日月曜日

ソバ畑の様子


 21日にTさんが草退治のためにトラクターで耕運してくれたN原のソバ畑の様子を見に行ってみた。少しジシバリが生き残っているが、播種直前にもう一度耕すのでこれくらいで十分。右側1/4は西瓜が栽培されているのが、残り3/4すべてにソバを播くのはひとりでは無謀。さてどれくらいの面積に播いたものか。
 Tさんは、播いておきさえすればあとは何とかなるからたくさん播いた方がいいと言うが、刈り取りと脱穀作業がひとりではそんなに播けるものではない、(ーー;)

 いよいよ、天気予報とにらめっこして、タイミングを見てもう一度トラクターで耕し、雨が降りそうなら待って、降りそうもなければ日をおかずに土を鎮圧して播種する。自分の都合で播種日を決めるのではなく、天候を見て決める。播種から三日以内に大雨が降らないことを確認して。おそらく8月の第一週の内に。