しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2011年7月29日金曜日

いよいよ播種

早朝作業で家庭菜園の方のばれいしょ掘り。二通り半に男爵の種芋2kgとキタアカリ1kgを播いてあったが、収量は男爵75kg、キタアカリ29kg。早掘りして食べた分が少しあるので、ほぼ110kg。男爵は種芋の40倍、キタアカリは30倍。
実はこの場所に180gしか無いT在来の玄ソバを味見と採種を兼ねて播く予定なので、ばれいしょを早く掘る必要があったのでした。

それから、8月に入ると雨が降らないようなので、少し早いが花園2号、3号地の土が乾燥しすぎないうちにN在来を播種してしまおうと、午後3時過ぎに出かけて行き、先ず宅地二区画分の2号地で播種器「GONBEI」を空で走らせた。これは耕したばかりの柔らかい土だと播種器が沈みこんで押しにくいことがあるのと、鎮圧して均一の硬さにするため。



畑の向こうとこちらに80cm間隔で目印となる棒を立て、その棒を目当てにGONBEIを押してゆくと、畝幅が等間隔であまり曲がらずに播種できる。



GONBEIにソバの種を入れて押すと白いゴムベルトの穴にソバの種が3~5粒くらい入り、順に溝切りされた溝に落ちてゆき、覆土され、後輪で鎮圧される。先に一回空で走らせて道が出来ているのですいすい播くことができる。



これで2号地は播種終了。手前は27日に播種した早刈り用の1号地。続いて3号地も播種。
その後、ひとつの試みとしてPK化成(リンサン20%、カリ15%)にマグネシウム15%肥料を混合して播種した上に撒布。チッソは含まれていないから肥料焼けすることはないだろう。カリも陽イオンだから焼ける可能性無きにしも非ずだが、まあ大丈夫でしょう。昨年、共同栽培の畑で試してみようと思ったが、Tさんに無肥料でいいと言われて断念したので、自分ひとりで栽培するこの畑で試してみよう。狙いは、倒伏防止と受粉促進と実の充実です。あ、しまった、撒布しない対象区を設けるのを忘れて、すべてに撒布してしまいました。このあたりが素人のあさはかさ。

2号地 畝幅80cmで16通り、長さ24,65mにN在来。
3号地 畝幅80cmで14通り、長さ16m。そのうち西から3通りにN在来からの選抜種を播種、他の11通りには普通のN在来を播種。いずれにしてもここはN在来のみ。2号地と3号地合わせて播種量は1,2kgで、一般的な播種量よりずっと少ない。それだけGONBEIは薄播きということで、しかも畝幅も80cmと普通より広くしているので、ソバの分枝が良くなり、収量はかえって多くなる。種をたくさん播くと分枝がほとんど無くなってしまい、結果的に実の付きも決して多くは無い。昨年、Tさんとの共同栽培畑で、30cmくらいの時に雹に打たれたにもかかわらず、10アール当たり130kgの収量があったのも、薄播きで畝間が広かったからだと思う。

やれやれ、これで個人栽培の方を片付けたので、後はTさんのN原の広い畑と、T在来と289粒しかないK在来を播くのみ。






 先日もアップしたUnisonous Tragedy。惚れ惚れするくらい首まで真っ赤だ。
 でもどうして赤茎種は花が咲かないのか、不思議。種採り、種播きおじさんとしては手も足も出ません。

0 件のコメント:

コメントを投稿