しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2012年8月9日木曜日

それにしてもソバの成長は早い

用事があってTさんの家へ行き、すぐ南のダッタンソバを見に行って驚いた。メジャーで背丈を測ったら30cmどころか40cmを超えている。このまま一週間も経てば中耕のタイミングを失する。
あわてて、親戚からただでいただいた管理機を載せて畑へ戻り、中耕除草と土寄せをした。前進で中耕除草をし、それから後進で土寄せ。バックをすると結構両側に土が寄せられるので、とても都合がいい。
それにしてもソバの成長は早い。





きれいになりました。
左のまだ小さいのは7月31日に播種した普通のそば。

2012年8月8日水曜日

ここにも蕎麦吉君が……

栽培日数が100日前後と普通ソバより長いので先行播種したダッタンソバだが、今日、ちょっとのぞきに行ってみると草丈25cmくらいに生長していた。旧盆前に管理機による中耕除草を済ませておかなければならない。

夕方、電話をいただいて仕事上の取引先であるAさんの家へ行った。夕方なので玄関先で用事を済ませようと思ったが、上がれ、上がれというので上がったら、開け放たれた隣室の中央に蕎麦打ち台がでんと鎮座していた。ふうむ、これを見せたかったのか。大工さんに作らせた小口を寄せた切り板まであった。しかも私が真空パックにして冷凍庫で保存すればいいと言ったといって、蕎麦打ち部屋の隅に結構大きな縦型の冷凍庫まで……ここにも蕎麦吉君が……(汗)。蕎麦打ちだけに限定すれば、私より上手かもしれない(二八蕎麦だけらしいけど)。
この秋にはソバの製粉も私に頼むつもりでいるらしい。在来種の粉も差し上げて「在来種病」に感染させてしまおうかな。

2012年8月6日月曜日

獲らぬ狸


拡大してみれば、なんともみんな個性的。
今日はT在来から選抜した種25g(およそ四百数十粒)をさる場所に隔離して、長さ11mで2通り播種した。これも採種用。
しかし、こうして写真を拡大してみると、まだ選別が甘いというか、いい加減であることが判る。ほんとうに形質の似た粒をむしろ20粒か30粒くらい厳選して採種した方がいいのかもしれない(泣)。
昨年同じ場所で同じように別の5g(289粒)を播いて1.8kgの収穫があったので、今年も多分2~3kgくらいは見込めそう。500gを粉にして試食しても、栽培用に2,5kgくらいは残る計算。獲らぬ狸の何とかやら。
これをもって今年のソバ播種作業は完了。

2日午前中に播いたN原も発芽を始めていた。トラクターでも耕運から日が経っての播種だったので、条間ですでに雑草も発芽を開始している。Tさんの意見とは反対になるが、どうもソバはトラクター耕運後すぐに播種してしまった方がいいような気がする。
2日午後に播いた花園2,3号地も同様に発芽開始しているので、明日にはどちらも発芽がそろうだろう。

2012年8月5日日曜日

発芽はじめ

7月31日に播種したK在来が昨日から芽を出していたようだが、今日になって発芽がほぼ揃った。小粒なので播種機のベルトの穴径を1mm小さくして9mmのもので播いたが、ずいぶん少なく見える。

2012年8月3日金曜日

夏ばて防止=夏太り促進

朝の内に菜園の空いている場所にいわゆるN在来から選抜した米そば風の種を採種用に90gほど播種。
面積にすれば十数坪くらいだが、昨年ここに播いた対馬ソバが窒素過多で2mにもなって倒伏したにもかかわらず8kgの収穫があったので、まあ、試食用と種くらいは確保できるはず。


猛暑で高温作物が元気がいい。ナスのほか青唐辛子も全種類が収穫できるようになった。
右から激辛、福耳、バナナなんばん(ハンガリアン・ホット・ワックス?)、羅帝。

そこで、ナス、きゅうり、茗荷、青唐辛子を刻んでいつもの。激辛だと誰も食べてくれないので、今回は福耳の若い実を使用。ちょっと辛味が物足りないようだが、ダシと合わせた醤油に漬けて冷蔵庫へ。夏ばて防止どころか、夏太り促進です。





2012年8月2日木曜日

猛暑、決死のソバの種まき

毎年、ソバは8月4日に種まきしているが、今年は4日に高校時代の同級会があるので、2日早いが、今日播種を決行した。
猛暑で熱中症になってはかなわないので、朝と夕方、集中して播種作業をした。播種機を使うのでそれほど時間も体力も使わないで済む。

これはTさんのN原の畑の西半分。面積ほぼ12a。ここはT在来。

こちらは家の近くの宅地として造成されたまま、草が生い茂っていたのを4区画分無料で拝借している花園1,2、3号地。2号地のみ二区画分。
ここは昨年と同じN在来。
Tさんの家の前の畑にもダッタンと小粒なソバを播き終えたので、これで食用は播種終了。

残りは別に選抜した小粒種100gと、N原に播いたT在来のぱんぱんに膨らんだ玄ソバばかりを採種用に選別した15g(四百数十粒)のみ。やれやれ。

2012年7月31日火曜日

いいいよ播種作業開始

夕立やら猛暑やら家族の体調不良やら、なかなかソバの播種作業に入れないでいたが、今日、Tさんの家の前の、7月17日にダッタンソバを播いたTさんの畑、その残っている場所すべてに、K在来を播種した。
この畑は東側に2m幅のフェンスが連なっており、そのフェンス16,5枚が南北の長さで、約33m。
南側には30cm幅の軽石ブロックが積まれていて、それが48個なので、14,4m。
33m×14,4m=475,2㎡。5aに少し足りない。
ダッタンソバ4通り分がブロック10個で長さ3m×33m=99㎡。ほぼ100㎡。
残る375㎡がK在来という計算になる。面積だけで計算すると70kgくらい収量がある計算になるが、K在来は1000粒重が20gを切るくらいの最小のソバなので多分、40kgくらいしか獲れないかも。


上の写真の播種機「種まきごんべえ」を使い、管理機で中耕培土するために条間80cmで播種したが、1,3kgの種が300g近く余ったので、播種量はほぼ1kg。標準とされる10aあたり5kgに比べればはるかに少ない播種量。
厚く播くと分枝が少なくなるし、疎らに播けば分枝が多くなるし、収量は結局あまり変化ないと思われる。

続けて花園1,2,3号地に移動して昨年と同じN在来を播種しはじめたが、どうもここは宅地として造成されてブルドーザーで地面を固めてあるためか水捌けが悪く、夕立の水分がまだ残っていて、播種機の動きが悪いので、ちょうど半分ほど播いて中止。あとは数日経過してから播種することにした。
別の場所が見つかったら、ここは地主に返却した方がいいかもしれない。
数日の間にTさんのN原の畑の西半分にT在来を播種する予定。これは昨年試作したT在来とは別のT在来だが、玄ソバを観察する限り、実がぱんぱんに膨んでいる玄が多く楽しみだ。
特にぱんぱんに膨らんでいる玄を15g(425粒)ほど選別したので、これは秘密の隔離施設で食用とは別に採種用として播種してみる予定。

2012年7月29日日曜日

夕立が切れるまで

播種予定日が近づいているのに、昨日、今日と夕立が続いている、ことに昨夜の夕立は激しく雨量も多かった。夕立が切れるまで、播種はお預け。

2012年7月26日木曜日

播種準備完了


涼しいうちにTさんのトラクターを借りてN原のソバ栽培予定地へ行き、最後の耕運をした。これで残るは播種作業のみだが、播種機を押すだけなのでひとりでもまったく問題ありません。ひたすら曲がらないように播種機をまっすぐ押すだけ。
8月7日頃までに播きたいが、1日は墓参、4日は同級会(蕎麦Webの林間学校は今年もパスです、<m(__)m> )、7日はよんどころない用事、と、案外早目から播かないと間に合いそうもない。しかも予定より一ヶ所増えて3ヶ所なので、3日に分けて播種するとなると、ますます日程に余裕が無い。趣味でソバを栽培していますというには、ちょっと面積その他多すぎますが、要するに蕎麦狂いという病気です。
結局、日長時間に鈍感な種類から順に播いてゆくほかありません。
ふう、これでようやく発射準備、いえ、播種準備完了。

2012年7月25日水曜日

変態作業

Tさんの家の前のTさんの畑。そこにダッタンソバを4通り播種した残りの東側は、また普通ソバを播種する直前に耕運するつもりでいたが、昨日、私が遠出している留守にTさんがトラクターを運転して耕してしまったらしい。(矢印より左側の部分)
やれやれ。
病気治療中でなおかつ膝や踵にも痛みがあって歩行困難なのだが、トラクターや車の運転は出来るので、いいような悪いような。



夕方、時間があったのでトラクターを借り出して花園1,2,3号地も最後の耕運。
播種しやすいように、出来るだけきれいに真っ直ぐ耕しておかなければならない。
明日、時間があったら、TさんのN原の畑の西半分も耕しに行く予定。
食用を3ヶ所、採種用を二ヶ所(これは面積は少ない)、我がことながら何ともタイヘン、(ーー;)

2012年7月24日火曜日

それはそれで

今日、軽トラに乗って引き取りに行ってきたのは、ビーン・スレッシャーという大豆の脱粒機。回転数を落とせばソバの脱穀にも使えるらしいので中古品を購入。キャタピラーなどの付いたいわゆる自走式ではないが、車輪はついており移動は簡単である。
所有者のメンテナンスが良くてエンジンも一回で始動。



これで弥生時代さながら棒で叩いてソバの実を落とすという、なんとも悲惨な作業から解放されますw。
その後、国営公園へ行ってみたり、日帰り温泉で汗を流したりして帰宅。
ただし、蕎麦屋さんには入れず。やはり、ほかの用事のついでというのはうまくいきません。それはそれで、あらためて出かけるべきですね。

2012年7月23日月曜日

雨にも負けず



一足先に播種したダッタンソバ、雨にも負けず発芽(かわいい)。
降った雨水が溜まって半日、一日滞水しているような状態だとまったく発芽しないといいますが、先ずは一安心。

明日は「ある中古機械」を引き取るために軽トラックで遠出。といっても県内ですが、歳とともに生活圏から出るだけでも遠いという感覚が強まります。
妻も同行するというので、乗り物は軽トラでも服装はきちんとして、蕎麦屋さんにでも寄りたいものですが、軽トラに妙な機械を載せての珍道中になりそうです。
いよいよ、蕎麦屋さんの蕎麦を食べてレポートを書いて提出しなければなりませんので、練習のつもりで蕎麦屋に入ってみなければ……蕎麦が好きなのに蕎麦屋さんが苦手という特異体質(?)を克服しなければ!!(汗々)。
先月のように、せっかく蕎麦屋さんに行ったのに、細切りの蕎麦に感心して写真を撮り忘れたのでは話になりません。

2012年7月21日土曜日

(ような気がする)


播種して4日目だが、昨夜、ちょっと強く雨が降ったので、心配で様子を見に行ったら4通り播いたダッタンソバが発芽を始めていた。とにかくソバの根は酸素不足に弱いので雨が降って水が溜まっているような場合は発芽しなかったり、発芽しても根が腐って消えてしまうので、雨には神経を使う。おそらく、ちょこちょこ雨が降って栄養が十二分に吸える天候の年よりも、旱魃気味で栄養が8割くらいしか吸えない天候の方が、収量は少なめでも風味の濃いソバになる(ような気がする)。

2012年7月17日火曜日

自分で栽培したソバを蕎麦にして食べたいのでしょう

今日も暑くなりそうなので、仕事をさておいて、昨日トラクターで耕運しておいた、Tさんが借りているが今年は何も栽培せず、トラクターで雑草退治だけをしている畑の西の端から、4通りほどダッタンソバを播種した。ダッタンソバは100日くらいかかるというので、普通ソバより先行播種です。
種は1dlを二袋。ダッタンソバは自分が使うだけなのでこれくらいで十分かと。
愛用の播種機「種まきごんべえ」を押して播種するだけなので、30分もかからないで終了。
鳩など鳥類に種を食べられないように、播種機の溝切りをやや深めにし、なおかつ不用意に種をこぼしたまま放置しないこと。それだけで鳥の食害はだいぶ防げます。


残りの左側(東側)には、K在来かT在来を播種する予定。昨年まで直線距離で100mもない畑で信濃1号を共同栽培しているひとたちがいたが、今年は栽培しないという情報を得たので、安心して在来種を播種できる。
だいたい、私がソバを栽培している畑は山間地ではなく、住宅が近くにあって、そば畑としてのロケーションだけ考えれば最低で、まったく絵になりません。
ほんとうは、朝日が遅く出て夕日が早く沈むような(秋の日長時間が平地より短い)、もうちょっと標高が高い(800~1000m)山間地で栽培したいのですが、このあたりの山間地はニホン鹿が生息していて、ことに鹿はソバが大好物で、だいたい収穫一週間前くらいに集団で来てまだ皮の青い甘い実をごっそり食べて行ってしまうので、栽培出来ないのです。
山間地でソバを自家用に栽培していたひとが鹿に食べられてしまい、翌年、そば畑の周囲に電気柵を張り巡らしたら、12万円かかったそうで、ソバを購入する方がずっと安上がりとは思いますが、そのひとはきっと買ったソバではなく、自分で栽培したソバを蕎麦にして食べたいのでしょう。