しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。
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2017年3月17日金曜日

ついにルバーブ株分け決行

何年もしようと思っていて出来なかったRhubarbの株分け、思い切って決行しました。






株を掘り上げるのが結構重労働で、時間もかかりましたが、とにかく2通りに32株植えて作業終了。
ただし、どの株が優良株か目印をつけておいたのですが、春先はどの株も結構赤い茎を見せ始めているので、目移りしてしまいます。
邪魔にならないように、畑の端に植えました。
やれやれ。


2016年9月19日月曜日

今日も雨降りなので

昨日からずっと雨降りで、ソバの根の酸欠が心配です。根が死んだらせっかく受粉した実の成長が止まってしまいます(オロオロ)。
 
雨降りなので某国の4代にわたるrhubarb育種・栽培家の歴史を綴った貴重な文章を読み始めましたが、Web翻訳はちょっと構文がややこしくなると発狂するので、仕方なく自分で簡単なところはWeb翻訳を参考にしつつ、テキスト・エディターに訳文を入力することにしました。
結構、面白い。というか、育種というのは個人的には純粋な探究心から始まりますが、その周囲には個人レベルだけでなく、州や国家間であっても、利権、嫉妬、警戒心など、いろいろが取り囲んでいるのが見えてきます。
今日では大学や試験場などで行なわれるのが一般的ですが、かつて行なわれた個人レベルの育種にかける情熱は半端じゃなくすごいですね。

2016年9月16日金曜日

一度は種として

海外の、さるrhubarbの研究家の言葉。

Remember all of today’s commercial rhubarbs were once seedlings.

確かに。肝に銘じます。

2016年9月13日火曜日

同じタデ科でコラボ

今年は畑にすっかり放置したまま、ちっとも省みられなかったルバーブですが、今日、久しぶりにルバーブがらみでネットサーフィンしていてこんな絵のようにきれいなタルトのレシピ・ページにたどり着きました。


切ったRhubarbをこんな風に縦横に並べるとは考えもしませんでしたが、面白いですね。
こういうのをそば粉で試してみたらどうだろう? 同じタデ科でコラボ。
ダメだったら冷凍のパイ生地でやってみる? あ、既製品のパイ生地でいいってレシピに書いてあります。

またルバーブの種を4種類ほど海外のネットショップに注文してしまったので、来年の春は理想の株探しが始まります。

2016年5月10日火曜日

忙しいので

 写真だけアップします。
面白半分に播いた小麦の穂が出て来ました。
雀対策でテグス(釣り糸)を張り巡らせました。




ルバーブ、やはり本当にクリムゾンな色合いの株はわずか。
株分けで増殖して、他の株は整理したいですが、なかなか時間がとれません。


2015年6月24日水曜日

ルバーブ、卒業です


ねずみ大根種子選別終わりました。もっと踏めばまだ種は出てきますが、そんなに要らないので鞘の残渣とともに捨てます。
左が「ふっくら君」、右が「痩せ君」、両方合わせて450mlくらいありそうです。良く乾燥させてから真空パックして冷凍保存いたします。普通の冷暗所保存で3~4年は発芽するそうですので、十年くらい使えるかもしれません。




ルバーブは日本では需要が少ないマイナー作物ですので、目印に支柱を立てた5~6株を自家用に残して、残りはすべて処分することにしました。ルバーブ畑の左側に自分用の在来種ソバを播く予定ですが、50坪くらいしかないのでもう少し広げたく、ルバーブを処分する決断をしました。
いい株を探して海外から種を個人輸入したり、10年くらい悪戦苦闘しましたが、これでルバーブは卒業です。

2015年5月22日金曜日

またこの季節



サンプルを採って来ました。
「赤い、太い、長い」がベストだと思っていましたが、太いと中の白い部分が多いことからジャムがピンク色になりがちで、「赤い、細い、長い」茎だと。十分にcrimsonな色合いになります。
忙しくて、有望株だけを株分け繁殖して、不要な株を廃棄する作業が出来ません。

2014年12月5日金曜日

遺伝子の記憶

製粉したままだったK町在来を今夜、試食。
おとなしい蕎麦。癖が無く、デンプンが勝った蕎麦というか、これじゃ江戸蕎麦。
先日、むちゃくちゃ野生的な蕎麦に遭遇したばかりなので、ほんとうに対極的な蕎麦。
同じソバで製粉の仕方も同じようにしたのに、在来種としての来歴が異なり、栽培した畑が違うだけで、味がこんなに違ってしまうのかと衝撃を受けた。
遺伝子が何かを記憶しているのだろうか。
K町在来は、残念ながら来年以降は栽培しないことになるだろう。

そういえば、菜園のルバーブの複数の株が、この真冬を迎える時期に蕾を伸ばしていた。
それは南半球から来た種子から選抜した株だった。
北半球では、通常、ルバーブが蕾を持つのは6月である。つまり、今は南半球での蕾の時期である。
日本に来て、世代が変っているのに、遺伝子はまだ南半球での開花時期を記憶しているのだ。

2014年5月9日金曜日

出芽、出穂、出蕾

自家菜園がにぎやかになってきました。
コゴミ。小麦。ルバーブ。



 昨年秋に300mlだけ播いた小麦ですが、穂が出てきました。



今年はまた採種する予定で、めぼしい株に目印を立て、それ以外の蕾は容赦なく切断し、捨てます。ソバと同じタデ科の植物ですが、どうもソバ同様、他家受粉であるらしいので、複数の株に花を咲かせないといけないようです。
種子を取る茎はひとつの株で一本だけにします。出るままに何本もの茎に種を付けさせてしまうと、株が衰弱して翌年枯れてしまうことがあります。

2014年4月6日日曜日

春の兆し

自家用の菜園へ行ってみたら、腰痛のため冬前に耕せなかった場所を先日トラクターで耕したので、種子更新用に少し栽培した戸隠在来の種のこぼれタネが発芽していました。やはりまだ寒いので赤すねです。




それから、ルバーブの芽が目立ってきたので、株の周囲の枯れた茎や葉の片づけをしました。これは蓚酸が多いので畑の外に持ち出すようにと海外のサイトに書いてあったので、毎年実行しています。
ソバもルバーブもタデ科。どうしてそんなにタデ科の植物が好きなの? と家の者たちが……。


試作した小麦もだいぶ伸びて青々して来ましたが、どうも窒素の効きにムラがあるようです。この小麦は、Facebookの蕎麦友達がうどんを打ちたいというので収穫したら小麦粉にして送る約束でしたが、この2月末に亡くなられてしまいました。この麦を見るたびに彼を思い出してしまいます。ちょうど亡くなる一年前に一泊二日の蕎麦ツアーで行動を共にしているので、そのときの笑顔が忘れられません。

2013年6月29日土曜日

変身してのお帰り



先日、ある方に赤いルバーブをお送りしたら、酸味とクリムゾンな色合いがシャープなルバーブ・ジャムと、こんなに可愛いロールケーキに変身して戻って来ました。
ほんとうにおいしかったです。
こういうすばらしい技術のある方がうらやましい。

2013年6月9日日曜日

気の遠くなるような原始的方法


少雨で生育が遅れていますが、サンプルで少し採ってみました。同じタデ科のソバの赤すね同様、乾燥というストレスのせいか、いい感じに赤くなっていました。この気温でこの赤さはかなり有望です。
ただし、妻にfacebookのお友達に送りたいと横取りされてしまいました~(泣)。

ソバと同じ他家受粉でHybrid(交雑種)なので、種子をたくさん播いてそのなかから赤いものだけを選抜するという、気の遠くなるような原始的方法には限界があります。
来年からは株分けによる増殖にシフトいたします。

2013年4月10日水曜日

もう蕾が

今日のrhubarb。もう蕾が顔を出していました。
昨年、採種したなかで枯れて消滅している株がありました。
採種する場合、一番花の茎だけにして、二番、三番の花茎まで咲かせて種を付けさせてはいけないんですね。ありったけ実を付けさせると根が消耗して枯れてしまうようです。

今年こそ、残す株と引き抜いてしまう株ときちんと選別しなければ。
それから、どこかのケーキ屋さんに材料として使ってみる気がないか、訊いてみなければ。

2013年3月26日火曜日

ことしで3年生

ようやく芽が出て茎や葉が見えてきました。
第1回収穫は6月初旬の予定。

2013年3月21日木曜日

rhubarb採種の注意点

カメラを忘れたので写真は取れなかったが、3月8日に播種したrhubarbの発芽率がきわめて良くない。おそらく30%くらいかもしれない。
その原因は、未熟な種が多かったのではないかと思う。
考えてみれば、昨年のように採種用に花茎を残した株の、伸びてきた花茎をすべて伸ばして開花させ、種を付けさせたのが間違いだったような気がする。
多分、採種用の株、ひと株に花茎は最初に出てきた茎1本だけにして、あとから順に出てくる2番、3番、4番などの花茎はすべて切除し、1番の花茎の種子だけを十分に充実させるべきであった。
あまりにたくさんの種子を付けすぎた。多分、そうすると株の根も消耗して、場合によっては冬の間に枯死する可能性もある。採種したいと思う株は大事なので枯死されては元も子もない。
今年度も採種はする予定なので、その点を注意しよう。

2013年3月10日日曜日

ぽかぽか陽気につられて

昨日のぽかぽか陽気につられて菜園へ寄ってみたらRhubarbの枯れ葉が乾いてカリカリになっていたので、熊手で集めて畑の外へ持ち出した。Rhubarbの葉に特異的にシュウ酸が多いのは知っていたが、アメリカのウェブサイトで枯れた葉は放置しないで圃場の外に持ち出せと書いてあったので、毎年この時期に実行している。
きれいになったところで、有機入りの肥料をバラバラ撒いた。秋のお礼肥やしに続いて、春の芽だし肥えということになる。

その後、ひとり暮らしのTさんから電話があってお宅を訪問。
お茶をいただきながら雑談していると、「ソバはたくさんとれるソバがいいソバだ」などと妙なことを言い出した。
私が収量よりおいしいソバを栽培したいと考えているのを知っていて言うのである。
私が栽培している在来種はそれぞれみな味も香りも甘みも違う。
その違いが判らないひとには「ソバはソバ」じゃないかということになってしまうのだろうか。
ウァーン・゚・(ノД`)ヽ(゚Д゚ )ナクナ

2013年3月8日金曜日

いよいよ春

ふいに暖かくなって戸惑っていますが、何か忘れていると思ったらソバと同じく、趣味のRhubarbの種まき。
これまでのように複数の種類を播種して生えたものから赤い固体を探す段階は乗り越えて、一種類を播種して「赤い、太い、長い」固体を選び出して仮植、観察すればよいのでずいぶん楽になった。
挿し芽箱に12通り×18粒くらい筋まきしたものを2箱。400粒ほど播いたことになる。多分、このなかで最終的に生き残って本格的に植えられるのは10本くらい。
この箱まきはまだ2回目も予定。




気がついて、ついでに土の中に埋めてあったYaconの根も掘り出し、催芽用に箱に入れて培養土で埋めた。やがて芽が出て茎が伸びてくるので、それを取って挿し芽しておくと苗になります。


2013年2月5日火曜日

春の兆し

同じRhubarbでも、他の品種はまだ芽さえ見えないが、この赤茎系だけは雪が融けたらこんなに芽が伸びている。明日はまた雪で覆われてみえなくなるが、その方があたたかい。


2012年11月17日土曜日

来年またね


いよいよ気温が下がって来たので、そろそろ辛味大根を収穫しなければならない。秋播きなのを7月に試験的に播種して、大根にはなったが地虫(ジムシ、キスジノミハムシ)の食害で肌がざらざらになった辛味大根5種を9月初旬に播種した。
左からねずみ大根、戸隠大根、親田辛味大根、鑪(たたら)辛味大根、サカタの雪美人。
やはり、辛いだけでなく、辛味の後にすぐ甘みが追いかけてくるねずみ大根が蕎麦にはいちばんのような気がします。
ちなみに、薬味に大根おろしが出てこないとそれだけで不機嫌になりますし、再訪の意思も無くなります。

さすがに耐寒性の強いrhubarbも凍みてしおれ気味になってきました。
来年またね。


2012年11月2日金曜日

製粉テスト&赤ルバーブ

今日はいよいよ乾燥の終わった2種類の玄ソバを3kgほど磨きにかけ、1kgずつテスト製粉してみた。
いつものように粗く挽き割ってからそば殻を篩と風力で極力排除しておき、それから電動石臼で、今日は極端な粗挽きはしないように投入量を控え、50目(約40メッシュ)で篩った。しかし見た目はもっと細かい感じで、ひょっとすると60目で篩っても大差ないかもしれない。
今回は自分のそば粉ではなくひとのそば粉を挽く練習で、40メッシュより粗い粒を入れる訳にはいかないので、実はつまらない。
製粉しながら指でそば粉を摘んでなめてみると、風味が違う。やはり品種間の差というか、1000粒重20gのものと35gのものではでんぷん:タンパク比が異なるので仕方ないか。



歩留まりはどちらも72%で、またまたちょっとオーバーしています。吝嗇な性格がこういうところに露呈してしまいます。(ーー;)
多分、信濃1号タイプの大粒種は72%でも75%でもいいかもしれないが、小粒の在来種は65%~68%くらいに抑えた方がクリアな風味になるはず。



それから、気温が下がって来たら色鮮やかになって来た赤茎Rhubarb。
高校の同級生と小学校の同級生に1~2kgずつ、あげました。
いよいよより赤の発色がいい株に目印の棒を立てておいて、来春は株分け増殖に入れるかな?