しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2014年9月11日木曜日

珍しく十割

今日は昼食がひとりということなので、これ幸いと蕎麦打ちです。
下手くそな私には珍しく、十割があっさりつながりました。
やはり粉が碾きたてだと違います。
同じ32cm臼で手びきと電動の2台で、並んで、でできる限り同じ条件でひいたそば粉を2種類打ってみました。どちらも篩は40目。






右の白い蕎麦が電動、左のやや黒っぽいのが手びき。
手挽きの方はそんなに使っていないのでまだ目が立っていて、挽け過ぎということでしょう。(それからどちらもちょいと茹で過ぎ。)
風味は黒い方が強いですが、今日のところは、歯切れ、食感のいい電動の勝ち~。
  
それにしても、いくら自分で食べるにしても、蕎麦の盛り付けにもう少し神経を使わなくては。

2014年9月9日火曜日

最悪の夏

最後のソバの種を播いてから一ヶ月が経過しました。
とんでもなく雨が多く日光が差さない夏になってしまい、ソバ栽培にはまったく最悪の夏になってしまいました。
当地の8月の日照時間は平年より100時間少なく、積算温度も100度近く少ないということです。



ただし、写真の7月25日に播いたソバと、8月2日に播いたものはそこそこがんばって花が咲き、実をつけ始めています。8月8日に播いた主力のソバ畑は情けないくらい成長が悪いですが、それでも花を咲かせています。



まだ調整中のソバ吉君4号で、少し試し碾き。あまり使われていなかったらしく、粉の排出は左側の一ヶ所を除いてほぼ均等に出ている。ただしやはり手碾きの32cmは、この年齢で腰椎すべり症治療中の身が碾くのはきついし、碾け過ぎず、粗過ぎずの落とし込み量を見出すのは一回や二回ではとても無理。
とりあえずは30目か40目で篩って、近日中に味見してみます。

2014年9月8日月曜日

小麦製粉テスト

昨年秋に試しに200mlほど播種した小麦が十数kg収穫できたのですが、猛暑に続く雨続きのため、あえて製粉せずにいましたが、午後、ちょっと空き時間ができたので、5kgほど製粉してみました。


これが一番粉ですが、二番粉を合わせて3,2kgの小麦粉ができました。歩留まり64%でした。
それにしても、小麦粉ってこんなに香りが強かったっけ? と思うくらい強い香りです。
こんなに香りがいいのならパンを焼いてみたいところですが、あいにくと農林61号といううどんにて適した小麦なので、さっそくうどんにしてみます。
パン用の小麦を播いてみるのも面白いかも。

2014年9月5日金曜日

引っ越しは大変です

長いこと、古いパソコンを騙し騙し使い続けてきましたが、仕事に業務用のソフトも使っていますので、壊れたら困ることは目に見えています。ことに販売管理と会計ソフトだけは絶対にデータを失う訳にはいきません。
ということで、ついにパソコンを新しくしましたが、ソフトやデータの引っ越しが大変で、今日で三日目ですがまだ終わりません。
日頃、パスワードなど様々な設定は専用のノートに手書きでメモしているのですが、それでもホームページをサーバーに転送するFTPの設定がうまくいかず、四苦八苦です。サーバーの設定が5つもあるのです。
音楽ファイルや画像ファイルもすごい量ですが、時間がないのでこれらの整理は後回しです。

2014年9月2日火曜日

ようやく晴れ


\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
ようやく晴れました。8月10日以来、ずっと曇っていて雨といった天候で、ストレスがたまりました。このソバは7月28日播種。

以下は8月2日に播種した、味見用の3種類の在来種。
早生から晩生へと順に。






同じ日に播種しても、これだけ、開花の早さが異なってきます。
1番上は、樹勢も葉の大きさも小ぶりですが、花は早くてびっしり。こういうのは霜に遭わなくていいですが、さて、味は?

2014年8月31日日曜日

またまた怪しい工作



この赤い容器は播種機の種を入れる部分ですが、ソバなど大きめの種を何kgと播く場合はいいのですが、大根や野沢菜などの小さめの種を自家用程度播くのにはホッパーが大きすぎて不都合というか、播種する以上の種を無駄に用意しなければなりません。メーカーにそういう少量播種用のアタッチメントがありますが、今から注文したのでは何日か時差が生じてしまいます。
ということで、自分で工作してセロテープで貼り付けるという、小学生の夏休みの工作にも負けているチープな仕上がりのミニホッパーになりました。ホッパーの中にもうひとつ小さなホッパーを仕込んだ訳です。
この四角い枡のなかに種を入れて、さっそくねずみ大根を播いてみたら、白いベルトの1つの穴に3粒入って、上手に播くことが出来ました。
400粒入りを4袋播いたので1600粒。3粒ずつ落ちて1本に間引きますので、500本くらいは収穫できる計算。
そんなに作ってどうするの?(と背後から家人の声……)
実は他の場所にも2種類……テスト播きしているのです、(ーー;)

写真のベルトは野沢菜の条播き用で、大根は点播用で穴は一列です。

2014年8月30日土曜日

はーい、喜んで

いくら何でも夏なのに天候が悪すぎます。雨が多くて日があたりません。

いちばん主力にしている在来種のソバを播いて20日の上になりましたが、どうも今年は私がソバ栽培を始めて以降、最悪の出来ではないかと思われます。
昨年、一昨年と猛暑が続いたので種まきを4日ほど遅らせ、しかも茎が細くなるからと播種量も少なめにしましたが、すべて裏目に出ました。
雨に弱いソバは、発芽も悪く、発芽したものも水はけの悪い場所では根が酸素欠乏で弱って枯死しそうな感じです。
猛暑が一転してまた梅雨どきに戻ってしまったような感覚です。

先日、草ばかりびっしり生えてきたソバ畑に管理機を載せていって、中耕培土をしておりましたら、後で気がつきましたが石臼の師匠から電話が何回も入っていました。エンジンの音で着信音はまったく聴こえません。
そしたら、手碾き用の小さい石臼は近いうちに譲ってもらえることになっていたのですが、もうひとつ、溶岩の鬆(す)の入った石臼で35cmくらいあるものをもらってもらえないかという話でした。
大きすぎて手碾きでは無理なので、そちらで電動用に使えないかと。師匠は一途で頑固な手碾き派なのです。
「そのうち歳をとって手碾きが苦しくなったら電動化をお願いしますよ」とは言われていますが。
はーい、喜んで、いただきます、^_^;

溶岩で鬆が入っているというのは、要するにガスがぬけた気泡が多いということ。
もっとも師匠はそういう鬆の入った溶岩の石臼しか使わない。
気泡が多くてざらついた石なので、うっかり目立てを細かくしてしまうと、粉が碾けすぎて微粉が多くなってしまう。
それを電動でというのはさらに難しい。
モーターその他、少々資金が必要だが、今ある電動石臼とは別に製作したいと考えていますが、さて、どうなることやら。時間もかかります。



2014年8月21日木曜日

「水難の相」



「また、タネまき後に降雨があれば、やわらかくふくれあがっている地表は雨滴にたたかれて沈下し、地表に薄いフィルムをつくる。このフィルムは、ち密にできた紙状になって、空気中から地中に空気がはいる道をふさぎ、また地中に発生した炭酸ガスの発散を出来なくする。そして、発芽しようとするタネが、呼吸困難のため窒息するばかりでなく、大気の温度が地中に浸透することもさまたげられることになる。」(菅原金治郎「ソバのつくり方」)

以前、この文章を読んだときには、地表にフィルムなどと科学者らしからぬ言い方だと笑って読み過ごしたものだったが、昨夜、布団の中でふと思い出して、もう一度読み直してみた。
いや、土の細かい粘土粒子と水とで、ほんとうに地表にフィルムが出来るのだ!! と得心。
そして今朝、暑くなる前にと早くから家の近くのソバ畑の畝の間を管理機で耕しました。宅地4区画分だから250坪くらい。
お盆前後に降り続いた雨を十二分に吸ってしまったためか、ここ数日雨が降らず、太陽が出ているにもかかわらず、まだ土壌水分過多からぬけられないで、ソバの双葉や一葉め、二葉めが黄色くなってきている場所があるのです。
ということで、とにかく土に空気をふくませ、水分が空気中に蒸発しやすいように畝間を耕そうという訳です。水分過多な上にこんな重い土を載せてはかわいそうなので、耕すだけで培土はせず。またあとで。

またソバの種自体が、オクラ、ヘチマ、ゴーヤ、朝顔などと同様に硬実種子といって厚い皮に包まれています。この厚い皮が水分を過剰に与えられると、皮の内側に水の膜が出来てしまい、酸素が通らなくなってしまいます。すると、酸素欠乏で種が腐ってしまい、発芽しないことになります。

今年のソバ栽培は「水難の相」に満ちた難儀な年のようです。

2014年8月20日水曜日

あまりに暑いので

昼食に冷かけ蕎麦。
そば粉も、載せた具材のネギ、茗荷、トマト、ナス、全部自家製。中辛の青唐辛子を刻んでのせたら実にいい感じでした。

これは今朝の庭ソバ。蕾が見えて来ました。

2014年8月18日月曜日

観察用

暑くならないうちにダッタン蕎麦の中耕除草に出かけました。自分で飲むダッタンそば湯用なので、これだけでも余ります。
先人が行ってきたことには必ず意味があり、中耕除草もそば栽培には重要な作業です。管理機で耕し、土寄せする前におまじないの施肥を少々。

封筒の中にこれだけのソバの実が。
確か、数年前に栽培してみてさんざんな結果になった対馬ソバの小粒選抜と、普通粒。日長時間に感応性が強いので当地には適さない品種と判ってはいますが、母親用に借りた宅地菜園の隅が空いていたので播いてみました。
観察用です。




下の写真は家の近くの造成地の宅地に播いた在来種のうちのひとつ。雨降りが続きましたが、水分過多→酸欠→根腐れも起さずに頑張っています。




2014年8月16日土曜日

お盆の蕎麦

今日は旧暦の薮入りにあたるので(古)、終日自分の時間。
ということで、しばらく前の猛暑では暑くて蕎麦を打つ気にもなりませんでしたが、蕎麦を食べたくなってきましたので、道具を出して来ました。そば粉はもう美味しいのが無いので冷凍庫をかき回してみたら、何と2011年産のそば粉が真空パック状態で底に沈んでいました。いちばん好きな在来種の粉なので、味がどうか試食してみたいと思って、これを使うことに。
食べるひとは妻のほかはいないので、200g+つなぎ40g。
それから暑い時期には苦みばしった蕎麦もいいかなとそば粉100g+ダッタンそば粉100g+つなぎ40gも後から水回しして2種類の蕎麦。いくら何でも200gは打ちにくいですね。


さてこれからのして切ります。





蕎麦好きの仏が帰ってゆく前に蕎麦を供えることが出来ましたが、苦い蕎麦なんか要らないよ、と言っているみたいです、(ーー;)

それにしても40目の粉ってこんなに打ちやすかったんだ!!

2014年8月14日木曜日

ソバ栽培講座の畑、発芽

村職員であるNさんよりメール添付で栽培講座で種まきしたソバ畑の写真が届いた。

 参加者が手播きした部分。畝によって(ひとによって)落ちた種の密度が違うのが歴然としていて面白い。


これは播種機で播いた部分。手播きした部分は管理機で耕して畝立てをし、そこへ播いたのでまだ雑草が生えていないが、播種機で播いた場所は前もってトラクターで耕してあったので、雑草の発芽が早い。思わぬ落とし穴。
右側のすでに生長しているソバは、村のソバ生産組合がばらまきした畑で、これはコンバインでの収穫となります。

2014年8月11日月曜日

施肥についてのメモ

Nさんからメール。
1200mの畑の生育の悪い場所について、窒素の入った肥料の追肥はどうかという質問。
もう少し様子を見ていて、生育の差が広まるようだったら、ソバの草丈20~30cmくらいの時期に追肥をして中耕培土をしようと返信しておいた。
ソバ栽培でいちばん難しいのは窒素の量であるが、土壌が酸性だと窒素の吸収が悪くなるので、この場合、追肥の効果も薄いというか、どれくらい効くが読めない。


2014年8月10日日曜日

やはり雨

朝から雨降りなので、村の日帰り温泉施設に移って在来種についての講義を1時間半ほど受講し、解散。
せっかくだから温泉に入って、腰椎のあたりにジェットバスの噴流をあてていたら、半日くらい腰痛から解放された気分。
その後、残った数名と私と村役場のNさんで、7月25日に標高1200mの畑に播いたソバの生育状況を見に行った。
写真手前は条播きしたもの、奥の方はばら撒き。

写真では判らないが、葉色が薄く生育の良くない場所とまずまずの場所と斑になっていて、それをNさんが私のそばに来てしきりに言う。
確かに今後の生育がちょっと心配である。
この畑を下見に来た時に土壌検定用の土を採取して検査したのだったが、畑の中央一ヶ所しか採らなかったのが悔やまれる。
やはり検体を複数個所採取すべきだった。
畑が微妙に傾斜しているので、作土が流されて浅くなっているところと、低い場所で作土が集まってきた場所とで土壌酸度が異なるのかもしれない。

葉色などから判断すると、生育の悪い場所は土壌酸度が低く、酸性気味で、そのために根の伸びが悪かったり養分吸収もままならないのだろうと推測される。