今年栽培した在来種のどれもが、磨き・石ぬきをして袋詰めするのに妙に重い。
それが、自分が腰痛を患ったせいか、ソバがおいしくなるように、たくさん獲れるようにという施肥設計をしたせいか、判断もつきませんが、試しに容量で1リットルを計って、その重量を記録・比較してみる必要があるのではないかと思った。
実が充実している玄ソバは当然比重が重いはず。
それを確かめるには1リットルが何百gあるか計れば判る。
目で玄ソバを見て、ふっくらふくらんでいる玄ソバはリットル重が重いはずだし、三角の稜がはっきりするほどエラが張っている玄ソバは、殻が厚くて中の実は小さい。その典型が「オニソバ」と呼ばれる、大きくエラが張っていて中身が小さいもの。
東日本でわずかに栽培されている「こそば」と呼ばれる希少な在来種を西日本の自宅に持ち帰り、種を播いてみたひとがいる。秋になって収穫したら、「こそば」らしい玄ソバに混じって大きくエラが張っていながら中身の小さな異形のソバが獲れた。
それこそが「オニソバ」であるが、なぜオニソバになってしまうのか。
気温、播き時?
しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。
2013年12月14日土曜日
2013年12月13日金曜日
考えられないではない
ようやく、少し歩いても痛みを感じなくなり、車を運転してアクセルやブレーキを踏んでも痛みを感じなくなってきました。
でも重いものや過激な運動はまだ怖いです。
生粉打ちでつながったのはよかったが、こうしてズームアップしてみると、蕎麦の色がいまいちきれいじゃないというか、透明感に欠けている。
腰に負担がかからないように30目の篩で仕上げているので細かいそば殻も見える。
デンプンはともかく、タンパク質を細かく碾くと麺の色が濁るので、細かく碾かない工夫が必要。
デンプンは80メッシュあたりをピークに、タンパクは35メッシュあたりにピークを持つような粒度分布に。
それから、歩留まりはもう少し下げるべし。そうじゃないと田舎臭い雑味・雑臭が混じってしまう。
それにしても、無理に一回碾きにこだわらければ、二回碾きでデンプンとタンパクを碾き分けるということも考えられないではない。
2013年12月11日水曜日
2013年12月7日土曜日
今年は生粉打ちにはまりそう
まだアクセルやブレーキを踏むと右足が痛いので、妻に運転で得意先のYさんの家に行ったら、やはりソバを栽培しているYさんが「今年の蕎麦はうまいよー」と言った。
ということでたまらなくなり、帰宅して腰を傷める前に磨きをかけ、石抜きをしてあった奈川在来を、まだ腰が危ういのだから手挽きは無理と思い、電動石臼で製粉した。
一年くらいずっと、超粗挽きを二八で打つ蕎麦に凝っていたので、今年は十割でつながる程度のバランスの取れた粗挽きをイメージして挽きました。
でも篩は25メッシュ(腰痛のため、ふるうのが楽だから粗くしたが、蕎麦粉のメッシュはもっと細かい。粒度分布を調べたいけれど、手でふるいを揺するのが結構腰に来るのです)。
ということで、そのソバ粉300gを十割で生粉打ちしました。
さらにそのソバ粉200g+挽き割っただけの超粗いソバ粒100g+たんぱく10%の小麦粉を60gという外二八で打ってみました。
どちらも結構細く切ることが出来ました。
ゆでて食べ比べた結果。
十割は口に入れただけで蕎麦の風味が充満。粗挽き二八の方は、噛めば結構強い風味が発生するものの、十割ほどのストレートはありませんでした。
うーん、今年は生粉打ちにはまりそうです。
ということでたまらなくなり、帰宅して腰を傷める前に磨きをかけ、石抜きをしてあった奈川在来を、まだ腰が危ういのだから手挽きは無理と思い、電動石臼で製粉した。
一年くらいずっと、超粗挽きを二八で打つ蕎麦に凝っていたので、今年は十割でつながる程度のバランスの取れた粗挽きをイメージして挽きました。
でも篩は25メッシュ(腰痛のため、ふるうのが楽だから粗くしたが、蕎麦粉のメッシュはもっと細かい。粒度分布を調べたいけれど、手でふるいを揺するのが結構腰に来るのです)。
ということで、そのソバ粉300gを十割で生粉打ちしました。
さらにそのソバ粉200g+挽き割っただけの超粗いソバ粒100g+たんぱく10%の小麦粉を60gという外二八で打ってみました。
どちらも結構細く切ることが出来ました。
ゆでて食べ比べた結果。
十割は口に入れただけで蕎麦の風味が充満。粗挽き二八の方は、噛めば結構強い風味が発生するものの、十割ほどのストレートはありませんでした。
うーん、今年は生粉打ちにはまりそうです。
2013年12月6日金曜日
豆腐、作れるだろうか
腰痛が悪化して安静を余儀なくされたので、ほぼ一週間近く痛くない左側を下にし、横になって寝ていたが、暇なのでYouTubeで蕎麦打ちの動画を検索し、そのうちの水回しの場面ばかりを観察した。
そこで判ったことは、つなぎを使って蕎麦を打つひとと、つなぎ無しの十割で打つ人では水回しから捏ねに入るタイミングが異なるということだった。
もちろん、つなぎを使う人の方が早い段階で捏ねに入ってしまう。そして捏ねもかなり丁寧だったり力が入っていたりする。プロでも二八そばの人はものすごく捏ねる。
十割の人は水回しが丁寧で、捏ねはあっさりとしている。
この違いが見えて来て、実に面白かった。
今年、少し種を取り寄せて播いた大豆「麹いらず」。左が昨年産の種子の残り。右が今年収穫した新豆。
ずいぶん皮の色が違う。新豆の方がずっと鶯色というか、緑色が濃い。ことさら早刈りしたのでもなく、枯れてから収穫し、乾燥脱穀したもの。
なんとなく玄ソバのことをダブらせて考えてしまいます。
何kg取れただろう? 豆腐、作れるだろうか。煮豆でもいいですが。
そこで判ったことは、つなぎを使って蕎麦を打つひとと、つなぎ無しの十割で打つ人では水回しから捏ねに入るタイミングが異なるということだった。
もちろん、つなぎを使う人の方が早い段階で捏ねに入ってしまう。そして捏ねもかなり丁寧だったり力が入っていたりする。プロでも二八そばの人はものすごく捏ねる。
十割の人は水回しが丁寧で、捏ねはあっさりとしている。
この違いが見えて来て、実に面白かった。
ずいぶん皮の色が違う。新豆の方がずっと鶯色というか、緑色が濃い。ことさら早刈りしたのでもなく、枯れてから収穫し、乾燥脱穀したもの。
なんとなく玄ソバのことをダブらせて考えてしまいます。
何kg取れただろう? 豆腐、作れるだろうか。煮豆でもいいですが。
2013年12月5日木曜日
2013年12月4日水曜日
そば殻だけ風で飛ばす
右足に走る激痛がようやく治まってきました。とはいえ、まだ石臼など持ち上げるのは危険ですので、暖かい部屋の中でコーヒーミルを使っての粗挽きテストをしてみました。
手回しのコーヒーミルはこどもに持って行かれてしまったので、かなり昔の電動ミルでテスト。わーっとまわして停止。
ふーん、こんな感じになりました。やはりコーヒーミルは、微粉は無理ですが粗挽きには向いているようです。
問題は、粗さはどうにでも調整できますが、混じっているそば殻の欠片ですね。
篩を細かくすれば排除できますが、ソバの粒も細かくなってしまいます。粗いものだけ篩ってそこからそば殻だけ風で飛ばす?
もう少しきれいに精製してから、そばがき用に混合。
手回しのコーヒーミルはこどもに持って行かれてしまったので、かなり昔の電動ミルでテスト。わーっとまわして停止。
ふーん、こんな感じになりました。やはりコーヒーミルは、微粉は無理ですが粗挽きには向いているようです。
問題は、粗さはどうにでも調整できますが、混じっているそば殻の欠片ですね。
篩を細かくすれば排除できますが、ソバの粒も細かくなってしまいます。粗いものだけ篩ってそこからそば殻だけ風で飛ばす?
もう少しきれいに精製してから、そばがき用に混合。
2013年11月22日金曜日
腰椎がすべっている
整形外科を受診し、レントゲン検査を受けたところ、「五番目の腰椎がすべっている(ずれている)」と言われました。しかも前ではなく後ろにすべって脊柱管の神経を圧迫、刺激して、それで右足に激痛が走るのだと。
診断は腰椎脊柱管狭窄症ではないが、症状はそれに近い。
それで、腰への麻酔注射をして、あとは鎮痛剤の服用と同じく鎮痛剤の入った貼り薬を2週間分処方されただけ。
知り合いの誰もが鎮痛剤の服用はいけないというけれど、飲まなければ痛くて歩けないし、仕事がまったく出来ません。
結局、飲まざるを得ません。飲めば少し動けます。
ということで、今日は、放置してあった玄ソバの磨き作業を少し。今年は収量が多いので磨き作業も結構時間がかかります。そのあと石抜き作業もあります。
診断は腰椎脊柱管狭窄症ではないが、症状はそれに近い。
それで、腰への麻酔注射をして、あとは鎮痛剤の服用と同じく鎮痛剤の入った貼り薬を2週間分処方されただけ。
知り合いの誰もが鎮痛剤の服用はいけないというけれど、飲まなければ痛くて歩けないし、仕事がまったく出来ません。
結局、飲まざるを得ません。飲めば少し動けます。
ということで、今日は、放置してあった玄ソバの磨き作業を少し。今年は収量が多いので磨き作業も結構時間がかかります。そのあと石抜き作業もあります。
2013年11月17日日曜日
2013年11月13日水曜日
蕎麦というよりデザートな感じ
facebookの蕎麦ともだちがルバーブを欲しいというので送ってあげたら、今日、ルバーブ切りというかルバーブ蕎麦に変身して戻って来た。
さらしな粉を使ったいわゆる「変わり蕎麦」の一種だが、柚子とか芥子の実とか、香りや味が濃いものはやりやすいだろうが、ルバーブは練りこむ量の把握がちょっとむずかしい。
色も薄いし味、香りも薄かった。
写真は送っていただいた方から添付されてきたものだが、風味が薄かったので結局ルバーブのジャムやコンポートを添えて食べてみたらしい。
蕎麦というよりデザートな感じ。
さらしな粉を使ったいわゆる「変わり蕎麦」の一種だが、柚子とか芥子の実とか、香りや味が濃いものはやりやすいだろうが、ルバーブは練りこむ量の把握がちょっとむずかしい。
色も薄いし味、香りも薄かった。
写真は送っていただいた方から添付されてきたものだが、風味が薄かったので結局ルバーブのジャムやコンポートを添えて食べてみたらしい。
蕎麦というよりデザートな感じ。
2013年11月11日月曜日
2013年11月8日金曜日
全体の16%
夜になって、今年初めて栽培した番所在来を2kgほど磨き、石ぬきしてから粗く割り、そば殻を飛ばして電動石臼にかけ、碾き方の練習。
電動で手碾きに劣らないそば粉を、しかも、十割の生粉打ち用のそば粉と、二八、または十一用の粗碾きのそば粉を碾き分ける練習。
少し碾いては篩にかけてみて、物入れへの投入量を微妙に調整。
石臼の仕組みが単純で15回転/分という定速運転なので、投入量と目立ての仕方だけで出来る粉が決まってくる。これが手碾きだとモーターほどの定速運転は不可能で、何かほかのことに気が散ったりすると、結構、早くなったり遅くなったりする。毎日碾いているプロはまだしも、たまに碾くようなしろうとは回転むら、投入量のむらがどうしても生じる。
だからやはり電動石臼の方が投入量だけで粉の碾け方を調整しやすいし、またデータを取っておけば、次回も同じそば粉を碾くことが出来る。
その練習です。
それにしても、石臼というものは粉を細かく碾く装置であるから、細かい粉を碾く方がずっと簡単であること実感。
どうも40メッシュから30メッシュの間の粗めの粒は全体の16%というのが理想というか、そば粉の成分からして自然なのではないかと、昨夜、寝ながら考えていました。
電動で手碾きに劣らないそば粉を、しかも、十割の生粉打ち用のそば粉と、二八、または十一用の粗碾きのそば粉を碾き分ける練習。
少し碾いては篩にかけてみて、物入れへの投入量を微妙に調整。
石臼の仕組みが単純で15回転/分という定速運転なので、投入量と目立ての仕方だけで出来る粉が決まってくる。これが手碾きだとモーターほどの定速運転は不可能で、何かほかのことに気が散ったりすると、結構、早くなったり遅くなったりする。毎日碾いているプロはまだしも、たまに碾くようなしろうとは回転むら、投入量のむらがどうしても生じる。
だからやはり電動石臼の方が投入量だけで粉の碾け方を調整しやすいし、またデータを取っておけば、次回も同じそば粉を碾くことが出来る。
その練習です。
それにしても、石臼というものは粉を細かく碾く装置であるから、細かい粉を碾く方がずっと簡単であること実感。
どうも40メッシュから30メッシュの間の粗めの粒は全体の16%というのが理想というか、そば粉の成分からして自然なのではないかと、昨夜、寝ながら考えていました。
2013年11月7日木曜日
2013年11月6日水曜日
今シーズンは
先日碾いた奈川在来の40目~30目が16%のそば粉を今日は十割で打ち、道具を出したついでなので、これまた先日札幌のお友達からいただいた北海道、黒松内で栽培された奈川在来のそば粉=結構微粉2に対して、自分の粗めの奈川を1という割合で配合し、これも十割で打ってみた。
後者は二八と変わらぬくらい細い蕎麦になり、また全然切れない蕎麦になった。
前者は、比べれば太めだが、さすがにたたみ目で切れて長さは半分。
昨年来、粗碾きに傾いていたが、今シーズンは粒度分布は広いまま、もう少し粗碾きをおとなしくして、細くて透明感があって食べやすい蕎麦を練習しよう。
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