いよいよ、N原の信濃1号も花が少なくなってめっきり華やかさを喪失。こうなるとソバもただの草の実ですが、草の実も大量に集まるとそば粉になって蕎麦になる、この不思議。
花園1,2,3号地のN在来はもっと黒化が進んでいて、もう刈り取りへのカウントダウンが始まっている感じ。刈り取り適期の判断がむずかしい。
それにつけても、T在来とK在来はいまだに黒い実もあまり見せず、白い花満開のまま。
暖地のソバはもっと早く播種すべきなのだろうか?
長友博士が日長反応に関して書かれている部分を再読してみなければ。
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つまり、そばは肥料の効いているうちは茎に赤みは出ないけれども、肥料不足のそばは茎に鮮やかな赤味が出るので、印象的なあまり「そばの赤すね」と称したのであろう。この茎が赤くなるのは、秋の収穫期のころにもよく見られることなので……先日の在来種ツアーでもこの赤すねのことが話題になったが、「ストレス」で赤くなるという言葉しか出なかった。長友博士の言を借りれば単純な肥料不足で赤くなることになるが、土壌中に肥料があっても何らかの「ストレス」で肥料が吸収できない場合、これも赤すねの原因となる。
「灰分の組成、つまり、灰分中にもっとも多いのはリン酸で全体の48%を含み、リン酸が約半分を占め、カリは25%でこれについで多く、残りの半分を占めている。ついでマグネシウム、ナトリウム、カルシウム、塩素、酸化鉄、硫黄の順となっている。この、下線を引いた部分に目が釘付けになった。