しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2007年8月8日水曜日

3日で発芽

 今朝、T屋さんがソバを播くというのでGOMBEI君を貸す。昨年は知人と共同で作ったはずだが、今年は知人は別の場所で作るらしい。意見の違いとか、いろいろ難しいのでひとりがいいが、ひとりだと手播きは無理。朝食後、仕事で出たついでにT屋さんが借りている畑へ寄って見た。畝幅が猛烈に広いので一時間ほどで終了。こんなに広いと、草が生えません?

                 (GOMBEI君を押すT屋さん)


 午後、自分の播いたソバが発芽したかどうか気になって仕方ないので、外へ出たついでを装ってMyソバ畑へ。



 お、おお!
 3日午後に播いて、今日で5日目。
 3日で発芽するというのは、ほんとうなのかもしれない。

2007年8月3日金曜日

My Soba Farm

 数日前にソバ栽培予定地へ行って見たら、何と、周囲の三ヶ所ほどの畑でソバが発芽して3cmくらいに伸び、緑の筋になっているではありませんか。これだと7月のうちに播種した模様。聞けば、どの畑も耕作者がすでに亡くなり、こどもたちは県外居住で農地の管理をJAが委託されている畑なのだが、高齢者ばかりで新規就農者が少ないので借り手もなく、やむなくJAで手間のかからないソバ栽培をしているらしい。
 見るとトラクターに播種機を6台装着して、一度に6列播種しているようだ。これで収穫はソバ用のコンバインという徹底した機械化作戦。
 さて、7日には種まきの予定だったが、それを見て仕事をやりくりし、午前中トラクターでの最終耕運作業をしようと畑へ。しかし、なぜか今日はエンジンがかからない。あきらめて帰ろうとしたが、そういえば、トラクターには主変速機と副変速機というものがあり、その双方のギアをニュートラル(中立)にしておかないとエンジンがかからない仕組みになっているのだった。これは事故防止のためだろうが、それを最初に所有者に教わった時に聴いていたはずだったが、ころりと忘れていた。
 確認すると、主変速機のギアはニュートラルだったが副変速機の方のギアが入ったままだった。それをニュートラルにするとエンジンがかかりました。ふだんディーゼルエンジンは2トン車を運転するだけで、農機や重機は運転しないので何となくなじみがありません。
 で、何とか、耕運。


いよいよ待望の一条人力播種機GOMBEI君の登場である。(なぜ物に君付けをするのか疑問な方へ。私は幼い頃、壁と話をし、「壁君」と呼んでいた怪しげな時期があったそうなのです)



 何と、ほとんど休まずに2時間半、これを押し続け、ついに450坪=1485㎡の播種作業を終了。
 (記録:種「信濃1号」、1kg入れを5袋用意したが結局700g余った。手播きだと多くなるが、播種機だと10a3kgくらいでよさそう。
 また耕運したばかりだと土が柔らかすぎてGOMBEI君が沈み込んで押しにくい。
 さらに、表面に草が多いと播種用の溝切り金具に草が絡み、進行の妨げになったり、播種孔を塞いでしまったりしてトラブルの原因になりそう。この二点に注意すればGOMBEI君は優れものである)
 やれやれ、これでソバが収穫できなかったら笑いものではあります。

2007年7月19日木曜日

Glaskinsの永遠という名前

 「Glaskinsの永遠」、50粒のうち45が発芽。発芽率90%。ただし、あまり赤の発色が良くないので赤の濃いものだけ10くらい選んで残りは捨てるつもりでいた。
 が、ちょっと天候が回復して日光が当たったらどの個体も赤が濃くなって来たような気がする。む?


 女王陛下の国のRhubarb Triangleでは暗室で軟化されて赤くなるというので、光線があたると緑になるはずだが、なぜか、反対に光が当たると赤くなるような気がする……微妙。
 それにしても、なかなか大きくならない。これで越冬できるのだろうか?

2007年7月18日水曜日

あと20日

 久しぶりに雨が降らない様子なので、午後、ソバ栽培予定地へ行き、トラクターで二度目の耕起。先日はまだ土が見えていたのに、今日は雑草がびっしり、真っ青。
 これで8月7日前後を予定している播種の、その直前にもう一度丁寧に耕運して同じ幅で平らにすれば、その筋を目安にごんべえ君を走らせるだけで播種作業終了となる。ごんべえ君を押すだけの作業なのでお手伝いは要らないかもしれない。とにかく人手がいるのは秋の収穫作業だ。
 前にも書いたように、いったんソバが発芽してしまえば、アレロパシーといって他の植物の発芽を抑制するということなので、雑草退治に追われないで済み、横着者にはもってこいです。
 播種まであと20日。

2007年7月13日金曜日

ごんべえ君の試運転

 朝食前に、いよいよ「種まきごんべえ」を持参して「山牛蒡」の種まきをしてみた。説明書に書かれている104というエンドレスベルトでは山牛蒡の細長い種が穴にうまく入らないのでダメ。急遽、もっと穴の大きいベルトに交換して何とか播種終了。確かに押すだけで溝を切って種を播き、土をかけて鎮圧という四種類の作業が出来てしまうのは便利である。これだったら300坪だろうが450坪だろうが恐くない。


 やはり、問題はエンドレスベルトの穴に種がきちんと数粒ずつ入るかどうか、それだけである。ソバ用のベルトは穴の直径が10mm。これで信濃1号の種が3~4粒入ることになっているが、実際にそうかどうか、事前にソバの種をホッパーに入れて確認してみなければならない。


 お、白いエンドレスベルトのすべての穴に均一に4、5粒入っています。準備OK。
 ソバの種まきは8月7日頃の予定。ひとりでずっとごんべえ君を押し続けるのはちょっときついので助手が必要だ。優雅に作務衣など着て無職の暇つぶしにいそしんでいるM君にお願いしてみよう。

2007年7月11日水曜日

馬(ではなく)鹿?

 ソバ栽培予定地を貸してくれた家から「梅を採ったから持ちにおいで」という電話を頂戴。仕事をやりくりして午後でかけた。雨も上がっているので、ついでにソバの元肥として窒素ぬきの燐酸25%、カリ15%、マグネシウム5%というPK化成を3袋、それから背負い式散布機を軽トラに載せてゆく。倒伏すると機械で刈れなくなるから窒素抜きに決断。
 家に寄り、梅を頂いてからソバ栽培予定地に行くと、隣のプルーン畑で奥さんがプルーンの摘果作業中。固まってびっしり生っているプルーンを手で摘んで5cmにひとつくらいにしている。足元は摘果されたブルーンだらけ。樹に残された実よりも落とされた実の方が断然多い。それを見ているうちに……たまたま生まれて来た者よりも、生まれ得なかった者の方が多いのかもしれない人間界と同じなのかもしれない……などと考えてしまいました。
 ソバ栽培予定地に行って見ると雑草がびっしりだが、雨続きで水分をたっぷり含んでおりトラクターでの耕起は無理なので、PK化成を3袋ぴったり全面に散布。
 しかし、その途上、犬の足跡でもない、まるでハイヒールのかかとのような形の獣の深い足跡が点々と続いている場所に遭遇。
 鹿? そう、間違いなく、99%、犬でも馬もなく、鹿。これはタイヘン。鹿はソバの実を食べて全滅させると聞いていたし、鹿が走り回ってソバを踏み倒されては機械で刈れないではありませんか。プルーン畑へ走ってそのことを奥さんに言うと、「ああ、去年も来たみたいですが、うちの大豆畑も回りに糸を張ったら大丈夫でした」って。だって鹿のジャンプ力ってすごいのでは? でもあれだけの畑の周囲にネットを張り巡らすと相当経費も手間もかかります。糸を張るくらいだったらそんなに経費も手間もかかりませんが。
 うーむ、しろうとのソバ栽培に暗雲立ち込めて来ました。

2007年7月1日日曜日

ソバ栽培予定地の偵察

雑草が心配で、6月13日の記事にあるソバ栽培予定地へ行ってみたが、雑草は心配したほどではなかった。
 前回、同じ場所を二度通るように丁寧に耕しておいたのがよかったようだ。トラクターの持ち主(畑の貸主)も来ていて少し会話。最近近くまで鹿が出没している、とか。え?!  ソバは結構鹿の食害に遭うということを聞いたことがあります、(-_-;)。

2007年6月19日火曜日

Rhubarb Triangle

 女王陛下の国のウェブをあちこちさまよっているうちに、何とこの国の中央部にRhubarb Triangleなる地帯が存在することを発見。
 あのアヘン栽培の三角地帯でもなく、バミューダ・トライアングルでもなく、Rhubarb Triangleなんて、何と素晴らしい!
 どうやらその三角地帯は、昨夜収集した写真のように暗室で軟化をする本場であるようだ。ということはやはり問題は「光線」だったのです。あの真っ赤な輸入冷凍物は立川の独活まがいの青瓢箪、いや、赤もやしだったのだ。はあ、謎が解けて少しがっかりですが、明日は女王陛下の国の「Glaskins の永遠」が配達されるでしょうね。わくわくしながら待っています。

2007年6月13日水曜日

雲に包まれたクロエと土埃に追われた私

 何とか仕事をやりくりして、午後、ソバ栽培予定地へ直行し、先日操作レクチュアを受けたばかりのトラクターに颯爽と跨る。これで人生3度目のトラクター運転である。
 いやいや、それにしても古くて小さな赤いトラクターだなあ。
 とりあえずは教えられた通りに余熱をかけてからディーゼル・エンジンを始動。背後のロータリーを回転させて、いざ出陣、いやそうじゃなくて、いざ前進。
 生えている草のほとんどがハコベでした。酸性土壌の目印となるスギナが生えていなくて良かったです。スギナが群生していたら石灰を撒いて耕運しなくてはならないのですが、助かりました。
 かくて使用前・使用後ならぬ、耕運前と耕運後の写真をトラクターに跨ったまま一枚パチリ。向こうにお行儀良く整列しているのはソバ栽培予定地を半分貸してくれたひとのプルーンの木。花の時期に霜凍害に遭遇したので、あまり実が付いていません。

 しかし、十数年耕作されずに草退治のためにトラクターで荒っぽく掻き回されて来たらしく、畑が微妙にデコボコ波打っているではありませんか。
 しかもですw、そんなに土が乾燥している訳でもないのに、背後から猛烈な土埃が追いかけて来るではありませんか。思わず、ボリス・ヴィアンの『日々の泡』のなかの、コランとクロエを包んだ虹色の雲を想起してしまいましたが、私はちっともファンタジックではなく、ただの土埃に追いかけられ放しでした(泣く)。
 コランとクロエ、あるいはル・クレジオのシャンスラードとミナ。
 裏山鹿。
 私には不幸なことにクロエもミナもいなかった。
 などと、赤いトラクターならぬオレンジ色のトラクターの運転席で妄想激しい私なのでしたが、最後にはトラクター運転のコツもつかみ、次回は波打った畑を平らに耕運する自信がついたのでした。
 畑がデコボコ波打っていては、苦心して入手した人力播種機「種まきごんべえ」君を押すのに難儀するのが目に見えていますから、何としても平らにしなくてはなりません。

2007年6月9日土曜日

トラクターの運転を教わる

 午前十時頃、あいにく雨が降ってきてしまったが、ソバ栽培予定地まで行って、ほんの五分ほど、トラクターの運転を教わる。あまり大型でないので安心。
 ま、ゆっくり運転すれば大丈夫でしょう。
 昼頃、ソバの種、信濃1号が届く。1kg袋が5つ。ほんとうにこんなに播種できるのかいな? 

ソバ栽培初心者マーク

 午前十時頃、あいにく雨が降ってきてしまったが、ソバ栽培予定地まで行って、ほんの五分ほど、トラクターの運転を教わる。ソバ栽培初心者マークつきだが、あまり大型でないので安心。
 ま、ゆっくり運転すれば大丈夫でしょう。
 昼頃、ソバの種、信濃1号が届く。1kg袋が5つ。ほんとうにこんなに播種できるのかいな? 

2007年6月4日月曜日

種まきごんべい

播種機「種まきごんべい」到着。その播種機構を点検。なるほど、なかなかの優れものであるが、実際に使用してみないと評価は出来ない。

カナダのN君よりメール。考えてみたら3種類のRhubarbを同じ場所に植えたら交配してしまう心配があるので、1種類植えただけで定植作業を停止しているという。
純粋種の種が欲しいわけではなく、赤茎系の種子が欲しいだけなので、赤茎系同士の交配はあまり気にしない、むしろ交配して困るのは緑茎系なので、緑茎系が近くに無い場所に植えて欲しいという返信を入れた。(何か、気の遠くなるような話)。

2007年6月3日日曜日

種子増殖or株分け

カナダのN君より、昨日購入した、German Wine,Candian Red,Strawberry Redの3種類のRhubarbの写真が添付されてきた。その一枚。(mmm、表皮は赤いが芯まで赤いとは思えませんね。輸入品の冷凍Rhubarbは芯まで赤いのですが……)


販売単位がRootという表示だけに、種をまいた一年生のポット苗などではなく、やはり株分けしたであろう大きな株の鉢植えである。
なるほど、これでは海外へ送るのは不可能であるが、しかし、遺伝的形質をそっくり同じまま増殖させるのは、こういう株分け(根分け)、あるいはバイオテクノロジーを駆使したメリクロン培養しか方法はない。
種では、いわゆるF1(一代交配)ならばいいが、そうでない場合はどうしても茎の形や色などが揃わない。だから私の菜園のものも茎の太いの、細くて本数の多いの、茎がほとんど緑のもの、かなり赤っぽいものとばらつきが相当ある。しかも品種など表記されていなくて、種袋の表示はただのRhubarbであった。
しかし、気候、温度や光線の量も赤い色のつき方に影響を与えるらしい。
50%遮光すると赤みが強くなるとか、ヨーロッパでは日本の独活のように室(ムロ)栽培して赤くしているという不確定情報もある。
品種だけでなく、そういう気候、土壌、栽培方法の違いによる色の変化も調べてみなければならないだろう。
そこそこ赤味のある株に大きなダンボール箱を被せてしばらく遮光し、茎の赤味の変化を観察してみる価値はあるだろう、ねえ、ネクタリオ君。
翻訳ソフト、大活躍である。varietiesに「変化」という訳語が表示されて気に入らないので、辞書ツールにある単語登録で「 varietiy」を「品種」と登録したら、ようやく「変化」とは出なくなった。なるほど、自分で辞書を整備しないといけないのだ。
(そういえば、仏日翻訳ソフトってあるのだろうか、検索してみようっと) 


ヤフーオークションの出品者から、入金を確認、今日発送のメール着信。明日「種まきごんべえ」君が届く。うれしい。
いよいよ後には退けない。世間ではそんなこと無理だといわれていることに挑戦、ドンキホーテが風車に向かって突撃であります。ほとんど趣味の領域を逸脱していますが、何か、生まれた時からずうっと逸脱しているような気もしますので、まあ、いいか、ねえ、ネクタリオ君、Hoh!(ため息)。

2007年6月2日土曜日

アレロパシー

ヤフオクに播種機「種まきごんべえ」の新品が出ていて、9000円ほど安いのでIDを取得して落札した。カードを持たないので、明日、ぱるるの口座間振替で代金を払い込みする予定。
また仕事で外回りに出たついでにソバ栽培予定地の様子を見に行ったが、先日案内されて見た時には草など無かったのに、ハコベが真っ青で青くなってしまいました。近いうちにトラクターで耕運しないと。でもトラクターって二十年位前に一度運転したことがあるだけなのです。近いうちに練習しに行こう。

今回勉強して判ったことですが、ソバにはアレロパシーといって雑草の発芽と生育を抑制する力があるようです。だから、いったんソバを播いて発芽させてしまえば雑草退治に腐心しなくても良さそうです、ラッキー。
そういえば、昨年畑での栽培に失敗したワサビにもアレロパシーがあって、他の植物を周囲に生えさせないのでした。
植物にもすごい処世術が備わっているもので、感心してしまいます。
それにしても、ソバ作り、タイヘンのようで。倒伏しやすい、刈り遅れると実がこぼれてしまう、機械刈りがむずかしいので手刈り。
でも機械刈りに挑戦です。ソバ作りに詳しい人に話すと笑われます。
「そんな、ソバは倒伏しやすくて稲刈り機でなんか刈れる訳がねえ。それに結束して放り出すたんびにソバの実がこぼれちゃって、いくらも収穫できねえぞ」
と言われると、かえって天邪鬼な性格にボーっと火が付いてしまいます。
それでは、種まきごんべえ君の力を借りて稲と同じ30cm幅の筋播きを決行することにいたします。
品種はもちろん信濃1号、種子は知り合いの種苗店に4~5kgを依頼。
播種は8月初め。刈り取りは75日後というから10月後半。
畑は林檎やプルーンが植えられた果樹園に囲まれていて人目につかないので、ドンキホーテが無謀な機械刈りに挑戦するのにもってこいの場所です。