しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2007年6月19日火曜日

Rhubarb Triangle

 女王陛下の国のウェブをあちこちさまよっているうちに、何とこの国の中央部にRhubarb Triangleなる地帯が存在することを発見。
 あのアヘン栽培の三角地帯でもなく、バミューダ・トライアングルでもなく、Rhubarb Triangleなんて、何と素晴らしい!
 どうやらその三角地帯は、昨夜収集した写真のように暗室で軟化をする本場であるようだ。ということはやはり問題は「光線」だったのです。あの真っ赤な輸入冷凍物は立川の独活まがいの青瓢箪、いや、赤もやしだったのだ。はあ、謎が解けて少しがっかりですが、明日は女王陛下の国の「Glaskins の永遠」が配達されるでしょうね。わくわくしながら待っています。

2007年6月13日水曜日

雲に包まれたクロエと土埃に追われた私

 何とか仕事をやりくりして、午後、ソバ栽培予定地へ直行し、先日操作レクチュアを受けたばかりのトラクターに颯爽と跨る。これで人生3度目のトラクター運転である。
 いやいや、それにしても古くて小さな赤いトラクターだなあ。
 とりあえずは教えられた通りに余熱をかけてからディーゼル・エンジンを始動。背後のロータリーを回転させて、いざ出陣、いやそうじゃなくて、いざ前進。
 生えている草のほとんどがハコベでした。酸性土壌の目印となるスギナが生えていなくて良かったです。スギナが群生していたら石灰を撒いて耕運しなくてはならないのですが、助かりました。
 かくて使用前・使用後ならぬ、耕運前と耕運後の写真をトラクターに跨ったまま一枚パチリ。向こうにお行儀良く整列しているのはソバ栽培予定地を半分貸してくれたひとのプルーンの木。花の時期に霜凍害に遭遇したので、あまり実が付いていません。

 しかし、十数年耕作されずに草退治のためにトラクターで荒っぽく掻き回されて来たらしく、畑が微妙にデコボコ波打っているではありませんか。
 しかもですw、そんなに土が乾燥している訳でもないのに、背後から猛烈な土埃が追いかけて来るではありませんか。思わず、ボリス・ヴィアンの『日々の泡』のなかの、コランとクロエを包んだ虹色の雲を想起してしまいましたが、私はちっともファンタジックではなく、ただの土埃に追いかけられ放しでした(泣く)。
 コランとクロエ、あるいはル・クレジオのシャンスラードとミナ。
 裏山鹿。
 私には不幸なことにクロエもミナもいなかった。
 などと、赤いトラクターならぬオレンジ色のトラクターの運転席で妄想激しい私なのでしたが、最後にはトラクター運転のコツもつかみ、次回は波打った畑を平らに耕運する自信がついたのでした。
 畑がデコボコ波打っていては、苦心して入手した人力播種機「種まきごんべえ」君を押すのに難儀するのが目に見えていますから、何としても平らにしなくてはなりません。

2007年6月9日土曜日

トラクターの運転を教わる

 午前十時頃、あいにく雨が降ってきてしまったが、ソバ栽培予定地まで行って、ほんの五分ほど、トラクターの運転を教わる。あまり大型でないので安心。
 ま、ゆっくり運転すれば大丈夫でしょう。
 昼頃、ソバの種、信濃1号が届く。1kg袋が5つ。ほんとうにこんなに播種できるのかいな? 

ソバ栽培初心者マーク

 午前十時頃、あいにく雨が降ってきてしまったが、ソバ栽培予定地まで行って、ほんの五分ほど、トラクターの運転を教わる。ソバ栽培初心者マークつきだが、あまり大型でないので安心。
 ま、ゆっくり運転すれば大丈夫でしょう。
 昼頃、ソバの種、信濃1号が届く。1kg袋が5つ。ほんとうにこんなに播種できるのかいな? 

2007年6月4日月曜日

種まきごんべい

播種機「種まきごんべい」到着。その播種機構を点検。なるほど、なかなかの優れものであるが、実際に使用してみないと評価は出来ない。

カナダのN君よりメール。考えてみたら3種類のRhubarbを同じ場所に植えたら交配してしまう心配があるので、1種類植えただけで定植作業を停止しているという。
純粋種の種が欲しいわけではなく、赤茎系の種子が欲しいだけなので、赤茎系同士の交配はあまり気にしない、むしろ交配して困るのは緑茎系なので、緑茎系が近くに無い場所に植えて欲しいという返信を入れた。(何か、気の遠くなるような話)。

2007年6月3日日曜日

種子増殖or株分け

カナダのN君より、昨日購入した、German Wine,Candian Red,Strawberry Redの3種類のRhubarbの写真が添付されてきた。その一枚。(mmm、表皮は赤いが芯まで赤いとは思えませんね。輸入品の冷凍Rhubarbは芯まで赤いのですが……)


販売単位がRootという表示だけに、種をまいた一年生のポット苗などではなく、やはり株分けしたであろう大きな株の鉢植えである。
なるほど、これでは海外へ送るのは不可能であるが、しかし、遺伝的形質をそっくり同じまま増殖させるのは、こういう株分け(根分け)、あるいはバイオテクノロジーを駆使したメリクロン培養しか方法はない。
種では、いわゆるF1(一代交配)ならばいいが、そうでない場合はどうしても茎の形や色などが揃わない。だから私の菜園のものも茎の太いの、細くて本数の多いの、茎がほとんど緑のもの、かなり赤っぽいものとばらつきが相当ある。しかも品種など表記されていなくて、種袋の表示はただのRhubarbであった。
しかし、気候、温度や光線の量も赤い色のつき方に影響を与えるらしい。
50%遮光すると赤みが強くなるとか、ヨーロッパでは日本の独活のように室(ムロ)栽培して赤くしているという不確定情報もある。
品種だけでなく、そういう気候、土壌、栽培方法の違いによる色の変化も調べてみなければならないだろう。
そこそこ赤味のある株に大きなダンボール箱を被せてしばらく遮光し、茎の赤味の変化を観察してみる価値はあるだろう、ねえ、ネクタリオ君。
翻訳ソフト、大活躍である。varietiesに「変化」という訳語が表示されて気に入らないので、辞書ツールにある単語登録で「 varietiy」を「品種」と登録したら、ようやく「変化」とは出なくなった。なるほど、自分で辞書を整備しないといけないのだ。
(そういえば、仏日翻訳ソフトってあるのだろうか、検索してみようっと) 


ヤフーオークションの出品者から、入金を確認、今日発送のメール着信。明日「種まきごんべえ」君が届く。うれしい。
いよいよ後には退けない。世間ではそんなこと無理だといわれていることに挑戦、ドンキホーテが風車に向かって突撃であります。ほとんど趣味の領域を逸脱していますが、何か、生まれた時からずうっと逸脱しているような気もしますので、まあ、いいか、ねえ、ネクタリオ君、Hoh!(ため息)。

2007年6月2日土曜日

アレロパシー

ヤフオクに播種機「種まきごんべえ」の新品が出ていて、9000円ほど安いのでIDを取得して落札した。カードを持たないので、明日、ぱるるの口座間振替で代金を払い込みする予定。
また仕事で外回りに出たついでにソバ栽培予定地の様子を見に行ったが、先日案内されて見た時には草など無かったのに、ハコベが真っ青で青くなってしまいました。近いうちにトラクターで耕運しないと。でもトラクターって二十年位前に一度運転したことがあるだけなのです。近いうちに練習しに行こう。

今回勉強して判ったことですが、ソバにはアレロパシーといって雑草の発芽と生育を抑制する力があるようです。だから、いったんソバを播いて発芽させてしまえば雑草退治に腐心しなくても良さそうです、ラッキー。
そういえば、昨年畑での栽培に失敗したワサビにもアレロパシーがあって、他の植物を周囲に生えさせないのでした。
植物にもすごい処世術が備わっているもので、感心してしまいます。
それにしても、ソバ作り、タイヘンのようで。倒伏しやすい、刈り遅れると実がこぼれてしまう、機械刈りがむずかしいので手刈り。
でも機械刈りに挑戦です。ソバ作りに詳しい人に話すと笑われます。
「そんな、ソバは倒伏しやすくて稲刈り機でなんか刈れる訳がねえ。それに結束して放り出すたんびにソバの実がこぼれちゃって、いくらも収穫できねえぞ」
と言われると、かえって天邪鬼な性格にボーっと火が付いてしまいます。
それでは、種まきごんべえ君の力を借りて稲と同じ30cm幅の筋播きを決行することにいたします。
品種はもちろん信濃1号、種子は知り合いの種苗店に4~5kgを依頼。
播種は8月初め。刈り取りは75日後というから10月後半。
畑は林檎やプルーンが植えられた果樹園に囲まれていて人目につかないので、ドンキホーテが無謀な機械刈りに挑戦するのにもってこいの場所です。

2007年5月14日月曜日

播種機のリサーチ

時間をやりくりして、農機具を販売しているディスカウント店に寄り、手押し式播種機「たねまきゴンベエ」が置かれているかどうか調査。あった。ネットで調べた価格より三千円ほど高いが、作物の種ごとに替えるアタッチメントがひととおりそろっており、蕎麦用も在庫があるのを確認。ひとつ1,800円。大根用とか野沢菜用とか、大きさの異なる種子に合わせたアタッチメントが必要になるが、とりあえずは蕎麦用でいい。
本体はネットで購入し、アタッチメントだけここで買ってもいい。
蕎麦は種まきしてから75日で収穫できるというから短期決戦である。

2007年5月10日木曜日

蕎麦栽培計画怒濤の実践へ

蕎麦栽培の経験者をつかまえてはいろいろ訊き、またネットで調べもしている。
いちばんのポイントは、当地で最適な播種時期と、10アール当たりの播種量。
訊いても素直に教えてくれない人が多いのは仕方ないか。
親しい知人で昨年初めて蕎麦を栽培したTさんは正直に教えてくれた。Tさんは昨年8月7日に播種。播種量は10アールあたり4kgだという。「土用の土を三日被ればいい」という蕎麦播種にまつわる言い伝えはもっと標高の高い(1000m?)地域のことで、このあたりでは八月に入ってからでいいという。借りる畑の所在地を言うと3~4日前、つまり8月3~4日頃が良かろうと言う。
Tさんは種を手で播いたという。ネットで検索すると手押し式の播種機「ゴンベエ」で播いているケースが多い。播種機の方が一律に播けていいだろうし、楽なような気もするので、どこかで播種機「ゴンベエ」を借りなければ。蕎麦の品種は「信濃1号」、1kg千数百円するらしいが、これも知り合いの種苗店で購入予定。
大体の作業イメージは把握出来て来た。
問題は収穫作業の刈り取り、乾燥、脱穀作業である。これは一人では無理。無職で優雅な生活を送っている同級生のM君や従姉のご主人Kさんなどに動員をかけよう。というか蕎麦で釣ろう。
周囲は林檎園だし、仕事が休みの日に弁当持参でみんなでのんびり作業などしたら楽しいだろう。

2007年5月6日日曜日

ソバ畑にしては広すぎます

今日、さるお宅で、3反(約900坪)の畑を高齢化で耕作できない家から作ってくれと言われて借りたのだが、半分は果樹であるプルーンを植えた。もう半分は空いているので蕎麦を作らないかと声をかけられた。
(そういえば、いつだったか、畑を借りて蕎麦を作りたいと夢のようなことを言ってしまった……それを覚えていたのだ)
あっさり断っては「あいつも心にも無いことばかりしゃべって」などと人間性を疑われかねない。
トラクターとか管理機などは近くの農機具小屋においてあるから勝手に使っていいということで、先ずは種まきまでは一人でも出来そうだが、問題は収穫作業で、これは一人では出来ないだろう。早期退職の同級生などに声をかければ、ひとりやふたりは都合がつくだろう。
しかし、蕎麦など一度も栽培したことが無い。
第一、狭い家庭菜園だけで、450坪などという畑は耕したことがない。
種まきは七月末か八月初旬のようなので、それまでにあちこちで栽培手順などを聞けばいい。と少し、気持ちが傾いてきている。本当は一人か二人を誘って、仲間で共同で栽培すればいいのだが、さて……無職で暇なM君をこき使うという手もある。
種まきから収穫まで75日だという。やってみたいとは思うが、いかがなことになるか、わが家の女性二人に反対されそうな気もするが、彼女たちには一切手助けはしてもらわないつもり(蕎麦も食べさせないぞw、嘘嘘)
まだ花びらを落とさない山桜が見えることがある。山桜でもほぼ真っ白な山桜と、ほのかに桜色のとがあるが、真っ白な山桜はなぜか酷薄で、何かが出て来そうな気配。
今日の雨で久しぶりに根まで水分が届いたのか、芽吹いた唐松の萌黄色が目に鮮やかに沁みた。

2007年4月23日月曜日

花蕾除去

仕事の途中、ちょいと菜園へ。前回は見えなかったルバーブの花蕾が出現していた。去年は興味本位で蕾を残したが、採種しない場合は株の養成のために切除した方がいいらしい。今年は観賞用に一個だけ残すだけにしよう。