しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2015年9月28日月曜日

「後熟」の意味

やや早播きしたせいか、いちばん倒伏したソバの早刈りを決行。黒化率50~60%。
当然、収量は期待出来ないが、風味確保のために島立てなど雨に遭うかもしれない露天での乾燥は避けてビニールハウス内で乾燥させることにして、大束に縛って軽トラに載せて運搬。
ひょっとすると、生薬の乾燥みたいに陰干ししたらクロロフィルの劣化は避けられるのかとか、妙な考えが頭の中をぐるぐる。
いずれにしても、まだ緑色のソバが「後熟」するためには茎や葉が緑色のうちに刈らなくては意味が無い。葉が黄化して落ちてしまったり茎も半ば枯れてしまったソバを手刈り、天日乾燥したところで「後熟」は望めないだろう。
種まき前にECを計測してあるので、明日は刈り取り後のECも測っておかなければならない。
いちばんの課題は、ソバに適切なEC値を把握すること。


本日の浅間山。こうやって穏やかに水蒸気を吐いてエネルギーを放出していてほしい。

2015年9月27日日曜日

ひと穴に三粒

ネットでオーダーしておいた播種機の、穴径8mmのベルトが到着。
さっそく超小粒のソバを8mmの穴に入れてみたらほぼ3粒ずつ入る。
穴と穴の間が15mmだが地上ではその4,5倍の距離に種が落ちるというので、70mmの間隔に3粒が播かれる計算になる。ただし穴がちどりで2列開けられているので70mmに6粒播種される。
紙に70mmの長さを書き、そこに2列、3粒ずつ置いてみた。
これくらいだったら密植でなくていいかもしれない。雨が降って発芽率が半分になったらアウトだが。

2015年9月26日土曜日

本日の写真

近日中に石臼の師匠がわがソバ畑を見に来るというので、心配で一応すべての畑を下見にでかけました。

ダッタンソバ。



ネパールのソバ。まさに雑多で白いの、ピンクの薄いの、濃いの、いろいろ。




それから小粒君



さらに、辛味大根、5種類


2015年9月25日金曜日

日の出、日の入り

当市の2015年度、一年分の日の出、日の入りのデータをプリントアウト。
日長時間が14時間を切るのは奇しくも8月1日であった。
そこで同じ8月1日のあちこちのソバ産地の日長時間も調べてみたが、緯度、経度、標高など複合的に関係してくるのか、当地と妙高が1分しか違わなかったり、徳島の三好市が10分しか違わなかったり、宇都宮がまだ14時間を切っていなかったり、すんなり腑に落ちるものではなかった。

2015年9月23日水曜日

ほっ


9月後半になって天候が回復したので、8月に入ってから播いたソバは何とか受粉結実して来ました。

2015年9月20日日曜日

倒れないソバがいい?

これは台風の風でもちっとも倒れないので羨ましかった他所の畑のソバ。
おそらく7月27日播種。花もこれでおしまいの模様。
養分少なく、播種量も少ないので転びようがない。
稲刈り機で刈りたいならこういう感じに栽培すればいいのかもしれない。
ただしこの畑はコンバインでの収穫なので葉が落ちるまで放置される。


これはMy soba畑。播種時期が一週間くらい後なのでまだ緑色濃く、白い花も多いが、ちょっとソバが混み過ぎ。小粒種なので播種機で播くとどうしても多くなってしまう。もう少し播種量を減らしたいが、播種機のベルトの穴をどれだけ小さくしたらいいのか、判断が難しい。事実、いいと思って新たに購入したベルトでテスト播きしたら、まだ多すぎる。
穴が2列か1列か?
穴径はと穴の深さは?
来年の播種時期までに何とか答を出さなくては。


2015年9月15日火曜日

最悪の気象パターン



久しぶりの「晴れ」で、しゃがみこむとミツバチの羽音が周囲から聴こえてきました。
この晴れが10日くらい前からだったら……。
どうも実がびっしりという感じではありません。今後、どれだけ受粉結実するか、お天気次第です。

当地の最近までの降水量と日射量。
グラフを見れば、8月中旬以降の降水量のの多さ、日射量の少なさ、昨年とまったく同じであることがはっきり。
ソバ栽培には最悪の気象パターンですが、今後半月、20日、好天であってほしいです。

2015年9月14日月曜日

今頃、テスト播種?

土曜日に息子の結婚式が済んだと思ったら、今朝、親戚で亡くなったひとがあり、明日の晩に通夜、明後日に葬儀、さらに土曜日は伯母の一周忌。ちょっときついです。
ソバ畑にもご無沙汰です。

野沢菜などを播種するときに、ソバと小麦もテスト播種してみましたが、発芽していました。ソバは一条播きですが小粒種なのでまだ多すぎます。信濃1号のような1000粒重30g強の種だったらちょうどいいでしょうが、小粒種は同じ穴径、深さだったら相当数が多く落ちてしまうようです。



小麦はこれくらいでいいかもしれない。
一昨年、生まれて初めて小麦を試験栽培した時は、手で播いたので播種量が多すぎた。
今年は播種機でこんな感じで播けばいいかもしれない。
ソバの方は、小粒種用にもう1mm穴径が小さく、深さも1mm浅いのを購入した方がよさそう。あるいは2列のベルトの1列の穴をテープか何かで塞いで、残りの1列を使って播くとか。
厚播きした方が共に支えあって倒伏しないなどという人もいるが、私は薄播きの方がいいという考えです。人間だって狭い部屋に大勢押し込まれたらストレスが強まるに決まっています。

2015年9月12日土曜日

備忘

次男の結婚式

軽井沢・聖パウロカトリック教会
披露宴 万平ホテル ハッピーヴァレー

2015年9月9日水曜日

練習です

台風で身動きが取れないので、冬場に製作して何回かテスト運転しただけの電動石臼2号機を動かしてみました。
長雨で期待は出来ませんが、11月の新ソバ製粉のための練習です。
といっても周波数の変え方などすっかり忘れていたので、インバーターの取扱説明書を探し出して確認してからでした。

写真は35hz。
周波数を60hzから20hzまでいろいろ変えてみたり、落とし込みの量を変えてみたり、細かくも粗くも、粉の碾け方はずいぶん変りますが、結局は粒度分布、篩のメッシュ、歩留まりなどをどのあたりに自分のするか、イメージを明確にしないと意味がありません。
まあ、極端な粗挽きや微粉は問題がありますので、十割でもつながる程度の粒度、メッシュで、歩留まりも蕎麦の風味をよりピュアに出せる、つまり雑味はきちんと排除できる範囲ということになります。


2015年9月8日火曜日

秋です



毎年、9月に入るとこの地域では酸素入りのポリ袋に生きた小鮒が詰められてスーパーマーケットなどで販売されます。
これを各家庭で甘露煮にいたします。
今はこういう姿のままの魚は食べられないというひとが多いそうですが、おいしいです。

2015年9月6日日曜日

二年連続、多雨日照不足

いよいよ、昨年同様の多雨日照不足+台風という最悪のパターンになりました。
まだまだ曇り空や雨が続きます。
二年連続、ソバ栽培には最悪の天候です。花が咲いても実が付きません。

2015年9月5日土曜日

折り返し地点


播種後ちょうど一ヶ月と二日。ソバ栽培の折り返し地点です。
これからいよいよ大事な時期。



7月に採種したねずみ大根の跡地にこぼれ種が発芽したので放っておいたらこんなのが出来ました。
無農薬・放置栽培なので、ジムシ(キスジノミハムシ)の幼虫に食べられて肌が汚いですが、立派なねずみ大根で、この時期、貴重品です。
蕎麦、うどん、魚などに使えます。
ソバ畑の隅に播いたねずみ大根はまだ本葉が一枚出はじめたところです。

2015年9月4日金曜日

ソバの不稔

さる大学の紀要というか年報に8回に分けて掲載された、蕎麦の開花や結実に関する研究論文を8回分すべて入手し、A4片面印刷したものを枕元に置いている。厚さ1cm以上なので読み応えも十分。出版されていないのがおかしいくらいですが、ソバの本、出しても売れなかった時代です。今でもそうかもしれませんが。

寝る前に読み、夜半に目覚めては読みしていますが、半世紀以上前の研究ではありますが、非常に面白い。
蕎麦の花が受粉しない理由を、日長時間、肥料、温度、メシベ、花粉、炭酸同化作用などなど、あらゆる方向から調査研究している。
不稔は単一の理由で発生するのではないことがよく判る。