しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2015年6月22日月曜日

ねずみ大根ふっくら君と痩せ君

6月5日に収穫して吊るして乾燥させていた採種用ねずみ大根ですが、梅雨が明けるまでパリパリに乾燥しないと思っていたら、今日の晴れ間のおかげで結構パリパリ乾燥していたので、脱穀というか、鞘を外す作業をしてみました。
当初は、こんなに沢山は不要なのでふっくらした鞘だけを選んではさみで切り取り採種する予定でしたが、採種の教科書には足で踏んで鞘を茎から外したり、鞘そのものを破壊して種を出すと書かれていますので、そのように変更。
靴では土などが混じって後が厄介なのでスリッパを持ってきて履き、写真のようなプラスティックの箱に入れて踏み踏みいたしました。


それにしても鞘が明らかに小さい株が数株あります。



鞘が小さいということは中の種が未熟で充実していない証拠だろうから捨てて、これらからは採種しないつもりでした。
でも一応確認のために小さい鞘の株からいくつか鞘を採って、中の種を出してみました。
決して未熟ではなく、結構充実している種子でした。
ふっくらした鞘は、表皮と種の間の繊維質が多いだけでした。
おそらくどこか形質の違いがあるに相違ありませんが、どちらが理想とするねずみ大根に近いか、面倒ですが播種・栽培してみなければわかりません。
ということで、鞘の小さい株の種は他のふっくらした鞘の株の種とは別に脱粒し、管理することにしました。
管理しやすいように、「ねずみ大根ふっくら君」」「ねずみ大根痩せ君」と仮に名をつけました。

これは「ねずみ大根ふっくら君」
結構いい感じの種になりました。

2015年6月20日土曜日

ほどほどにミネラル


27cm臼で碾いたそば粉を赤ちゃん用のpurewaterで打ってみました。
ミネラルゼロ、硬度ゼロの超軟水でありますから、どんな蕎麦になるかと思いましたが、予想通り、ややコシの弱い、でも上品でやさしい蕎麦になりました。
結論としては、やはりほどほどにミネラルを含んだ蕎麦がいいということでしょう。

2015年6月19日金曜日

アスパラガスの赤ちゃん





自家用のアスパラガスの株が少しずつ消えていって数株になってしまったので、時期的に少し遅かったのですが種を播いてみました。種の皮が厚い硬実種子なのでプライミングしてみましたが、それでも発芽が一斉でなく、だらだらと発芽してきます。
ポッと播きした方のアスパラの赤ちゃん、かわいいです。


2015年6月18日木曜日

怪しい玄ソバ


こんな天気なので、径が小さいのであまり使っていない、2番目に入手した27cm臼を少し回してみました。直径が小さい分、高さを増して重さを確保してはいますが、それでもちょっと多めに玄ソバを入れると覿面に粗くなります。
(粗い粉が欲しいときにいい、というか粒度分布の広いそば粉が目的の場合にはいいかも)
今日の玄ソバはこつぶで見た目はとてもおいしそうなのですが、自分で栽培したものではなく、石臼の師匠から送られてきたもので、どうも数種類が混じってしまっている怪しい玄ソバ。まあ、食べるのには美味しければ問題ありませんが、播いてみるのは、好奇心をかきたてられはしますが、怖くて出来ないです。

2015年6月16日火曜日

昨年こぼれ落ちたソバの実

本来夏播きの固定種の辛味大根をあえて春播きテストしていますが、その続報。
まだ薹が立つほど成長していませんが、5月の旱魃にも負けず頑張って成長しております。



2枚目の左上、親田大根(赤)の茎にアントシアニンが発色して来ています。



3枚目の写真は、昨年こぼれ落ちたソバの実が5月に耕されたことで発芽し成長したものですが、周囲にソバも雑草も生えずに一本きりで育っているソバの、何とも太く節間が短く詰まってなおかつ分枝の活発なこと!! こういう太く短く、だけど分枝が盛んで花もたくさん咲くソバの実はさぞかし美味しいでしょうね。
先日、ソバは薄く播くのではなく密に播いた方が共に支えあって倒伏しないし、収量も80~90kgくらいは望めると主張する青年と話をしましたが、それは密植で栄養が十分に吸収できず枝葉が伸びず草丈も伸びないから倒伏しないだけの話であって、そんな風に育ったソバの実は栄養失調気味でおいしいはずもないと思うのですが……彼にこういうソバの姿を見せてあげないと!!
ことソバに関しては、もっともっと戦闘的にならなければいけないと大反省。

2015年6月15日月曜日

ソバージュ栽培?




加熱用のシシリアン・ルージュというトマト。植えて支柱を立てはするものの、後は腋芽もとらない何もしない、ソバージュ栽培という粗放栽培でいいそうなので、本当に植えたまま放置。
パスタや煮込み料理用ですが、生食でもおいいしいとか、ほんと?

2015年6月13日土曜日

純水

この夏にソバを栽培する予定の畑の土の様子を知るために、少し土を採取してきて乾燥させ、さあ分析しようと思ったら、写真左側の精製水が残りわずかで足りないことに気づきました。法事から帰ったばかりでアルコールが抜けていないし、仕方なく母親が乗っていた電動自転車に乗ってドラッグストアまで行き、つい、精製水ではなく写真右側の赤ちゃん用のピュアウォーターを購入してきてしまいました。





ピュアウォーター(純水)というだけあって、表示されている成分のすべてが0です。この純水をECメーターで計ったらやはり0,00でした。
軟水も軟水で硬度0です。
この純水で蕎麦を打ったらどんな蕎麦になるのか、興味津々。
しかし、念のためにPH(水素イオン濃度)を計ったら、中性のPH7ではありませんでした。古い精製水はPH5.01、買って来て封を切ったばかりのピュアウォーターもPH6,4でした。
どうも空気中の炭酸ガスが溶け込んで酸性化するので、PH7,0の純水はありえないようです。
そこでついでに計測してみると、わが家の水道水のECは0,05。200近い硬水なので数値が出て来る。PHは7,01。あ、これだったらPHを計るときには水道水の方がいいのでは? ECは0,05を引き算すればいいのかどうか?
まあしかし、ソバ栽培はどんなに調べてみても「数値」でどうこうなるものではありません。
今年こそはいい天候でありますように。

2015年6月6日土曜日

ホースラディッシュの受粉


ホースラディッシュ(山わさび)の花が受粉して鞘がついているものがあった。見やすいようにダンボールを立ててあります。
なかなか受粉しないもののようだが、少しは受粉して種となって落下するらしく、下の写真のように実生の一年生らしき株が5つほど固まって生えている。
こうして、株分けしなくても増えて来ています。


2015年6月5日金曜日

採種用ねずみ大根、収穫。



もう少し鞘が黄色くなるまで待ちたかったですが、梅雨入りも近そうなので採種用のねずみ大根を収穫。
まだきちんと大根の形が残っていて、その生命力に感心しました。


縛って逆さまに吊るして干していて、かつてオヤマボクチをこうやって干したのを思い出しました。
何か鶏の足を縛って逆さまに吊るしているイメージ(ぷっ)。

2015年5月31日日曜日

暑い時には十割蕎麦?

4月18日以降、忙殺されて蕎麦を打っていないし食べてもいないので飢餓状態です。
今日、何とか製粉。いつもとは反対で十割でつながる程度の粉をイメージして、しかも電動では掃除がタイヘンなので手碾き臼にしたら、難行苦行。
十割でつながるように細かく碾いて、篩は粗めという矛盾。



300gのごく少量打ち。
軽量前に40目でもう一度篩ってみたが40目上は20gだったのでそのまま排除せずに混入して水回し。
さあ、つながるかどうか。



一応つながりましたが、食感が気に入りませんでした。蕎麦ももうちょっと細い方がいい感じ。
やはりもうちょっと細かい篩で篩うべきでしたか。

2015年5月30日土曜日

辛味大根春まきテスト

相変わらず、理に逆らったことばかりしておりますが、辛味大根を春まきしてどれだけ薹が立つかというテスト、その2年目。
同じ辛味大根でも葉の形がみんな違うのが面白いです。
旱魃で大きくなりません。
辛味大根春まきテスト2年目

京都辛味大根

ねずみ大根

親田大根(白)

親田大根(赤)
採種用ねずみ大根
刈り取りのタイミングが難しいですが、もう少し鞘が黄色くなったら刈り取りし、乾燥させます。





2015年5月26日火曜日

久しぶりの手碾き

石臼の師匠から玄ソバが5種類届きました。1種類はこういう玄ソバだよというサンプル程度のソバで、他の玄ソバよりもやや大きめ。ほかに私が栽培しているN在来と、新潟の小粒種と、奥飛騨の在来種。みんな結構な小粒。もう1袋は複数の在来種の混合で種としては使えないので、石臼を目立てした後などの試し碾き用。食べても差し支えありませんが、種には使えません。

仕事に追われて蕎麦を打てない日が続きました。
夕方、久しぶりに手碾きの32cm臼で1kg弱の小粒の玄ソバを碾いてみました。玄ソバを入れたプラスティック製のボールまで含めて1kg弱でしたから、900gかもうちょっと少ない玄ソバでしたが、40目で篩って600gちょっとのそば粉になりました。
写真を撮るのを忘れましたが、明日、午後か夕方、時間があったら打ってみたいです。

2015年5月24日日曜日

まだ仕事に追われていますが、アスパラガスの種を使ってプライミングのテスト。
固い皮に覆われて発芽しにくいアスパラガスは通常、播種する前に数日浸水して十分に水分を吸収させてから播種するようです。
市販されている種子はぎりぎりまで乾燥されていてそのままでは発芽しませんが、

2015年5月22日金曜日

またこの季節



サンプルを採って来ました。
「赤い、太い、長い」がベストだと思っていましたが、太いと中の白い部分が多いことからジャムがピンク色になりがちで、「赤い、細い、長い」茎だと。十分にcrimsonな色合いになります。
忙しくて、有望株だけを株分け繁殖して、不要な株を廃棄する作業が出来ません。