しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2014年8月6日水曜日

試食用在来種

ダッタンソバ以外まだ播いてない広いソバ畑。
午前中に播種機を持って行ったが、あまりの暑さに1/4ほどの面積を播いただけで退散。
日中を避けて、朝夕に少しずつ播いてゆくしか方法は無さそう。



こちらは8月2日に近くの宅地4つ分に播いた試食用の在来種、3種類。4日目でもうこれだけ芽が出ました。
交雑するではないかと怒られそうですが、採種用ではなく味見用でこれを来年の種にすることは無いので大丈夫。
おいしいことが判って栽培する場合は保管中の種を増やして播種します。

2014年8月5日火曜日

地獄の季節

昨年、一昨年と猛暑が続いたので、今年は播種時期をぎりぎりまで遅らせる予定でしたが、どうも土の乾燥が激しいのと、日中の暑さがひどいのとでソバの種まきができそうもない。
先行播種したダッタンソバはすでに発芽していますが、普通ソバはさて、いつ?


畑が東西に長すぎるので、とりあえずトラクターの車輪で印をつけ、右(西側)と左(東側)に畑を二分割。
そうでもしないと、播種機を押すのに途中で倒れてしまいそうなので。
なぜか、ソバの種まき時期が地獄の季節になってしまったような気がします。
以前は、このあたりは真夏でも30度越えは滅多になくて、暑くても27~28度くらいだったような気がします。
土日には他の予定が入っているので、金曜日までに種まきを終了させなければなりませんが、日中は無理です。

2014年8月2日土曜日

熱中症すれすれ


播種器に取り付けた自作のマーカーをテストしながら200坪ほど播種。
改良点はありますが、マーカーとして使えるようです。
これで最初の畝だけ真っ直ぐ播けば、次からはマーカーがつけた筋に沿って播種器を走らせればいいことになり、助手が居なくてもひとりで播き続けられます。
それにしても暑い。
熱中症すれすれな感じで体温が上がり、呼吸も荒くなる。
帰宅後、水風呂で体温調整。

2014年8月1日金曜日

暑い日には工作


昼食後、あまりに暑いので外に出る気にもならず、日陰で播種機のマーカーを工作しました。
播種しながら、同時に次に播種する場所に筋をつけてゆく仕組みで、方向に応じて右にも左にもマーカーを切り替えできるように、簡単に可変できるようにするのにどうしたらいいのか、ひと晩寝ながら(!?)考えました。



さて、実用に耐えるでしょうか。
畝幅も、60cm、70cm、80cmと10c刻みに変えられます。
それにしても暑いし、乾燥して来たし、ソバの種まき出来るんでしょうか。
このあたりでは、「ソバは土用の土を三日被ればいい」といいますが、さて……ことしはぎりぎりまで我慢しますが、それが吉と出るか、凶と出るか。

2014年7月31日木曜日

めでたく出芽


播種して6日目。
25日に播種した標高1200mの畑のソバが出芽した写真が添付ファイルで届きました。
結構良く発芽しているというか、発芽率を気にしてちょっと厚播きすぎたかも。

2014年7月30日水曜日

名無しの在来種

いよいよソバの種まきシーズンとなりました。
今年は一ヶ所減らして3ヶ所の3種類。
とりあえず、菜園のルバーブを整理した場所へ江戸時代の形質を残す名無しの在来種ソバを播種。2010年産ということなので、発芽率が気になりますが、発芽率ゼロではないでしょうし、見切り発車で播きました。
面積は大雑把な計算で約40坪。良くて10kg、悪くても7kgくらいは収穫できると思うので、味見・兼・採種用です。
先ずは味見をして見ないで大量に播種する訳にもいきません。

2014年7月26日土曜日

ポケット型ECメーター



以前から持っていたECメーター(電気伝導率計)の計測結果がどうにも納得がいかないので、安いポケット型をオーダーしたら、何とか播種前に届きました。
早速、テストのために家の水道水と薬局から購入して来てある精製水を計測してみました。
水道水は0,07ミリジーメンス、精製水はみごとに0,00ミリジーメンス。
お、これならある程度の信用性というか、実用性はありそうです。
ということで、さっそく家からいちばん近い蕎麦栽培予定地の土を2ヶ所採取してきて、ただ今乾燥中。
これで、土と精製水を1:5で混ぜてよく振り混ぜ、その上澄み液にECメーターの電極を漬けて伝導率を計測します。数値が高いほど硝酸態窒素など肥料分が多いということになります。
これから毎年栽培前に測定して、「ソバが倒伏する、しない」の境界線がどれくらいの数値か、おおよそのデータが判ればいいんですが。

2014年7月25日金曜日

標高1200m

標高1200mの村まででかけて、ある、いわくのある古い時代の在来種のソバをおよそ10アールの畑にNさん、Kさんと3人で播種。それぞれ立場がまったく異なる3人で、8通りほどは条播きにし、残りはバラ播き。

土が湿っている部分が条播き8列分。


バラ播きした部分にトラクターで浅くロータリーをかけるNさん

写真中央から右がバラ播き。左が条播き。
残った種1,1kgは採種、試食用に私がいただくことになった。
それにしても4年前の玄ソバの発芽率、発芽試験をする時間がなかったのが残念。
今日は標高1200mでも日の当たる場所は暑くて汗びっしょり。木陰は涼しい。
これだけ標高の高い場所にソバを播いたことはないけれど、さて10月までが楽しみ。

2014年7月22日火曜日

ダッタンソバ、少し播種

facebookなどにソバについてあまり詳しく書かないでという苦情をいただいたので、備忘のためこちらに記録として残すことにしました。

今年はダッタンソバは栽培しない予定だったが、Nさんが意外な料理に使って好評だというので、また6通りほど普通ソバに先駆けて先行播種。
昨年、忘れていて普通ソバと同じ日に播いたが、やはり一週間か十日早い方が収量が多い。

2014年6月29日日曜日

いろいろ試作

葬儀やらなにやらの合間に刈り取って乾燥させていた試作小麦を、午前中に脱穀。
せいぜい15坪くらいの場所に播いたものなので、収量は9kgちょっと。
小麦は歩留まりどれくらいだろう?
ソバを脱穀するビーンスレッシャーで脱穀したら、内部に残っていた昨年秋のものか、少々ソバの実が混じってしまった。



午後、早播きテストしているねずみ大根の5月17日播種分、30株のなかに2株、抽薹(ちゅうだい=薹立ち)しているのを発見。


やはり秋播き大根の春播きは抽薹が避けられないか?
ただし、播種した種が昨年の6月採種のものに相違ないので、あるいはその影響もあるかもしれない。
8,9割が抽薹すれば早播きテストは失敗ということになるが、30株中2株で収まれば、早播きしても収穫可能ということになります。写真向こう側に小さく見えるのは6月半ばに播いた2回目早播きテスト。

2014年6月25日水曜日

70%のソバ

義母が亡くなり、友引が入ったりお寺さんの都合で葬儀が遅れたり、ずいぶん長くご無沙汰していたような気がします。
歳をとってからの近親者の葬儀はかなり疲れるものだと思い知りました。

夕方、雨が降ってきたので久しぶりに蕎麦打ち。
南相木在来の結構微粉に碾いたものに一割だけ粗碾きを混ぜ、さらにタンパク10%の小麦粉をつなぎにした外一。
角出ししてさあ本格的に延しという時点で客があり5分ほど離れていたが、粗碾きでなかったのでなんとかつながりました。
味はまあまあ、昨年の玄ソバは香りが弱いのが残念。

来月半ばにプロのお蕎麦屋さんたちと一泊する機会があるので、完熟のソバと早刈りのソバのどちらが好みですかと訊いてみたい。
バランスを考えると、やはり黒化率70%くらい? (というと収量も完熟の70%程度?)
そういえば製粉歩留まりも70%くらいが良さそうなので、トータルで70%のソバをめざすべき?

2014年6月11日水曜日

互換石臼

腰痛持ちの身の上になったら、先日せっかく軸や軸受けを付けて動かせるようにした手挽きの石臼も一尺一寸だと大きすぎて、かなり重く感じるようになってしまいました。
現在電動用に使っている石臼と直径が同じで、下臼の厚みも同じ10cmなので、いっそ電動石臼の互換石臼にするか、だめだったら二台めの電動石臼にしてしまえばいいと思い、今日、ホームセンターに寄って、上臼のシャフト受けに使える金属部品を購入してきました。
手挽きの場合は上臼の軸受けは下臼から出ている鉄製の丸い軸を受ければいいのですが、電動の場合は丸い軸受けでは回ってしまって上臼が回転しないので、シャフトの先端は四角、軸受けも四角でそこにガチャンとはめることになります。
シャフトの先を四角に削ったり、そういう細かい細工をするためにはバイス(万力)も必要なので、安い小振りのものを購入しました。きちんと固定して作業しないと、グラインダーを使うので危ないのです。
電動をもう一台と思っても、モーターと減速ギアで2万円くらいかかりますし、インバーターを取り付けたいと思ってもインバーターの規格も取り付け方もまったく知らないし、台を作成したり手間もかかります。
仕事疲れで気力も減衰したままですし、とりあえずは互換石臼ということにして上臼の軸受けだけ電動用に改造しておきます。

そういえば、午前中に石臼の師匠に電話したら、小振りの溶岩の石臼が見つかったので、今度お見せしますよ、と。
むふふ、譲って下さいと反射的に言ってしまいました。^_^;

2014年6月8日日曜日

雨、薔薇、蕎麦

雨の合間の庭の薔薇。ピンクはレオナルド・ダ・ヴィンチ、白はアイス・バーグ。






今夜の蕎麦は、しばらく続いた粗挽き感見え見えの蕎麦はやめて、いつもより細かめの粉ですが、安全のために十一。
このくらいがいちばん食べやすいのかな。
どうも、ひとりでそば粉で250gくらいを食べてしまった感じです。

2014年6月5日木曜日

さよなら、空白の五月

ご無沙汰しました。
仕事の繁忙期もようやく峠を越えました。
すでに、一ヶ月間休みなしに働くような年齢ではないのですが、年々、きつくなります。



むちゃくちゃ古いExcelですが、石臼碾きのそば粉の粒度分布を量り、グラフにしてみました。
手持ちの篩が100目(80メッシュ)までしかないので、右肩上がりになっていますが、100メッシュ、120メッシュ、150メッシュと篩をかけてゆけば、山が右に行くに連れて下がってゆくはずです。
3番の粉は先ほど製粉したばかりで、これから蕎麦を打ちますが、こんな砂が混じっているような粉は私の腕では絶対つながりません、^_^;
4番の粉はいただき物でしたが、30から50までの粗い粉がぐっと少なく、その分、右のお山のメッシュの細かい方の粉が多いです。ですから生粉であっさりつながりましたが、茹で上がった蕎麦はおいしくなかったです。甘皮まで碾きこみすぎたことも原因のひとつでしょうが、それ以上にえぐみ、雑味、雑臭がひどくて食べられませんでした。ひょっとすると玄ソバに問題があって、窒素を過剰に吸収して倒伏、窒素同化しきれないでアミド態の窒素を多く含んだソバだったのではないでしょうか。
玉露の苦味や風味も遮光下で窒素を過剰に与えてアミド態窒素を多く生成させることで生まれるということですので、ソバの苦味もそのあたりに何かありそうな気がします。

碾いたばかりの3番のそば粉で、蕎麦を打って、今、終了しました。

 甘皮のあらい部分がそばかすみたいに点々としていて、あまりきれいではありません。

やはり、キラキラ光っているのはデンプンの結晶以外に考えられません。
デンプンはきちんと細かく碾かなくてはいけないんですが……とほほ。