しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2013年11月11日月曜日

いよいよであります

どうも今年は無理をしたせいか、ついに腰痛が出現した。
いろいろ調べてみるとどうやら椎間板ヘルニアに間違いないようだ。
整形外科に行って簡単に治るものでもないらしいので、ストレッチを開始した。
いつのまに、こんなに体が固くなったのだろう。
印刷された文字は見えないわ、腰痛は出るわ、いよいよであります。

2013年11月8日金曜日

全体の16%

夜になって、今年初めて栽培した番所在来を2kgほど磨き、石ぬきしてから粗く割り、そば殻を飛ばして電動石臼にかけ、碾き方の練習。
電動で手碾きに劣らないそば粉を、しかも、十割の生粉打ち用のそば粉と、二八、または十一用の粗碾きのそば粉を碾き分ける練習。
少し碾いては篩にかけてみて、物入れへの投入量を微妙に調整。
石臼の仕組みが単純で15回転/分という定速運転なので、投入量と目立ての仕方だけで出来る粉が決まってくる。これが手碾きだとモーターほどの定速運転は不可能で、何かほかのことに気が散ったりすると、結構、早くなったり遅くなったりする。毎日碾いているプロはまだしも、たまに碾くようなしろうとは回転むら、投入量のむらがどうしても生じる。
だからやはり電動石臼の方が投入量だけで粉の碾け方を調整しやすいし、またデータを取っておけば、次回も同じそば粉を碾くことが出来る。
その練習です。
それにしても、石臼というものは粉を細かく碾く装置であるから、細かい粉を碾く方がずっと簡単であること実感。
どうも40メッシュから30メッシュの間の粗めの粒は全体の16%というのが理想というか、そば粉の成分からして自然なのではないかと、昨夜、寝ながら考えていました。


2013年11月7日木曜日

どんぶらこ

そば栽培の師匠から冬瓜を2個いただいたのはいいけれど、最近まで枝にぶら下がっていたものなので、ちょっと過熟というか硬い感じがします。
冬瓜といえば、高校時代の同級生との一昨年の寒中蕎麦会で、冬瓜をあんかけにして柚子の皮を刻んで散らし、そこに大きめの揚げそばがきを一個ずつどんぶらこと浮かべたものが美味しかったのを思い出しました。
また作ってみたいと思いますが、しろうとですから出汁のことを考えただけで思考停止してしまい、なかなか腰が切れません。
あの冬瓜、寒中まで持ちそうもないし、さて。

2013年11月6日水曜日

今シーズンは

先日碾いた奈川在来の40目~30目が16%のそば粉を今日は十割で打ち、道具を出したついでなので、これまた先日札幌のお友達からいただいた北海道、黒松内で栽培された奈川在来のそば粉=結構微粉2に対して、自分の粗めの奈川を1という割合で配合し、これも十割で打ってみた。
後者は二八と変わらぬくらい細い蕎麦になり、また全然切れない蕎麦になった。
前者は、比べれば太めだが、さすがにたたみ目で切れて長さは半分。

昨年来、粗碾きに傾いていたが、今シーズンは粒度分布は広いまま、もう少し粗碾きをおとなしくして、細くて透明感があって食べやすい蕎麦を練習しよう。

2013年11月5日火曜日

小麦とさつまいも


 ソバを栽培した跡地の二十坪ほどに、面白がって小麦を播きましたがだいぶ伸びて来ました。。
こぼれたソバと小麦でにぎやかですが、強い霜が降りたらソバは消えます。

5月に千葉に住む弟から苗が送られて来たので植えておいた安納いもですが、無肥料だったのにもかかわらず、残留チッソが多すぎたのか、ちょいと太りすぎの安納いもになってしまいました。
下の写真のは1,5kgもあり、食べられるのかどうか。
いずれにしても熟成して甘くなるまで半月ほど寝かせておきます。



2013年11月4日月曜日

新ソバ試食

刈り取りから脱穀まで地獄の作業でしたが、今日は天国です。
天候不順で天日乾燥が進みませんでしたが、ようやく16%に達したので少し磨いて製粉して打って味見してみました。








2013年11月1日金曜日

理想のソバ畑

今年のソバ栽培は台風による倒伏もあったが、収穫時期に天候不順でだいぶ苦労が多かった。
ただし、タンパク質の増加を狙ってチッソも入れたためにソバがやや寝てしまったものの、収量は在来種ばかり作ったにもかかわらず、平均で10aあたり120kgくらいあり、量的には文句無い出来でした。
ようやく乾燥作業も順調になってきて、試食も間近になってきました。

それにしても、もう少し標高の高い、緩やかな斜面の山の畑が理想的なのですが、標高の高い場所は日本鹿が猛烈に増えており、ソバは鹿の好物であるらしく、下手をすれば全滅になりかねません。
現在ソバ栽培用に借りている畑はみなほぼ水平な畑で、水はけを考えると少し傾斜している畑がベストなのです。ソバの根は酸素欠乏に弱いので、とにかく水はけが良い畑が第一条件。それには斜面の畑がいちばんです。平らな畑はまだしも、減反の水田では水はけの点からもソバ栽培にはまったく不向きです。秋雨、長雨のことを考えるとなおさらです。
そういえば、新潟県では水田でのソバ栽培のために、大型トラクターで滞水に負けないほどの高畝を作る作業機が登場したようです。

2013年10月30日水曜日

小麦、発芽

試食用に25坪ほどソバを播いた跡地に小麦を播きましたが、発芽しました。
こぼれたソバの実も発芽していますが、そばの方はじきに消えて無くなるでしょう。

風味の強い小麦粉になるらしいので、蕎麦のつなぎには使えません。多分、灰分の多い小麦なのでしょう。

2013年10月29日火曜日

面白いかもしれない

昨年、入院してしまった知人の野菜畑に四国の祖谷のさらに北の方の村の在来種を播いたが、野菜畑だけに残留チッソがかなり多く、ソバが2mくらいになり、倒伏はするわ、完全秋型らしく花が咲くばかりでさっぱり実がつかないわで、散々な結果だった。
その畑の隅の雑草の中に、昨年こぼれ落ちたものが発芽したらしい野良生えのソバが1本立ち上がってきて、分枝もしてずいぶん立派なソバになった。
1本だけでは受粉しないが、たまたま畑には別の在来種を播いてあったので、受粉した(というべきか、交雑したというべきか)。
霜の恐れが出て来たので、まだ青い実が多かったが刈り取って、自宅の軒下で陰干しをしておいて、今日、手で実を脱穀した。

 全部で24g。右側に選別したのが9g、左側のまだ青い雑多なのが15g。
それにしても左側の未熟なソバも混ぜて製粉した方がおいしいかもしれない。

こうしてみるとかなり小粒というか、ほとんど「ゼイクルそば」みたいなのがある。左側に比較用に置いた大きめのひと粒は、普通の中粒のソバ。
ジーンバンクの5g配布に比べれば9gは倍近い。
これを来年、採種用に播いたら面白いかもしれない。
とはいえ、こんな小粒なソバは自分用限定栽培に決まっています。


2013年10月28日月曜日

自分が必要なだけの面積

昨日、今日といいお天気ですが、ソバの乾燥が思ったより進みません。
天日乾燥だと一日1%くらいしか乾燥が進みませんので、脱穀時に20%を切れていれば3~4日で済みますが、20%を超えている場合はタイヘンです。今年はどうやら後者のようです。一過性の雨で殻だけが濡れた程度の雨でしたらいいのですが、どうやら実の芯まで水分が入ってしまったらしく、乾燥に手間がかかるのはいいにしても、風味への影響が心配です。
ほんとうは乾燥中になんらかの雨避け対策を講じておけばいいのでしょうが、栽培面積が多くなるとそれも出来ません。
ま、来年以降、自分が必要なだけの面積に縮小すれば、雨避け対策も可能です。
150坪くらいにしちゃおうかな。

2013年10月27日日曜日

間違っているんじゃないか

本日は「軽井沢新そばまつり」へ。
FBのおともだちが蕎麦打ち大会に出場されるのと、「蕎麦の旨味について」という片山虎之介さんの講演を聞くために。
それから全麺協五段の方の蕎麦打ちを間近で拝見しました。
そば粉は新ソバで60メッシュ。そば粉500gにつなぎ200gの700g。っていったいどれくらいの割合になるんでしょうか。
蕎麦は細くて切りそろえもよくきれいでしたので、ついついいつも自分が打っている蕎麦が間違っているんじゃないかと思ってしまいました。

そうそう、FBのおともだちですが、あっさり一位を獲得されました。
すぐ横で見ていましたが、ほんとうに上手なものです。私のような自己流はああいうきれいな蕎麦は打てません。

2013年10月26日土曜日

試食結果

昨日の新蕎麦、昼に試食してみましたが、やはりちょっと粗過ぎなのとそば殻が混じりすぎておいしくなかったです。
写真を撮るの、忘れました。
玄ソバをいきなり石臼にかける玄碾きの蕎麦は、手軽ではありますがどうもダメですね。田舎臭い風味というか、やはりそば殻の風味が混じります。
やはり、そば殻は極力排除すべきです。
最善は丸ぬきですが、脱皮機が高いし一度で済まずに面倒。
ということで、粗く碾き割ってそば殻を排除し、それから石臼にかけるというこれまでのやり方が次善の方法と納得。
粗碾きも30メッシュ止まりかなと思います。

2013年10月25日金曜日

一応、新蕎麦の試食です

思ったより早生で最初に刈り取りした地元の在来種、まだ水分調整してないのでどうかと思ったが、少しだけ手碾き用の一尺の石臼で碾いてみることにしました。
水分計では17,2%。やはり1,2%多いが、これで碾けるかどうかも知りたいので決行。
結構、碾けましたが、やや先をあせってそば殻の排除がおろそかになったので、いつもよりそば殻が混入してしまいました。
篩を細かいのにすれば排除できるんですが、粗碾き部分も篩上に残ってしまうので、目をつむって30目で篩いました。適当な量で製粉しましたが、出来た粗碾き粉は470g。

それを先ほど、夕食後に打ってみました。
40目~30目の間の粒子の粗い蕎麦粉が結構あるので、十割は断念して二八。
微粉の十割より粗碾きの二八という選択です。
つなぎは二種類を混合してタンパクをぴったり10%にしました。
出来上がりはだいぶワイルドな蕎麦ですが、試食はひと晩置いて明日の昼食に。
一応、新蕎麦の試食です。
ねずみ大根も使える大きさに成長して来ました、 \(^o^)/

2013年10月23日水曜日

曇りでも雨が降らなければ

脱穀や唐箕選、乾燥など、晴天でないと作業に支障があるのに、今年の10月は何と台風が多いことか。
今日は、少し残っていた奈川在来と、ダッタンソバを脱穀。
これで、晩生の小粒種以外はすべて脱穀したことになる。
ダッタンソバ、昨年獲れすぎたので面積を減らしたが、それでも30kgくらいありそう。いつもより水分が多いので篩でふるうだけで、唐箕による風選は後まわしにして、とにかく蒸れてしまったりカビが生えては困るので、乾燥優先。とはいえ、太陽は出ていません。風に当てるだけでもいいかな、と。



ハートのような、人間のお尻を思わせるような、不思議な表情のダッタンソバ。
蕎麦にして食べるのではなく、ダッタンソバ粉をお湯で溶いて、そば湯にして毎日飲んでいます。ルチン、ケルセチンの効果を自分の体で確認しようという実にアホな試みです。

例年だと18%くらいの水分が、今年は20数%もあります。お天道様が出るのを待ってはいられません。曇りでも雨が降らなければ広げます。