しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2014年4月4日金曜日

播種期=日長と気温

ソバというのは思いのほかデリケートな作物ではあります。

長友先生は「衰弱花」といい、菅原先生は「不完全花(メシベ生育不完全花)」といわれる。
両者、言葉の違いはあるが、要するに日長と気温によってソバの花のメシベが発育不全になって受精能力を持たない=実がつかない状況を指しています。
日長時間が長い、気温が高い、どちらもソバの受精、結実に悪影響を及ぼす。
だからこそ、日長と気温の関係など科学的に知ったのではなく、長い月日をかけて経験的に把握した先人たちが、各地のソバの播き時についての言い伝えを残している訳です。
この地では「ソバは土用の土を三日被ればいい」と言われている。
土用の土を三日被るというのは、毎年同じではないがほぼ8月7日頃。
私の場合、まだ3日から一週間くらい早いようです。近年、9月の気温が高めに推移していることを考えると、もう何日か遅らせてみたい気もしますが、秋の霜が恐くもあります。
今年はぎりぎりまで矯めて播種し、その上、霜が降りるまえにとっとと刈り取りしたいものです。

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