しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2014年4月3日木曜日

菅原金治郎先生曰く(2)

ソバは、日長とか温度に敏感な作物であるために、遠方からタネを取り寄せると、実を結ばない危険があるため、タネの交換も安易に行われない。ソバの品種には、日長に対してはかなり長日に適するものから、単日に適するものまである。また温度に対しても、高温から低温に適するものまでいといろある。こうした一連の反応を示す品種群のなかで、一品種はその連続した日長、温度の一部分に適合して存在しているのである。
たとえば北海道につくられるソバは、日長にはわりあい鈍感であっても、温度には敏感である。ソバは単日植物であるといいながらも、栽培期間の日長が短い南方の高温の地に北方の品種がつくられると、メシベの生育障害が起こり、花は咲けども実はつかないという結果に終わる。
一般に東北、北海道につくられるソバは早生型で、種まきから開花までの期間が短い。したがって草丈もあまり高くならないのが普通である。これに対して、四国、九州に作られるソバは晩生型で、栄養生長も盛んで、北方のソバに比べて二~三倍くらい生長量も多い。
こう解りやすく書いていただくと、なるほど。
当地で九州や四国のソバを播いてみたら、確かにむやみに草丈は長くなるわ、花が咲くばかりでなかなか実がつかないわ、そのうちに霜が降りてしまって散々な結果でしたが、納得です。

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