しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2012年6月17日日曜日

過ぎたるは及ばざるがごとし

今日は晴れて仕事がお休みの日でもあり、朝食後、白昼堂々の蕎麦打ちを決行。
一昨日、石臼で製粉して30目で篩った信濃1号450gに「碾き割りを16目で篩ったままのもの50g」を追加し、十割は下手くそで自信が無いので更に中力粉100gで外二八とした。というか、最初から粗碾きの二八をイメージして製粉したので、ある意味確信犯です。下手な十割よりうまい二八が打てないものかと……。
「碾き割りを16目で篩ったままのもの」には結構大きめの皮も混じっていて、ざらざらごつごつした感じで、ちょっと見た目はよろしくありません。加水は47%でしたが、信濃1号ってこんなに粘ったっけ? と思うくらい粘りがありました。

正直に自白しておきますがソバの種を播いて収穫し、製粉して打って食べるまでの間で、何がといって蕎麦を打つのがいちばん下手くそです。
出来上がりはこんな感じで、やはり見た感じはよろしくありません。

薬味は相変わらず「ねずみ大根」一辺倒で、まだ冷蔵庫の奥で生存しているのが感激です。ありがとう「ねずみ大根」君。

ズームしてみると、やはり不本意ですが皮のかけらが目につきます。
でも食べてみると、食感はややざらついていますが、風味は、え、これが信濃1号? これが二八? と疑いたくなるくらい濃厚でした。噛むと蕎麦の香りが強すぎ、ピュアではなく少しくどいくらいなので、「碾き割りを16目で篩ったままのもの50g」は余計だったのでしょう。
過ぎたるは及ばざるがごとし。

それにしてもです。製粉の仕方で信濃1号もこれだけ風味豊かな蕎麦になるのなら、在来種だの品種がどうだの産地がどうだのという前に、製粉の仕方をもっとお勉強しないといけません。だいたい見当はついてきましたが……。