しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2012年6月16日土曜日

異形粒が異様に多い

一昨日届いた在来種を拡大鏡でのぞいていて、ふと妙な形のものがあるのに気づいた。普通、ソバの実は三つの稜を持っているが、何と四つの稜を持っている。それがひとつやふたつなら驚かないが、結構多いので拡大鏡片手に四稜の異形粒を選別してみた。

左上は稜がふたつしかないもの。右上は三つの稜だが尖った角のようなものがあり、実が痩せているもの。下の量の多いのが四つの稜を持つソバ。1g単位で計測できるデジタル秤に載せてみたら、何と10gあった。200g注文して、割れが目立つので増量しましたということで260gあった内の10g、つまり1/26の割合で四稜の実が出現していることになる。信濃1号などの改良種では考えられない常識外れのパーセンテージなので、かえって在来種であることを証明してくれているような気がする。
その四つの稜の実の皮をむいてみたら、↓ うふふ、むきみまで四稜でした。
案外、そば粉の歩留まりはいいかもしれませんが、皮が非常にむきにくい。
しかし気がついて今のうちに四稜の異形粒を排除できてよかった。

ちなみに、普通の三稜の実の皮をむいて噛んで味わったところ、結構、苦味やえぐみを感じたので、やはり在来種であることは間違いないようです。改良種である信濃1号や常陸秋そばなどでは苦味、えぐみはここまで感じられません。
秋にどんなそば粉になるか、楽しみです。