しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2012年5月16日水曜日

石の材質

何とも迅速ではない対応によって、本日、ようやく到着。



やはり直径27cmと小ぶりだが高さは結構あり、下臼の高さ(外周で13cm)上臼は14cm。重さは下臼が16,3kg、上臼が18,3kg=合計34,6kg。


6分画8溝で、下臼は平らではなく中央が高くなっており、典型的な信州型石臼。
最初に写真で見た時には、気泡が多く黒っぽかったのと長野県の西の方からの出品だったので溶岩かと思ったが、一度洗ってみたら案外白っぽくて、気泡の多い安山岩かもしれない。まだ勉強不足で石の材質の見分けがつかない。si(珪素)が多いほど白っぽくなるらしいので、やはりただの安山岩か。でも気泡は多いのでよしとしておこう。
あまり使われなかったものなのか目もきれいだし、何よりざらついた粗面が気に入っての購入だった。
今月は忙しいので、来月以降、先ずは高圧洗浄機とワイヤー・ブラシかカップ・ブラシで目の溝や気泡に入っている土や埃を徹底的にきれいにする。
目立てはし過ぎないように。目が深ければいいというものでもない。
直径が小さいので手碾き専用とする。そのためには下臼の芯棒、上臼の軸受け、L型打ち込み式の挽き木を製作しなければならない。
それからようやく試し碾きになるが、今年の新ソバに間に合えばいいのでゆっくり進めよう。