しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2012年5月15日火曜日

異常株に遭遇したい

アメリカ北西部のとある州には、常温で赤い茎のRhubarbがある。
「常温で赤い」
「Be,or,not to be」と叫んだハムレットではないが、「常温で赤い」か、「低温だと赤いが温度が上がると緑になってしまうか」、それが問題。
気温が低下すればアントシアニンが生成されて赤くなるのは、モミジの紅葉とおんなじでごく普通の現象であるが、真夏の高温期にもクロロフィル(葉緑素)ではなくアントシアニンを生成する株は、多分、生物学的・植物学的にも異常なのである。その異常な株を発見した彼らは、ハイブリッド(雑種)であるRhubarbの種子増殖は先祖がえりすることを知っていて、だからこそたったひとつの異常な株のからの「株分け」の道を選んだ。
採種による種子からの増殖は、十人十色どころか、百人百色、千人千色、万人万色で収拾がつかないので、「株分け」という選択肢は正しい。
私も、真夏にもクロロフィルの緑ではなく、アントシアニンの赤、いや、真紅の茎を持つ異常株に遭遇したい。