しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2011年2月7日月曜日

今年は少しタイヘン、でも

 ダッタンソバ粉5gを熱湯に溶いて飲むのを始めて、まだたった4日目だがなぜか4日とも125-85前後で安定している。これは絶好調な数字。
 ついこの間まで135-105とか、下が高く最高と最低の幅も狭かったのだけど、さて?

 ルチンやケルセチンで検索していて、「ルチンは水溶性なので飲んで一時間後には血液がサラサラになる」とかいう、ダッタンソバ茶だかの商業ウェブの記事も目にしたが、まさか、そんなに即効性があったら処方される薬以上の効能ではありませんか(眉に唾)。
 種も届いたことだし、この夏はダッタンソバも少し栽培してみることになるだろうが、心配だったのは普通のソバと交配してしまうのではないかということ。
 確か、どこかで普通のソバとダッタンソバを同じ畑で栽培すると、普通のソバが苦くなると言う記事を読んだ記憶がある。
 しかし、ダッタンソバは自家受粉、普通ソバは他家受粉であることを思い出した。また、蕎麦大学の主宰者のダッタンソバに関する著作のなかに「ダッタンソバと普通ソバは受粉の仕方が異なるので同じ畑で栽培しても交配しない」という記述を見て安堵した。
 ダッタンソバと、純粋な在来種を選抜するための種はもともとの菜園に播種し、食用の在来種はソバ栽培用に借りた花園2,3,4号地へ播種、改良種のなかではいちばん風味が強いらしい茨城方面の大粒種はTさんの共同栽培畑へ播種。と一応の青写真は頭の中に出来ている。
下の写真左側の3粒は在来種本来の姿、右側は交雑した改良種と思われる3粒。
 こうしてマクロ撮影してみれば、まったく別のソバであることが誰の目にも明らかなので、左側の小粒ながら稜が尖っていなくて実がふくらんでいる粒だけを選別して播種、在来種本来の純粋種へ少しでも戻そうという魂胆なのです。
 110207nzairaisennbetsu.jpg
 目論み通りには進行しないでしょうね。でも、乗りかけた船です、やってみます。
 どうしてそんなことに夢中になるのかって?
 どうも20世紀半ば以降は改良品種が在来種を駆逐した転換点だったようですが、改良種は収量を重んじた改良であって、小粒で収量の上がらない在来種の方が風味が強い=おいしいらしいのです。
 Tさんが今年休んでいる間に、美味しいソバを栽培しておきたい。それにしても病気療養に専念するTさんを欠いた共同栽培畑の、その広いこと。1000坪ななくても900坪以上。ひとりではとても手に負えない。
 新たに共同栽培する人を探すか。蕎麦大学の受講生に参加を呼びかけるか? それともひとりで栽培できる面積だけ播種して、その他の場所は雑草を生やさないために定期的にTさんのトラクターで耕運するか。
 まさか、Tさんが父親と同じ病気になるとは夢にも思わなかった。
 つべこべ言いながらもTさんは兄弟や親戚よりも頼りにしていた兄貴分だったし、同じ頃に同じように蕎麦打ちとソバ栽培にはまって、どんなに話しても話が尽きない唯一無二の存在だった。
 Tさん、今年は少しタイヘン、でも、がんばろうね。 

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