しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2011年2月2日水曜日

風邪もひかずに

 妻がまた風邪を引いた。人の多い場所で仕事をしている関係でインフルエンザ予防ワクチンは打っているが、同僚で風邪をひいたひとがいると、じきに気を受けて風邪をひく。まるで気持ちで風邪をひいてしまっているように見える。
 私はいつ風邪をひいたか記憶に無いくらいだけど、ここ数日はちょっと危なかった。何となく鼻がむずむず。考えてみれば風邪をひいたひとが作ったご飯を食べているのだから、風邪がうつって当然で、これで風邪を引かなければ「ばか」である。でも、何とか、結果として風邪をひかずに済んだらしいので......そうか。
 注文しておいたN在来の玄ソバが届いたので、虫眼鏡でのぞいて観察したが、磨きをかけられてしまっているので、ちょっと不都合。
n_zairai50%.jpg
 殻の色は黒くなく茶色が多く、稜が鋭くなく、粒は小粒なので確かに在来種かと思うが、中には黒くて稜が思い切り尖っていてやや大きめなのが混じっている、これはどうも近年の栽培種が交雑している感じがする。
 1kgだけ製粉してみることにした。量が少ないので、手碾きの石臼に挑戦することにした。
 いつだったか、再生した石臼の登場である。その時、このブログに書いたはずだが、わが家に昔からあるが、芯棒も取っ手も無くなって庭の踏み石になっていたのを発掘し、洗って芯棒と取っ手をつけ、上臼の縁が欠けているのを無神経にもセメントで修理したものだった。
 あ、2006年10月22日の記事でした。
 石臼で碾き始めてちょうど2時間で麺を切り終え、ゆでて食してみました。期待に反して、味はそこそこあるが香りほとんど無い。
 そうか、コンバイン収穫の刈り遅れ、乾燥し過ぎの玄ソバであるな。コンバインでの収穫の欠点は、葉や茎がかなり枯れないと収穫作業に入らないことだ。どんなに世評の高い品種でも、刈り入れその他の作業が適正でないと風味も何もなくなってしまう。ことに刈り遅れは香りを失う。味があっても香りの無い蕎麦はまずい。ちょうど、おいしいリンゴが甘味と酸味が互いに競り合い、拮抗して、味の濃いおいしいリンゴになるように、蕎麦も味と香りが互いにせめぎあうようでないとおいしくない。
 やはり、手前味噌ならぬ手前蕎麦がいちばんか。真夏から秋にかけて汗と埃でびっしょりになるのも、この風味のためだけ(バカですね)。
 ひとつ発見。石臼で製粉したソバ粉は機械製粉より粉がふわふわしていて手触りがいい。
 どうもしかし気に入らないのは、殻の付いたもの碾くと、殻の細かくなったのが混入すること。それが田舎蕎麦だと喜ぶ人もいるけれども。
 専用の機械は高額で個人が趣味で購入できる金額ではないし。
 さて、何とかならないかとずっと考えていたが、数日前に閃いた。
 昨年秋に自作した電動篩同様、ある電動工具を利用して殻が剥けそうな気がするのである。
 ちなみに専用の機械は、簡単に言えば高速回転する羽根でものすごい勢いで飛ばし、ゴムの板に衝突させて、その衝撃で殻がはずれるという仕組みであるらしい。
 うーん、あの電動工具のほとんどが使えそうな気がしてきました。今年の秋の収穫までに研究しておこう。羽根の回転数が固定されたものと可変タイプがあるが、やはり可変の方が衝突のスピードを変えられていいだろう。定価1万なにがしだが、実売価格は8000円代。これで殻が取れたら画期的である。
 さて、いよいよ編集作業。仕事や道楽、いろいろしながらの作業なので時間がかかります。
「君は書くことに専心できないのか?」
 へへ~ッ、<m(__)m>

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