しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。
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2008年6月14日土曜日

今年度第一回オヤマボクチ精製


 今年度第1回オヤマボクチ精製終了。昨年秋に初めて精製したものよりずっと不純物が少なくなり、白っぽい仕上がりになり、ほぼ満足。精製の手順と、これは大事というキーポイントも把握出来た。これでまた葉の収集にいそしめます。

2008年6月13日金曜日

貧乏性

 今夜は今年度第1回めのオヤマボクチ精製作業。いよいよ大鍋を出してひたすら煮て、ひたすら不純物(葉の表の葉緑素がある部分と、葉脈)を洗い流すだけの根気作業。しかし、やはり、昨年秋より遥かに楽だ。茸毛以外はとにかく細かく粉砕しておけば家庭用ステンレス笊の網目からどんどん流れ出してゆく。表の葉緑素がある部分は抹茶のように細かくなっているのですべて洗い流されるが、葉脈が難敵だ。そういえば、隣県の試験場の研究結果に「乾燥した葉を圧延ロール(ロール径30㎝、間隙0.05㎜)に2回通し、葉脈を破壊する」とある。直径30cmの圧延ローラーなど家庭にあろう筈もないが、直径数センチだがイタリアの製麺機のローラーはある、あれで葉脈を粉砕するのを忘れた。七月に予定している2回目精製作業では忘れずに 間隙0.05㎜以下で葉脈を粉砕してみよう。
 少しだけ水分を絞ってみたら、昨年秋のものよりずっと白く、不純物が少なく、ほぼ満足できるものにはなった。
 それにしても、すべて自分でしてもみなければ気が済まないのは不幸のきわみであり貧乏性のきわみであもある。この性癖が邪魔をして、社長にも管理職にもなれなかった訳です。種まきからソバ打ちまでの工程のなかで製粉だけが他者の手に渡ってしまうことが納得できなくて、中古モーターを買い入れ、製粉機さえ設置しようとしている。
 稚拙な飛行装置で空を飛ぼうとした表具屋幸吉や、ネクタリオ、あるいは百科全書的にすべてを試行してみようとしたブヴールとペキュシエ、彼らには及ばないまでも、その末席を穢してはいるのかもしれない。
 ソバ、オヤマボクチ、ワサビ、ねずみ大根、刻み海苔。すべて揃って完璧なのだ。どれか一つ欠けても不都合。
 そういえば、ねずみ大根の採種は失敗らしい。二株だけのせいなのか、受精しないらしくて実が入らず不稔なので、とうとう今日、引き抜いてしまった。かくなる上はねずみ大根の種を入手するほかありません。

2008年6月11日水曜日

実にオヤマボクチな夜

 今日、外回りの仕事から帰宅途中、なじみの書店に立ち寄り、文〇界を立ち読み。冒頭の、同人誌のネットワークについての部分を読み、それから国土地理院発行の1/25000の地図を2枚購入。今回は関東平野と信州の境界を形作っている小さな山々が収録されているエリア。
 この頃、国土地理院発行の1/25000の地図を眺めていると、さながらGoogle Earthで上空から地形を俯瞰しているように見えて来るようになった。小さな沢の上流にwasabiが群生していたり、日当たりの良い南向きの斜面にoyamabokuchiが銀色の葉裏を光らせていたりする光景が見えたり。(ほとんど幻視に近いイマジネーション!!)


 6月5日に山で採取して来たOyamabokuchiの葉が乾燥し、触れればパリパリと音を立てるようになって来たので(写真右側の2枚。左の1枚はまだ生乾き。この葉の表の緑の部分を取り除き、裏の白い毛のような茸毛【じょうもう】だけを取り出す。)、精製作業の準備にかかる。

 昨秋のように手で揉んでというには葉の量が多いので、機械を利用することとし、Y電機へ行ってフードプロセッサーなる機器を購入。実はわが家は未だにハンドルを手で回す手動タイプの、その名も「みじん切り器」なるものしか所有しておらず、自分の趣味道楽のためだが家庭でも役に立つので電動式を購入することに。
 それで、今夜、早速、中心の葉脈を取り除いた葉をフードプロセッサーに押し込み、蓋をしてスイッチ・オン。お、おお、次第に粉砕されて緑色のふわふわした固まりになってゆく。それをホームセンターで購入した「園芸用篩」に付属していた3枚の網のなかでいちばん目が細かいものをセットし篩う。おお、葉の表の葉緑素が抹茶のように細かくなって篩の下へ落ちてゆき、葉裏の白い茸毛は残っている。それを何度もフードプロセッサーにかけ、篩にかけを繰り返しているうちに、徐々に緑色が薄くなってゆくではありませんか。やはり、昨秋、急遽、収集して来た茶色に枯れた葉よりも、6月の若い葉の方が、表の緑の部分と裏の白い茸毛の分離が簡単である。
 あ、そうか、しまった。どうせフードプロセッサーを買うのなら、プロの調理師たちが使う業務用のものをリサイクル・ショップで探せば良かった。もっと容量が大きいしパワーも強いはず。厨房用品はリサイクルショップのメイン商品だから探せば必ず見つかるに決まっている。あ~あ。


 今夜はこの程度で作業終了。
 それにしても、この状態から緑色の部分をすべて取り除き、真っ白な茸毛だけに精製するのは至難のわざであります。最後は鍋で8時間も煮て、さらに水を用いて不純物を洗い流すのだけれど......

2008年6月5日木曜日

山は霧

 早朝、oyamabokuchi自生地へ行って生育状況の偵察。平地は曇りだったが、山は霧のため視界不良。
 まだ早いかなと思っていたが、結構、葉が大きくなっていたので一株あたり2枚を採取。しかも一ヶ所は予想していたより広い範囲に群生していることが判明。こんなに取れたら畑で栽培しなくてもよさそうなものを。
 すべて陰干しにして精製に備える。

2008年6月2日月曜日

ああ忙しい

 ネット・オークションで、家庭用100V電源で使える単相モーターの0,75KWのものを探したが、なかなか見つからない。工場などで使う三相200Vのものは掃いて捨てるほどあるが。三月、半年、日を置いてじっと検索し続けるか? それともとっとと諦める? 製粉業を営むわけじゃなし、あまりに本格的過ぎるような気もするので、もうちょっと家庭用にふさわしい機械に落ち着くかもしれない。
 あとは真空パック機と、脱酸素材の検索。どちらもあまり高くなく、簡単に入手できるはず。

 T屋さんが、自分がオヤマボクチを植える畑に幅155cmの黒マルチを二列張り、その隣にもう一列、私のために張ったから植えろという。好意を無にしてはいけないので、夕方、余ったまま水遣りをしていた苗を車に載せて現地へ出動。T屋さんが奥さんとふたりで植えている隣で、二条植えにしたら2×33本=66本植えられた。
 自分が借りた専用畑の方に150本植えたので合計すると200本を超えている。T屋さんはおよそ120本ほど。
 何だかなあ、ふたりともちょっと頭がヘンかもしれない。私などは自前の製粉機を設置しようとしているのだから、まったく常軌を逸している。