しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2018年2月15日木曜日

「ストーリー」とは別物

もう一作、旧作をepub形式の電子書籍にして、パソコンとスマホで読めるようにした。
↓はスマホ画面のスクリーンショット1頁目、2頁目。



それを少し読みながら小説について考えた。
小説といえば「ストーリー」が重大な背骨のようなもので、「ストーリー性」のある小説は読みやすく解りやすいので歓迎されるし、一般的には小説とはそういう物だと思われている。
私自身もかつてはそう考えていたが、ある時期から小説の魅力は「ストーリー性」にあるのではなく「描写」にあると考えるようになった。
とたんに小説がすらすら書けなくなり、読む人にも解りにくいものになった。読む人に解りにくい、伝わりにくいことが解ると創作意欲が落ちる、というか発表しても仕方ないという気持ちに傾いてくる。

「描写」といっても小説という言葉による「描写」は、たとえば映画やテレビなど映像による描写は異なるが、共通するのは、言葉であれ映像であれ、人間の言動を描写すること。それは単なる「ストーリー」とは別物である。

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