しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2015年10月5日月曜日

むむむ

さるソバ研究者の1954年の研究発表の序文のなかの一文……
また蕎麦は播種にあたっては、普通に厚播きが奨励されているのであるが、これは枝の分岐を制限して、開花、結実の斉一を期する手段でもあろうが、斯うした耕種方法は多年の経験から案出されたものであって、未だ十分なる基礎的解釈が下されていない実情である。
そして研究結果の要約では……
もっとも大切な花房は主茎に着生したもので、主茎ⅥからⅩⅠⅤまである。第一次側枝、第二次側枝は開花期が遅れるので好ましい花房は着けない。従って、栽培に当たっては枝をつけるような播き方は不得策である。 
ぎゃ、私は枝をたくさん着けるような栽培を心がけてきたのですが、いけなかった?
ところが、続いての肥培管理の研究では、無肥料区、標準区、標準の2倍区での開花結実を調べた結果、
開花数は無肥料区379,2、標準区483,2、標準の2倍区516,8。
結実数は無肥料区を100とすれば標準区182、標準の2倍区248。
と書かれている。
しかもデータを見れば、主茎の開花数、結実数は各区あまり変化は無く、第一次側枝、第二次側枝の開花、結実が増加してトータルの数字を押し上げている。
ということは、ある程度栄養状態が良ければ、第一次、第二次側枝の開花結実に期待してもいいということになる。
むむむ。

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