しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2014年12月7日日曜日

できるだけ科学的に

さる試験データを入手。

レタスを栽培した後でソバを栽培。
しかも無堆肥で無機質肥料、N抜き、P抜き、K抜き、無肥料。
堆肥を入れて無機質肥料、N抜き、P抜き、K抜き、無肥料といったパターンで栽培し、しかもソバ播種前と収穫後のPH,EC,N,P,Kの残存量など詳細なデータが一覧表になっている。実は以前自分が収集した資料のファイルの中から発見。
播種前と収穫後の土壌の養分が取られていて、栽培後にどれだけ減った(吸収されたか)が判る、すごいデータ。宝物の発掘です。
といっても土壌の性質によって変るので、どこでも通用するわけではありませんが、ソバが刈り取りまでにどれだけの養分を吸収するのか、案外詳細な研究データが研究機関の外には出て来ないので、貴重なことは確か。

ちなみにN原の畑の土壌の電気伝導度は、3年前までスイカが作られていた東半分が0,14ms/cm、ソバを十年近く栽培し続けている西半分が0,11ms/cm。
これは結構いい感じの数値だが、だからといって無肥料では倒伏しないが強い風味は望めないだろうと。
また、畑というよりただの宅地造成地である、自宅近くの花園2号地はたったの0,03ms/cmで、これでは肥料分が無さ過ぎ。我が家の水道水でさえ0,06ms/cmなのだから、いかに痩せていることか!!

ソバは吸肥力が強い。だから少しの養分しかない痩せた土壌でも育つが、それだけ強い吸肥力で養分を吸い尽くしてしまう。本当の痩せ地になってしまう。
倒伏を恐れてはおいしいソバは栽培できない。
この資料にはこうも書かれている。
減収だけでなく、風味の低下にもつながる。

来年度からはできるだけ科学的なソバの栽培を目指す心積もり。

0 件のコメント:

コメントを投稿