しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2012年9月21日金曜日

蕎麦屋さんでのんびり

来週、膝の関節の手術のために入院するTさんを激励する意味もあって、Hさんと三人で川上村の蕎麦屋さんへ行きました。
元々は農家の奥さんだった方が蕎麦打ちにめざめ、60歳で開店されたお店で、メニューは「もり蕎麦(並)」、「もり蕎麦(大)」、「酒」、「ビール」だけ。しかも車で来た方にはアルコールは出しませんということで、実にすっきりメニュー。
蕎麦を待つ間、そばようかん、カボチャの煮物、柔らかいレタスにドレッシングが置かれ、それらを楽しんでいる間に蕎麦が茹でられます。ちなみに、ソバ、かぼちゃ、レタスなどはご主人が栽培したものが使われています。
蕎麦は田舎の蕎麦には珍しく十割蕎麦でしたが、そのために微粉が多く、甘皮まで丁寧に挽きこんだものか、時間が経過するとややおなかが張りガスが発生しました。製粉の歩留まりをもう少し下げた方がいいのではないかと思いましたが、プロに説教はいけませんので黙って帰りました、^_^;
それから十割でつなげるためにかなりこねている様子で、のどごしやコシは十分ですが風味が十割にしては薄く、個人的にはこねすぎない蕎麦が好きです。
他のお客さんたちが帰ってしまって、三十分ほど奥さん、ご主人と蕎麦の話をしました。ことにご主人と蕎麦栽培の話ができてすごい話を聞くことができました(秘密、秘密)。

帰路、Hさんが知っている喫茶店によりましたが、店を出る時にふと足元を見て切なくなりました。石臼を踏んだら罰があたるような気がして、よけて通りました。

2 件のコメント:

  1. 喫茶店の石臼をこのまま見過ごすことはできない。そんな気持ちで書いています。私も相当に違和感があります。蕎麦や小麦や大豆などいろんなものを粉にして、長いあいだ一家を養ってきた石臼です。とても踏む気になれません。加えて、周囲のタイルとまったく調和していないし、掃除もしにくいでしょうに。

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  2. コメントありがとうございます。
    石臼をよけて通りますよね。
    せめて、店内の隅に展示しているのだったら、石臼の実物を見たことがないひとにはとてもいいんですけどね。われわれのように実際に石臼を使うものには「踏み絵」と同じです。

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