しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2012年6月6日水曜日

細くたおやかな蕎麦

明日の予定が一日早くなって、今日、高校時代の同級生3人で蕎麦屋さんへ。
上田市の千曲川下流左岸の山の斜面のある集落の農家を買い取って、店主みずからが改修したという古民家風の蕎麦店「日賀志」。あえて畳を置かず板の間にした座敷にあがって蕎麦を注文した。先日下見に来て十割を食べたK子さんは二八せいろ、M君と私は二八と十割が一枚ずつ。地酒を常温で一本、たけのこの天ぷらを注文。座敷の向こうには竹林があり、たけのこが少し顔を出していた。
蕎麦は先ず二八から。ひと目見て細!! すべての蕎麦が1mm以内で、見事といえば見事だが、さてお味は? かなりコシがあり、喉ごしも良し。風味、香りと味は……、在来種に慣れた舌や口腔にはやや薄く感じたが、在来種でない蕎麦はまあこれくらいが普通。ちゃんと風味を感じました。次に十割。十割ということでつい意識的に噛んでしまうが、噛めば二八より風味を感じる。多めのせいろ2枚、完食致しました。値段は1300円と納得の価格。二八1枚は650円。田舎ではこれくらいでないとお客を呼べないでしょうか。
帰り際にレジの向こうにご夫婦で見送っていただきましたが、思わず「あれだけ細くきれいに切れてつながっていて、感心しました」と言ったら、奥さんが「性格ですから……」と。なるほど。ずさんな性格の私にはとても無理です。

さて、レポートを書く予行演習のつもりでせっかくデジカメを持参して行ったのに、ものの見事に、店主の性格の出た細くたおやかな蕎麦の表情を撮り忘れてしまいました(バカ)。