しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2012年4月10日火曜日

今夜は石臼の夢を見そう

午前中、仕事の取引先のNさん宅で、仕事の話が終わった後に「去年もソバ作りした?」と訊かれたので、「はい、作り過ぎというくらい作りました」と応えると、「うちはまた弟にM町の精米所でそば粉にしてもらってきて、早速蕎麦を打って食べたら全然蕎麦の風味がしなくて、それきり蕎麦を打っていません」という。
私もその精米所で製粉されたというそば粉を、数年前に別の取引先から1kgいただいて蕎麦を打ってみたことがあるが、粉が白くて細かくて、これそば粉? さらしな粉? といった感じのそば粉で、つながりは良くて誰でも十割で打てるが、何とも風味が薄かったので残りは打ち粉代わりに使ってしまった記憶がある。
どうもこんな田舎の製粉会社や個人の精米・製粉所でも、「あそこのそば粉はつながらない」とか言われるのが怖いのか、むやみに微粉にしてしまう。多分100メッシュくらいではないかと思われるが、あれではとても風味など残らない。香り成分は揮発・雲散霧消してしまうに決まっている。
結局、この秋にはNさんのお宅の玄ソバもそば粉にしてあげる約束をしてしまいました。

そして午後、母親をある場所に連れて行って、一時間後に迎えにいったが姿が見えないので携帯に電話してみると、待ち合わせ場所のすぐそばの家の庭にいるというので行ってみた。Kさんの家で、製材会社を退職してから農業をし、そのかたわらいつの間にかセミプロな植木職人にみなってしまったひとで、その腕で自宅の庭を結構な庭園にしてしまっている。母親と友人はその庭自慢のおじさんに庭に引き込まれ、庭の真ん中の石のテーブル、石の椅子のセットでコーヒーなどいただいていた。庭木のほかに石の鶴だの亀だの七福神だの、石造りの太鼓橋だの十三層の塔だのが所狭しと並んでいて、私もいっしょにコーヒーをいただいたのだったが、むむ、あちらこちらに石臼が。岩松の台になっているもの、二頭の石の狛犬の台座になっているもの、わあ、ちょっと私がいただいて帰りたいような下臼と上臼(多分直径35cm)まであるではありませんか。
日本全国、こういうひとが石臼を拉致して目的外使用しているのですね!!(泣)
(あんないい石臼が岩松の盆栽の台ではもったいないので、そっと夜中に忍び込んで我が家にあるおんぼろ石臼とすり替えてきてしまいたい誘惑に駆られますが、今にも噛み付きそうな、怖そうな番犬がおりますですwww,wanwan!!)