しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2011年12月19日月曜日

石臼二題

先日、仕事であるお宅を訪ねた際に、先代の方が石材店を営んでおられたので、石臼の話題を出した。餅つき用の石臼はあったが、欲しいという人がいたので上げてしまったとのことで、碾き臼は無いという話だった。
そして私が、なかなか上下揃った石臼が無いと言うと、使わなくなった石臼を上下いっしょに置いておくのは縁起が良くないという言い伝えがあり、いっしょには置かない。そのためにやがてどちらかが行方不明になり、上下バラバラの石臼ばかりになるのだという。
ふうむ、初めて耳にする言い伝えですが、さて?

わが家の菩提寺がある場所はかつては安山岩の産地であって、その名残で今でも石材店が多いのだが、たまたま車でそれら石材店の前を通りかかると、墓石やら灯籠などの製品が陳列されている端や奥の方に、丸い円柱がいくつか置かれていることがある。材質は御影石やきめの細かい安山岩などと思うが、正確には判らない。
以前は気にも留めなかったが、石臼に興味を持ってから、その形が気にかかって仕方ない。
たとえばこの写真の2匹の蛙の台になっている石とか。



それから、この工場の軒下とか。ここは数が結構あります。


直径は目測だが30cmくらいから40cmくらいあり、高さも50cmとか60cmくらいある。それを眺めていると、正円の柱であるからそれを13cmとか15cmとかにスライスしてもらい、さらに下臼用に中心に2cmくらいの丸い穴をあけてもらえば、そのまま石臼を自作出来そうな気がしてくるのです。
ただし、どうもその円柱がどうも墓石の納骨する部分を円柱形にくりぬいたものであるような気がして、石材店のひとに少々声がかけにくいのですが、おそらく不用品であろうと思うので、一度、意を決して訊ねてみたいと思っています。

4 件のコメント:

  1. 私も同じような気持ちで石屋さんの前を通ります(汗)
    嫁に 墓石ゆえに家には置くなと厳命されています(大汗)
    また、要らなさそうな石でも 聞くと数万円で
    カットも 数千円から1万円と言われます。
    お友達になるか 蕎麦好きのご主人じゃないと中々、話は進みません。(笑)

    ・・・相手も商売ですから

    前の記事の 溶岩石ですが 乗鞍や 富士山 三原山など 調べると 採石禁止の場合が多いです。
    また 有っても硬さ的に石臼として適さないとか・・・注意です。

    以前 海外産のものを買ったらボロボロと
    粉が出て 臼にならなかったことがあります

    もし見つけられたら 私の分もよろしくお願い致します。

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  2. 写真を追加しました。
    こういう円柱、そちらの石材店でも見受けられますか。形から石臼をイメージしてしまいますが、やはり墓石を加工した物なんですね(泣)。
    溶岩も原石は採取すると逮捕されるでしょうね。
    わが市の広報に「譲ります・譲って下さい」というコーナーがあるのですが、そこに「不要の石臼(出来れば溶岩製)、譲って下さい」という申込みをしてみようかと考えています。

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  3. 以前 墓石の下見に 石屋さんに行ったときに 回収した古い墓石は 再利用すると言われていて 灯篭や 椅子などにすると話して居られました。

    主に 台の角石を 大きな ホールドリルのようなもので 抜くそうです

    この写真がどうかはわかりませんが・・
    聞いて見られたらどうでしょうか

    私的には 無機物なので 安ければ 気にしなかったと思います。
    聞かなければ良かったのです。

    再生石が 高すぎたので 墓石も高いだろうと違う石屋に行くこととなりました。(笑)

    墓石を買っていたら サービスしてくれたかも

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  4. 訊ねてみた方が早いですね。
    実はわが家の隣も石材店ですが、これまで世代が違うこともあってそれほど親しく会話したことも無かったのですが、毎月1回赤提灯に集まる仲間でもあり、しかも最近になって蕎麦が好きと判明したので、秋以降、二度ほど蕎麦を打って届けてあるのです。
    蕎麦がきも好きというので、近々、粗碾きの混じったそば粉を1袋、蕎麦がき用に上げようと考えています。^_^;

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