しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2011年7月21日木曜日

大化けするかもしれない

 台風も遠ざかり、気温も低めで風も涼しいので、午後、予定変更して本業を放り出し、草だらけの花園1.2.3号地を耕した。共同栽培してきたN原のソバ畑は病気治療中のTさんが、やらなくてもいいと言ってもトラクターに乗ってでかけて行ってしまった。
 雨続きで耕しても耕しても雑草が生き返ったり発芽したりで、たった二週間で緑の絨毯となっていた。これでしばらく雨が降らなければいい。7月末か8月初めにもう一度耕して、数日後に播種してしまえば、刈り取り脱穀までは、花を愛でていればいいいちばん楽しい時期。


 耕し終えて、ふと花園1号地の隅に目をやると、おお、梅雨明け後の猛暑にも負けずUnisonous Tragedyが葉の付け根まで真っ赤ではありませんか。しかもやや細めながらも伸びていて、痩せだのチビだのと隅に追いやられていたにもかかわらず、健気に成長しております。30度を超える気温が続くのにこれだけ赤みを失わないというのは素晴らしい。チッソを含む肥料分を多く施用するとクロロフィルというか葉緑素が増えて緑色になってしまうような気がしてあまり
施肥しなかったのだけど、ふと、こういう大器晩成型にはひとつの試みとして多肥で迫ってみるのも
いいかなと思った。案外、大化けするかもしれない。
 しかもこのUnisonous Tragedy、ほかの品種に比べて特徴的なのが、一株も花茎を形成しないこと。つまり大量に採種できたSaint Driftのように種を採取することが出来ないのである。無論、元は海外から購入した種を播いたものであるのだけど、私が播種選抜して植えた株は見事に花を咲かせない。要するに増殖方法は株分けしか無い。ふうむ。
 「自家採種入門」、一読したが、どうも素人には試験場のように厳密には行えない。
 そういえば、今日、Tさんと話している時に思いつきで話したのだけど、異なる形質をもつ在来種のソバを2種類、半量ずつ混合して播種し、それを5年、10年と作り続けていったらどうなるのだろう? Tさんは「また妙なことを言い出した」みたいな感じで笑ったので、それ以上続けなかったが、ほんとうのところ、どうなるだろう? 乱暴なやり方だが、第三の種類が出来はしないか。それが優れているかどうかは別問題として。うーん、こんなことを考えるのはやはり普通じゃないか、(ーー;)。

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