しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2011年5月30日月曜日

捜索と面会

 今日は仕事は休みで、しかも終日雨だったので、25cmの小さい方の石臼で、常陸秋そばの玄そばを少し、手回しで碾いてみた。
 そして先日入手した100目(約80メッシュ)の篩で篩ってみた。これまでは80目で篩って来たが、どうも初心者や慣れない者にはやや打ちにくいかもしれない。千葉の弟に送るソバ粉は100目で篩った方がいいと思う。
 100目で篩った粉は、かなり白く細かいソバ粉だ。これくらいだったら打ちやすいだろう。指に付けてなめてみる。案の定、風味が薄い。
 そこで、100目の篩の上に残ったものを60目の篩で篩い、それを100目で篩った粉に混ぜて、なめてみた。かなり粗い部分が混入するが、今度はそば本来の風味を感じる。粗碾きがうまいといわれる由縁はこのあたりにあるのだが、正確には粗碾きだからうまいのではない。うまい部分は外側にあって、しかも細かい粉にはなりにくい。これをうまく碾き込んである程度メッシュの細かい粉にすれば、風味がありながら打ちやすいという蕎麦打ちの二律背反を解消できるのではないか。
 どうも、硬くてしかもざらざらしている石臼で少量ずつゆっくり碾いた方がよさそうである。この春に妻の実家から持って来た石臼が硬くてざらざらした感じで、ただものではない(この地の安山岩である安原石とは違う)感じなのだが、惜しむらくは上臼が見つからないこと。下臼だけでは話にならない。月が変わったら、妻の実家へ上臼の捜索に行こう! 家捜しである。
 そういえば、同級生のK子さんの家にも漬物石に身をやつした石臼が複数あると聞いたので、ちょいとその石臼君たちに面会にいってみよう。石臼もひとつひとつ体つきや表情が異なっていて、面白いのです。
 お茶碗や丼が喋ったり空を飛んだり、水中を移動する小説があるのだから、私が石臼君たちと会話したっておかしくはない、でしょう。

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