しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2011年3月29日火曜日

いただきものふたつ

 いよいよ仕事が繁忙期に入って来たが、微妙に大地震、大津波の影響が感じられる。まだ表面化はしていないが、関係する工場の生産が停止して来ない品物が判明。需要期の当用に間に合わないものも出て来るかもしれない。
 
 Tさんの家に打ち合わせに行って、ふと庭に目をやると赤松と一位の間に何と石臼がふたつも。
 ところが、このふたつが上臼、下臼ではなく、ふたつとも上臼。下臼は凹みがないので漬物石に身をやつしているのかもしれないが、療養中のTさんに下臼の行方を訊ねるのはやめておいた。
 目に入った上臼のひとつは33cm、もうひとつは30cmだが、30cmの方は形も悪く、溝もあるかなきかの状態で使い物になりそうもない。
 とりあえず33cmの方を、先に妻の実家から救出して来た33cmの下臼に合わせてみようと借りて来た。電動化は繁忙期を過ぎてからなので、今は倉庫に重ねてながめているだけ。先に漬物石の身の上から救出して来た30cm物は、芯棒の固定に古いセメントを使って固まらず失敗したので、22mmの鉄パイプに20mmのシャフトを入れ、22mmのパイプと芯棒の穴との間の若干の隙間は布かテープを巻いて処理し、穴の下から丸い木の棒を叩き込む。碾き割りをするために上臼を若干浮かせたい場合は、上臼の穴と芯棒の間に百円玉など、金属の丸い板を挟んでみるか、穴の下に叩き込んだ木を上げ下げすることで間隔を調整したい。
 それでとりあえずは一尺の手碾き臼の再生終了となるが、6月になるまでは、落ち着いて作業する時間がない。
 今日はまた、Nさんの家で寒中の水に十日ほど晒した玄ソバを乾燥、製粉したという「寒晒しソバ」の粉を1kg強、頂戴した。皮が混じらず、色白なのでむきみを碾いたものかと思うが、皮むき機があるのだろうか? かなりの微粉なので十割でも簡単に打てそうなソバ粉だが、見るからに風味が無さそう。粉がふわっとしているのは電動の石臼で碾いたものかもしれないが、おいしいところを捨ててしまったのか。お湯で溶いて蕎麦湯にしてみた。味は弱いがまったくしないでもない。残念なことに、香りはほとんどしない。好みが違う感じがする。

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