しろうとが、ああだこうだと、いろいろ愚行錯誤(!?)しております。

2014年8月11日月曜日

施肥についてのメモ

Nさんからメール。
1200mの畑の生育の悪い場所について、窒素の入った肥料の追肥はどうかという質問。
もう少し様子を見ていて、生育の差が広まるようだったら、ソバの草丈20~30cmくらいの時期に追肥をして中耕培土をしようと返信しておいた。
ソバ栽培でいちばん難しいのは窒素の量であるが、土壌が酸性だと窒素の吸収が悪くなるので、この場合、追肥の効果も薄いというか、どれくらい効くが読めない。


2014年8月10日日曜日

やはり雨

朝から雨降りなので、村の日帰り温泉施設に移って在来種についての講義を1時間半ほど受講し、解散。
せっかくだから温泉に入って、腰椎のあたりにジェットバスの噴流をあてていたら、半日くらい腰痛から解放された気分。
その後、残った数名と私と村役場のNさんで、7月25日に標高1200mの畑に播いたソバの生育状況を見に行った。
写真手前は条播きしたもの、奥の方はばら撒き。

写真では判らないが、葉色が薄く生育の良くない場所とまずまずの場所と斑になっていて、それをNさんが私のそばに来てしきりに言う。
確かに今後の生育がちょっと心配である。
この畑を下見に来た時に土壌検定用の土を採取して検査したのだったが、畑の中央一ヶ所しか採らなかったのが悔やまれる。
やはり検体を複数個所採取すべきだった。
畑が微妙に傾斜しているので、作土が流されて浅くなっているところと、低い場所で作土が集まってきた場所とで土壌酸度が異なるのかもしれない。

葉色などから判断すると、生育の悪い場所は土壌酸度が低く、酸性気味で、そのために根の伸びが悪かったり養分吸収もままならないのだろうと推測される。


2014年8月9日土曜日

ソバ栽培講座

午後4時近くに宿舎に集合。
受講生は全員が県外からで、台風を怖れてキャンセルしたひとは居なかった。ソバ吉恐るべし。
さいわいなことに曇っているが雨は降らなかったので、台風が接近する明日はどうなるかわからないので、急遽、種まきを今日の内にしてしまうことにして、全員で畑へ直行。
種まきの方法を私と村職員のNさんが説明し、すぐに種まき開始。




 半分は私が持参した播種機も使ったが、10aの畑を50分で種まきしてしまいました。やはり大勢で作業する方が楽でした。

夜は懇親会、二次会とずっとソバや蕎麦の話ばかり。みんな、負けず劣らずのキの字だなあ。


2014年8月8日金曜日

安堵

昨夜、少し雨が降ったので播種機が使えるかどうか心配だったが、N原の畑へ行ってみると、乾燥しきって灰のような土だとかえって播種機の前輪が沈み込んで走らなくなくのだが、ほどほどに固くなったので走らせやすくなった。
昨日到着した6,5cmの溝切り器に付け替え、播種を始めた。
ようやく種まきが順調になり、1時間半ほどで播種を終了。
これで自分の畑の今年の種まきは完了ですが、まだ南相木村での「ソバ栽培講座」が残っています。

2014年8月7日木曜日

邪魔な草

昨日の続きを播種する予定ででかけましたが、播種機の溝切り器に雑草の残骸が絡み付いて前進できなくなることが多く、播種を断念し、帰宅してトラクターに乗り換え、残りの3/4を再度耕し直し。ロータリーをやや深めにし、トラクターのスピードを遅めにしてようやく雑草が土の中に入って邪魔にならなくなりました。
やれやれ。
9,10日は南相木村で開かれる一泊のソバ栽培講座に行って種まきの指導をしなければならないので、明日、8日には何としてでも播種を終えてしまわないと。


これは8月2日に近くの宅地に播いた、試食用の小粒な在来種。



播種機のロールの穴を小さくしたせいか、ちょっとさびしい気がしたが、それでもっ少しにぎやかになって来ました。
ただし、付属の溝切り器の幅が3,5cmと狭いので、もう少し種が散る幅を広くしたと考えていたら、メーカーにオプションで6cmとが10cmの溝切り器があるのが判明。
構造上、10cmでも実際にはそれだけ種が散るかどうか疑問なので、一昨夜、6cmのものをオーダー。

2014年8月6日水曜日

試食用在来種

ダッタンソバ以外まだ播いてない広いソバ畑。
午前中に播種機を持って行ったが、あまりの暑さに1/4ほどの面積を播いただけで退散。
日中を避けて、朝夕に少しずつ播いてゆくしか方法は無さそう。



こちらは8月2日に近くの宅地4つ分に播いた試食用の在来種、3種類。4日目でもうこれだけ芽が出ました。
交雑するではないかと怒られそうですが、採種用ではなく味見用でこれを来年の種にすることは無いので大丈夫。
おいしいことが判って栽培する場合は保管中の種を増やして播種します。

2014年8月5日火曜日

地獄の季節

昨年、一昨年と猛暑が続いたので、今年は播種時期をぎりぎりまで遅らせる予定でしたが、どうも土の乾燥が激しいのと、日中の暑さがひどいのとでソバの種まきができそうもない。
先行播種したダッタンソバはすでに発芽していますが、普通ソバはさて、いつ?


畑が東西に長すぎるので、とりあえずトラクターの車輪で印をつけ、右(西側)と左(東側)に畑を二分割。
そうでもしないと、播種機を押すのに途中で倒れてしまいそうなので。
なぜか、ソバの種まき時期が地獄の季節になってしまったような気がします。
以前は、このあたりは真夏でも30度越えは滅多になくて、暑くても27~28度くらいだったような気がします。
土日には他の予定が入っているので、金曜日までに種まきを終了させなければなりませんが、日中は無理です。

2014年8月2日土曜日

熱中症すれすれ


播種器に取り付けた自作のマーカーをテストしながら200坪ほど播種。
改良点はありますが、マーカーとして使えるようです。
これで最初の畝だけ真っ直ぐ播けば、次からはマーカーがつけた筋に沿って播種器を走らせればいいことになり、助手が居なくてもひとりで播き続けられます。
それにしても暑い。
熱中症すれすれな感じで体温が上がり、呼吸も荒くなる。
帰宅後、水風呂で体温調整。

2014年8月1日金曜日

暑い日には工作


昼食後、あまりに暑いので外に出る気にもならず、日陰で播種機のマーカーを工作しました。
播種しながら、同時に次に播種する場所に筋をつけてゆく仕組みで、方向に応じて右にも左にもマーカーを切り替えできるように、簡単に可変できるようにするのにどうしたらいいのか、ひと晩寝ながら(!?)考えました。



さて、実用に耐えるでしょうか。
畝幅も、60cm、70cm、80cmと10c刻みに変えられます。
それにしても暑いし、乾燥して来たし、ソバの種まき出来るんでしょうか。
このあたりでは、「ソバは土用の土を三日被ればいい」といいますが、さて……ことしはぎりぎりまで我慢しますが、それが吉と出るか、凶と出るか。

2014年7月31日木曜日

めでたく出芽


播種して6日目。
25日に播種した標高1200mの畑のソバが出芽した写真が添付ファイルで届きました。
結構良く発芽しているというか、発芽率を気にしてちょっと厚播きすぎたかも。

2014年7月30日水曜日

名無しの在来種

いよいよソバの種まきシーズンとなりました。
今年は一ヶ所減らして3ヶ所の3種類。
とりあえず、菜園のルバーブを整理した場所へ江戸時代の形質を残す名無しの在来種ソバを播種。2010年産ということなので、発芽率が気になりますが、発芽率ゼロではないでしょうし、見切り発車で播きました。
面積は大雑把な計算で約40坪。良くて10kg、悪くても7kgくらいは収穫できると思うので、味見・兼・採種用です。
先ずは味見をして見ないで大量に播種する訳にもいきません。

2014年7月26日土曜日

ポケット型ECメーター



以前から持っていたECメーター(電気伝導率計)の計測結果がどうにも納得がいかないので、安いポケット型をオーダーしたら、何とか播種前に届きました。
早速、テストのために家の水道水と薬局から購入して来てある精製水を計測してみました。
水道水は0,07ミリジーメンス、精製水はみごとに0,00ミリジーメンス。
お、これならある程度の信用性というか、実用性はありそうです。
ということで、さっそく家からいちばん近い蕎麦栽培予定地の土を2ヶ所採取してきて、ただ今乾燥中。
これで、土と精製水を1:5で混ぜてよく振り混ぜ、その上澄み液にECメーターの電極を漬けて伝導率を計測します。数値が高いほど硝酸態窒素など肥料分が多いということになります。
これから毎年栽培前に測定して、「ソバが倒伏する、しない」の境界線がどれくらいの数値か、おおよそのデータが判ればいいんですが。

2014年7月25日金曜日

標高1200m

標高1200mの村まででかけて、ある、いわくのある古い時代の在来種のソバをおよそ10アールの畑にNさん、Kさんと3人で播種。それぞれ立場がまったく異なる3人で、8通りほどは条播きにし、残りはバラ播き。

土が湿っている部分が条播き8列分。


バラ播きした部分にトラクターで浅くロータリーをかけるNさん

写真中央から右がバラ播き。左が条播き。
残った種1,1kgは採種、試食用に私がいただくことになった。
それにしても4年前の玄ソバの発芽率、発芽試験をする時間がなかったのが残念。
今日は標高1200mでも日の当たる場所は暑くて汗びっしょり。木陰は涼しい。
これだけ標高の高い場所にソバを播いたことはないけれど、さて10月までが楽しみ。

2014年7月22日火曜日

ダッタンソバ、少し播種

facebookなどにソバについてあまり詳しく書かないでという苦情をいただいたので、備忘のためこちらに記録として残すことにしました。

今年はダッタンソバは栽培しない予定だったが、Nさんが意外な料理に使って好評だというので、また6通りほど普通ソバに先駆けて先行播種。
昨年、忘れていて普通ソバと同じ日に播いたが、やはり一週間か十日早い方が収量が多い。